4. デルフォイからの神託
O ソクラテスの弟子カレフォインがデルォ
イにあるアポロン神を祭ってる神殿にい
く。
O 「ソクラテスより賢い人はいますか?」と
聞くと、「ソクラテスに勝る賢者はいな
い。」とお告げがでる。
O ソクラテスは不審に思うが他の賢者を訪
れると、アポロン神のお告げが正しいと
確信する。
6. ソクラテスのいう
「徳(アレテー)」
O 目的を達成するための優秀性、人生で役
立つ機能性。
O 人間の魂をさらによくする正しい生き方。
O 知徳合
→人間にとって「徳=知識」
正しい知恵があれば悪いことはしない。
7. 死刑判決と自殺
O 問答法→相手の話をよく聞き矛盾点をつ
く。
これによって人々の反感を買い、(70歳
になる頃)裁判にかけられる。
O 罪状;「ギリシア古来の神々を冒涜(ぼ
うとく)し、自らの神を作り出した。そ
して、若者たちを誤った方向に導いた」
O 判決は死刑。
O 死刑判決宣告直後、
毒杯をあおり自殺。
9. O ソクラテスは裁判にかけられてもアテネ
の町に出て、問答法を繰り返した。
「私が問答を繰り返す行為をやめれば、
罪が軽くなるようだが、それは自分の使
命に反することなので、たとえ殺されよ
うが、『知を愛すること』はやめない。
情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)
なんて求めない」と語った。
O 本の一番最後に
─Apology Also known as The Death of Socrates by
Plato─
“The hour of departure has arrived, and we go our ways--I to
die, and you to live. Which is better God only knows.”
―Project Gutenberg Etext─Translatedby Benjamin Jowett―