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テキストマイニングシンポジウム

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災害支援活動を支援する『情報環境』の構築とSNSからのテキストマイニング
- ボランティアによる災害急性期の情報支援
- 東日本大震災/熊本地震のSNS分析実例

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テキストマイニングシンポジウム

  1. 1. 災害支援活動を支援する 『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング 佐藤 大(東北大学病院/ 情報支援レスキュー隊 ) 村上 明子(日本IBM / 情報支援レスキュー隊 )
  2. 2. 世の中のセンサーとしてのソーシャル・メディア分析 マイクロブログへ投稿 (Twitter等) テキスト分析 ネットワーク分析 ガソリン が 買えな い! 水が買いたい のに買えない! 電車が 動かない… 時空間分析 ソーシャル・メディアをセンサーとみなし、 分析することで世の中の動きを知る
  3. 3. © 2015 IBM Corporation 災害時のツイートによる情報収集の問題(1) • 位置情報の曖昧性 • 情報の信頼性の欠如 3 • ジオタグは付与されていないことが多い • 場所情報はランドマークで示されている (例:福知山球場、内田町の交差点) • いたずらによるノイズ • 伝聞などによるデマの拡散
  4. 4. © 2015 IBM Corporation 災害時のツイートによる情報収集の問題(2) ここで地震! 台風の被害が・・・ 風が強い川が溢れそう 得られた情報をどの様に災害対応に活用したら良いかわからない!
  5. 5. 登壇者紹介 • 村上 明子(むらかみ あきこ) – 日本アイ・ビー・エム株式会社 • 1999年の入社以来、東京基礎研究所テキストマイニングチームに所属、テキ ストマイニングツールTAKMI(現Watson Explorer)の研究開発に従事 • ソーシャルメディア分析など、人のコミュニケーション履歴の研究をしている • 現在はWatsonの言語処理関係のソフトウェア開発の開発リーダー – 災害ボランティア • 『情報支援レスキュー隊』理事 • 佐藤 大(さとう だい) – 東北大学病院 • メディカルITセンターでネットワークの運用管理 • 東日本大震災時は災害対策本部で本部内調整業務に従事 – 日本DMAT隊員(業務調整員) – 災害ボランティア • 『ネトボラ宮城』を立ち上げ • 『情報支援レスキュー隊』代表理事
  6. 6. 情報支援レスキュー隊 • 設立趣旨 – 「情報」を災害初期対応に役立てるための活動を ボランティアで行う – 情報収集、発信、そして活用を、ITの力を借りて行う • 設立 – 東日本大震災の情報ボランティア仲間を中心に2015年に設立 – 各種支援組織とも連携 • 活動 – 豪雨災害、震災、水害などで活動 – 災害時に特設Facebookグループを運営 – ボランティア募集状況一覧 – 先遣隊を現地投入 http://itdart.org/ 情報 活 用 収 集 発 信
  7. 7. 目次 • ボランティアによる災害急性期の情報支援 • 東日本大震災/熊本地震のSNS分析実例
  8. 8. ボランティアによる災害急性期 の情報支援 東北大学病院/ 情報支援レスキュー隊 (IT DART) 佐藤 大
  9. 9. 日本の情報ボランティア • 阪神淡路大震災 (1995) – 日本初の大規模災害ボランティア – その中で情報提供などを行う活動が「情報ボラン ティア」 と呼ばれた • 紙、ファックス、メーリングリスト、パソコン通信など • 東日本大震災 (2011) – 日本初のウェブ上での大規模災害ボランティア • ウェブサイト、GIS、SNSなどによる情報共有 • ただし被災者向けには引き続き紙が必要
  10. 10. 災害後の情報支援 • オンラインコミュニケーションの支援 – 通信機器の調達 – 通信機器の設置・接続 – 被害状況、生活、復興に関する情報の共有 • その他の情報支援 – 掲示板、戸別訪問、電話、ファックス、… – マスコミによる報道
  11. 11. 各災害フェーズにおける情報ニーズ 発災当日 急性期 (< 1 週間) 亜急性期 (< 1ヶ月) 慢性期 (> 1 ヶ月) 政府や公共 機関の動き 救助、救命、 避難所開設 救助、救命、状況調査、避 難所運営、道路開啓、交通 機関や電気ガス水道の復旧、 通信インフラ復旧 り災証明、避 難所統合、補 助金、道路復 旧 生活支援、 経済復興、 復興政策 情報ニーズ 被災者 身を守る情 報、避難所、 食料、水 近親者の安否、被害状況、 自宅の修復、支援依頼 補助金、地方 自治体による 支援制度 雇用、住宅 の確保 支援組織 被害の規模、 進行状況 交通機関、道路、天候、宿 泊施設、被害規模、復旧支 援ニーズ、他の組織の活動 状況 避難状況、清 掃・修復ニー ズ、メンタル サポート 生活再建、 メンタルサ ポート 一般ボラ ンティア 災害の概要 ボランティア募集とそれに 関連する注意事項/保険/ 装備など、アクセス方法 (同左) 専門作業の スキルや知 識
  12. 12. 被災地 情報支援の古典的な形態 支援者 インターネット 支援者 被災者や支援者は、それぞれ独自に ネット上の情報を探索し、使用する。 被災者
  13. 13. 古典的情報支援の課題 • 調査や情報の重複・偏り – 小規模の組織が多数存在する – 全体としてあまり組織化されていない • 情報発信の不足 – 自分が把握すれば終わり • そもそも「情報ボランティア」を知らない – 誤ったイメージ:『ボランティア活動 = 肉体労働』
  14. 14. 情報支援を! • 支援活動に必要な情報の収集・整理を肩代わり – 体力がなくてもできる – 細切れの時間でもできる – 情報収集には意外とスキルが必要 • 遠隔地リソースを活用 – 遠隔地は通信などの環境が良好 – 現地に行けないが支援したい人たちがいる • 『被災地に行かないボランティア』
  15. 15. 被災地 遠隔リソースを活用した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 整理済の情報を 被災地やウェブ上 へ発信 遠隔地での 情報統合・整理 被災者
  16. 16. 遠隔リソースを活用した情報支援 • ネトボラ宮城/IT DART – ボランティア募集情報を収集 • ブログ、メール、電話(当時)/Facebook、Twitter、ブログなど – ボランティア募集状況一覧をウェブ上に作成 • 毎日更新し各募集をツイート/+ Facebookグループで発信 • ボランティアインフォ – ボランティア募集情報のDBを構築 – 情報ポータル等に API での接続をサービス • 『遠隔情報処理センター』として機能 SNS上の情報を収集・活用 しきれていない
  17. 17. 被災地 遠隔リソースを活用した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 遠隔地での 情報統合・整理 被災者 整理済の情報を 被災地やウェブ上 へ発信 支援者 支援者 支援者 支援者 支援者 SNSデータ
  18. 18. © 2016 IBM Corporation 東日本大震災/熊本地震の SNS分析実例 村上 明子 日本アイ・ビー・エム株式会社ワトソン開発 一般社団法人情報支援レスキュー隊
  19. 19. © 2016 IBM Corporation 「買えない」「手に入らない」ものを把握する 「どこに行っても水が買えない。どうしよう・・・」 「ヨーグルト、今日も売り切れだった」 水 ヨーグルト 「ヨーグルトは買えなかったけど、今日は納豆買えた!」 「電池は売ってたけど、ミネラルウォーターは売り切れ。」 電池 納豆 ミネラルウォーター ヨーグルト ○ × 水 文法パターン辞書を用いて 「買えない」「売り切れた」物を同定 Ex. <名詞> が 買えない <名詞> が 売り切れ
  20. 20. © 2016 IBM Corporation 20 テキスト分析例:「買えない物」の時系列による変化 震災直後 水道汚染 輪番停電 水 ガソリン 電池 ガソリンに関しては買占めが原因の品不足だったため、 被災地以外では震災後すぐに品切れ状態が解消 電池も同じく買占めが原因の品不足であったが、輪番 停電と余震への備えから4月半ばまで買占め状態が続く 震災直後は水(ミネラルウォーター)は品薄では なかったが、水道汚染の報道とともに品不足が起こる
  21. 21. © 2016 IBM Corporation 21 テキスト分析例: 「買えない物」の時系列による変化 タバコは尾を引く ヨーグルト 納豆 タバコ 納豆・ヨーグルトのような発酵食品は 輪番停電の影響で品不足が続く タバコは供給不足が解消された後も 一部の銘柄が販売されず品薄感が継続
  22. 22. © 2016 IBM Corporation ツイートロケーションの活用 • 地元九州のつぶやきが多い • 被災者や近隣者が自らツイート
  23. 23. © 2016 IBM Corporation 不足が多く叫ばれているものは飲み水、ミルク、避難所 不足品について • 飲み水、ミルク、避難所が不足品としてつぶやかれている
  24. 24. © 2016 IBM Corporation 買えないものについて • 水、食料についでガソリンという結果 • 東日本大震災の時と同様。教訓として買い占めが起こった?
  25. 25. © 2016 IBM Corporation 地域ごとに買えないものを探る 自治体名をつぶやく人は 少ない?
  26. 26. © 2016 IBM Corporation 特定の避難所で「何が不足しているのか」を見る 各避難所でのつぶやきは 1〜2程度 (リツイートは除く)
  27. 27. © 2016 IBM Corporation 東日本大震災/熊本地震のツイートを分析してわかったこと • 「足りないもの」「買えないもの」は直感と一致 • 「いつ」「どこで」「誰が」という情報が重要 • 「いつ」 時期によって不足するものは変わる • 「どこで」 場所によって不足しているものは変わる • 「誰が」 現地の人かどうかで信ぴょう性が測れる • 今後の災害への対応計画への見通し • 避難所や地域ごとの不足品が取れないか • 不足品だけではなく「余っているもの」も知りたい • 現地支援者とのタイアップの重要性 • どこに、どのような情報をもたらすか
  28. 28. 被災地 遠隔リソースを活用した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 遠隔地での 情報統合・整理 被災者 整理済の情報を 被災地やウェブ上 へ発信 支援者 支援者 支援者 支援者 支援者 SNSデータ
  29. 29. 被災地 現地活動を追加した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 被災者 遠隔地での 情報統合・整理 現地活動 支援者 支援者 支援者 支援者 支援者
  30. 30. 一緒にやりませんか? 情報支援レスキュー隊 隊員募集 30 正 会 員 【年会費1万円】 ❖隊員が活動するための情報支援活動等の企画、組織運営を 行う個人 (賛助会員は法人も可) 隊 員 【会費無料】 ❖災害時の情報支援活動を行う個人 ❖災害時の情報支援活動のための各種トレーニングを受講 寄 付 http://itdart.org/ @it_dart お待ちしてます!

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