予備試験・論文式試験を受験された皆さま、お疲れ様でした。まずは一息。そして、論文式試験終了後に何をすべきか、高野泰衡講師がお伝えします。

1. 予備試験
資格スクエア 高野泰衡
論文試験終了後
何をすべきか？
司法
試験

2. この後のスケジュール
論
文
試
験
論
文
合
格
発
表
口
述
試
験
予
備
試
験
合
格
発
表
司
法
試
験
（７
/
16
・
17
）
（
10
/
12
）
（
10
/
28
・
29
） （
11
/
9
）
（
5
中
旬
）
10ヶ月
6.5ヶ月3ヶ月
Ⅰ期
Ⅱ
期 Ⅲ期 Ⅳ期

3. Ⅰ期：予備試験論文試験後～合格発表
・司法試験対策を早くはじめる！
①司法試験の論文問題を解く
②採点実感を熟読
・「一応の水準」ができているか？
⇒できていなければそれはなぜか？
・「～が書けていない答案が多かった」
⇒自分はどうか？要注意ポイント
③苦手科目は重点的に
④要件事実を早めに⇒口述対策にもなる

4. 採点に当たっては，従来と同様，受験者の能力を多面的に測ることを目指
した。第１に， 民法上の基本的な問題についての理解が確実に行われて
いるかどうかを確かめることとし た。第２に，単に知識を確認するだけでな
く，掘り下げた考察をしてそれを明確に表現する能力，論理的に一貫した
考察を行う能力及び具体的事実を注意深く分析した上で法的観点から評
価する能力を確かめることとした。第３に，基本的な問題の背後にあるより
高度な問題に気が付いて，それに取り組む答案があれば，これを積極的に
評価することとした。 これらに加えて，総花的に諸論点に浅く言及する答案
よりも，ある論点についての考察の要所において周到堅実であるものや創
意工夫に富むものの方が，法的思考能力が優れていることを示していると
考えられるため，高い評価を与え，反対に，論理的に矛盾する構成 をする
など積極的なミスが著しいものについては，低く評価し，さらに，あわせて
全体と して適切な得点分布が実現することを心掛けた。
論文試験で試されるもの～司法試験のある採点実感から

5. (中略)
ある設問につき考察力や法的思考力の高さが示されている答案について
は，別の設問についての論点の幾つかを落としていたり，知識不足や理解
不足を露呈していたとしても，各設問につき知識のみを浅く書いている答
案よりも，高い評価を与 えることができるようにした。
論文試験で試されるもの～司法試験のある採点実感から(続き)

6. 司法試験対策をすることのメリット
・来年の司法試験合格には不可欠
・予備試験の論文対策に効果的
・次回の司法試験対策を厚くできる
⇒より上位の合格をねらえる

7. Ⅱ期：予備試験論文合格発表後～口述試験
①口述模試を受ける
・とにかく早く実施するところをまず受ける
⇒弱点を早期に把握して補強のため
・複数の模試をうける
⇒とにかく慣れる
②要件事実の確認
③条文の素読(民法・民訴/刑法・刑訴）
⇒短答を解き知識を確認するのも有効

8. Ⅲ期：予備試験合格発表後～司法試験直前期
①選択科目を集中的に
⇒インプット
⇒過去問を解く
②司法試験論文答練を受ける
⇒ペースメーカーとして
⇒時間になれる
⇒トレーニング
⇒最新判例などのフォロー

9. Ⅳ期：司法試験直前期
・論文と短答を同一機会に行なう
⇒バランスのとり方がポイント
・短答対策！
予備試験合格者の司法試験短答合格率＝９８％
あらたな対策は不要。ただし油断は禁物
具体例：2月から過去問をひとまわし（○△×）
△・×を絞込み
・論文対策に重点
憲民刑三科目なので、この
時期からでも十分まわせる

10. 来年の予備試験に向けて
・論文対策を中心に
・予備試験過去問で傾向(出題形式)をつかむ
・旧司法試験過去問で論点つぶしや答案構成力を
トレーニング
・テキストで基本的知識・論点の穴をつぶす
＊過去問を学ぶのではなく、
過去問で学ぶという意識で！

11. ひと休みしたら、
また走り出そう！
最終合格はすぐそこだ！
資格スクエアは最後まで応援します！