1. はじめてのペアレントトレーニ
ング
(笑顔で子育てのコツ)
Healthway Japanese Medical Centre
吉国泰代

2. 子供は親からの注目を求めています
①
いい振る舞いをする→肯定的な注目
トラブルを引き起こす→否定的な注目
「△△するな
「○○ができて んて，なんて
えらいね」 悪い子な
の！」

3. 子供は親からの注目を求めています
②
注目されることでその行為は増えていく。

4. 子供は親からの注目を求めています
③
否定的注目はせず，肯定的注目をする
つまり「ほめる」
↓
こどもの望ましい行動が増え，してほしく
ない行動が減る

5. 子供の行動
してほしい行動
してほしくない行動
許しがたい行動

6. 行動を分類してみましょう
A.してほしいB.してほしくないC.許しが
たい
例）
A.洋服を着る、ありがとうと言う、友達に順番
を譲る、食事の準備を手伝う
B.ぐずぐず言う、爪をかむ、兄弟けんかする
C.幼い妹をたたく、だまって外出する、車道に
飛び出す

7. 実践してみよう
してほしい行動 → 即座にほめましょう
• してほしくない行動
→無視しましょう、ほめることのできる行動を待ちましょ
う
• 許しがたい行動
→重要なメッセージは、近づいて、落ち着いて、冷静に伝
える。

8. ほめ方のポイント
近くに行って
目を見て
声を明るく
表情を豊かに
動作を含めて

9. ほめ方の例
「やったわね。トイレで上手にうんちでき
たわ。」
「靴下を上手にはけるのね。」
「教えてくれてありがとう。」
「弟と上手に遊ぶことができるのね。」

10. ほめ方のルール①
◎行動をほめる
×子供をほめる
◎「妹におもちゃを譲ってあげることができたわ
ね。
（微笑みながら）」
×「○○はやさしいいい子ね。」「クラスで1番だ
わ。」

11. ほめ方のルール②
タイミング：できるだけ早く、行動の最中、直
後など
視線：子供と目線を合わせる
表情：微笑み
ことば：メッセージは短く、はっきりと

12. ほめ方のルール③
注意！
長くなると余計なことを言いがち
×「いつもそうしくれたらいいのに。」「私
の言った通りでしょう。」「もっと早くし
たらいいのに。」

13. まりこ10歳 ゲーム大好き
例：「いつも、だらだら遊んで、火種になっていた、
テレビゲームを何も注意することなく30分でやめ
た」
「まりこ、テレビゲームを30分でやめてくれてあり
がとう。きちんと決まりを守れるのね。」
NG
「今日は守れたね」
「いつもしてくれたら怒らずにすむのに」
「後は宿題を早く片付けなさい」

14. ゆうみ 4歳
例：「ゆうみ、コップを台所にもって行っ
てくれてありがとう。」
NG
「あなたは本当にいい子ね。」
「あなたはどうしてそんなにいい子な
の？」

15. ほめてみましょう
まとめ
人の評価ではなく、行動をほめる。
きょうだいで比較しない。
余計なことを言わない。シンプルに、率直
に。

16. ご清聴ありがとうございました
参考文献：
読んで学べるADHDのペアレントトレーニン
グ
ほめることで
子供の行動を
変えてみましょ
う！