途上国に関する自主勉強グループSTONEの毎月のゼミでの発表資料です。例として1名分載せます。 こちらの資料はODA事業に関してです。こちらで完結ではなく、今後もシリーズとして続けていく予定です。 ODA関係は資料がとても豊富にあり、整理していくのが大変だと思いますので、こちらの資料が全体像を理解していくのに役に立てば幸いです。 もし何か間違いなどございましたら、大変お手数ですがinfo[a]seize-ston.com (オダ)までご連絡頂けますと幸いです。 STONE　Website http://seize-stone.com/ STONE　Twitter https://twitter.com/seize_stone STONE　Facebook https://www.facebook.com/seize.stone

1. ODAの概要と有償資⾦金金協⼒力力
2014.7.27(Sun.)
Prepared For STONE Monthly Internal Seminar

2. 2
当調べ学習の⽬目的
• ⽇日本のODA事業の基本事項に関して理理解する
– 歴史
– ODA事業の構成、など
• ⽇日本のODA事業の全体的な実績について理理解する
– ⽀支援額
– ⽀支援国
– ⽀支援分野
– ⽀支援⽅方法
– ⽀支援成果、など
• ⽇日本のODA事業が関わるプロジェクトを個別具体的に理理解する
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暫くの間調べること
になる項⽬目
ODAに関して⾃自分なりのポジションを取れるようにする

3. ⽇日本のODA事業 概要
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4. 4
⽇日本のODA事業の始まり
• ⽇日本の政府開発援助（ODA）は、1954年年10⽉月6⽇日にコロンボ・プランに参加した
ことから始まりました。このコロンボ・プランとは、1950年年に提唱された、アジ
アや太平洋地域の国々の経済や社会の発展を⽀支援する協⼒力力機構のことで、第⼆二次
世界⼤大戦後もっとも早く組織された、開発途上国のための国際機関です。⽇日本も
その正式加盟国の⼀一員として、1955年年から研修員の受け⼊入れや専⾨門家の派遣とい
った技術協⼒力力を開始しています。
• ⽇日本政府はコロンボ・プランに参加を決めた10⽉月6⽇日を「国際協⼒力力の⽇日」と定め、
毎年年、その前後には「グローバル・フェスタ」など、国際協⼒力力に関係するさまざ
まなイベントが⾏行行われています。
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⽇日本のODA事業 概要

5. 5
⽇日本が受けていた海外からの⽀支援
• 終戦間もない⽇日本には、世界の国々から⾷食料料や⾐衣料料、医薬品、⽇日⽤用品など、あら
ゆる援助物資が届けられましたよ。今でも、「ララ物資」や「ケア物資」を記憶
している⽇日本⼈人は多いはずです。この2つの物資は、「ララ」と「ケア」というア
メリカの組織・NGOから送られたものです。そのほか、国連児童基⾦金金（ユニセフ
）も⽇日本の⼦子どもたちのために65億円（現在の価値で約1,300億円）の資⾦金金を提
供しました。
• ⽇日本が終戦の混乱と貧しさから⽴立立ち直るきっかけとなった援助に、「ガリオア・
エロア資⾦金金」というものがあります。1946年年から約6年年間、⽇日本が受けたこのガ
リオア・エロア資⾦金金の総額は18億ドル。現在のお⾦金金の価値になおすと、約12兆円
にも上る膨⼤大な額の援助でした。この資⾦金金援助がなかったら、⽇日本の復復興や今⽇日
の発展はなかったかもしれません。
• さらに1953年年からは、世界銀⾏行行から計8億6,000万ドル、現在の価値で約6兆円も
のお⾦金金を借りて、⿊黒部第4ダムや東海道新幹線、東名・名神⾼高速道路路など、⽇日本の
経済発展に必要なインフラ（経済基盤）を整備しました。⽇日本がこの世界銀⾏行行か
ら借りたお⾦金金を返し終わったのは、1990年年の7⽉月のことです。
• 戦後の⽇日本が貧しさから⽴立立ち直り、経済発展を遂げたのは、実はこうした多くの
援助があったからだということを、決して忘れてはならないのです。
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⽇日本のODA事業 概要

6. 6
ODA事業の⽬目的
• 世界で起こっている問題の指摘・・・略略
• 我が国は、世界の主要国の⼀一つとして、ODAを積極的に活⽤用し、これらの問題に
率率率先して取り組む決意である。こうした取組は、ひいては各国との友好関係や⼈人
の交流流の増進、国際場裡裡における我が国の⽴立立場の強化など、我が国⾃自⾝身にも様々
な形で利利益をもたらすものである。
• さらに、相互依存関係が深まる中で、国際貿易易の恩恵を享受し、資源・エネル
ギー、⾷食料料などを海外に⼤大きく依存する我が国としては、ODAを通じて開発途上
国の安定と発展に積極的に貢献する。このことは、我が国の安全と繁栄を確保し
、国⺠民の利利益を増進することに深く結びついている。特に我が国と密接な関係を
有するアジア諸国との経済的な連携、様々な交流流の活発化を図ることは不不可⽋欠で
ある。
• 平和を希求する我が国にとって、ODAを通じてこれらの取組を積極的に展開し、
我が国の姿勢を内外に⽰示していくことは、国際社会の共感を得られる最もふさわ
しい政策であり、ODAは今後とも⼤大きな役割を担っていくべきである。
⽇日本のODA事業 概要
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7. 7
ODA事業の基本⽅方針・重点課題・原則（平成15年年策定）
＜基本⽅方針＞
1. 開発途上国の⾃自助努⼒力力⽀支援
2. 「⼈人間の安全保障」の視点
3. 公平性の確保
4. 我が国の経験と知⾒見見の活⽤用
5. 国際社会における協調と連携
＜重点課題＞
1. 貧困削減
2. 持続的成⻑⾧長
3. 地球的規模の問題への取り組み
4. 平和の構築
＜重点地域＞
1. アジア
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＜援助実施の原則＞
1. 環境と開発を両⽴立立させる。
2. 軍事的⽤用途及び国際紛争助⻑⾧長への使
⽤用を回避する。
3. テロや⼤大量量破壊兵器の拡散を防⽌止す
るなど国際平和と安定を維持・強化
するとともに、開発途上国はその国
内資源を⾃自国の経済社会開発のため
に適正かつ優先的に配分すべきであ
るとの観点から、開発途上国の軍事
⽀支出、⼤大量量破壊兵器・ミサイルの
開発・製造、武器の輸出⼊入などの動
向に⼗十分注意を払う。
4. 開発途上国における⺠民主化の促進、
市場経済導⼊入の努⼒力力並びに基本的⼈人
権及び⾃自由の保障状況に⼗十分注意を
払う。

8. 8
戦略略・政策・実施の⼀一体性確保に向けた取組1
⽇日本のODA事業 概要
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• 外務省省の企画⽴立立案能⼒力力を強化
• 関係省省庁と連携しつつ、外務省省が政府全体を通ずる調整の中核を担う

9. 9
戦略略・政策・実施の⼀一体性確保に向けた取組2
⽇日本のODA事業 概要
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• 閣僚僚レベルの「経協インフラ戦略略会議」を設置 (平成25年年)
• 外務⼤大⾂臣を構成員にすることで、外務省省が海外経済協⼒力力会議の議論論の結果
や、外務省省が作成する年年度度ごとの国際協⼒力力重点⽅方針を迅速に援助の実施に
反映できるよう、援助実施機関との連携を図っています。

10. 10
ODA事業提案・実施体制
⽇日本のODA事業 概要
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• 現地ODAタスクフォースを設置することにより現場本位の⽀支援を実現

11. 11
ODA事業の構成
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その他：緊急援助、国際機関への出資も含まれる？
⽇日本のODA事業 概要

12. 12
ODA⼤大綱の⾒見見直し(平成26年年)
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⽇日本のODA事業 概要
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• 様々な状況の変化を背景に平成26年年中のODA⼤大綱⾒見見直しの閣議決定を⽬目
指している

13. 13
⽇日本のODA評価の仕組み
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⽇日本のODA事業 概要

14. 14
政府全体ODA予算
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• 政府全体ODA予算は17年年間で半減
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
11,687
5,502
1976
2000
2014

15. 15
外務省省ODA予算
⽇日本のODA事業 概要
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6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
5,851
4,230
1976
2000
2014
• 外務省省ODA予算は近年年微増傾向
• 政府全体ODA予算と外務省省ODA予算の違いは別途確認

16. 16
ODA実績：⽀支出純額ベース
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⽇日本のODA事業 概要
• 予算額と⽐比べると実績の⽅方が拠出⾦金金額としては⾼高い？
• 2004年年以降降⽇日本が2位だった時代もあるようだが、純額ベースでは⽶米国
の半分以下

17. 17
ODA実績：⽀支出総額ベース
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⽇日本のODA事業 概要
• ⽀支出総額ベース（有償資⾦金金協⼒力力で回収した⾦金金額を引いていない⾦金金額）では
⽇日本はアメリカに次ぐ2位となる

18. ⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力
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19. 19
円借款供与実績の推移
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

20. 20
2011年年度度までの累累計でみた円借款供与額上位30ヶ国
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

21. 21
2011年年度度円借款供与額上位10ヶ国
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

22. 22
⽇日本の有償資⾦金金協⼒力力 地域別構成
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

23. 23
⽇日本の有償資⾦金金協⼒力力 分野別構成
⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力
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(億円)
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24. 24
⽇日本の有償資⾦金金協⼒力力 分野別構成
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

25. 25
有償資⾦金金協⼒力力の救済措置：平均⾦金金額
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

26. 26
有償資⾦金金協⼒力力の救済措置：合計⾦金金額
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⽇日本のODA事業 有償資⾦金金協⼒力力

27. TO BE CONTINUED
間違いなどございましたら、
お⼿手数ですが下記までご連絡頂けますと幸いです。
info@seize-‐‑‒stone.com （オダ）
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28. 28
今後調べる予定のもの
• 技術協⼒力力
• http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/12_̲hakusho_̲sh/pdfs/s2-‐‑‒4.pdf
• 無償資⾦金金協⼒力力
• http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/12_̲hakusho_̲sh/pdfs/s2-‐‑‒3.pdf
– ⽇日本NGO連携無償資⾦金金協⼒力力実績
– http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_̲ngo/shien/jngo_̲j.html
– 事業補助⾦金金実績
– http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_̲ngo/shien/jh_̲j.html
• 国際開発機関を通じたODA援助実績
• http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/13_̲hakusho_̲pdf/pdfs/
13_̲hakusho_̲0304.pdf
• ODA⽩白書
• http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo.html
• プロジェクトの個別情報
• http://www.jica.go.jp/oda/allsearch/index.html
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29. 29
発表時に出た質問
• ODA⽀支援をするときに、どういう基準で国や地域・分野を決めているのか？
• オフィシャルなだけでないものも調べた⽅方がいいのでは？
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