第4回Lychee Redmineユーザ会 大手ITベンダー様 講演資料

1. Lychee Redmine 評価試験報告

2. メンバー
背 景
1
管理層
PL
遠隔地のため
状況把握困難
仕様変更
納期短縮
お客様
当社
－お客様との問題
遠隔地のために開発状況の把握や意思疎通が困難。
➡安易な仕様変更の要望や成果物に対する認識違いが発⽣。
－当社内の問題
進捗報告がメンバーの主観に左右され、実際の進捗がブラックボックス化。
➡納期直前に成果物の不⾜や不備が発覚。
納期遅延
⽋陥･バグ
複数プロジェクトを
管理するため把握困難
気づいた時には炎上
WBSの多重管理個⼈任せで進捗不明進捗遅延
⽋陥･バグ
持帰り開発で発⽣しやすかったこのような問題を
Lychee Redmine を使い解決しました。
p 持帰り開発で発⽣しやすい問題

3. 2
p Aプロジェクト
内 容︓⾞載組込み開発
開発⼯程︓分析〜結合試験
開発⼿法︓ウォーターフォール
⼈ 数︓20名／4プロジェクト
特 徴︓上記内容を繰り返し次機種開発
【課題】
プロジェクト開始時に約2,000チケット必要
Lychee Redmine 評価試験概要
▼主に利⽤したプラグイン
・チケットセット
・プロジェクトテンプレート
・ガントチャート
を使い⽣産性UP︕︕
p Bプロジェクト
内 容︓家電IoT開発
開発⼯程︓基本設計〜結合試験
開発⼿法︓ウォーターフォール
⼈ 数︓10名
【課題】
①プロジェクト開始時に約900チケット必要
②リスケが頻発
▼主に利⽤したプラグイン
・ガントチャートの
“チケット追加モード”
を使い⽣産性UP︕︕

4. 3
作業
項⽬
具体的な効果 利⽤プラグイン
主な
利⽤者
導⼊前 導⼊後
削減
コスト
チケット
⼊⼒
プロジェクト開始時
チケット登録⼯数、
スケジューリング時間を低減
ガントチャート
プロジェクトテンプレート
チケットセット
リーダー 50h 15h -35h
プロジェクト進⾏中
チケット更新⼯数、リスケ作業
⼯数を低減
ガントチャート
リーダー 8h 3h -5h
メンバー 70h 50h -20h
報告書
作成
※
⼯数のヒアリング
資料整形時間を低減
ガントチャート
リーダー 9h 3h -6h
メンバー 9h 6h -3h
※お客様との週次進捗会議にて使⽤。 合計 146h 77h -69h
【測定⽅法】・実績値とインタビューから効果を測定
・使⽤プロジェクトの平均値を表⽰p定量的効果（3ヶ⽉間）
特にプロジェクトリーダーのコスト削減効果を確認︕
これにより、成果物の品質チェックなど他作業の付随効果も⾒込める︕
Lychee Redmine 評価試験結果
チケット作成･更新に掛かるコスト
146h➡ 77h 47%減

5. 4
p定性的効果
仮 説 結 果
進捗状況を可視化することでモチベーションがあがる。 ○
Redmine の操作ストレスが減る。 ○
※１進捗状況を可視化することで、顧客との関係性が向上し受注増に繋がる。 －
※２進捗状況が可視化することで、プロジェクト内のコミュニケーションの質が向上する。 △
管理層がプロジェクト状況を把握しやすくなり、炎上前に⽀援できる。 ○
※３メンバー個々の⽣産性を正しく評価できる。 △
統⼀した基準で、皆が開発状況を把握できる。 ○
Lychee Redmine 評価試験結果
効果あり
※1︓測定不可。サンプルプロジェクトでは顧客向けに公開していないため
※2︓他チームへの無関⼼が原因
※3︓使い⽅の問題かもしれないが、素のRedmineに⽐較すると多少は良くなった

6. 5
【チケットセット例】
顧客
【作成したチケット】
チケットセットを活⽤して、チケット作成の⼯数削減に成功しました
同じ⼯程が機能毎に繰り返されるため、
「%s」を機能名を置き換えられるように作成
同様のチケット郡を7〜8回作成
チケットセットの使⽤例
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
顧客
顧客
ドキュメント
ドキュメント
顧客
顧客
顧客
顧客
顧客
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント

7. 6
Appendix

8. Lychee を利⽤したPLの声
7
良い声 悪い声
要望
▶ガントチャート
ガントチャート上で操作ができるため、スケ
ジューリングに要する⼿間はかなり楽になった。
感覚値だが素のRedmineと⽐較してチケット作
成が7割、スケジューリングは5割位に減った。
（チケットが多いからか）操作しているうちに
動作が重くなる。
（2017年当時で、現在は改善されています）
更新作業が楽なので、これまでは取得し
づらかったデータも取得しやすくなった。
▶ガントチャート
ガントチャートで表⽰されるポップアップで“注
記”の確認や更新も出来ると
より使いやすい。
▶チケットセット
チケット作成時にカスタムフィールドも⼊⼒で
きると、より便利になる。
▶チケットセット
これが無ければ、新しいプロジェクトの
作成がとても困難になる。