アドテク×インフラアーキテクチャ -オレシカナイトVol.７- 発表内容 https://cyberagent.connpass.com/event/91430/

1. 成長フェーズと
選択した技術のお話
オレシカナイト Vol.7
2018/07/13＠PP4F クリエイティブラウンジ
MDH アドテク局 いしばし げんき

2. 自己紹介
● 石橋 弦樹(いしばし げんき)
○ @b0941015
● 2015年 4月 新卒としてCyberZ入社
● 2017年10月 MDHのDSPチームJOIN
● 最近ほったらかし温泉に行ってきた
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3. 技術選定で何を大事にしていますか
● 話題の最新技術 or 枯れていても実績のある技術
● フルマネージド or カスタマイズ可能
● チームの技術スタック or 達人に合わせた技術
● etc...
AmebaDSPの開発を通してプロダクトの成長とともに、
選択してよかった or よくなかった技術の紹介
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4. 今日のお話
● フェーズ1
○ とにかくリリース・AmebaDSPの立ち上げ
● フェーズ2
○ 事業継続の危機・技術的負債の返却
● フェーズ3
○ チーム再編成・これからの話
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5. 今日のお話
フェーズ1
とにかくリリース・AmebaDSPの立ち上げ
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6. MDHの紹介とAmebaDSPが生まれた背景
● MDHとは
○ 自社メディアのマネタイズ組織
● AmebaDSPが生まれた背景
○ 配信量をもっと増やしたい
○ 外部在庫が伸びている
○ チャレンジングな領域
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7. AmebaDSPとは
● AmebaDSPの誕生
○ 2016年12月より開発がスタートした後発DSP
○ ADNWの広告配信システムのノウハウを利用
○ アメブロなどのユーザーデータ・配信実績を元に外部メディアへ配信
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8. 立ち上げ時に求められること...
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9. 立ち上げ時に求められること...
とにかくリリースすること！！
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10. AmebaDSPの開発
● DSPはとにかく関連コンポーネントが多い
○ 新規開発
■ 配信・計測・予測・ログの収集加工・集計
○ 既存コンポーネントとの接続
■ リアルタイム集計基盤・広告情報・DMP・ログ管理
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11. リリースまでの実際のスケジュール
2016年 12月 仕様策定開始
2017年 2月 実装開始
2017年 6月 AmebaDSPリリース
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12. リリースまでの実際のスケジュール
2016年 12月 仕様策定開始
2017年 2月 実装開始
2017年 6月 AmebaDSPリリース
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実装期間わずか４ヶ月

13. 4ヶ月の実装期間でDSPをリリースできた理由
● 少人数で独立したチーム構成
● 機能を実現することを最優先
● 削れるコストはとにかく削る
● とにかく頑張る！！！(ココ重要)
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14. ● Golangの採用
○ 学習コストの削減
● ElasticBeanstalk
○ インフラ管理コストの削減
● Datadog
○ システムの状態管理が容易！
4ヶ月の実装期間でDSPをリリースできた理由
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15. 4ヶ月の実装期間でDSPをリリースできた理由
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16. 今日のお話
フェーズ２
事業継続の危機・技術的負債の返却
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17. 溜まっていく技術的負債(2017年10月頃)
● 予測システムが整っていない
○ 予測をしないヒューリスティックなシステムも
○ 1日の売上数千円(粗利がマイナスな日も...)
● 新機能をリリースするたびにバグに怯える日々
○ スパゲッティが新しいスパゲッティを生む
○ スピード重視の開発だったので、もちろんテストはほとんどない
● 適当な閾値とオオカミ少年状態な監視
○ ちゃんと設計されてないのでアラート来ても誰も対処しない
● etc...
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18. 求められる事業成果と事業継続の危機
● 当時の局長のお言葉
2018年 4月までに
売上目標を達成しないと
AmebaDSPはクローズね
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19. 売上を伸ばすための基本方針
● 機能開発と実装サイクルを回すことが大事
● 技術的負債の返済と売上を伸ばすフェーズを定義
● 売上への影響度を前提としてタスクの優先度決め
● チームの合言葉は「日販！」
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20. AmebaDSPの売上の推移
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基盤整備フェーズ

21. AmebaDSPの売上の推移
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● 日販みぎかた〜〜〜〜！！！で事業クローズを回避
基盤整備フェーズ 売上伸長フェーズ

22. 売上目標を達成するために大事だったこと
● 基盤を整える
● PDCAをとにかく回す
● 周りの言葉に流されすぎない
● とにかく頑張る！！！(ココ重要)
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23. 基盤を整える上で大事だったこと
● 技術的負債を積極的に返却
○ 中長期に影響あるものは早めに対処
○ プロダクトコードのリプレース
● DDD(Domain Driven Design)
○ 何がどこにあるかを明確化, 拡張性のある設計
○ 詳細は「DDDを導入した話」で(オレシカナイト DDDで検索！)
● BDD(Behavior Driven Development)
○ リプレースに伴い導入、テストを書く文化へ
○ PRレビュー時に仕様とロジックが瞬時に理解可能
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24. DSPの基盤を作る上で発生した新たな技術的負債
● ElasticBeanstalk
○ デフォルトの設定が中~大規模環境に対応していない
○ ブラックボックスが多い
○ DNSを切り替えてデプロイ運用
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25. 今日のお話
フェーズ3
チーム再編成とこれからの話
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26. チーム再編成とこれからの話
● AmebaDSPの事業継続とともに部署の注力事業に
● 2018年5月にチーム再編成
○ 縦軸の組織から横軸の組織へ
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MDH
DSPチーム ADNWチーム
MDH
ブランドチーム
ダイレクトチーム
データ分析チーム

27. 課題は山積み
● スケールする仕組みづくり
● 分析基盤の整備
● 独自の武器づくり
● コスト
● どうやって頑張り続けるか
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28. 今思っていること
● でもやっぱり広告って楽しい
○ ビッグデータ
○ 機械学習
○ エンジニアリングが売上に直結
● 後発DSPだからこそできることがある
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29. まとめ
● フェーズによって求められる事業目標が異なる
● 立ち上げフェーズではとにかくスピード重視
○ 削れるコストはとにかく削る
○ Golang, ElasticBeanstalk, Datadog
● 事業成果を求められるフェーズでは基盤が大事
○ 技術的負債の早期返却
○ リプレース, DDD, BDD
● とにかく頑張る！！！(無理はしない程度に)
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