第1回「コミュニティっていいとも！〜今日も楽しくコミュニティについて語ろう〜」ゲスト：NPO法人CRファクトリー代表理事呉哲煥

Community & Relationship
NPO法人CRファクトリー
コミュニティっていいとも！
１４年間で育んだコミュニティ論
〜⼈が幸せになるコミュニティを増やしたい〜

生い立ち
2

野球少年

家庭環境（両親の影響）
お茶の間はＮＨＫスペシャルでディスカッション？
ü ドキュメンタリー映画監督の父
ü 女性の地位向上に燃える社会派の母
　⇒社会問題に触れる環境
「なぜ人は争い合うのだろうか？」
「なぜ世の中は良くならないのだろうか？」
漠然とした社会問題意識

高校時代
5

高校時代
野球部で楽しくはあったけど、
何のために生きているのかわからなかった。

大学時代
7

原体験②：ボランティアサークル「ＡＭＩＳ」
静岡大学「ボランティアサークルＡＭＩＳ」
自分のことを受け入れてくれた場所

同じ学科の奥くんに誘われていったサークル。
「ボランティア」にはほとんど興味がなかった。
サークルに行ったらとても居心地が良く、
俺のことを受け入れてくれて、いつの間にか
住人になっていた。
活動にどんどんのめり込んで
いて、いつの間にか居場所に
なっていた。

【キーワード】
u 人生に「居場所」と「仲間」があることの心強さ
u 生存・存在のベースを手に入れる
u つらいこと・苦しいこと・弱さの共有
u いつもいっぱいおしゃべり
u 急いでしゃべらなくても、おもしろい話ができなくても、
何を言っても大丈夫・受け容れてくれる安心感
u どんな個性でもそのまま居られる心地良さ
u 優しい自分、素直な自分、相手のことを思える自分、
元々あった本当の自分が、この雰囲気の中で素直に
引き出された感覚

独立・起業
11

２００１年４月１日　独立・起業
実家に戻って家賃を節約しながら、毎日カフェに
行って事業計画書を書いていた。
夜はいろいろな異業種交流会に行って名刺を
配り、自分の夢と事業の説明をして歩いた。
「コミュニティ？」
交流会で会う人々はあまりピンときていない様子。
「どうやってビジネスになるの？」
想いばかり語っていて、納得行く説明ができない。
当たり前だ。実態が何もないのだから。
常に不安だった。常に堂々とした自信はなかった。

事業計画原案ノート

最初の１ページ（2000年9月28日）

原点・目標

コミュニティ運営のプロになる！

失業保険が切れて無収入に
２００１年の１０月に失業保険が切れて無収入に。
Yahoo!のカスタマーセンターでアルバイトを始める。
朝9:00〜15:00で仕事をして、その後に起業活動。
居眠りしてよく怒られていた（笑）。
近所の中華料理屋のアルバイトの面接で落とさ
れる。人生で始めて面接で落ちた。。。
そんな中でも、うちの両親は実家から追い出し、
自立を促した。

貧乏時代
２８歳・２９歳は、とても貧乏だった。
電気代やガス代が払えなくて、よく止められて
いた。冷たい水で髪や身体を洗うこともあった。
勇ましく独立・起業したのに、鳴かず飛ばずで
みじめだった。
大学時代の友人は結婚して子どもが生まれて
家族を築き始めて、自分だけ取り
残されているような気持ちになった。
追い込まれていっていた。

■「仲間」と⼀緒に⼒を合わせて何かを
することはとても楽しく幸福である
■「つながり」があることは、時に楽しく
刺激的で、つらく苦しい時は助けてもら
えて、相互作⽤の中で変化・成⻑でき、
⼈⽣が豊かになる
■「居場所」があることで、⽣きる意欲
や⽣きる意味を感じられる
信じているもの

想い・ビジョン
コミュニティの力を信じている
人生かけて日本のコミュニティを豊かにして
幸せな個人を増やしたい

私のコミュニティ論
21

1.コミュニティは⼈権保障 (⼈権侵害)
22

豊かに⽣きる権利
23
⼈⽣の基盤健康で幸福な⽣活豊かに⽣きる権利の保障
居場所
私のコミュニティ
愛着
仲間
つながり
良い関係性
家族
3500万世帯
職場
420万社
6400万⼈
NPO
（市⺠活動・サークル）
100万団体
学校
（クラス・ゼミ・部活）
4万校
1600万⼈
コミュニティつながり

良いコミュニティがもたらすもの
24
場・組織・コミュニティ
対話・相互理解・関係性・相互作⽤
回復⼒の発揮
⾃⼰実現・社会貢献

2.強いつながりとゆるやかなつながり
25

「強いつながり」と「ゆるやかなつながり」
Strong Ties
安⼼と信頼の
強いつながり
Weak Ties
気軽さと学びの
ゆるやかなつながり
両⽅あるといい
ハイブリッド

3.⼀緒に居ること、⾃由で居ること
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⼀緒に居ること、⾃由で居ること
私が両⼿をひろげてもお空はちっとも⾶べないが
⾶べる⼩⿃は私のように地⾯を速くは⾛れない
私がからだをゆすってもきれいな⾳は出ないけど
あの鳴る鈴は私のようにたくさんな唄は知らないよ
鈴と、⼩⿃と、それから私
みんなちがって、みんないい
「私と⼩⿃とすずと」（⾦⼦みすゞ）
Every one is diﬀerent, every one is special.
We are all diﬀerent and wonderful.

「争い・対⽴」とか「孤⽴」とか
「息苦しさ」とか、を減らしたい。
⼤きくは世界や国家や宗教で。
⼩さくは学校のクラスの中で。
地域の中で。いろいろなグループ
・集団の中で。家庭の中で。

⾃分らしくいながら
誰かとみんなと⼀緒に居れて
⼀緒に居るんだけど
⾃由で居⼼地・⽣き⼼地が良い。
そんな状態をどうすれば
つくれるのかに関⼼がある。

⾃由であるために、所属を
⾯倒くさがり孤⽴を選んでしまう。
⼀緒に居るために、⼈や周りに
合わせ過ぎて息苦しくなる。
そのどちらでもないこと。

⾃分らしくいながらも
誰かとみんなと⼀緒に居れて
⼀緒に居るんだけど
⾃由で居⼼地・⽣き⼼地が良い。
そんなコミュニティとつながりの
あり⽅や、それを成⽴（両⽴）させる
マネジメント法は、きっと⼈を
幸せにする。それをつくりたい。

おしまい

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