1. 本から始まって本に戻る
Mediverse
小笠原 治

2. Agenda
• 数理モデル型ベンチャー
• 独自のフルフィルメント開発
• アイテム間相関
• a-z 串刺し
• 出版プラットフォーム
• 通信と融合した出版
• Kindle利用の進化

3. 数理モデル型ベンチャー
• Amazon、Google、eBay
統計 シミュレーション OR
• 有限 数理モデル
将棋やチェス 最適解計算
• 巨大データセンタを運営
アルゴリズムを工夫 精度を上げる
新しい経営のチャレンジャー

4. 独自のフルフィルメント開発
• オンラインブックストア
– クリック＆モルタルに対抗 クリック＞モルタル
• サプライチェーンマネジメント
– 膨大な品目をどう管理するか
– 予測 在庫最小
– Amazon Webサービスにつながる
• スケールメリット
– ハリーポッターは全世界分まとめて交渉
• 本 → CD DVD
– 似た商材 当時ピーク

5. アイテム間相関 リコメンド
• 個人情報を蓄積するCRMではない
利用者は匿名のまま商品間相関統計 ｃｆ ebay
• SEOとの親和性
• メタデータ
本もCD/DVDも商品分類基盤あり
• Webサービス リアルタイムにfeedback
• アフィリエイト 著者による販売も

6. a-z 串刺し
• 書籍は世界の索引
– 人間の活動全般にわたってある a-z
• アイテムは多いほど精度が上がる
古本
ドロップシッピング
• 調達サイト likeアスクル
• 硫化水素ガス自殺さわぎ

7. 出版プラットフォーム
• eBook崩壊の時代 ２００５年
• BookSurge book on demand
• Mobipocket.com eBook
• CustomFlix distributor of on-demand
• 情報発信プロセスをつなぎあわせる
– Amazonの敵は絶版 → ロングテール
• 従来の出版の欠けた部分
– 埋もれたコンテンツ （BoD経験）

8. 通信と融合した出版
• 電子ファイルのままeBookで売る
• 電子ペーパーはSonyReaderが先行
– PC依存 メモリスティックにこだわり
• Kindleは3G回線をOEMで使う
いつでも無限コンテンツにアクセスできる
書籍代に通信費用を含める
通信と融合した読書

9. Kindle利用の進化
• 初期
– 教科書・技術書分野
– 紙の書籍では厚すぎて持ち運びが不便
– 利用が一過性 個人で所有しようと思わない。
• 拡充期
– 娯楽のペーパーバック分野
– ベストセラーなど大量販売で読み捨て
– 移動中に読むだけなど個人所有指向がない。
• 成熟期
– 著者ごととか章ごとなどに区切った短編
– 読む段階で手に入れる オンデマンド ユビキタス