More Related Content
Similar to 20110625 育児休業後の実態とキャリア形成支援 投影用
Similar to 20110625 育児休業後の実態とキャリア形成支援 投影用 (20)
20110625 育児休業後の実態とキャリア形成支援 投影用
- 3. 概要
本講座の目的
o 育児休業取得を予定している、または復職して仕事を
継続している労働者のおかれている状況や、精神状態
を深く理解することにより、産業カウンセラーとしてクラ
イアントを適切に支援できるようにする。
本講座の進め方
o 前半で育児休業を取り巻く状況をさまざまな角度から
解説する。
o 後半では実際によく相談される事例を取り上げ、カウン
セラーとしてどう対応するかを実際に考えてみる。
3
- 4. 講師プロフィール
育休後コンサルタントとは
育休後に復職した社員が生き生き働ける組織を作ります
組織、個人両方からアプローチします
組織へのアプローチ:人事、ダイバーシティマネジメント推進担当
者、女性活躍推進プロジェクトメンバーの支援
個人へのアプローチ:「育休後カフェ」など、自分と向き合える場所
と時間の提供
経歴
日立製作所情報通信グループでソフトウェア製品の開発
2006年から2年間同グループの女性カウンシルリーダー
2008年同社を退職、コンサルティングファーム勤務を経て
2010年6月に独立
4
- 26. 育児休業取得者が多い企業
(注)2009年度の
育児休業取得者
数(男女計)が多
い順にランキン
グ。『CSR企業
総覧2011年版』
掲載の1132社
が対象
26
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/26e0c08610fe02ec37173ab9809254d3/
- 30. 男性の育児休業(1)
取得の実態
男性の3割が育児休業を取りたいと考えているが、実際の
取得率は1.72%(2009年度の調査結果)。
ただし、有給休暇や配偶者出産休暇として妻の出産後に休
暇をとる男性は増加
2010年施行された改正ポイント
パパ・ママ育休プラス:父母がともに育休をとる場合、子が1
歳2ヶ月に達するまで取れる。
妻の出産後8週間以内に父親が育休を取得した場合、もう
一度育休を取れる
妻が専業主婦でも育児休業を取れる
30
- 31. 男性の育児休業(2)
取得のメリット
育児に自信ができ、その後の子育てに積極的に
かかわれるようになる
夫婦の信頼関係が強くなる
妻の育児の負担を軽減できる
育児休業終了後も、効率よく仕事をして早く帰ろ
うという気持ちになる
さんきゅーパパプロジェクト・座談会
さんきゅーパパプロジェクト・座談会 職場のハードル編
http://www.youtube.com/watch?v=DA5yX3d_SLU
31
- 33. 育休取得不利益取扱いの事例
以下のような事項を勘案して解雇その他不利益な取り扱いに該当するか否かを判断することとされ
ています。
イ 勧奨退職や正社員からパートタイム労働者等への変更が労働者の表面的な同意を得ていたと
しても、労働者の真意に基づかない場合には「強要」になる。
ロ 事業主が、休業終了日を超えて休業を強要することは「自宅待機」になる。
ハ 賃金、退職金、賞与の算定にあたって、休業期間を超えて働かなかったものとして取り扱うこと
は「不利益な算定」に該当する。
ニ 通常の人事異動のルールからは十分に説明できないような転勤、配置の変更が行われ、労働
者に相当程度の経済的又は精神的な不利益を生じさせることは「不利益な配置転換」に該当す
る。
ホ 業務に従事させない、専ら雑務に従事させる等の行為は「就業環境を害すること」に該当する。
疑問に思ったときは、都道府県の労働局雇用均等室へ
33
- 38. 育休後社員の特徴
意欲高
3.不満 1.バリキャリ
期待低 期待高
ス
ー
イペ
マ
4.
2.セーブ
図 育休後社員4つのタイプ 意欲低
38
- 47. ワーク・ライフ・バランス支援に対する
5つの誤解
1. ワーク・ライフ・バランス(以下WLBと略)支援の
目的は子どもを持った既婚女性社員の子育て
支援である
2. WLB支援は子育て支援である
3. WLB支援は両立支援の制度を導入すれば実
現できる
4. WLB支援は福利厚生施策である
5. WLB支援は仕事中心のライフスタイルを否定
するものである
47
- 52. 企業の取組み事例紹介
ダイバーシティ・マネジメント施策の例
パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/jobs/career/interview/woman/index.html
ワークライフバランス施策の例
ユニクロ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20070824/133113/?rt=nocnt
女性社員の活躍事例
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20110401/110529/
専門家・参考図書の紹介
http://1995consultant.com/company/tips/
52
- 54. ネットワークの種類
ネットワーク
社内 受動的 所属する組織(部、課など)
同期入社
能動的 社内SNS
社内サークル
WMランチ
社外 受動的 保育園、学童保育、小学校、スポーツチーム
自治会、町内会、子ども会
出身校の同窓会
能動的 SNS、ブログ
Twitter
交流会、勉強会
54
- 55. 育児休業後社員に向いているネット
ワーク
同じような境遇の人が集まっている
物理的に移動する必要がない
アクセスする時間、場所を選ばない
本音が言える
(ネットワーク例)
Twitter(ハッシュタグ #wmjp)
https://twitter.com/#!/search/%23wmjp
Twitter上のワークライフバランスカフェ(土曜夜10-12時)
(ハッシュタグ #wlb_cafe)
https://twitter.com/#!/search/%23wlb_cafe
55
- 59. 事例(1)
両立がつらい
復職間もないAさん。子どもの病気などで仕事
を休むことが多く、職場に迷惑をかけ、自分もつ
らい。やはり両立は無理だったのではないか
→ Aさんへのアドバイスを考えてみましょう
59
- 60. 事例(2)
休業前とは異なる仕事に回された
Bさんは、両立への配慮という名目で、何の相談もなく休業前
とは異なる仕事に回された。
この職場では育休から復職すると無条件に異動することが慣
例になっている。
以前と同じ仕事をするほうが、専門知識があり、成果が出せ
るし効率もよいのだがどうしたらよいか。
→ Bさんへのアドバイスを考えてみましょう
60
- 61. 事例(3)
短時間勤務をいつやめるか
短時間勤務で2歳の子どもを育てながら働いているCさん
効率を上げていてフルタイムと同じだけの成果を上げているが
定期昇給や昇格の対象にならず、後輩に抜かれてしまった。
自分としては評価されないことに納得がいかない。
短時間勤務をしている以上昇格の対象にならないが、時短をやめ
ると子どもに影響がでないか心配で、踏み切れない。
→ Cさんへのアドバイスを考えてみましょう
61