More Related Content
Similar to 「パパの子育て講演会」 (15)
「パパの子育て講演会」
- 14. なぜ、「イクメン」が
ニュースになるの?
答
珍しいから
∼母親が育児してもニュースになりません∼
- 23. イクメンは新しい時代の
男の生き方
厚労省がイクメンプロジェクトを発足
プラス思考で進行中!
男の育児は「国家事業」
2010年の流行語大賞TOP10に選出
イクメンの反対語は?
- 26. できる男は家事をする
=家事メン!
「稼ぐ男」より「家事する男」がモテる!
家事する夫は、仕事もプライベートも充実
夫が家事している妻ほど、生活に満足
夫が家事する夫婦は会話時間が多い
(花王生活研究センター「家事をする既婚男性の意識・実態」2007年10月)
- 35. 妻へのNGワードNo.1
手伝おうか?
「育児 参加 」「家事 協力 」の言葉には
主体性がない
育児家事の第一責任は妻が担っている
→主担当の意向を最大限尊重して
「シェア(分担)」の意識を
- 43. Solare
○ 22 107 1,306 1.39 17
1.26
17
- 44. Solare
M字カーブの国際比較� OECD加盟24か国における合計特殊出生率と女性労働力率�
(資料出所)ILO“LABORSTA”�総務省統計局「労働力調査」�
49#
- 51. 子育てで孤立感を感じたことがあるか?
3.2 16.6 16.3 64
9.3 37.3 19.9 33.5
11 37.9 20.3 30.8
14.4 39.1 20.5 26
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
Editor's Notes
- 本日は、夏の日曜日、暑いなか、パパの子育て講演会にお越し頂き、ありがとうございました。沢山のパパが会場にいらしている姿もみえて、とてもうれしいです。これから講演会を始めますが、はじめにお断りをしておくと、ぼくは普通のパパです。芸能人ではないですし、子育てのベストセラー本を出している有名な著者でもありません。父親の子育て支援のNPOで理事をしていることで、この業界ではぼくの名前を知ってくださる方もいるのですが、世間的には知名度がほぼゼロ。この人誰?といった講演者の講演会に来てくださったことに、まずは感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。\nそんな普通のパパのぼくですが、子育てをきっかけに生き方を変えて、人生が幸せになったことを、各地で、北海道から沖縄まで、子育て講座をしながら皆さんと共有しています。今日は、ぼくなりにつかんだパパの極意や、日本全国のパパたちと会いながら感じること、そして、横浜のパパの子育て支援で行っているパパスクールなど、いろいろお話ししたいと思います。\nまた、お子さん連れの方もいらっしゃいますが、お子さんが声を出したり歩き出したりしても、ぼくの方は気にせず進めますので、皆さんもそのようにお願いします。赤ちゃんの泣き声も「いいBGMだなー」と思いながら。途中の入退場も構いませんので、ご遠慮なく。\nそれでは、始めます。\n
- これから、スライドを使って進めます。スライドと同じ資料がお手元にあると思いますが、気楽に聴いてくださって構いません。途中で映像も見る予定です。 \n本日はこのような内容を用意しています。まずはぼくの自己紹介をした後、笑っているパパ・ママになろう!、イクメンとは何か、といったことをお話ししますが、今朝スライドを見直していたら二時間分の分量があったことに気づきました。今日は10-12時までとなっていますが、質疑応答を合わせて11時半までには終えたいと思っています。少し駆け足になったり、省略する箇所が出てくると思いますが、ご容赦いただれば幸いです。\n
- まずは自己紹介です。名前はあづまこうじと言います。1971年生まれで、今年41才になりました。41才というと、ぼくらパパ仲間では「バカボン・パパ」と呼ばれるのですね。・・今年はバカボンパパらしく、親父ギャグに力を入れています。今日も親父系が多くなると思いますが、お付き合いくださればうれしいです。\n
- ぼくのかわいい娘ふたりです。来月で5歳になるお姉ちゃんと、1歳になったばかりの赤ちゃんです。\n
- うちの下の子はすごくて、こちらはぼくのブログで出産した次の日にアップしたものですが、去年の七夕の夜、7月7日夜7時7分に生まれてきたのですね。横浜の金沢区の助産院で生んだのですが、夜6時に本格的な陣痛がやってきて、それから1時間一本勝負で出てきました。時計をみていたら、もしかしてこの子は7並びで出てくるのでは・・と思っていたら、本当にジャストタイミングで出てきたので驚きました。\n二人目ということもあって気持ちにも余裕があり、助産院のスタッフや、産婦人科の先生が素晴らしくて、安心してお産に臨みました。お産のとき、女性は野生に返って大変な状態になりますが、スタッフの皆さんがしっかり受け止めてくれました。普通、赤ちゃんは泣きながら生まれてくるものです。でも、安心できるお産だと笑いながら赤ちゃんは出てくるという話しを本で読んだことがあって、ほんまかいなと思っていたのですが、このとき、本当に笑いながら生まれてきたので、また驚きました。\n
- 職業は研修講師です。普段は企業や自治体で、ワークライフバランスやメンタルヘルスといった研修をしています。つい先日も、横浜市の男性職員に「仕事と育児の時間術」という講座名で行いました。\n大学や高校でも授業をしていて、5月には横浜商業高校、Y校で起業家の講座を受け持ちました。\n
- そして、最近はもっぱら、ファザーリング・ジャパンという父親の子育て支援NPOの理事として、パパの子育て講座で講師の仕事をすることが多くなってきました。去年は年に150回の講座を行ったのですが、その内の半分以上は「パパ育児」がテーマでした。\nちなみに、ファザーリング・ジャパンの名前を聞いたことがある方はいらっしゃいますか? あ、結構いらっしゃいますね。ありがとうございます。ファザーリングジャパンの仲間たちが、テレビや新聞、ラジオにしょっちゅう出ていますので、もしよかったら今日を機会に覚えていただけたらうれしいです。\n
- 本業は「パパ」と名乗っています。でも、もともとは育児に消極的でした。 子どもが生まれるまではワーカホリックで、月に500時間も働くような、いま思えばアホみたいな働き方をしていました。月500時間って分からないかもしれないですが、一日16時間、休みなしで働くと、一ヶ月で大体500時間になるのですね。日付が変わるまでに家に帰ったことあったかな?という‘ダメ夫(おっと)‘で、36才で長女が生まれて生き方を変えることにしました。\nちなみに、娘が生まれた当時勤めていたのは、いま日本で一番話題になっている会社です。分かる方いますか?答えは「東京電力」です。東電の社員教育をする仕事をしていて、ニュースによく出てくる福島の原子力発電所に何度も言行きました。東電のような安定企業にいて育休を普通にとることできましたし、転職して東電に入ったときは妻に「定年までいるから!」と約束していたのですが、娘の誕生でいろいろ考えることが出てしまいました。そこで、妻に「辞めたい」と伝えると、妻はなんと言ったと思います?\n妻が言ったのは、「アホか」ですね。「乳飲み子抱えて、何考えとんねん!」と。それが正常な反応だと思います。だから、ぼくの周りにも仕事で悩んでいるパパはたくさんいますが、皆さんに育児で会社を辞めることを勧めているわけではありません。\n
- ぼくがパパ業にふみきった一つのきっかけは、ファザーリングジャパンを設立した安藤哲也さんの講演を聞いたことでした。安藤さんの講演を聞かれたことのある方、会場にいらっしゃいますか?安藤さんはイクメン業界では知らない人はいない有名人で、去年は年250回の講演をしていました。今日もどこかでやっていると思います。横浜にもよく来ているので、機会があれば是非安藤さんの話しも聞いてみてください。\nぼくの場合、たまたま長女が生まれて一ヶ月後に安藤さんの話しをききました。安藤さんから「笑っているパパになろうぜ!」にとても共感しました。でも一方で、家でも職場でも笑っていない自分のことを、すごく考えました。東京電力のような組織が重い会社だと好きに仕事できないことがときどきありましたし、職場の人間関係なんかで悩んでいると、家に帰っても、赤ちゃんの前で笑顔になれなかったです。それで、このままじゃいかんと思いました。\n
- こちらがファザーリング・ジャパンのホームページです。父親であることを楽しもう!というメッセージで、いろいろな事業をしています。\nこのうち、ぼくが担当しているのがこちら、ファザーリング・スクール。日本初の父親学校を2009年10月に立ち上げました。\n
- こんな感じで、平日の夜に、仕事帰りのお父さんたちがスーツ姿で育児について学んでいます。\n
- ファザーリング・スクールをたちあげた当時は、ちょうど「イクメン」がブームになる直前でした。「イクメンを養成するスクール」ということで、毎回の講座にテレビや新聞の取材が殺到して、NHKクローズアップ現代や、スマステ!、はなまるマーケット、ガイアの夜明けなどキー局は全てやってきた。CNNや韓国からも取材がきました。テレビでご覧になられた方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。\n
- \n
- \n
- \n
- 来年4月からの高校の教科書で、このファザーリングスクールを取り上げていただけました。科目は家庭科です。実はこれ、かなり画期的なことで、ぼくたち40代以降の男性は中学になると家庭科を学校で学んでいないのですね。「技術家庭」という授業があって、技術は男、家庭は女で、家のことは男はするもんじゃないと刷り込まれてきているんです。\nでも、これからの子どもたちは学校でも「父親が育児するのは当たり前」と教わるのですね。すごくいいことだと思います。\n
- \n
- \n
- こちら、スクール二期の修了式で、家族みんなで集まって楽しみました。お手元に「ヨコハマダディ」のチラシがあると思いますが、この写真がいま横浜市営地下鉄の構内にポスターで貼られています。\nさりげなく、ぼくの娘もうつっています。\n
- \n
- \n
- \n
- ’イクメン‘の言葉はご存知の方が多くなりました。でも、イクメンが厚労省のプロジェクトとして行われていることを知っている人は少ないかもしれません。いま、男の育児は国家事業になっています。男性の皆さんは、オムツを替えるとき「これは国家の為だ!」と思いながら行うといいですね。\nイクメンという言葉は流行語にもなって広まりました。では、「イクメン」には反対語があるのをご存知ですか? たぶん、皆さんが聞いたことのある言葉だと思います。\n
- 答えは「いくじなし」。いま、育児をしないお父さんは「いくじなし」と言われて、さげずまれているようです。他にも「圏外パパ」とも呼ばれていて、携帯電話の圏外。つまり育児にアンテナが立っていないので、「パパも育児しろよー」と呼びかけても、圏外パパには声が届かないのですね。今日こちらにいらっしゃるパパの皆さんは、ここにいる時点でアンテナが3本立っているので、もうそれだけでOKです。本当は、ここにこないようなお父さんたちを何とかしなきゃ、というのは正直あります。\nでも、育児なし!といった感じで、あるべき論で攻めても男性はあまり積極的になれないところがあります。昔、厚生労働省は「育児をしない男を父とはよばない」というキャンペーンを張りました。\n
- このポスター、ご覧になったことある方はいますか?・・このポスターを知っているかどうかで、その人の年齢が分かってしまうというのがあります。20代のパパ、ママは、このポスターを見たことがありません。\n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n
- \n