kintone hive 2022 仙台事例 kintone hive sendai vol.5 ユーザー事例 仙台小林製薬株式会社 尾崎誠 氏

1. kintone活用で、
現場のあったらいいなをカタチに
2022年6月30日
仙台小林製薬株式会社

2. 自己紹介
尾崎 誠 （おざき まこと）
●所 属 ： 仙台小林製薬株式会社
生産部調剤グループ
●kintone暦 ： 1年2か月
●趣味 ： 釣り（フライフィッシング）
子供とオンラインゲーム

3. 仙台小林製薬
本社
本社：大阪
製造拠点
国内工場： ９
海外工場： ５
中国
アメリカ
小林製薬グループの製造拠点

4. ●社 名 ：仙台小林製薬株式会社
●住 所 ：宮城県黒川郡大和町松坂平４－３
●創 立 ：1993年11月
●資本金 ：2億円
●売上高 ：112億円（2021.12)
●従業員数 ：約300名（正社員、契約社員、パート社員）
●生産品 ：芳香剤、トイレ洗浄剤、衛生雑貨、
一般用医薬品、医療機器
会社概要
生産した製品は100％小林製薬を通じて一般の販売店で売られています。

5. 一般用医薬品 芳香剤・トイレ洗浄剤
仙台小林製薬で生産している製品
医療機器
衛生雑貨

6. 包
装
出
荷
調
剤
原
料
充
填
カレーで例えると
調剤グループの紹介

7. 調剤の作業と改善活動について
作業の一例
原料を量る 原料を投入 混ぜる 洗浄する
５Ｓ活動
歩留まり改善 自動化

8. わたしが感じた違和感
ある一日分の書類
82枚
書類記入 書類からの転記入力
現場には事務作業もたくさんあるが、改善は進んでない
書類の回覧
事務作業

9. kintoneを知ったきっかけ
やたらヒットする「ｋｉｎｔｏｎｅ」が気になりＨＰを覗いてみた
・業務改善
・ペーパーレス
・デジタル化
などなど
ここに辿りつきました！
（きとみちゃんも読みました。）
とりあえず検索しまくり

10. オンラインセミナー受講により、導入を決意した！
kintoneとの出会い
実際に届いたメール
～業務改善クラウドサービスkintone活用～
こんなお客様にオススメ は～い！

11. さっそく社内で紹介
管理職全員＋システム担当15名で利用開始することに
・小規模でスタートとする。
・言い出しっぺが
取り纏めしてください。
社長から、ありがたきお言葉
デジタル的な。。とにかく凄いんですよ！

12. なぜ管理職でスタートか
ねらい
①電子回覧するにも承認者となりうるのは管理職
②どんなものかを知り自部門に展開してほしい
③部下にカッコいいところを見せよう

13. 最初のアプリは何にする？
マンスリーレポートとは。。
部門の活動内容を月次で社長に報告するための報告書。
・管理指標の結果
・重要テーマの進捗
・活動における課題、次月のアクション
などが記載されています。
運用フロー
報告会で使用
事前確認
フォルダに格納
レポート作成

14. 社内システム
●フォルダ階層が深く格納に手間がかかる。
●能動的に見に行かないと格納状況がわからない。
●事前確認が機能せず報告会に時間がかかる。
マンスリーレポートの困りごと
アプリ第1号は、マンスリーレポートに決定！

15. アプリ第1号の製作
部門を選択
年度と月を入力
ファイルを添付
保存すると管理職達に
通知が飛びます。
追加ボタンを押すだけ
フォルダ選択は不要

16. いざ運用開始
レポートが格納されると
通知で共有される
改善前
改善後
報告会で使用
事前確認
フォルダに格納
レポート作成
報告会で使用
事前確認
アプリに格納
レポート作成

17. 運用開始後の嬉しい誤算
社長からコメントが！
社長

18. コメント活用による変化
報告会の前に、内容の共有と質疑が済むようになった。
社長からの質問 管理職達が回答
質疑・応答が繰り広げられる
社長
回答
回答
援護

19. アプリ第1号の効果
まずは上々。業務改善の可能性を感じる事ができた。
報告会の時間40分/回削減！
●追加ボタンを押すだけ。格納の手間を解消
●通知機能により格納状況を共有
●コメント活用により報告会の時間を削減
〇
〇
〇

20. 生産部長からオーダー
異常発生連絡シートとは。。
品質異常が発生した際に管理職に報告するための報告書。
・発生状況（場所、製品名）
・品質異常の内容
・異常品についての処置内容
などが記載されています。
運用フロー
用紙に記録 回覧者3 ファイリング
回覧者2
回覧者1

21. 異常発生連絡シートの困りごと
品質異常の改善に活かすために
●報告のスピード感を上げたい。
●品質異常の状況を視える化したい。
●対策の進捗を追えるようにしたい。
生産部長
●書類を回覧しているので報告の時間がかかる
●ファイリング後は後から読み返すことが困難
●手間をかけている割に報告だけの機能しかない

22. 異常発生連絡シートアプリの製作
ここでもコメント活用
回覧グループを選択
回覧ルート自動取得
必要事項を入力
電子回覧
回覧が始まると、通知が飛びます。
回答
生産部長

23. 報告用の記録から進化
対策期日を設定
対策実施者を指定
対策を実行
再発防止のＰＤＣＡを回す仕組みを盛り込んだ
対策内容を設定

24. 進捗管理ツールの要素を追加
一覧の活用で状況を把握しやすくなった
対策未完了の一覧を作成
進捗状況を確認

25. いざ運用開始
改善前
改善後
アプリ入力 電子回覧 対策設定
進捗管理
視える化
改善
用紙に記録 回覧者3 ファイリング
回覧者2
回覧者1

26. 異常発生連絡シートアプリの効果
●報告のスピード感を上げたい
●異常の状況を視える化したい。
●対策の進捗を追えるようにしたい。
アプリの有効性が認められ、大幅なアカウント追加のきっかけに
オーダー通りの運用が実現できました。
〇
〇
〇

27. 異常発生連絡シートアプリのおまけ効果
他部署（品質管理グループ）の業務効率ＵＰに貢献できた
要因分析
ライン別件数
Ｅｘｃｅｌ 転記による集計が不要に！

28. アプリを作成してみての気づき
異常発生連絡シートのワークフロー詳細
作成者 グループ長 部長
対策指示
発生確認
柔軟なワークフローが組めるのが強み！これは便利
対策確認
発生報告
対策報告

29. 使い方のレベルアップ
安全パトロールとは。。
労災防止を目的に不安全個所を見つけて改善する活動。
・工場の全エリアを対象に管理職と従業員で毎月実施。
・不安全個所を、写真撮影して改善指示書に添付。
・管轄部門が改善を実施して改善指示書にて報告。
運用フロー
指摘の撮影
用紙に記録
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに転記
メール配信
改善実施
結果の撮影
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに入力
報告
集計

30. 安全パトロールの困りごと
パトロールをスマートにするために
●改善指示書の作成の手間を改善したい。
●報告のスピード感を上げたい。
●改善の進捗を見やすくしたい。
●手書き書類からのＥＸＣＥＬ転記入力に手間がかかる
●写真のアップロードと添付に手間がかかる
●ファイルやシートが多く進捗がわかりにくい
安全衛生委員長

31. 安パトアプリの製作
パトロール区分をチェック
指摘エリアを選択
写真を添付
指摘内容を入力
ルックアップで自動取得
写真はその場で
キャプチャされる

32. 使い勝手に問題が
エリア数が多すぎる。。 152箇所！
管轄部門での絞り込みを手順化して周知しようか？
それでも使い勝手が。。

33. コード番号をつけて解決！
パトロールマップ
LBL本ライン 充填・包装エリア（1001）
ルックアップ用マスタアプリ
マスタアプリにエリアコードを設定
ルックアップ取得操作
マップに記載のコード（4桁）を入力すると、
ルックアップが起動。

34. いざ運用開始
改善前
改善後
指摘の撮影
用紙に記録
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに転記
メール配信
改善実施
結果の撮影
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに入力
報告
集計
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに入力
報告
指摘の撮影
アプリ入力
改善実施
結果の撮影
アプリ入力
集計
画像取り込み
Ｅｘｃｅｌに転記
メール配信

35. パトロールが終わると
改善後の状態と進捗が一目瞭然に

36. 安パトアプリの効果
●改善指示書の作成の手間を改善したい。
●報告のスピード感を上げたい。
●改善の進捗を見やすくしたい。
数値効果
転記作業・集計作業を90分/月削減！
パトロール系の業務に幅広く展開できそうな予感！
〇
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〇

37. わたし達の使い方の一工夫
マニュアル管理用アプリ
概要欄にマニュアルのリンクを用意
操作マニュアル

38. 導入後1年の振り返り
本運用できているアプリ数 35アプリ
アプリ開発者 7人
試作中のアプリ数 100アプリ

39. 導入後の効果
●業務の削減時間 2,500分/年
●印刷の削減枚数 4,850枚/年
その他効果
デジタル改善が自前でできるという意識が芽生えた。
初年度としては上出来！

40. 今後について
●アプリ開発者を増やして間接業務改善を活性化させたい
●プラグインを追加してできる事の幅を広げたい
●システム間の連携により、重複作業をとことん減らしたい

41. kintone活用で、
現場のあったらいいなをカタチに