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For brand safety_by_omnibus
- 4. 1、Youtube, GDNへの出稿停⽌ 報道の経緯 英タイムズ紙が「納税者の払った税⾦ が過激主義者の資⾦になっている」と いう記事を発表。3/17 ハバスグループUKがYoutubeとGDN への出稿停⽌を決める。広告主にはド ミノ、エミレーツ、BBCなどが含まれ る。3/17 The guardian
- 5. ヨーロッパでの報道の広がりを受けて 国内では3/21にForbes が報道を⾏う。 記事内容はタイムズが報道した内容と、 the guardian が報道した内容のまと め。 3/24 WSJがペプシコ、ウォール マート、ディッシュネットワークが サーチ型広告以外のググール経由の広 告を停⽌すると報道。 1、Youtube,GDNへの出稿停⽌ 報道の背景
- 6. • Youtubeのターゲティングが⼈ベースとなっており、コンテンツに対 してのターゲティングがあまり使われていない。 • Youtubeはプラットフォームであり、UGC、UGCが⽇々⼤量にアップ ロードされているためベリフィケーションが難しいのでは？ • 広告出稿の際配信するコンテンツではなく、View単価の安さ、数に重 きが置かれコンテンツと広告の連動による露出効果にフォーカスされ ていないケースが多い。 • GoogleはYoutubeをプラットフォームと⾃⾝を捉えているが、広告主 はメディアと捉え始めている。 • ブランド広告主の出稿量が増えてきている。 • 動画の内容に対しての(例えば⾳声等々)に対してのベリフィケーション がまだ登場していない。 1、Youtube, GDNへの出稿停⽌ 問題の背景
- 8. 2 Viewable impression 計測問題 P&GのCMOであるMarc⽒がIABのイ ベントにて新ルールの基でしか広告費 を⽀払わないと発表。 P&Gはしばしば議論を読んでいるMRC の規定するデジタルメディアのビュー アビリティースタンダードを⽀持する と表明している。MRCのスタンダード ではディスプレイ広告においては ビューアブル箇所が少なくとも50%以 上で１秒以上表⽰されている必要があ り、ビデオ広告においては少なくとも ビデオプレイヤーの50%が2秒間表⽰ される必要があるとしている。
- 9. 2 viewable impression 計測問題 P&GはMRCのスタンダードに準拠して もらいたいと訴え、複雑化した状態に 対して業界スタンダードを確⽴してい くことを期待していると述べている。 もっと⾔えば全てのパブリッシャーは MRCのスタンダードを受け⼊れて欲し いとMarc⽒は述べている。 また計測は3rd partyである必要があ るとした。 なぜならプラットフォー ム間で計測⽅法が異なっており、それ らを理解するのに時間がかかり効率が 悪いとしている。結果Google,FBも 3rd party を受け⼊れる決定。
- 11. 広告がViewableか？ 問題の背景 • アドテクの広がりによりたくさんのウェブサイトに⼀度に広告配 信を⾏う事が当たり前となっている。 • クリック、コンバージョン獲得を⽬的としたアクションに対して KPIを設定することが多く、広告配信において露出⾯のプライオ リティーが低い傾向に • 配信先のターゲティンでなく⼈をターゲティング対象としている ためより広告配信⾯のプライオリティーが低くなる傾向に。 • 結果Web上でクリック、コンバージョンを狙わない露出獲得型 の広告キャンペーンを⾏う場合、広告配信⾯のビューアビリ ティーが担保できなくなっている。 • 国内でもビューアブル計測に真剣に向き合うべき。ビューアビリ ティー計測を広告在庫が減ってしまう脅威として捉えるのではな く、広告価値を⾼め単価を上げる機会と捉えるべき。現在取り組 みを⾏っている企業が少ない分枠の希少価値が⾼くなるはず。
- 12. 3rd party ベンダー例 USでは広告のビューアビリティー、ヒューマントラフィックであるか等広 告配信の健全性を計測する3rd party ベンダーが存在。上記３社は⽇本国内 でも活動を⾏なっており広告のimpの価値計測システムを提供している。
- 15. Non Human Trafficの種類 Moat 社はNon Human TrafficをGeneral、Sophisticatedが存在すると定義 している。Generalについてはdata baseのトラッフィック等⾃然にwebに存 在するもの,Sophisticatedについては悪意のあるトラフィックと定義している。
- 16. オムニバスでの事例 Page View (unfiltered) non human trafficについてのフィル ターを適応していない数 GIVT(General Invalid traffic) General のnon human Traffic を除 いたトラフィック数 この場合のinvalid traffic rateは 0.13%
- 17. Moat社発表⽇本のアベレージ
- 18. Non Human traffic 問題の考察 • Nonhuman Trafficにはwebに⾃然存在しているトラフィックも 含まれており全てがいわゆるアドフラウドであるという事ではな い。 • 世界の平均と⽐べると⽇本では少ない傾向に。 • 各プラットフォームは独⾃でアドフラウド対策を⾏なっており、 インターネット広告業界が悪意を持ってNon human Trafficを作 り出しているわけではない。 • これも特にブランド認知拡⼤⽬的でのキャンペーンにおいて最も 注意が必要。 • 広告主、メディアエージェンシーもケアすべきであるが、最もケ アすべきはパブリッシャー。しかし誰がすべきかは定まっていな い。現在アド協、デジタル委員会で議論中。
- 23. 問題の背景 • 圧倒的メガプラットフォームの存在 • Google SEO対策のために安価に記事の⼤量⽣産が求められる。 • Facebookからトラフィックを稼ぐために真意を確かめずに拡散 がされやすい記事が求められる。 • フェイクニュースの製作元はトラフィックさえ集まればマニタイ ゼーション可能。 • プラットフォーム、メディアの曖昧さ。 • PV⾄上主義の弊害。 • アドテクの広がりにより広告主にとって100%のコンテンツ チェックが不可能。
- 24. 今後のトレンド • ブランド広告のデジタル広告への本格的な予算流⼊、ブランド広 告に耐えうる環境整備が始まる。 • 信頼性、安全性、透明性。 • 枠から⼈へそして枠へ、プレイスメント回帰。 • コンテンツの価値がより重要になる。 • 1st party ではなく3rd party である意味。 • PV⾄上主義からPV＋αが求められる。ビューアビリティーなど のメジャメント。 • オフラインの活動が、オンラインにも⾶び⽕する。