タッチパネル研究内容
- 2. 操作の結果が区別し やすく なる
よう な振動フ ィ ード バッ ク の開発
振動から 受けるイ メ ージを分析
・ 指使いの多様性に着目
・ 多様な被験者群( 高齢者・ 障害者・ 健常者) を想定
視覚障害者の方がスマート フ ォ ンの操作に
苦労する場面に出会う
◀ 様々なバッ ク グラ ウン ド を 持つ人たち と 生
活研修を 行いまし た。 写真はレ ク リ エーショ
ン中のも のです。
き っ かけ
研究内容と 目的
研究の独自性
研究概要
振
幅
振動時 間 ( m s)
立ち 上が り 時間 (m s)
外形
立ち 下が り 時間 (m s)
周期 ( m s)
0
10,000
一本指 二本指 三本指~
シ ン グルタ ッチ フ リ ック ピ ン チ ア ウトピ ン チ イン マ ルチ タ ッチ
など計9 種
進む 戻る
など
- 3. 心理量 を用いてそれぞれ印象評価
直感的に違いが認識でき る
振動パラ メ ータ を選定
基 準 I D : 1
振幅 6000
周期 60m s( 変化値 )
振動時間 480m s
振幅 6000
周期 10m s
振動時間 480m s
振動の各構成要素における
パラ メ ータ の精査
振動の構成要素を組み合わせ、
イ メ ージ内容を抽出
研究プロセス①
シングルタ ッ プ ピンチアウト
フ リ ッ ク
上下左右4 方向
スワイ プ
上方向
ビデオ観察+視覚障害者へのヒ アリ ングで指使いを抽出
2
振動から 受けるイ メ ージは人によっ て様々
振動に対する
感じ 方の傾向 を分析
イメ ージ 回数 イメ ージ 回数 イメ ージ 回数 イメ ージ 回数
弱い 559 短い 758 物足り ない 29 親し みやすい 3
強い 336 長い 290 鈍い 24 こ も っ ている 3
小さ い 150 と ても 短い 143 やさ し い 23 せわし ない 3
少し 強い 117 少し 長い 45 少ない 17 ぱっ と し ない 3
と ても 弱い 107 と ても 長い 6 気持ち 良い 15 弱そう 3
少し 弱い 84 少し 短い 1 激し い 14 不安定な 3
弱弱し い 80 強く なる 138 雑な 11 不快な 3
大き い 73 増加する 108 多い 11 つまら ない 2
と ても 強い 44 弱く なる 19 少し 遅い 11 混ざる 2
と ても 小さ い 23 減少する 11 余韻が残る 10 面白く ない 2
微かな 23 強弱が有る 5 気持ち悪い 9 少し 不安な 2
と ても 大き い 10 急激に強く なる 4 響く よ う な 8 嫌いな 2
明確な 8 急激に弱く なる 3 楽し い 7 凹凸のある 2
少し 小さ い 6 身近な 199 し つこ い 7 前進し ている 2
と ても 弱弱し い 5 適度な 119 情けない 7 複雑な 2
少し 大き い 4 か細い 79 曲がる 7 単調な 2
はっ き り し た 3 分かり やすい 59 止まるよ う な 6 寒い 2
地味な 1 滑ら かな 45 不安 5 曇っ ている 1
小刻みな 313 早い 45 微妙な 5 身近でない 1
粗い 193 安定し ている 38 忙し い 4 少し か細い 1
波が有る 90 遅い 32 う っ と う し い 4
少し 粗い 6 勢いが有る 31 始まるよ う な 4
リ ズムのある 4 はねる 31 し びれる 4
途切れる 2 頼り ない 30 迫るよ う な 4
と ても 粗い 1 変な 29 惜し い 4 分かり づら い 159
: 振幅に関する イ メ ー ジ : 周期に関する イ メ ー ジ : 振動時間に関する イ メ ー ジ
: 外形に関する イ メ ー ジ : その他のイ メ ージ : わかり づら い
- 4. [ 弱い ](ex.) (ex.) [ 強い ]
共 通
モ デ ル 化 抽 出抽 出
振幅
4,000
振幅
8,000
↓
↓ ↓
↓
↓
↓
スワイ プ
上方向
タ ッ プ ピンチ
アウト
フ リ ッ ク
右方向
フ リ ッ ク
下方向
フ リ ッ ク
左方向
フ リ ッ ク
上方向
健常若年者 高齢者
・ 作成し た振動フ ィ ード バッ ク モデル( 右上表) を用いて、
振動が、 操作感の向上につながるのかの検証を行う
「 強い」
振幅 周期 外形
10m s
「 弱い」
振幅 周期 時間
60m s
「 少ない」
振幅 周期 時間
160m s
「 多い」
振幅 周期 外形
10m s大
大小
小
フ リ ッ ク 左 フ リ ッ ク 右
短
短
ハプティ ク スの応用例
振動フ ィ ード バッ ク モデルの一覧表( スワイ プ上操作 )
イメ ージワード 振幅 周期(ms) 振動時間 外形
弱い 小 6 0 短
小さ い 小 6 0 短
短い - 短
減少す る 小 短
暗い 小 - -
遅い 小 -
少な い 6 0 短
閉じ る -
戻る -
( ・ )
( ・ )
( ・ )
( )
( )
( )
( )
小
6 0
6 0
6 0
6 0
6 0
6 0
短
短
イメ ージワード 振幅 周期(ms) 振動時間 外形
強い 大 1 0 長
大き い 大 1 0 長
長い - 長
増加す る 大 長
明る い 大 - -
速い 大 -
多い 1 0 長
開く -
進む -
大
1 0
1 0
1 0
1 0
1 0
1 0
長
長
小: 4,000程度・ 大: 8,000程度・ 短: 160 m s程度・ 長: 480 m s程度
※括弧内のパラ メ ー タ も 可
-: 任意のパラ メ ー タ
緑色は健常者 、 黄色は高齢者に対し 、 特定の印象を抱かせるパラ メ ータ を示す
×は、 健常者・ 高齢者に対し 、 相反する印象を抱かせるパラ メ ータ を示す 外形1: ・ 外形2: ・ 外形3 ・ 外形4:
研究プロセス② & 今後の方向性
高齢者と 若年者で
振動への感じ 方の傾向を比較
今後に向けた課題と
研究の方向性
3
4
・ 視覚障害者への調査
→振動フ ィ ード バッ ク が有効なシーンの発見が課題
被験者別の分析 被験者間の比較
健常若年者 高齢者
振幅 周期 (m s) 振動時間(m s) 外形
4,000 ・ 8,000 10 ・ 60 S GS GW T160 ・ 480
Mann-Whitney
の U 検定
Mann-Whitney
の U 検定
Mann-Whitney
の U 検定
Mann-Whitney
の U 検定
Kruskal-Wallis
検定
↓ ↓ ↓ ↓
振動パラ メ ータ 別に
イ メ ージワード 得点の優位性 を 検証
被験者属性間における
振動の感じ 方の共通部分 を 抽出
※※ : 多重比較に該当するため、 Sidak 補正を行っ ている 。
スワイ プ
上方向
タ ッ プ ピンチ
アウト
フ リ ッ ク
右方向
フ リ ッ ク
下方向
フ リ ッ ク
左方向
フ リ ッ ク
上方向