Presentation at JSISH 2013. This slide shows that debriefing is useful learning method for both health care professionals students and practitioners.

1. 基礎教育と臨床教育をつなぐ
デブリーフィング
東京慈恵会医科大学 麻酔科
松本尚浩
takahiro_matsumoto@jikei.ac.jp

2. あなたの主な役割は？
1. 医療学校教職者
1 14
2. 医療学生
2 3
3. 医療機関教育担当
3 15
4. 教育担当でない医療
実践者 4 20
5. その他 5 7
1 2 3 4 5
投票数: 59
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 0:30 2

3. 自己紹介
• 職歴など
– 1987年 産業医科大学卒業、同大学麻酔科
– 2001年 九州厚生年金病院 麻酔科
– 2009年 筑波大学附属病院
– 2011年 東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座
– 2011年 【兼務】全社連 相談役
– 2012年 【兼務】笑顔のおうちクリニック学習開発部門
• 資格
– AHA BLS/ACLS ファカルティー（JSISH-ITC）
– ICLS 指導者養成ワークショップ ディレクター
– 日本麻酔科学会 麻酔指導医
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 3

4. では、あなたの自己紹介を
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 4

5. あなたは、教育の場面では
デブリーフィングに重点を置いている
1. 全くそう思わない（0） 1 1
2. 10/100(かなり否定） 2 0
3. 30/100（少し否定） 3 2
4. 50/100（びみょ～） 4 5
5. 70/100（少し肯定） 5 19
6. 90/100（かなり肯定） 6 19
7. 非常にそう思う（100） 7 16
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 62
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 5

6. あなたは、教育の場面では
デブリーフィング技能教授も目指す
1 0
1. 全くそう思わない（0）
2 0
2. 10/100(かなり否定）
3 2
3. 30/100（少し否定）
4 6
4. 50/100（びみょ～）
5 16
5. 70/100（少し肯定）
6 17
6. 90/100（かなり肯定）
7 22
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 63
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 6

7. 学習者のデブリーフィングを支援する
技能を、あなたは訓練している
1 3
1. 全くそう思わない（0）
2 7
2. 10/100(かなり否定）
3 4
3. 30/100（少し否定）
4 15
4. 50/100（びみょ～）
5 19
5. 70/100（少し肯定）
6 9
6. 90/100（かなり肯定）
7 5
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 62
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 7

8. そして、自己紹介の代わりに
• 今日、あなたがここから去るときにどんな状態に
なりたいか、書き出して下さい。
• 例）医療教育でのデブリーフィングで
– ●●が出来るようになりたい
– △△が分からないので教えて欲しい
– ■と■はどちらが良いのか知りたい
• 4～5個書きだし優先順番を決めて下さい。
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 8

9. メールやフェイスブックが使える場合
以下に「あなたのリスト」を送って下さい
• 電子メールアドレス：
• takahiro_matsumoto@jikei.ac.jp
– takahiroとmatsumotoの間はアンダーバー
• フェイスブックは「松本 尚浩」です
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 9

10. フェイスブックで頂いた質問
• １．「効果的効率的魅力的」のところを知りたい
• ２．デブリーフィングを人に教えるためには，どの
ような項目で分類するのがよいか知りたい
• ３．今の自分のデブリーフィング技能の状況と理
想とする状況のギャップを認識したい
• ４．デブリーフィングを学ぶための媒体，ツール
を教えて欲しい
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 10

11. あなたのお考えを示して下さい
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 11

12. 教育や実践では学習者に
デブリーフィングを実施させるべき
1 0
1. 全くそう思わない（0）
2 0
2. 10/100(かなり否定）
3 0
3. 30/100（少し否定）
4 2
4. 50/100（びみょ～）
5 8
5. 70/100（少し肯定）
6 21
6. 90/100（かなり肯定）
7 37
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 12

13. デブリーフィング終了時に学習者が
一定の成果を得るように努めるべき
1 1
1. 全くそう思わない（0）
2 5
2. 10/100(かなり否定）
3 3
3. 30/100（少し否定）
4 7
4. 50/100（びみょ～）
5 17
5. 70/100（少し肯定）
6 23
6. 90/100（かなり肯定）
7 11
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 67
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 13

14. 教育では学習者に学習方法を
習得させることも重要である
1 0
1. 全くそう思わない（0）
2 1
2. 10/100(かなり否定）
3 1
3. 30/100（少し否定）
4 3
4. 50/100（びみょ～）
5 12
5. 70/100（少し肯定）
6 23
6. 90/100（かなり肯定）
7 28
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 14

15. 番宣：医療者のためのフィードバック・
デブリーフィング学習会＠慈恵医大
• 2011年より試行版開発
– 資料：SlideShareで公開
• http://www.slideshare.net/matstaro/slide-share-
feedbackanddebriefingforhealthprofessionalsosakalifesu
pport25dec2011
• 主な内容
– フィードバック理論の整理
– フィードバック実技
– デブリーフィング理論の整理
– デブリーフィング実技
• 所要時間
– 約4時間
• 開催ご希望の方は、ご連絡下さい
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 15

16. デブリーフィング学習会＠慈恵医大
参加したい／自施設で開催したい
1 0
1. 全くそう思わない（0）
2 1
2. 10/100(かなり否定）
3 0
3. 30/100（少し否定）
4 11
4. 50/100（びみょ～）
5 11
5. 70/100（少し肯定）
6 17
6. 90/100（かなり肯定）
7 28
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 16

17. デブリーフィングとは
• １）数名での会話
• ２）出来事での行動や当事者の気持ちを分析
• ３）将来のよりよい実践に役立つ改善策立案
– [http://www.harvardmedsim.org/debriefing-assesment-simulation-healthcare.php]
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 17

18. 【抄録】このプログラムの目標
１）効果的デブリーフィングを実践できる
→次のよりよい実践への対応策を示す
２）効率的デブリーフィングを実践できる
→短時間に効果を得る
３）魅力的デブリーフィングを実践できる
→反省会よりも長所を伸ばす
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 18

19. 【予定】今日のワークショップ
• １）現場での日々の振り返りを集める
• ２）現場での日々の振り返りを分析する
• ３）現場での日々の振り返りを練り上げる
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 19

20. 【予定】今日のワークショップ
• １）現場での日々の振り返りを集める
• ２）現場での日々の振り返りを分析する
• ３）現場での日々の振り返りを練り上げる
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 20

21. 抄録でお願いしていた準備
皆さんの「振り返り」の情報
• a)イベント：どんな出来事を振り返ったか
– 例：失敗事例、日々の指導・教育
• b)気持ちの状態：学習者とデブリーフィング支援者の気持
ちの状態
– 例：学習者の気持ちが落ち着くようにどのような配慮がされて
いたか、支援者の気持ちは落ち着いていたか
• c)情報集め
– どのような情報を集めたか（例：看護記録、患者の声）
• d)情報分析
– 情報に基づいて、何が分析されたか
• 例：失敗の原因、好評の原因
• e)振り返りの成果
– 振り返りで得られたことは何か
• 例：具体的な改善策、不信感
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 21

22. あなたは、「振り返り情報・分析」を
集めて本日参加した
1 36
1. 全くそう思わない（0）
2 11
2. 10/100(かなり否定）
3 5
3. 30/100（少し否定）
4 2
4. 50/100（びみょ～）
5 2
5. 70/100（少し肯定）
6 2
6. 90/100（かなり肯定）
7 1
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 59
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 22

23. 浅香えみ子学会長の意向は
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 23

24. 基礎教育と卒後教育の
Scaffolding（足場掛け）の
手段として、
ディブリーフィングを用いた
教授方法を示せ、、、でした
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 24

25. タイトル変更のお願い
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 25

26. 基礎教育と臨床教育を
つなぐ
デブリーフィング、改め
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 26

27. 基礎教育と臨床学習を
つなぐ
デブリーフィング
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 27

28. 改めて、本日のゴール
• 効果的効率的魅力的デブリーフィング
– 「効果的デブリーフィング」達成の基準が言える
– 「魅力的デブリーフィング」の条件が言える
– 「効率的デブリーフィング」の例が言える
• デブリーフィングの可能性を論じる
– 基礎教育と卒後教育のScaffolding（足場掛け）の
手段になるのか
• デブリーフィングのモンダイが解明される
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 28

29. 効果的デブリーフィング
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 29

30. 少人数グループづくり
• 2名でグループを作って下さい。
• 自己紹介（3分以内）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 30

31. ＳＧＤ：効果的デブリーフィングの条件
• 2名グループで議論
• デブリーフィング (DeB) のゴールは？
– どんな会話の内容があれば、「DeB終了」？
• 議論後、幾つかのグループで発表
– 発表者を決めておいて下さい
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 31

32. 議論内容
• 次につなぐ
– 目標にむかって気づいたことを言葉で表出
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 32

33. デブリーフィング応用例：軍隊
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 33

34. SGD:軍隊でのデブリーフィング
• 軍隊ではどんなデブリーフィングが想像する
• 問１）適切なデブリーフィングができた軍隊は
将来どうなるでしょうか？
• 問２）軍隊でのデブリーフィングで不可欠の
「会話内容」は何でしょうか？
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 34

35. 議論のまとめ１-1
• 適切なデブリーフィングができた軍隊は将来
どうなるでしょうか？
• 分からない
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 35

36. 議論のまとめ１-2
• 軍隊でのデブリーフィングで不可欠の「会話内
容」は何でしょうか？
• 勝つためには具体的に何をやったらいいのか
• 生き残るためにどんなことをやったらいいの
か
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 36

37. もう一度、デブリーフィングとは
• １）数名での会話
• ２）出来事での行動や当事者の気持ちを分析
• ３）将来のよりよい実践に役立つ改善策立案
– [http://www.harvardmedsim.org/debriefing-assesment-simulation-healthcare.php]
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 37

38. もう一度、デブリーフィングとは
• １）数名での会話
• ２）出来事での行動や当事者の気持ちを分析
• ３）将来のよりよい実践に役立つ改善策立案
– [http://www.harvardmedsim.org/debriefing-assesment-simulation-healthcare.php]
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 38

39. 「効果的デブリーフィング」の効果とは
1 0
1. 欠点指摘
2. 次の実践の改善策明示 2 61
3. 責任所在の明確化
4. 啓発のポスター掲示 3 1
4 1
1 2 3 4
投票数: 63 正解: 61 (61.6%)
0:15 07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 39

40. 【私見１】
学習者デブリーフィングは、
必ず、
「次の似た状況で、
よりよい実践の計画明示」で
終わるべき
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 40

41. 魅力的デブリーフィング
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 41

42. 振り返りでは、
失敗や欠点の修正が主な目的である
1 8
1. 全くそう思わない（0）
2 20
2. 10/100(かなり否定）
3 7
3. 30/100（少し否定）
4 14
4. 50/100（びみょ～）
5 14
5. 70/100（少し肯定）
6 2
6. 90/100（かなり肯定）
7 1
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 66
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 42

43. 欠点に集中すれば、デブリーフィングの
成果があがる
1 35
1. 全くそう思わない（0）
2 14
2. 10/100(かなり否定）
3 9
3. 30/100（少し否定）
4 3
4. 50/100（びみょ～）
5 1
5. 70/100（少し肯定）
6 0
6. 90/100（かなり肯定）
7 3
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 65
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 43

44. リーダーシップ訓練での
強みと弱み
77
80
46
60
41
40 34 入口テスト
出口テスト
20
0
強みと弱みに焦点
弱みに焦点
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 44
Developing Strengths or Weakenesses, Jack Zenger

45. リーダーシップ訓練での
強みと弱み
77
80
46
60
41
40 34 入口テスト
出口テスト
20
強みと弱み両方に焦点をあてた方が、
0
弱みのみに焦点をあてるよりも成果あり
強みと弱みに焦点
弱みに焦点
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 45
Developing Strengths or Weakenesses, Jack Zenger

46. 自分の欠点の修正が、自分の
長所を伸ばすよりも魅力を感じますか
1 23
1. 全くそう思わない（0）
2 18
2. 10/100(かなり否定）
3 5
3. 30/100（少し否定）
4 10
4. 50/100（びみょ～）
5 6
5. 70/100（少し肯定）
6 2
6. 90/100（かなり肯定）
7 2
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 66
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 46

47. 人との会話で、お互いの欠点分析が、
長所分析よりも魅力的
1 40
1. 全くそう思わない（0）
2 15
2. 10/100(かなり否定）
3 2
3. 30/100（少し否定）
4 2
4. 50/100（びみょ～）
5 3
5. 70/100（少し肯定）
6 1
6. 90/100（かなり肯定）
7 3
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 66
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 47

48. 長所を分析し、更に伸ばすための
デブリーフィングは組織で継続される
1 5
1. 全くそう思わない（0）
2 2
2. 10/100(かなり否定）
3 2
3. 30/100（少し否定）
4 7
4. 50/100（びみょ～）
5 6
5. 70/100（少し肯定）
6 20
6. 90/100（かなり肯定）
7 24
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 66
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 48

49. 「魅力的デブリーフィング」について
適切なのはどれか？
1. 反省できたら褒める 1 1
2. 失敗の改善が重要
2 2
3. 失敗短所に触れない
4. 長所・強みに焦点化 3 0
4 60
1 2 3 4
投票数: 63 正解: 60 (60.6%)
0:15 07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 49

50. 【小まとめ】
学習者デブリーフィングは、
「強みを分析することに
焦点をあてる」べき
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 50

51. 【私見２】
「長所に焦点」の練習には
日常的な、失敗ない事例で
デブリーフィング訓練を
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 51

52. 効率的デブリーフィング
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 52

53. 知識、技能を与える時間が必要で
デブリーフィングに時間を割けない
1 13
1. 全くそう思わない（0）
2 10
2. 10/100(かなり否定）
3 4
3. 30/100（少し否定）
4 5
4. 50/100（びみょ～）
5 21
5. 70/100（少し肯定）
6 7
6. 90/100（かなり肯定）
7 4
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 64
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 53

54. 【提案】「効果的・効率的・魅力的」な
デブリーフィング
• 【効果的振り返り】：目的を共有
– 「振り返りの目的」は「将来の、よりよい実践」
– 「よりよい実践」への改善策を明示する
• 【効率的振り返り】：限られた時間内にゴールへ
– 手順を決めて共有する
– 手順を守る
• 【魅力的振り返り】：振り返りたくなる、辛くない場
– 反省ばかりにならない
– 「責めの雰囲気」を除く
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 54

55. 【提案】「効果的・効率的・魅力的」な
デブリーフィング
• 【効果的振り返り】：目的を共有
– 「振り返りの目的」は「将来の、よりよい実践」
– 「よりよい実践」への改善策を明示する
• 【効率的振り返り】：限られた時間内にゴールへ
– 手順を決めて共有する
– 手順を守る
• 【魅力的振り返り】：振り返りたくなる、辛くない場
– 反省ばかりにならない
– 「責めの雰囲気」を除く
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 55

56. 構造化（仕組みが見える）
デブリーフィングの例
• GAS method • GREAT method
– Guidelines
– Gather – Recommendations
– Analyze – Events
– Analysis
– Summary – Transfer of knowledge
• WISER to clinical practice
• Harry Owen & Val
– http://www.wiser. Follows
pitt.edu/sites/wis – http://onlinelibrary.wil
er/ns08/day1_PP ey.com/doi/10.1111/j.
1365-
_JOD_DebriefingInS 2929.2006.02421.x/p
imEdu.pdf df
JSISH 5th, 2013 56

57. 【私見】見える振り返り
（構造化デブリーフィング）の特徴
• 手順に従って（効率的）
– GAS method、GREAT method
• 強みを活かす（魅力的）
– 長所・得意なことを抽出し、さらなる発展へ
– 短所・改善の余地を分析し、改善策模索
• 長所>>短所
• 次に活かすまとめで終わる（効果的）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 57

58. GAS デブリーフィング
• 情報を集める（Gather information）
– 客観的・具体的情報を集める
– シナリオで何が起こったか
• 情報を分析する（Analysis of information）
– 上手く出来たことは、何故上手くいったのか
– 改善すべき点は、どうしたら改善できるか
• 次に活かすまとめ（Summary for future practice）
– 同じような状況で、得意な点をどう活かすか
– 同じような状況で、改善すべき点をどう変えるか？
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 58

59. 自分の組織・部署でデブリーフィング
手順を共有してみたい
1 2
1. 全くそう思わない（0）
2 0
2. 10/100(かなり否定）
3 0
3. 30/100（少し否定）
4 1
4. 50/100（びみょ～）
5 10
5. 70/100（少し肯定）
6 15
6. 90/100（かなり肯定）
7 35
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 63
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 59

60. 効果的・効率的・魅力的デブリーフィング
練習方法
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 60

61. デブリーフィング訓練：自分の体験
従来のデブリーフィング訓練 訓練の実際
• 多くの方々が、情報収集と分
析にほとんどの時間を費やす
• まとめに到達するのは希
まとめ
情報
情報 分析
収集
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 61

62. 【私見】見える振り返り
（構造化デブリーフィング）の特徴
• 手順に従って（効率的）
– GAS method、GREAT method
• 強みを活かす（魅力的）
– 長所・得意なことを抽出し、さらなる発展へ
– 短所・改善の余地を分析し、改善策模索
• 長所>>短所
• 次に活かすまとめで終わる（効果的）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 62

63. 【私見】見える振り返り
（構造化デブリーフィング）の特徴
• 手順に従って（効率的）
– GAS method、GREAT method
• 強みを活かす（魅力的）
– 長所・得意なことを抽出し、さらなる発展へ
– 短所・改善の余地を分析し、改善策模索
• 長所>>短所
• 次に活かすまとめで終わる（効果的）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 63

64. デブリーフィング訓練：新提案
従来のデブリーフィング訓練 新提案の逆順序訓練
まとめ
まとめ
情報 情報
情報 分析 解析
収集 情報
収集
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 64

65. デブリーフィング(DeB)訓練：1段階目
デブリーフィング実施
DeBゴール到達の練習
DeBゴールに到達
いいえ 例１）ゴール到達を例示
しましたか？
例2)チェックリスト使用
はい
次の似た状況で、よりよい
実践が出来るには、何を
すれば良いか言う。
第２段階
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 65

66. デブリーフィング(DeB)訓練：2段階目
デブリーフィング実施
第1段階
「強み」を分析する練習
DeBは「強み」に 例１）上手く出来たことを
いいえ
焦点を置いたか？ 抽出させる
例2)チェックリスト使用
はい
「何故上手くできたか」を
失敗よりも多い項目で、
分析している
第3段階
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 66

67. デブリーフィング(DeB)訓練：3段階目
デブリーフィング実施
第1段階
第２段階
「客観的データ」収集練習
客観的データを
いいえ 例１）ビデオ記録
集めたか
例2)思い出話を使わない
はい
「何が起こったか？」
ビデオやモニター数値を
情報収集している。
DeB３段階
練習
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 67

68. Goal Oriented Debriefing
training method (GOD-tm: )
新提案の逆順序訓練 GOD-tm 試行開始
• デブリーフィングのゴールに達
成が容易になりました。
まとめ • まとめにつながる情報の収集・
分析が容易になりました
情報
解析
情報
収集
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 68

69. Goal Oriented Debriefing
training method (GOD-tm: )
新提案の逆順序訓練 GOD-tm 試行開始
• デブリーフィングのゴールに達
成が容易になりました。
まとめ • まとめにつながる情報の収集・
分析が容易になりました
情報
解析
情報
収集
GOD-tmでデブリーフィング訓練ご希望の方は、
「医療者のためのフィードバック・デブリーフィング学習会」
＠慈恵医大へお問い合わせを
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 69

70. 「効率的デブリーフィング」の例はどれか
1. ARCS model
1 1
2. ADDIE
3. GAS method 2 2
4. JSISH
3 56
4 7
1 2 3 4
投票数: 66 正解: 56 (56.6%)
0:15 07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 70

71. 番宣：医療者のためのフィードバック・
デブリーフィング学習会＠慈恵医大
• 2011年より試行版開発
– 資料：SlideShareで公開
• http://www.slideshare.net/matstaro/slide-share-
feedbackanddebriefingforhealthprofessionalsosakalifesu
pport25dec2011
• 主な内容
– フィードバック理論の整理
– フィードバック実技
– デブリーフィング理論の整理
– デブリーフィング実技
• 所要時間
– 約4時間
• 開催ご希望の方は、ご連絡下さい
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 71

72. 【再】デブリーフィング学習会
＠慈恵医大に参加したい
1 0
1. 全くそう思わない（0） 0
2 1
2. 10/100(かなり否定） 0
3 0
3. 30/100（少し否定） 0
4 11
4. 50/100（びみょ～） 2
5 11
5. 70/100（少し肯定） 9
6 17
6. 90/100（かなり肯定） 19
7 28
7. 非常にそう思う（100） 38
before after
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 72

73. 基礎教育と卒後教育のScaffolding（足場掛け）の手段になるのか
デブリーフィングの可能性を論じる
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 73

74. 「◎●を講義してください」という
医療学生を歓迎する
1 2
1. 全くそう思わない（0）
2 3
2. 10/100(かなり否定）
3 7
3. 30/100（少し否定）
4 21
4. 50/100（びみょ～）
5 13
5. 70/100（少し肯定）
6 10
6. 90/100（かなり肯定）
7 15
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 71
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 74

75. 「◎●を講義してください」という
医療実践者を歓迎する
1 5
1. 全くそう思わない（0）
2 9
2. 10/100(かなり否定）
3 11
3. 30/100（少し否定）
4 12
4. 50/100（びみょ～）
5 10
5. 70/100（少し肯定）
6 12
6. 90/100（かなり肯定）
7 12
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 71
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 75

76. 自分を囲む医療実践から振り返り、
自ら学ぶ医療実践者を歓迎する
1 0
1. 全くそう思わない（0）
2 0
2. 10/100(かなり否定）
3 0
3. 30/100（少し否定）
4 1
4. 50/100（びみょ～）
5 5
5. 70/100（少し肯定）
6 16
6. 90/100（かなり肯定）
7 48
7. 非常にそう思う（100）
1 2 3 4 5 6 7
投票数: 70
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 76

77. ある環境に置かれると、
人は環境から学ぶ
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 77

78. 環境から
学べない人に
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 78

79. 環境から
学べない人に
技術
知識
環境から抜き出した
ある環境に置かれると、
事柄を与える
人は環境から学ぶ
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 79

80. 自ら振り返り、実践発達する医療者に
卒業前に成長すべきである
1 00
1
1. 全くそう思わない（0） 2 0
2. 10/100(かなり否定） 3 00
1
4 01
10
3. 30/100（少し否定）
5 0 40
1 1
4. 50/100（びみょ～） 6 6 02 7 2
5. 70/100（少し肯定） 7 8 1 7 10 3
医療学校教職者
6. 90/100（かなり肯定） 医療学生
7. 非常にそう思う（100） 医療機関教育担当
教育担当でない医療実践者
その他
投票数: 71
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 80

81. 自ら振り返り、実践発達する医療者に
卒業後に実践現場で成長すればよい
1 3 020
1. 全くそう思わない（0） 2 101 2 0
2. 10/100(かなり否定） 3 10 3 20
4 3 1 3 4 2
3. 30/100（少し否定）
5 3 1 2 6 0
4. 50/100（びみょ～） 6 10 3 4 2
5. 70/100（少し肯定） 7 2 1 101
医療学校教職者
6. 90/100（かなり肯定） 医療学生
7. 非常にそう思う（100） 医療機関教育担当
教育担当でない医療実践者
その他
投票数: 69
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 81

82. ＳＧＤ：デブリーフィングの可能性
• 2名グループで議論します。
• 問）卒業前にデブリーフィング技能を身につけ
ると、そうでない場合に比べて、卒業生が医
療実践者として自立的に発達する可能性が
たかくなるか？
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 82

83. 議論結果
• 自立的な学習ができ、動機づけが高まるかも
• 失敗から学べる場があれば
• 早ければ早いほど効果的か？
• 学生には適応困難
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 83

84. 暗黙知と形式知
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 84

85. 暗黙知と形式知
形式知
暗黙知
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 85

86. 07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 86

87. シミュレーション
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 87

88. デブリーフィング
シミュレーション
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 88

89. シミュレーションだけでは暗黙知のまま
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 89

90. 暗黙知を形式知へ変化させる
デブリーフィングが必要
シミュレーションだけでは暗黙知のまま
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 90

91. 【私見３】
振り返り学習方法の
習得が、基礎教育と
臨床学習の
scaffoldingである
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 91

92. デブリーフィング支援者養成
方法と資料
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 92

93. 学習者のデブリーフィング技能と
デ デブリーフィング支援の方略
ブ
リ
ー 学
フ 習 見守り
ィ 者 適宜介入
ン の
グ
技 司会
能
デブリーフィング支援者の役割
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 93

94. デブリーフィング支援者
デブリーフィング技能初等 デブリーフィング技能中等 デブリーフィング技能高等
a) デブリーフィング司会者 b) デブリーフィング介入者 c) デブリーフィング観察者
デブリーフィング実践者 デブリーフィング支援者
デブリーフィング実践者のデブリーフィング技能に応じて、デブリーフィン
グ支援者の在り方には、a) デブリーフィング司会者、b) デブリーフィング
介入者、そしてc)デブリーフィング観察者の立場があり得る。
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 94

95. お勧めの資料
• ibstpi インストラクターコンピテンシー
– 特に、以下のコンピテンシー
• 1. コミュニケーション、9. 議論管理、
• 10. 効果的質問、11. フィードバック、
• DASH:デブリーフィング評価システム
– http://www.harvardmedsim.org/debriefing
-assesment-simulation-healthcare.php
– 日本語訳発表予定（武田聡先生らによる）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 95

96. ibstpi インストラクターコンピテンシー
プロフェッショナルとしての基礎
１． 効果的なコミュニケーションを行う。
２． 専門分野の知識やスキルを常に磨いておく。
３． 規定の倫理や法を順守する。
４． プロフェッショナルとしての信用を確立する。
企画と準備
５． インストラクションと方法と教材を企画準備する。
６． インストラクションに必要な具体的な準備をする。
方法と戦略
７． 受講者が意欲的に、集中して学べるように働きかける。
８． プレゼンテーションを効果的に行う。
９． ファシリテ－ションを効果的に行う。
１０． タイミングよく的確に質問をする。
１１． 明確な説明とフィードバックを与える。
１２． 学んだ知識やスキルが持続するように働きかける。
１３． 学んだ知識やスキルが実際に使えるように働きかける。
１４． メディアやテクノロジーを使って学習効果を高める。
評価
１５． 学習成果とその実用性を評価する。
１６． インストラクションの効果を評価する。
マネジメント
１７．学習効率と学んだことの実践を促進する環境を維持する。
１８．適切なテクノロジーを使って、インストラクションのプロセスを管理する。
JSISH 5th, 2013 96

97. 日本語でお読みになりたい方へ
• 拙論「インストラクターコンピ
テンシーの医療者教育への
応用」
JSISH 5th, 2013 97

98. 日本語でお読みになりたい方へ
• 拙論「インストラクターコンピ
テンシーの医療者教育への
応用」
「医療職の能力開発」vol 2.
今年3月発売予定
「医療者が学習や教育にフィードバック・
デブリーフィングを役立てるために」掲載
予定 98
JSISH 5th, 2013

99. 【私見４】
デブリーフィング
支援者技能は
訓練が必要
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 99

100. あなたのモヤモヤを解明しましょう
デブリーフィングのモンダイを解明
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 100

101. あなたは、教育の場面で、
デブリーフィングにもっと重点を置く
1
1. 全くそう思わない（0） 1 0
0
2. 10/100(かなり否定） 2 0
2
3. 30/100（少し否定） 3 0
5
4. 50/100（びみょ～） 4 0
19
5. 70/100（少し肯定） 5 5
19
6. 90/100（かなり肯定） 6 13
16
7. 非常にそう思う（100） 7 50
before after
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 101

102. あなたは、学習者へデブリーフィングの
技能教授にもっと重点を置く
0
1. 全くそう思わない（0） 1 0
0
2. 10/100(かなり否定） 2 0
2
3. 30/100（少し否定） 3 0
6
4. 50/100（びみょ～） 4 0
16
5. 70/100（少し肯定） 5 6
17
6. 90/100（かなり肯定） 6 22
22
7. 非常にそう思う（100） 7 40
before after
投票数: 68
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 102

103. デブリーフィングを支援する技能を、
あなたはもっと訓練したい
3
1. 全くそう思わない（0） 1 0
7
2. 10/100(かなり否定） 2 0
4
3. 30/100（少し否定） 3 0
15
4. 50/100（びみょ～） 4 0
19
5. 70/100（少し肯定） 5 5
9
6. 90/100（かなり肯定） 6 3
5
7. 非常にそう思う（100） 7 57
before after
投票数: 65
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013
0:20 103

104. ＳＧＤ：まだモヤモヤありますか
• 2名グループ２個で新グループを作って下さい
• 1名が司会者、1名が発表・記録者に
• 最初に挙げた疑問点で解明していないものを
共有しましょう
• 共通して解明していないこと、リストにします
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 104

105. 学習者自立のためのScaffolding:
デブリーフィング
卒前教育 臨床学習
医療学習者の自立を
デブリーフィングで支援しましょう
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 105

106. Take Home Messages
• 効果的・効率的・魅力的デブリーフィングの勧め
– 「次のよりよい実践への計画立案」が必須
– デブリーフィングを見えやすく（構造化）
– 長所に焦点を
• デブリーフィング訓練方法の提案
– GOD-tm
• デブリーフィング実践支援者の養成が重要
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 106

107. 老子
授人以魚 不如授人以漁
（魚を与えるのでなく、魚の釣り方を教えろ）
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 107

108. 卒前教育から、生涯続く学び方を：
デブリーフィング習得を足場に
Teach him how to fish and
you feed him for a lifetime.
魚の釣り方を学ぶと一生食べられる
Give a man a fish and
you feed him for a day,
欲しい魚を与えても、食べて終わり
07 Mar 2013 JSISH 5th, 2013 108