情報処理学会　ソフトウェア工学研究会　産学連携促進WG ソフトウェア開発における産学協創フォーラム パネルディスカッション資料 2019年7月1日

1. パネルディスカッション
ソフトウェア開発における産学協創フォーラム
モデレータ ：小川秀人
（株式会社日立製作所/WG主査）

2. 本日の参加者の所属
[学]大学などの公的機関に所属
[学]大学などの公的機関に所属,
[産]企業などの民間機関に所属
[官]官公庁や行政法人などに所
属
[産]企業などの民間機関に所属
そのほか
(空白)

3. 本日の参加者の産学連携の経験
あり
なし

4. 本日の参加者の期待
そのほか
ソフトウェア工学一般に関する情
報収集・議論
産学連携一般に関する情報収
集・議論
産学連連携先の検討
特定の講演テーマの聴講

5. パネリスト
• 産業
• 丹野治門(NTT)
• 長谷川勇(スクウェア・エニックス)
• 森田純恵(富士通ゼネラル)
• 学術
• 横川智教(岡山県立大学)
• 吉田則裕(名古屋大学/WG主査)
• 鷲崎弘宣(早稲田大学)
（５０音順）

6. →パネリストの皆様からコメントをいただきましょう
本日のお題
• 産学連携の始め方、進め方
• 産学連携における課題
• 産学連携におけるベストプラクティス
• そのほかなんでも

7. 会場から質問してください！
• 産学連携の始め方、進め方
• 今日のフォーラムで始めてみたいと思ったけど、どうしたらいい？
• どんなやり方があるの？
• 産学連携における課題
• 以前にこんな事があってすごく困ったんだけど
• こうしてくれないと連携できないんだけど
• 産学連携におけるベストプラクティス
• どんな体制や環境を作ったらうまくいくのかな
• ほかの人たちはどうやって課題を乗り越えているんだろう？

8. 本日の講演者にアンケートを
してみました
•回答数 ８名
•産業側回答者 ５名
•学術側回答者 ３名

9. 産学連携の始め方
産業側
回答者
学術側
回答者
提案元 産業側
提案
4 2
学術側
提案
0 2
双方か
ら
0 1
産学連携はどちらの提案？
産業側
回答者
学術側
回答者
負担元 産業側
負担
2 2
学術側
負担
0 0
産学
按分
1 1
公的
資金
1 1
連携予算はどちらが負担？

10. 産学連携プロジェクトの対象領域
0
1
2
3
4
5
6
産学連携の対象領域

11. 産学連携における課題
0 1 2 3 4 5 6 7 8
産学間でのミスマッチ
リソースに関する課題
契約やプライバシーに関する課題
コミュニケーションに関する課題
興味やコミットメントの不足
マネジメントに関する課題
人的または組織的な課題
研究手法に関する課題
産業側の教育や経験やスキルの不足
学術側の教育や経験やスキルの不足
研究との関係性
課題の悪影響の程度
Very High High Moderate Minor No 関係がない 知らない

12. こんなことに困った
（記述回答）
• ゴールが共有しにくい点
（産業界は学術貢献に興味がなく，学術界は現場向けの実
装・普及展開支援に参加しにくい）
• 月１会合で1度でも欠席すると検討についていきにくい （共同
作業の場合）
• 研究段階ツールを企業実案件で評価しようとするとエンジニ
アリング的課題が多く出てきて，研究の本質的な評価がなか
なか進められないことがある．
• 産学双方とも予算や工数が不足しており，打ち合わせ以外
の時間を確保することが難しいというプロジェクトを経験した
ことがある．
• 研究と実践でのデータの不足

13. 産学連携でのベストプラクティス
（上位）
0 1 2 3 4 5 6 7 8
相互を尊重し、理解し、感謝する
研究者がオンサイトに行けるようにした…
チームで活動したり、適切な実務者を参…
コンテキストや制約や言葉を理解する
合意やマネジメントのコミットを確実に…
予算や人事やパートナーシップや契約を…
産業側への適切な知識マネジメント
リスクや限界を考慮しマネジメントする
適切な研究手法やデータ収集手法を用いる
効果的な研究プロジェクトのマネジメント
プラクティスの好影響の程度（上位）
High Positive Positive Neutral Negative High Negative このプラクティスを適用していない わからない / 答えられない

14. 産学連携でのベストプラクティス
（下位）
0 1 2 3 4 5 6 7 8
学術側への適切な知識マネジメント
企業で使う前にパイロットで確認する
産業的利益を明確にし明らかな問題を解…
測定やアセスメントの実施
非構造的な意思決定構造
アジャイルに進める
解決策についてツール支援を提供する
変更を少なくする
自己中心的アプローチをとる
プロジェクトや組織的あるいは製品の特…
プラクティスの好影響の程度（下位）
High Positive Positive Neutral Negative High Negative このプラクティスを適用していない わからない / 答えられない

15. お薦めプラクティス
（記述回答）
• Slack等を利用することでメールによるやりとりをできるだけ少
なくする．
• フラットな関係で自由に発言できる空気感
• この点はまだ答えが出せていません

16. 産学連携プロジェクトは成功したか
産業側
回答者
学術側
回答者
強く
同意する
1 1
同意する
2 2
どちらでも
ない
0 0
わからない
答えられない 2 0
学術的視点で成功した
産業側
回答者
学術側
回答者
強く
同意する
0 0
同意する
0 2
どちらでも
ない
1 0
わからない
答えられない 3 1
産業的視点で成功した

17. どのような指標を使っているか
指標 回答数
論文の数 6
論文の質 2
講演の数 2
受賞の有無 1
外的資金獲得額 1
活用例があるか 1
学術的指標 産業的視点
指標 回答数
品質 3
現場の定性評価 3
コスト 2
実適用 2
生産性 1
QCD 1

18. 最後に
•産学連携によって得られる
良いことを一言ずつ