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順天堂大学 ロボット前立腺手術
- 7. ロボット支援手術の歴史 da Vinci System® 1980年代 米国Stanford Research Instituteにて開発 1999年1月 米国Intuitive Surgical社よりda Vinci Systemを発表 2000年 米国一般腹腔鏡外科手術に対してFDAより承認 2009年11月 日本でda Vinci systemが薬事法承認 2012年4月~ 日本で前立腺摘除におけるロボット支援手術が保険適応
- 10. 0 15 30 45 60 75 90 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 1 0 1 1 1 0 1 1 12 20 38 81 28 日本におけるロボット支援手術 ダ・ヴィンチ 保有 180台以上 世界第2位 アジア第1位
- 12. 順天堂におけるロボット支援手術 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 2013年7月 10月 2014年1月 4月 7月 10月 2015年1月 4月 前立腺 腎臓 膀胱 手術実績 2013年7月~2015年4月 261例 前立腺がん 231例 腎がん 25例 膀胱がん 5例 43% 26% 31% 紹介元実績 順天堂医院 順天堂分院 他院
- 13. ロボット 腹腔鏡 開腹 手術時間 短い 長い 短い 疼痛 少ない 少ない 強い 技術習得 早い 難しい 普通 出血 少ない 少ない 多い 神経温存(勃起能) 緻密に可能 可能 困難な場合も 尿失禁期間 短い 短い 長い 術後離床 早い 早い 普通 入院期間 短い 短い 普通 つまりは合併症が少なく 機能温存（排尿・勃起）が 良いのがロボット手術！
- 22. お腹の切開創
- 25. お腹に小切開
- 26. 筒状の管を挿入 （ポート造設）
- 27. カメラや鉗子 を挿入し観察
Editor's Notes
- 泌尿器科の知名です。 この度、順天堂医院におけるロボット手術の展望というテーマについて現在から将来へ発展する話題として、当科で取り組んでいるダヴィンチ手術ナビゲーションについてお話させていただきます。
- まずは手術支援ロボットダヴィンチの歴史について簡単にご説明させていただきます。１９８０年代、アメリカスタンフォードリサーチインスティテュートにて開発が始まり １９９９年にはIntuitiveサージカル社よりダヴィンチシステムが発表されました。翌年の２０００年には一般腹腔鏡外科手術においてFDAより承認を受け 日本においては２００９年に薬事法が承認されました。その後２０１２年４月より前立腺癌に対する前立腺摘除術が保険適応となり今日に至ります。
- 世界のダヴィンチ導入数と手術件数をお示しします。すでに世界では３０００台を超えており、不動の一位は２０００台を超えるアメリカとなっています。日本を含むアジア圏も３００台を超えてきています。
- 手術件数は年々増加しており世界で年間５０万件を超え、主に婦人科・泌尿器科での領域が大多数を占めています。内視鏡手術支援ロボットの威力は，狭いスペース での縫合結紮操作や鉗子の角度が不自然になりやすい骨盤内手術で発揮されることが影響していると考えられます。
- 日本では導入のPeakは超えましたが今年１７８台が稼働しており、世界の国別では２位、アジア圏内ではダントツの１位となっています。
- 特に都内では多数導入されており順天堂周囲１５ｋｍ圏内では２０台以上のダヴィンチが稼働しています。
- 順天堂医院では２０１３年７月より２台のダヴィンチが稼働しております。稼働１年を過ぎ、今年の８月までに前立腺摘除術を主に１89例を経験しました。 手術を目的とした紹介も増えており、症例は分院や他院からの紹介患者が本院の患者数を凌いでいます。