More Related Content
Similar to Pmd Pf 43sumitani
Similar to Pmd Pf 43sumitani (20)
Pmd Pf 43sumitani
- 2. CONTENTS
あたたかくてやわらかくて気持ち良いものが好き
01 02
シルクスクリーン sapporo art goods
白くてシンプルでやさしいものが好き
MESSAGE CARD ぬくもりてぶくろ
みんな純粋だから子供が好き
そんな気持ちで
作りました
03 04
Media Art Trial 2007
西円山病院ピッコロ保育園
外壁デザイン
ゴミーズ体操 !!たしまきでく
- 4. ある晴れた日。
空は青く、もくもく雲。
花や緑のいいにおい。
楽しそうな笑い声。
ぼくはいつもかわいそう。
どんなときでも家の中。
今日はなんだかごきげんな気分。
外に飛び出して
いろんなものを感じてみたい。
こんな晴れた日に
じっとなんかしてられないよ!
課題内容
シルクスクリーン印刷を用いて、メッセージカードを
作成する。
作品にこめた想い
ある晴れた日、たくさんの人が外で楽しむ中、一人外
へ飛び出したくて飛び出せないかわいそうなやつがい
る。青信号機の中の彼である。嫌なものから解放され
た時の自由でのびのびした気持ちを表現したかった。
カードを受け取った人が、少しでも楽しい気分になる
よう想いを込めて作成した。
- 6. ぬくもりてぶくろ
男の子と女の子は手をつなぎます
課題内容 作品への想い 作り方
寒い冬の日も手をつなぎます
2007 年、授業課題。札幌にまつ 札幌は寒い。だからこそ、人と 羊毛フエルトをぬるま湯で濡ら
でも
わ る ア ー ト グ ッ ツ を 作 成。 ま た、 人とのコミュニケーションの中に し、フエルトとフエルトをたたい
に、あたたかみを感じられるので てつなげていった。たくさんたた
手袋をしていると そのグッツを通して、人と人とが
コミュニケーションをとれること はないか。と思い、この手袋を作 かなきゃつながらない。その手間
ぬくもりが伝わりません が条件。4 週間で完成させること。 成した。手袋と手袋をつなげるこ もまた、あたたかみにつながる。
とで肌と肌とのあたたかみを感じ
そこで ることができる。子供にもそのあ
たたかさを伝えていってほしい。
手袋もつなぎました
ぬくもりてぶくろです
だってその方がきっとあったかいから
そして
いつか赤ちゃんができたらそのぬくもり
わけてあげてください。
- 8. 毛 う ま し ち
糸 ら た か
か れ る の い た
西円山病院 外壁
デザインコンペティション 作り方
毛糸を転がそう
札幌市立大学が進めている円山動物園再生プロジェ 毛糸を様々な形にして画用紙に貼り、データ化し
クトの関連で、同エリア内にある西円山病院からの てパソコんにとりこんだ。その後、パソコン上でカ
依頼を受けた。依頼内容は、西円山病院に隣接して ラフルな丸をつくり、1 つ 1 つに表情をつけた。1
いるピッコロ保育園が新築されるということで、そ 個の毛糸玉が 2 面の壁を転がるような配置にした。
の外壁のデザインである。市立大学の学生、ならび 実際に作られた壁のデザインが小さいのは様々な制
に札幌市立高等専門学校の学生によるコンペティ 約のためである。
ション形式により行われた。
6 つのまるを描こう
《 template パース 》
デザインコンセプト
側面(南立面図) 正面(東立面図)
周辺が自然の多い環境だということで、環境と溶
け込む黄緑色の毛糸をメインにデザインした。顔や
花の色相はカラフルだが、透過させることによって
やさしい色づかいにした。毛糸からは、仲良く並ぶ ほら、できあがり。
顔ができ、カラフルな花が咲いている。毛糸という
ひとつのものから様々なものができることで、子供
たちに自由な想像力を持ち続けてほしいという願い
をこめた。
- 10. ゴミーズ体操
みんなで 楽しく 分別しましょう
みんなで まちを キレイにしましょう
うたっておどってくるっとまわって
それでははじめましょう
生ゴミおちばはなかみティッシュ
おかしの空き箱えんぴつクレヨン
ふるしんぶんとふるざっしは
こしかいしゅう
はぶらしけしカスこわれたおもちゃ
われたおちゃわんガラスにでんち
もえないゴミはきけんがいっぱい
大人にまかせてね
まだまだつづくよゴミーズたいそう
ここまでできたらなかなかえらい
もう少しできたらもーっとえらい
ママもニコニコだ
ビニールぶくろとストローラップ
お肉のトレイにシャンプーボトル
よごれたものは洗ってすてて
くるくるリサイクル
さいごはビンカンペットボトル
だけどそのまますてちゃだめだよ
フタとラベルはきちんと分けよう
くるくるリサイクル
- 11. Sapporo Media Art 課題テーマ
市民がゴミを正しく捨てるようになるための
Trial 2007 「モノ」または「コト」の提案
札幌メディアアートトライアル?
ゴミーズ体操による効果
2007 年、道内の学生を参加対象とした札幌メディ
ア • アート • トライアルが開催された。課題テーマは『市
札幌市立大学の提案
民がゴミを正しく捨てられるようになるための「モノ」
または「コト」の提案』。この課題に対する提案をブー
ス展示、ステージプレゼンテーションによって発表す
ゴミの分別を覚えやすい歌にして、ゴミの特徴をつけた体操を
る。専門家による選考や、来場者による投票により賞
作った。楽しく歌いながら体を動かすことでゴミの分別を楽し
が決まり、贈賞される。
いイメージに変えることがねらい。 これからの社会を
担っていく子供たちが がんばる子供たちを見て
課題テーマのねらい 正しいゴミの分別について 大人たちも影響される。
21 世紀の社会において不可欠なテーマである
関心を持つことができる。
「ゴミ問題」に対し、多種多様なメディアやシステ
ムにおいて、解決方法や新しい価値観を提示する。
人間社会と自然との共進地域を目指すべき北海道
で、 ゴミ問題」の新たなモデルの構築につながる。
「
ゴモラスタンプカード
子供たちがゴミの分別に対して
この提案は多くのメディアにとりあげられ、札幌市役所にて市
興味を持ち身近に感じられるよ
長の前でプレゼンテーションも行った。 体操した回数スタンプがもらえる。
うに、「ゴモラ(ゴミ + モラル)
」
私たちの提案がきっかけとなり、多くの子供たちだけでなく、 子供の意欲を高める
と い う キ ャ ラ ク タ ー を 作 っ た。
その周囲の大人たちにも影響を与え、 効果が期待できる。
「ゴモラ」はゴミの分別と子供と
その結果市民がゴミを正しく捨てられるようになることが
!!たしまきでくよ
の間をつなぐ役割を果たす。
私たちの願いである。
ハブラシ お肉のトレイ シャンプーボトル でんち ストロー びん こわれたおもちゃ だめだよ 缶 生ゴミ ふるしんぶん えんぴつ
- 12. 炭谷あゆみ
1987.04.27
札幌出身
札幌市立大学
デザイン学部デザイン学科
メディアデザインコース