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ぽるし改
- 2. ポルトガルって？ 正式名称：ポルトガル共和国 （República Portuguesa） 面積：91,985平方キロメートル （日本の約4分の1） 人口：約1,043万人 （2013年，国立統計院） 首都：リスボン市 （人口：約54.8万人） 言語：ポルトガル語 宗教：カトリック教徒が圧倒的 多数 国祭日：6月10日 （ポルトガルの日，16世紀の大詩人カ モンイスの命日） （外務省各国地域情勢より） 図：ポルトガルの位置 図：ポルトガルの国旗
- 3. 年表（適当にピックアップ） 建国以前：紀元前（旧石器etcの詳細は略） BC600ごろまでに、ケルト人系ルシタニ族、フェニキア人、ギリシャ人が 半島へ渡る。ケルト人は先住民のイベロ族と混血しケルト・イベロ族を形 成 BC218-201：第二次ポエニ戦争（ローマ対カルタゴ） ローマ人の侵入 BC193-40：ルシタニア戦争（ルシタニア人対ローマ） ローマの支配下へ（ローマ属州ルシタニア） ルシタニアにはヴィリアトという知略に 長けた将軍がいました。彼は幾度も ローマの攻撃を退けましたが、ローマ側 に買収された部下により毒殺され、彼 の不在によりルシタニアはローマ支配 下に置かれることとなります 赤い部分が属州ルシタニア
- 4. 建国以前：紀元後ローマ支配からイスラム支配へ （お好きなようでしたら聖戦のイベリアとか聴いててください） AD411：西ローマ帝国支配の弱体化 ゲルマン民族（スエヴィ、アラン、ヴァンダル）の侵入 415~：西ゴート族の移動 585：西ゴート族によるヒスパニア統一 ※宗教はアタナシウス派キリスト教 711：グアダレッテの戦い（西ゴート対イスラム） イスラム勢力の侵入、ウマイヤ朝カリフの支配下へ この時イスラム勢力の支配下に置かれた地域を 「アル・アンダルス」と呼びます。 支配者層はムスリムで、彼らは改宗を勧めました が信仰の自由を認めていました。そのため国内に は、残留したキリスト教徒（後にイスラム化してモ サラベと呼ばれる）やユダヤ教徒、またキリスト教 から改宗したムスリム（ムラディ）など、様々な宗教 が混在していました。
- 5. レコンキスタ期（ポルトガル周辺） 718：半島北部でキリスト教勢力のアストゥリアス王国建国（王ペラーヨ） 798：リスボン襲撃（制圧できず） 868：ヴィマラ・ペレスがポルトを征服 アルフォンソ三世によりポルトゥカーレ伯（ミーニョ川とドウロ川の間一帯）に封じられる 871：コインブラを再征服 グティエレスがコインブラ伯に 910：アルフォンソ三世の死 アストゥリアス王国は息子の手によりアストゥリアス、レオン、ガリシアの三王国へ 962：ポルトゥカーレ伯がレオン王国に対し反乱 966：コインブラ伯がレオン王国に対し反乱 987：ポルトゥカーレ伯ゴンサロ・メンデスが独自に「ポルトゥカーレ大公」 を名乗りレオン王と対立するも敗北 1008：ガリシアに上陸したヴァイキングによりポルトゥカーレ伯メンド・ゴン サルヴェス二世が殺される
- 6. 1054：カスティーリャ・レオン王フェルナンド一世、トロウカ、セイア、ラメゴ、 ヴィゼウを奪還 1064：コインブラ奪還 1065：フェルナンド一世の死により領土分割、三男ガルシアがガリシア・ ポルトガル王国の建国を宣言 三人の息子たちの間で対立、内戦 1071：ペドロソの戦い ポルトゥカーレ伯ヌーノ二世メンデスがガルシアに反旗を翻しガリシア王を宣 言するも敗北、戦死 1072：レオン王アルフォンソ六世（長男）がカスティーリャ王、ガリシア王を 継ぎ、カスティーリャ・レオン王国を再統合 カスティーリャ王サンチョ（次男）が暗殺され、ガリシア王ガルシア（三男）が捕 らえられたため アルフォンソ六世（カスティーリャ王としてはアルフォンソ一 世）は婚姻関係でフランス貴族と関係を結び、更にローマ典 礼を導入するなどしてローマ教皇との関係を重視、強化しま す。その結果「ヒスパニア皇帝」の称号を許されました。 (1077) 後に王権の強化を目的とし、イベリア半島出身でない貴族 （前述のフランス貴族）に伯領を譲渡することで、世襲的だっ た各地の伯の力を削いでいきます。
- 7. 1085：アルフォンソ六世がトレド征服、テージョ川以北を平定 1086：ムラービト朝が北アフリカより侵入、反撃 アルフォンソ六世はキリスト教各国に援軍を要請 要請によりフランスからレイモン・ド・ブルゴーニュとその従兄弟アンリ・ド・ブルゴーニュがイ ベリア半島へ 1093：レイモンがガリシア、ポルトゥカーレ伯領、コインブラ伯領を譲渡される アルフォンソ六世の娘ウラカとの婚姻による 1094：イスラム軍のユスフ・イブン・タシュフィンがレイモンの軍に勝利しリス ボンを征服 1096：アンリ・ド・ブルゴーニュがコインブラ伯領を含むポルトゥカーレ伯領を 譲渡される アルフォンソ六世の庶子テレサとの婚姻による 1107：レイモン死去 寡婦となったウラカはアラゴン・ナバラ王アルフォンソ一世と再婚 1109：アルフォンソ六世死去、ウラカがカスティーリャを継承 同年：アフォンソ・エンリケスの誕生 1111:コインブラの騎士がアンリに対し反乱 同年：ウラカとアルフォンソ一世の婚約解消 近親婚が理由？ 1112：ポルトゥカーレ伯アンリ死去
- 8. 貴族間の対立へ ウラカレイモン アルフォンソ・ライムンデス （後のアルフォンソ七世） ペドロ・フロイラス・デ・トラバ （ガリシアの有力貴族/アル フォンソの後見人） ガリシアから切り離 された旧ポルトゥ カーレ伯領（ドウロ 川以北）を取り戻し たい 息子のフェルナンド・ペレスと寡婦であ るテレサ（アンリの元妻）を結婚させよ うと、彼女をガリシア側に取り込む カスティーリャ・レオン王国 ポルトゥカーレ伯領 （反ガリシア、反テレサ） アフォンソ・エンリケス （テレサの息子） 伯領内の貴族、司教など 貴族のもとで養育され ていたため、貴族＞母 領内へのガリシアの影響を避 けたい/自主権を守りたい
- 9. 1128,6/24：サン・マメーデの戦い アフォンソ・エンリケス側（ポルトゥカーレ伯領）の勝利 テレサはガリシアに逃亡、代わってエンリケスがポルトゥカーレ伯に 1131：首都をギマランイスからコインブラへ 南部でのレコンキスタ展開と領土拡大のため 1135：カスティーリャ王アルフォンソ七世が全ヒスパニアの皇帝を称する エンリケスは皇帝即位式に参列せず 1137：トゥイの和平条約 カスティーリャ・レオンとの和平及び忠誠と服従を誓うが、関係は次第に悪化 同年：リスボン攻略を目指すも退けられる 同年：イスラム勢力がレイリアを奪還 1139,7/25：オーリッケの戦い 以降、エンリケスがポルトガル王を名乗る 1140：ヴァルデヴェスの戦い（カスティーリャ・レオン王国対ポルトガル王国） ポルトガルの勝利 1143,10/5：サモラ条約 ポルトガルの分離独立、ボルゴーニャ王朝が始まる。エンリケスはアフォンソ一世に ローマ教皇に臣下の礼をとり、エンリケス（アフォンソ一世）は教皇の家臣に 半島内での内紛によるイスラム勢力の反撃を恐れたローマ教皇の仲介によります。この時点ではカスティー リャとの間に皇帝と王という上下関係が残ったため、アルフォンソ七世にとっても家臣に王を持つというメリット がありました。また、条件として以降エンリケスがカスティーリャ領内に侵入しないことが盛り込まれています
- 10. 1145：ムワッヒド朝が半島へ侵入 1147,3：サンタレンを急襲 同年,7:十字軍がイギリスを出港しポルトに寄港、リスボン征服への協力 を要請 同年,10/25：リスボン陥落 攻城は150日間に及んだ 国の領域はテージョ川流域へ 1153：アルコバッサ修道院創設 1154：アフォンソ一世の子サンショ誕生 1158：アルカセル・ド・サル攻略 1159：エヴォラ、ベージャを攻略 1161:上記三都市を奪還される 1162：ベージャを再征服 1165：エヴォラを再征服 1173：サンショが摂政に 1179：教皇アレクサンデル三世により、アフォンソ一世が正式に王位を認 められる オーリッケの戦いでのゲルマン式即位を不満に思ったローマ教皇は、これまで エンリケスをアフォンソ一世として正式に認めようとしていなかった 1185：アフォンソ一世の死去、サンショがサンショ一世として即位