某大学の集中講義のレジュメのようなものです。当該講義を受講した方の復習向けという形で作っています。リンゴ。 注：制作者当人はPowerPoint自体が不慣れなため、構成・表現が稚拙なところがあります。ご了承ください。

1. 2017/02/13
Directed by U

2. ・ことばに関係する各種概念の定義
・なぜ人間は2足歩行なのか
・語はどのように発生したのか
・先史時代と有史時代の記録
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3. 「ことば」について議論していくうえで、自分なりの定義を持っ
ておくことは必要。
ここでは情報行動論Ⅰ・Ⅱの復習もかねて見てみることにする。
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4. ⑴コミュニケーション
知覚や感情、思考、情報などを伝達あるいは交換すること
・その媒介は五感が担う
・辞書によっては「精神的交流」と記されるが、同義と考えて
よい
・語源：ラテン語で「分かち合う」を意味するcommunicare
コミュニケーションの種類にはどのようなものがあるか…
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5. ⑵ことば
意味、感情、意志、考えを表現するために使う音声、文字
⑶言語
意志、思想、感情などを表現、伝達するための記号体系
・包含関係は、ことば⊂言語である
ことばはなぜ「言葉」と漢字で表記されるのか
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6. ⑷記号
一定の内容を表示するための文字、徽章など
知覚を介して意味を伝達する
・何かが何かを指し示すもの全体
⑸語
ことば、単語
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7. ⑹意味
記号、表現によって表される内容あるいはそれが表す意義
意味と意義の違い
・意味：文脈の必要性
・意義：文脈がなくてもよい
意味を作り出すメカニズム→音とそれが指す内容を対応
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8. ⑺概念
英：concept、独：begriff(griffはgripの受け身)
事物の本質をとらえる思考の形式
個々の事物から共通な性質を取り出してつくられた表象
意味の明確化に必要なもの
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9. ⑻内包
概念が指し示す意味内容
Ex)金属の内包は展性、可塑性、金属光沢をもつetc.
⑼外延
内包を満たす、概念の適用範囲
Ex)金属の外延は金、銀、銅、錫、鉄etc.
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10. コンピュータにできないこと
本質を入力しても、コンピュータは事例に対しその本質に当て
はまるのか、逐一チェックを通さねばならない。
⑽表象
こころに思い浮かべる外界の対象の像
物質的に存在している人間が非物質的である観念をつくり出す
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11. ○概念の特徴
①概括された結果
②抽象作用、捨象作用
③大雑把な合致
④事物全体に対し、外延と内包を示す
⑤概念に100％一致するものは存在しない
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12. ○概念は、同一性を保証しないが、普遍性を保証するものである
音を聞いたときに、人間がものごとを理解できるのは？
→音と概念が結びついているため
・結びつける過程は各自が行う
○同じ言葉を発するときに違う解釈が生じる。
⇒これが全世界を巻き込み、嘘や真実へ分かれる可能性に…
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13. ・文字の出現以前と以降で何が変化したのか
・自分たち（主に庶民）が文字を使えるようになったのはいつ？
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14. ①僧侶：飛鳥～奈良時代あたり？ 読経の必要性
②貴族：平安時代 国風文化における文学など
③武士：中世
④商人：江戸時代
⑤庶民(富裕層)：明治時代前半 大学や学校にて読み書き
⑥庶民全体：昭和戦後 義務教育制度
◎文字は「偉い人」のツールであった
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15. 情報処理をしているのはコンピュータだけではない
人間も情報処理を行っている
コンピュータは人間を超越する(主に計算力)
But…洞察力は人間の方が優れている
・コンピュータにおける機械翻訳の可能性
→常識の変容に対応できないため、不完全な部分も
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16. 歴史の教科書などには、猿人→原人→旧人→新人の過程
ここでは、猿人以前までの過程
・「人類が立って歩く」ことが可能なのはなぜか？
2足歩行が可能な動物：恐竜・ヒト
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17. 小惑星の衝突→恐竜の絶滅
プルガトリウス(サルの一種)が生き残る
⇒アダピス類(原猿類の祖先)とオモミス類(真猿類の祖先)に分岐
プルガトリウスは樹上で生活を営んでいた
プロコンスル：世界最古の類人猿とされる
奥歯の表面に膨らみ(チンパンジー・ヒト特有)
しっぽをもたない
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18. 1800万年前 プロコンスル：ルシンガ島
ピテカントロプス：サルとヒトの中間的存在
400万年前 ルーシー(アファール猿人)
骨盤が横に広がる‥2足歩行に適する
2足歩行には中臀筋が使われる‥身体の均衡を保つため
木の枝にぶら下がる行為→背骨を伸ばす訓練？
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19. チンパンジーと人間の分かれ道は？
・共通の祖先をもつ、遺伝子が99％同じ
・490(±20)万年前の地殻変動でアフリカ大陸に山脈
・山脈の東西で環境変化‥東は乾燥→草原に変化
・東の地域では木がないため樹上で生活できず
⇒しだいに2本足で歩くための身体が形成される
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20. 200万年前ごろ 頭蓋骨の言語野が膨張⇒音声言語のはじまり？
・言語野以外で膨らんだ部分はあるの？
たとえば、小脳や間脳は生命維持機能なので
あまり拡張されない
・大脳全体のふくらみ
⇒道具や火の使用など、目的/方法/結果を踏まえる思考の過程
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21. 喃語や赤ちゃん言葉は何らかの意味を指し示す
○共実践的体系
労働、対象的行為を通じたコミュニケーション
一回性、同じ場面の共有などが特徴 文明的水準が低い
○共意味論的体系
語の意味を限定、文脈からの解放 ⇒一般的理解
対象の認識、思想の表現
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22. 文字によらない記録(先史時代)とはどのようなものか
ラスコーの洞窟壁画(ヴェゼール渓谷の装飾洞窟群)
・1940年に発見
・クロマニヨン人によって描かれた
・動物は写実的、人間は抽象的に描かれている⇒なぜ？
・クロマニヨン人はクロマニヨン石器を使用して生活
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23. 観光客のはく二酸化炭素により、絵画の腐食劣化が懸念
→封鎖、現在は一日に数人の研究者を立ち入らせているのみ
代替として、ラスコーのレプリカ「ラスコー2」他の制作
立体写真技術を用いてほぼ完全に再現
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24. ○3大ピラミッド(4600年前)
大きい方から順にクフ王、カフラー王、メンカウラー王
○カイロ博物館‥3人のファラオ(王)の像が収蔵
クフ王の坐像：半壊状態で発見、破片を集め再現
カフラー王：王の権威を示すネメス頭巾
メンカウラー石像：神と並ぶ存在であることを意味
スフィンクス：カウラ―王がモデル 巨大な石像・ネメス頭巾
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25. ・高度な知識と技術
リンド数学パピルス：世界最古のパピルス数学問題集
・ツタンカーメン王墓
ミイラは黄金の棺に収められている
祖母の衣鉢を持っている様子
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26. ・ミイラ
ラムセス2世(アブ=シンベルの建造主)
カノプス壺(ミイラとは別に臓器を保存)‥ミイラの腐食を防ぐ
イムセティ(肝臓)、ハピ(肺)
ドゥアムトエフ(腸)、ケべスセヌエフ(胃)
棺の表面には「死者の書」→文字の表出
パピルスに記されたものがトリノ・エジプト博物館に収蔵
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27. ・ミイラ
プスセンネス1世
黄金のマスク 霊の迷いがないようマスクは本人の顔
黄金の腕輪、コガネムシ(フンを運ぶ→太陽を運ぶ)
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28. ・ヒエログリフ‥絵、文字のかたち
・定住＝衣食住すべてを満足させる必要がある
川のほとり→農耕牧畜⇒都市の発達⇒階級社会
⇒文字・数字の発生
文字・数字はもとは貿易・交易の記録に使われていた
・楔形文字‥木の形で刻印
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29. 文字ができると、発音して後世に伝えていく
⇒読み書き、学校の完成へ
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