滋賀大学ビジネスイノベーションスクールで研究発表したビジネスプランの概要です。 ポスト資本主義社会に向けて、イノベーションの種を見つけて考えてみました。普段生きるための生活コストって何に対しての支払っているのでしょうか？また、その人の人生を充実させるための働き方って何かを具現化してみたいと思っています。 都市と田舎を行き来できる第３の故郷であり、ワーク・イン・レジレンスにつながる仕組みづくりとして位置づけました。

1. ○○シェアハウス事業
滋賀大学ビジネスイノベーションスクール
2017.1.7

2. 私たちのミッション
“enphilo”
• ワクワクする気持ちや行動を大切に、豊かさ
を実感でき、つながりが連鎖する経験を提供
する。
• 私たちは、事業活動を通して様々な「en」を紡
いでいき、価値共有する「philosophy」を大切
にしていきます。

3. 事業コンセプト
日本の四季を感じながら
人生の３分の１を費やす仕事を豊かにでき、
人生の３分の１を占める睡眠を充実させるには、
ワクワクする旅と冒険を共有できる
もう一つの故郷が必要だ。

4. 事業背景
「さとり世代」という言葉にも象徴されるように、日常に何か物足りなさを感じ、
人生に希望を見出すことが難しくなっている。
先進７カ国のなかで、１５歳〜３４歳の若年者死因第１位の「自殺」、
一度レールを外れると、孤立していくことが多く、自分はもうだめだと思い込んでしまう。
しかし、何かと比較しての生き方や価値基準よりも、自分の軸を決めること。
そして、自分がワクワクすることを共有できる仲間との対話や実践する経験で
価値転換でき、心からやりたいことを見つける機会になる。
まずは共感から始めよう。そのために自分の理念（philosophy）をもとう。
そして、貨幣経済や固定化された組織・共同体とは異なる価値観や社会を創造しよう。

5. 事業ドメイン
「シェアワークプレイス」
サービス
「シェアルーム」
サービス
「ギフトトラベル」
サービス
Coworking / Colearning
プレイスとして、人が集い、
働き、学べる環境を提供。
有料イベントやワークショプも
実施可能。
ルームオーナーとして、シェ
アハウスに住むことができ
る。
住人のフォローを前提に、
住人募集も行うことも可能。
快適に休息でき、そして
自分の経験や学びをシェア
しながら、未来を創造する
対話の場（フューチャーセン
ター）として利用できる。

6. ニーズおよびウォンツ
・田舎でのコワーキングやサテライトオフィスを希望する個人および事業者
・田舎暮らしを検討しているが、トライアルで体験したみたい移住希望者
・将来に不安を感じ、人との出会いによる価値転換をもとめている短期滞在者
・キャリアチェンジや新しい再出発、自分なりの働き方を実現したい人
（顧客インタビューより）
・住む場所探しに困っている、地域に密着した空き家や住まいの情報がほしい
・起業や開業準備中の人は実店舗をもちたいが、よい場所が見つからない
・通勤等の交通の利便性が心配、車利用など距離感もわからない
・地域とのあいさつまわりなどの関係が心配
・自分好みの居場所がほしい
・田舎でも、都会と同じくらいの情報インフラ（人・ネットを含め）がほしい
・その地域でどんな仕事があり、どんな職場なのかが知りたい

7. 提供価値
・自分たちの暮らしをDIWO（Do It With Others）を取り入れられる
例）内装リフォーム、畑、お店、移動手段、自然エネルギー…etc.
・睡眠環境に徹底的にこだわっている （無垢材・寝具・防音遮熱）
例）キープ枕、近江真綿などの県の地域資源活用…etc.
・家賃・光熱費等の生活コストが未来への投資（学びの経験）に変わる
例）ワークショップによる学びや経験のシェア…etc.
・地域の小さい仕事（草刈り、畑仕事、製材など）を紹介ができる
・コミュニティを応援するメンターやアドバイザーのネットワークがある