Twitter：https://twitter.com/kojimadev 「Misoca 冬のLT大会」のLTで発表した資料 https://mokuteku.connpass.com/event/155694/

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生産性を2倍にしたチームビルディング
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2019/12/5
Misoca 冬のLT大会
小島優介

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自己紹介
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名前：小島 優介
業務：C#でのツール開発
Twitter：@kojimadev

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話したいこと
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世の中のグッドプラクティスや技術を積極的に導入して
その知見をアウトプットすることをチーム全員で続けていたら
生産性がとても上がったという話。

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当初(半年以上前)のプロジェクトの状況
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C#でのツール開発業務。
メンバーは中堅1人、ほぼ新人が2人。
全員スキルレベルは低い。
開発生産性は、社内の他チームより低い。
→生産性の向上が必要。

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新しいチームビルディングの提案
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新しい技術の導入やアウトプットで、自分たちが成長し、
よりよい成果が作れるようになり、メンバーの幸福度が上昇すると考えられるため、
この活動を「ハピネスチームビルディング」と名付けた。
さらに、活動内容を社内に発信し続けることで
「情報発信に積極的に取り組む社内風土を作ること」を目標にかかげた。
（大義があることで、アウトプットのモチベーションを高めるため）
世の中のグッド
プラクティスや技術
社内/社外
積極的に導入
得た知見をアウトプット
いいね！でモチベーションアップ

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活動実施
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メンバー全員がハピネスチームビルディングに共感したため、
全員が様々なプラクティスや技術を提案（以降で8つ紹介）

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活動1. ペアプログラミング/モブプログラミングの導入
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技術力の一番高い人に引っ張られてメンバーのスキルが効率的に向上。
また、難しいタスクほど、以下のメリットで生産性が向上する。
・意思決定や設計判断の待ちや手戻りがなくなる
・発話による思考整理ができる(人に話すと間違いに気付く)
・ナビゲーターは俯瞰した視点から問題を見つけやすい
・一緒に問題を解消しながら進めるため、楽しく開発できる

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活動2. 毎朝15分のアウトプット勉強会 – 書籍編
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書籍はアウトプットした方が身に付くというグッドプラクティスを元に
[毎朝15分のアウトプット勉強会]という育成手法を考案し導入。
事前に書籍を読んできた上で、その重要ポイントを各自が自分の言葉で説明。
→書籍の知識がしっかり身に付き、行動が変わる。
＜詳細は以下＞
毎朝15分の勉強会で若手の行動が驚くほど改善した話
https://qiita.com/kojimadev/items/cd5dd5332e33b3ef46a6

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活動3. 毎朝15分のアウトプット勉強会 – 設計・実装編
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設計・実装は、成果物をアウトプットする経験を積むことで成長するため
[毎朝15分のアウトプット勉強会]の設計・実装編を考案し導入。
事前にデザインパターンを用いたクラス図とコードを書いてきて、そのレビュー。
→若手が設計・実装の経験を積むことでスキルアップ。
＜詳細は以下＞
毎朝15分の勉強会で若手の設計力がメキメキアップした話
https://qiita.com/kojimadev/items/99d2aa1c9bc67a835480

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活動4. プレビュー時点のC#8.0を導入し、null安全に改修
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正式リリース前のプレビュー段階からC#8.0を導入し、
その新機能を用いて既存プログラムをnull安全に改修。
その後は、nullポイントアクセスに苦しむことがなくなり、生産性が向上。
＜詳細は以下＞
C# 8.0 の目玉機能「null許容参照型」で既存プログラムを安全にnull安全にする
https://qiita.com/kojimadev/items/d2ee29e85c4c0859275a

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活動5. 分報の導入
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「Working Out Loud」というコンセプトに基づいたプラクティス。
自分専用チャンネルで「今やっていること」や「困っていること」をつぶやく。
作業を可視化により、問題整理とメンバー間の協力が加速し、生産性が向上。
分報の例
＜詳細は以下＞
分報で各自の作業を可視化したら、メンバー間の協力が加速された話
https://qiita.com/kojimadev/items/ea8825dec1b0d0d2874c

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活動6. 毎日の学びをアウトプット
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有用な技術記事で学んだことや、業務中に学んだことなどを
Slackのアウトプット用チャンネルに毎日投稿し、スキルアップ。

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活動7. 毎月技術記事を投稿
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全員が毎月2件以上、技術記事を社内版Qiitaのような社内システムに投稿。

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活動8. ポジティブフィードバック（一番大事）
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前提として、褒め合う文化作りは、世の中の一流企業でも実施しており、
人材育成において重要。
メンバー同士で「日々の行動」に対して積極的にポジティブフィードバックする。
行動を褒めることで、その行動と喜びの感情が結びつき、その行動が定着する。
自分は毎日10回くらいメンバーを褒めている。
(例)毎日の学びのアウトプットを褒める、相談に来たタイミングを褒める。

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その他にも様々なプラクティスや技術を導入
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不具合のことをドラゴンと呼ぶ(不具合修正者はドラゴンスレイヤー)など
他にもたくさん導入。

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効果・実績値
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＜社内での情報発信＞
活動開始から半年で50件以上の技術記事を社内に発信。
→社内でダントツに多く技術情報を発信するチームとなり、その自負ができる。
＜世の中のエンジニアからの評価＞
活動内容の一部をQiitaに投稿した結果、半年間で20万PV、3000いいね。
2019年7月は月間ユーザーランキング1位を獲得。
→世の中のエンジニアに評価される活動と分かり、モチベーションが上がる。
＜生産性の向上＞
全員が大幅にスキルアップし、開発生産性は前年度から2倍に増加。

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まとめ
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世の中のグッドプラクティスや技術を積極的に導入して
その知見をアウトプットすることをチーム全員で続けていたら
生産性も上がった上に、全員の仕事に対する熱意が上がった。
以下はメンバーの全社員向けコメント。
（自分が同じ年の頃、こんな熱意ある宣言はできなかった）
＜3年目社員＞
今後もこの活動を継続して、〇〇のことなら私に聞けば大丈夫だと
周知されるくらい、技術力向上に勤しみます！
＜2年目社員＞
皆さんから一目置かれるチームとなれるよう、
今後も技術発信・提案に取り組んでいきます！！