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- 6. 「オンライン教育の実施に関するアンケ―ト調査」の自由記述
子どもに関する不安や要望
3 学校再開への意見・感染リスク
・学校再開は早過ぎる。 オンラインの授業を始めてほしい。 感染防止の対策を、どれ
ほど徹底的にしようと考えているのか。 アルコール消毒、ハンドソープの物資はある
のか、子供たち一人一人を見られるのか。 教室やトイレ掃除や消毒は、子供たちがす
るのか。 暑い中、マスクをつけた活動は、熱中症の恐れもあるし危険。
・学校再開反対。 感染拡大防止に休校の効果があるという検証が、各国から発信され
ている。 子供は密になるのが当然。 接触を減らすのが1番。 学校再開を望む人は、感
染した場合の隔離リスク、感染後のリスクまでを含めて、どう考えているのか?
・時間差・人数制限等を工夫しての開始を望む。
・集団登校制度も廃止してほしい。 暑くなっているのにマスクを付けて、距離を空け
ながら子供達に集団登校ができるのか? 学校から遠い児童のことをどう考えているの
か? 今後、学年が上になると班長になるのが当然というのはすごく迷惑。 これから
先、学校内で感染防止策が完全に講じられ登校するとしても、私は自分で送ってい
く。
・京都府・京都市に準じる必要はないので、子供たちが安心・安全に登校方法でお願
いする。
・学校の感染を防止する方法を、しっかり教えてもらいたい。
・今後学校が再開した後にクラス内で感染者がでた時後のイジメ、差別等があった時
の対応の仕方を全先生方に配布などして欲しい。
4 その他
・外出を自粛することが、自分やみんなの命を守ることだということをきちんと子供
にも分からせないといけないのだが、やはり子供もストレスが溜まっている。 先生や
友だちと顔を見てやりとりができると、ストレスも減るのではないかと思う。
・公園で遊んでいたら、おじさんに文句を言われたとか複数回子供達から聞く。 学校
のグラウンドや図書館を開放して、ボール遊びで思いっきり遊ぶとか、たくさんの本
に触れるとかの機会を作って欲しい。
・運動不足や勉強の遅れは不安。 共働きなので預かり教室や学童を利用しているが、
そこでの過ごし方があまり分からないので気になる。
・現状、小学校での一時預かり対応は非常に助かっている。集団登校がない為、送迎
が必要となり、徒歩での送迎が非常に負担。何とか車送迎の許可を頂きたい。
・休校中の学校での預かりについて、保護者が学校まで送り届けることは、大変負
担。毎回どなたかに頼める訳でもない。子どもだけでの登校を認めていただきたい。
・いつまでも子どもがいて、本当に疲れる。
・集団行動から解放され、家族や親しい友だちとのみ関わる時間は、子どもにも親に
もいろいろなところへ目を向け、しっかり向き合う時間となった反面、嫌なことから
は目を背け、解決は後回し、またはほったらかしにする時間にもなっている。 学校や
保育園が休みで、成長の妨げとなっているように感じることも多くとても不安だが、
それ以上に全てが再開された後の子どもたちの抱えるストレスを考えると心配でなら
ない。 登下校や時間割、宿題といった規則正しい生活や行事や課外活動に取り組むメ
リハリのきいた心、クラスや学年、好きも嫌いも交じったいろいろな友だちとの関わ
りなど、これまで当たり前であったことが、どれだけ子どもの成長を促してきたのか
実感させられた。 全ては無理だが、いろんな形で休校中も関わりがゼロにならないよ
うな工夫が必要。
・社会との繋がりがない生活が続いている。子供が集団の中で成長を感じられる体験
をフォローしてほしい。
~まとめ~
6月から学校が再開される予定ですが、これらの保護者の不安や要望を参考にしてい
ただき、京田辺市や京田辺市教育委員会のHP・フェアキャスト等を使って、今後の対
応や感染防止対策について周知して頂きますよう、よろしくお願いいたします。
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子どもの学びの保障を求める声や、課題のみの学習への不
満が多い
校庭や図書館の開放など、子どもの心身の健康への対策を
求める
感染防止の方法や感染が確認された場合の対応を示してほ
しい
- 7. 【参考】他自治体の取り組み
ニュース等によれば、コロナによる休校が長引くなか、 2020年度をターゲットに
オンライン教育の取り組みを加速する自治体が増えています
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自治体 取り組み 今後の課題等
熊本県熊本市
市内の公立小中高に対し、2018年から2018年よりiPad整備、電子黒板の整備開始、
すでに100校16,500台運用中(LTE常時接続)。熊本地震の経験から先行的に運用。
4月以降、全小中学校にiPad23,460台導入予定。3クラスに1クラス分の学習者用コ
ンピューターと教員用1人1台を導入。
健康観察、連絡手段として活用→健康観察結果、メッセージ、課題提出→子供同士・
担任とのやり取り→ビデオ会議、とステップを踏んで導入を実施
埼玉県久喜市
埼玉県内で公立小中に対して、唯一のオンライン授業実施。各学年交代でzoomによ
る30分の双方向授業等を実施。
子どもの預け先にネット環境がない等の場合に備え、授業の録画を残し、校内のコン
ピューター室を利用できるようにする等参加できる環境を整備。
市教委が端末の無料貸し出し
やモバイルルーターレンタル
を検討中(現段階は調達が難
しく、学内コンピューター室
等を利用)
千葉県千葉市
楽天モバイルと全国に先駆けて千葉市と協定を締結、携帯電話基地局を学校内の敷地
内に設置する学校に光回線を無償で提供。楽天モバイルが5Gを活用した学習ソフト、
遠隔事業の実施にかかる情報提供を実施
広島県 30万人分のGoogleアカウントを確保、遠隔事業やチャット機能を用いたHRを検討
神奈川県横浜市 今年度中に27.3万台のタブレット端末を全児童生徒に配布を前倒し
愛知県東郷町 塾との連携による授業動画配信の開始
東京23区
千代田区
2015年度以降、タブレット・PCの調達、電子黒板、ネットワークシステム、導入機
器の補修、授業の指導補助、学習教材の作成支援、教員の研修等を実施中
渋谷区
小中学校で1人1台のタブレット端末を配布
2017年9月以降、クラスごとのクラウドボックスを作り、課題の提出やコメント、ク
ラス内での双方向のやり取りができるのが特徴
セキュリティ
端末のフィルタリングのため
のウェブ会議・オンライン授
業が難しい状況
港区
オンライン授業の導入、各小中学校にスマートフォン1台ずつを配布し、教師が動画
を撮影、Youtubeで限定公開
民間オンライン学習サービスのIDも付与 セキュリティ
インターネット環境のない家
庭のアクセス世田谷区
「せたがや学びチャンネル」を作成、学年に応じた漢字クイズや体操などの動画を公
開
板橋区 音読方法の解説などの学習コンテンツ、動画を配信
- 10. 参考リンク集
学習のオンライン化に今すぐ使える手段はどれ?特徴と用途の一覧マップ~授業動画にこだわらないで - ICT toolbox
https://ict-toolbox.com/report/2020/04/3742/
オンライン授業で使える無料のコミュニケーションツール(ビデオ会議編)|NPO法人eboard|note
https://note.com/eboard/n/nf53367761c3e
オンライン授業で使える無料のコミュニケーションツール(SNS・チャット編)|NPO法人eboard|note
https://note.com/eboard/n/nb343d92a1304
ライブ配信
リアルタイムで双方向のやり取りを行うためのサービス(利用用途:授業やホームルームなど)
・Zoom
・Microsoft Teams
・Google Meet
ビデオ配信
録画した動画を配信するためのサービス(利用用途:授業動画の公開)※
・Youtube
・Vimeo
※ あらかじめ授業などの動画の撮影が必要
中央区が持つベイネットTVの活用等によるテレビ配信との両軸を期待(インターネット環境のない児童生徒へのア
クセスも可能に)。
コミュニケーション
先生と生徒間でチャットやデータの共有を行うためのサービス(利用用途:教材の配信、質問のやり取り)
・Google Classroom
・まなびポケット
・Edmodo
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【参考】オンライン教育で活用できる無償サービス