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- 3. REGULATION ＺＯＯＭでの参加者へのお願い ▸ 普段は音声はミュートにしておいてください。可能な方はビ デオはオンにしてもらえると登壇者が話しやすいです。 ▸ チャット欄は、随時テキストで質問や感想など自由に書いて ください。ホストやスタッフがチェックします。 ▸ 質疑応答の時間を作りますので、その際には、マイクをON にして、積極的にご発言ください。 ▸ 録画データはZOOM内クラウドに1週間程度保存しますの で、「復習」などにお使いください。外部に出すことのない ようにお願いします。PJ資料も同様です
- 4. 山口 哲一 / Norikazu Yamaguchi 音楽プロデューサー / エンターテック・エバンジェリスト (株)バグ・コーポレーション代表取締役 / StudioENTRE(株) 代表取締役 「デジタルコンテンツ白書」(経済産業省監修）編集委員/ /「CiP協議会」フェロー 経済産業省「ブロックチェーン技術を活用検討会」委員 大阪音楽大学「ミュージックビジネス学科」特任教授 / iU客員教授 国際基督教大(ICU)高校卒。早稲田大学 在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。1989年、株式会社バ グ・コーポレーションを設立。「SION」「村上"ポンタ"秀一」「佐山雅弘」「村田陽一」「こだまさおり」など 実力派アーティストのマネージメントを行う。プロデューサーとして「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」 「Sweet Vacation」など の個性的なアーティストをデビューさせた。 時代の変化に鋭敏に対応し、音楽ビジネスとITに関する実践的活動行い、2010年頃から著作活動を始める。国内 外の音楽ビジネス状況の知見を活かし、エンターテイメントとテクノロジーの関係について提言を続けている。 『新時代ミュージックビジネス最終講義』ほか著書多数。 メディアアート作品のクリエティブプロデューサーとして「SHOSA/所作 ∼a rebirth of human body ∼」で、 Asia Digital Art Award 2017のインタラクティブ部門で優秀賞を受賞した。 デジタル時代に対応した人材育成にも積極的に取り組んでいる。2013年からプロ作曲家育成セミナー「山口ゼ ミ」は、卒業生によるクリエイター集団「Co-Writing Farm」が生まれ、数々の楽曲を世に送り出している。安室 奈美恵『In Two』がNexTone Award2019でGold賞を受賞するなど、共創(Co-Write)の活用で目覚ましい成果を上 げている。 2014年からは新時代の音楽ビジネスを担う人材のために「ニューミドルマン養成講座」を行い、現在も「ニュ ーミドルマンコミュニティ」として活動が続いている。エンターテインメントをによる起業家支援のための 「START ME UP AWARDS」を実行委員長となって立ち上げた。 2020年8月エンターテック分野の起業家育成と新事業創出を行うStudioENTREを設立し、代表取締役に就任。 mixエンタメファンドへのソーシングも行うと発表、注目を集めた。
- 5. WHAT’S ENTRE? STUDIO ENTREとは？ ▸ StudioENTREは、広義のエンターテインメントビジネスをテク ノロジーと掛け合わせて、新規事業を生みだすことをテーマに したスタートアップ・スタジオです。 ▸ 音楽、映像、出版、ファッションといった様々なエンタメ領域 でのビジネスアイデアを持つイノベーターとともに、事業計画 の策定、資金・人材の調達といった新規ビジネスの立ち上げを 行います。 ▸ 音事協専務理事でもある中井秀範と山口が設立し、mixiが資金 提供（新株予約権付き社債）して、フルコミットスタッフ２名 （中村、城)で運営開始。スタッフも拡充予定。
- 6. WHAT’S STARTUP STUDIO? ▸ スタートアップ・スタジオとは、作品を作り続ける映画スタジオの ようにスタートアップを作り続ける会社です。 ▸ 主な業務は「起業家とともに事業を立ち上げる」ことであり、アイ デアを持った起業家とビジネスの最初の立ち上げを行います。 「スタートアップスタジオ」って何？ 興味がある人はこの本がオススメ
- 8. ①新規獲得 イベント・WEB ②コミュニティ 内活動 ③事業開発 ④法人化 ENTREを一方的に 知っている 一度相談してENTRE Slackに入っている 一度相談を受ける （Slackに入れる） 案件化のための案が 出てくる 500万以内の内部予算が ついている トラクションが出て 法人化ができる 出資ができる EXIT 状態 目指す ENTRE活動 / KPIツリー ①イベント参加者 ②オンラインリーチ 3600 プレゼン数：72 案件化数：10 法人設立数：５KPI (年間)
- 12. 日本の音楽業界をDXする人材を育成する！ 10/1(木) 本講座の概観「待ったなし！日本の音楽ビジネスのDX」（山口哲一 / StudioENTRE代表） 10/8(木) No.1新人開発A&Rによるアーティスト発掘の極意（加茂啓太郎 / ソニー・ミュージック） 10/15(木) 音楽ビジネス概観「アーティストマネジメントとは？」（中井秀範 / 日本音楽事業者協会 専務理事） 10/22(木) デジタルマーケティングの基礎＋課題提示（脇田敬 /ミュージシャンが知っておくべきマネージメント の実務」著者・中村裕貴 / StudioENTREコミュニティマネージャー） 10/29(木) 宇多田ヒカル、いきものがかりの宣伝プロデューサーによるマーケティング戦略（梶望 / SonyMusicEntertainment ） 11/5(木) 音楽ビジネス概観「コンサートプロデュースの今」（中西健夫 / コンサートプロモーターズ協会会長・ ディスクガーレジ取締役会長) 11/12(木) 音楽ビジネス概観「ファン・コミュニティの作り方」（ふくりゅう / 音楽コンシェルジュ） 11/19(木) 音楽ビジネス概観「著作権ビジネスとデジタルテクノロジーの今とこれから」（稲葉豊 / 日本音楽出 版社協会会長・JASRAC理事・ユーズミュージック社長） ■コミュニティ形成志向の運営を行います！ ・音楽業界若手スタッフ ・音楽業界転就職希望者 ・音楽系サービス起業志望者 が混じり合うコミュニティに
- 13. 隔週月曜日の夜に、山口＋ENTREスタッフが、 オンラインでレビュー(補習的)回を行います。 11/26(木)「マーケティングを成功に導く刺さるターゲットの作り方」-トライブを制する者はマーケティングを制す‐ （高野修平 / 株式会社トライバルメディアハウス・ModernAge） 12/3（木）「クールジャパンの現実とこれからの海外市場」（井上俊次 / バンダイナムコアーツ代表取締役副社長/日 本音楽制作者連盟 理事） 12/10(木) 「インディペンデントアーティストの興隆とデジタル配信の未来」（野田威一郎 / TuneCoreJapan代表） 12/17(木) 「これからのメジャー・ミュージックカンパニーの役割」（藤倉尚 / ユニバーサル ミュージックCEO) 1/7(木) 「アーティストファンコミュニティ2021」（松島功 / arne代表） 1/14(木) 「グローバル化する音楽ビジネス」（ 鈴木貴歩 / エンターテック・アクセラレーター） 1/22(木) 「デジタルミュージックの時代。日本と世界」（野本晶 / Merlin Japan代表） 1/28(木) 「優秀者プレゼンテーション発表会」 ※懇親会あり ※講座を受けながら、具体的なアーティストのマーケティングプランを構築、最終回に発表します！ ※音楽業界への転就職も積極的にサポートします
- 14. テキストSUBMITTION ※課題の進め方については、第４回講座で詳しく説明します！ 最終回前に提出する課題について(自由参加) ▸ デジタルコミュニケーションを前提としたアーティストプロデュース案（スライド数枚） ▸ - アーティスト説明（架空でも実在でも） ▸ - ターゲット ▸ - 競合 ▸ 企画案 ▸ - web施策 ▸ - タイアップ等 ▸ ロードマップ（スプレッドシート） ▸ - マネタイズポイント選定（普通なら配信・ライブ・FC・グッズ。それ以外もぜひ考える。） ▸ - KPIツリー・マイルストーン作成
- 15. SUPPORT 本講座はコミュニティ的に運営します！ ▸ ENTREスタッフ、関係者や講師の方々、そして、受講生相互のコ ミュニケーションを促進していきます。 ▸ 山口哲一のFACEBOOKにフレンド申請して下さい。 ▸ Slackの招待メールをお送りしているのでご参加下さい。届いてない 方は連絡下さい。主にはslackでコミュニケーションをする予定です ▸ 隔週月曜日20時∼21時半にZOOMを使ったreviewをやります。 （10/12,10/26,11/9,11/23,12/7,12/21,1/18）講座の補習的に、交流の 場にご活用下さい！ディスカッションもしていきたいです！ ▸ 転就職や起業の相談にも適宜乗りますので、遠慮なくご相談下さい
- 18. MUSIC BIZ ECOSYSTEM 音楽ビジネス生態系の再構築とは？ ▸ Spotify(的クラウドサービス)を幹に、世界の「録音原盤市場」の生 態系が変わっている。 ▸ 日本は欧米に６年遅れてしまった。中国もIT先進国として音楽市場 が伸長している（日本はIT化が遅れた資金力が乏しい国になった） ▸ 音楽産業は世界的に見て、テクノロジー企業、スタートアップが牽 引する業種に変わっている ▸ 他の業種にもあることだけれど、日本の「昭和の仕組み」は、既に 有効性を失っている。さて、どうするか？
- 19. WHAT’S MUSIC BIZ 音楽ビジネスの構造変化 ▸ 拙著『新時代ミュージックビジネス最終講義』 (2015年9月刊)で指摘した３点に一つ追加します。 ▸ １）デジタル化・クラウド化（所有から利用へ）→音源が複製型からアク セス権コントロールに変わったことで著作権ビジネスが本質的に変化 ▸ ２）SNSがインフラに（情報の民主化）→ユーザー行動が可視化される共 にビッグデータ分析がマーケティングの主流に ▸ ３）音楽市場のグローバル化→グローバル市場での同時多発型ヒット可能 性 ▸ ４）デジタル化進展による音楽創作、制作の変化と、そこから起こる権利 分配のルールの変化→低廉化による原盤権の存在意義の低下 読んでね！
- 21. ストリーミング時代に起きる変化 ▸ 新譜が９割だった売上において過去カタログの比率が上がる ▸ ユーザー行動が可視化され、蓄積される（ビッグデータ） ▸ プレイリストの影響力が大きくなる（インフルエンサー） ▸ パッケージはアーティストの証を示す「記念品」、コレク ションの喜びを満たす役割に（アナログレコードの伸張） 音楽(原盤)ビジネスの生態系が大きく変わる！
- 22. WORLD MUSIC INDUSTRY 明るい未来を描く世界の音楽(レコード)産業 ▸ ファイル交換（違法） アラカルトDL（iTUNES） ストリーミング＆サ ブスクリプション（Spotify）という大きな流れ ▸ イノベーションのジレンマに陥り、Spotifyに市場を奪われたAppleも BEATS買収(2014年)でストリーミングに転換して再伸長。 ▸ レコード業界は強気の未来予測「テクノロジーが音楽（原盤）売上を押し 上げる！」。スマートスピーカーも主な用途は音楽聴取、MaaSもウェア ラブル端末も、AR/VRも、５G普及も増収要因と見ている。 ▸ ライブエンターメントの価値も上がり、音楽市場は伸長の予測 ▸ コロナ禍の2020年も前年比2.5%増の予測。
- 23. CHENESE MARKET 海賊サイト天国に政府主導で音楽産業が”出現” ▸ 2015年12月、中国政府は2020年までに自国の音楽産業を3000億元 (約 5兆6000億円/日本の10倍以上)に成長させる国家計画を発表 ▸ 中国のIT財閥テンセントが運営するQQ Music 月間アクティブユーザ数 は約1億8,500万人。2017年中に月額10元(170円)の有料会員2,500万人 目標 ▸ 海賊版と違法サイトの無法地帯の中国に音楽(原盤)市場が「出現」、月 額ストリーミングサービスだけで3年で日本市場を凌駕する勢い
- 24. UNIQUENESS OF JAPAN MUSIC MARKET 日本の音楽市場はガラパゴス？ ▸ フィジカル(CD)市場が残存。世界一の市場。 ▸ 日本独自の着メロ、着うたが、それぞれ全盛期は1000億円を超える 大きな市場に。（レコチョクが市場を支配） ▸ レンタルCD店とレコード会社の非協力的な姿勢が、iTunes Storeの 普及を阻害。 ▸ Spotifyへの楽曲提供も遅く、世界でも珍しいApple MusicがSpotify に先行して始まった国。 ▸ 当時音楽産業の中心だったレコード会社の「抵抗」によって、デジ タル化が世界で最も遅れている国になっている
- 25. ASKING 音楽業界で働いている人/音楽の仕事をしたい人に問いかけ ▸ あなたは、どのようにアーティストの役に立てますか？ ▸ アーティストをどういうビジネスに導きたいと思いますか？ ▸ ファンとの間のコミュニケーション設計のためにあなたが できること、やりたいことは何ですか？ ▸ あなたの目標を達成するために足らないことは何ですか？ どうすればそのスキルを手に入れられると思いますか？ デジタル時代に有益なスタッフになるためにニューミドルマン的なマインドセット とスキルを手に入れましょう！ 業界慣習とデジタルコミュニケーションスキルの両立も大切かもね(^_-)
- 26. MY CONCERN 山口が感じる不満と不安(私見ですWW) ▸ 日本のデジタル化を意図的に遅らせたレコード業界の話は、もう姿勢が変わったので歴 史的事実として認識するだけにして、未来の話をしよう。但、業界慣習(専属実演家契約 条件)の再定義は必要。 ▸ 様々なレイヤー、カテゴリーでの「データベース」の未整備と「APIが無い」（楽曲デー タ、コンサートデータ、アーティストデータ、番組データetcetc） ▸ （アマチュア・インディーズも含む）音楽家のビジネス感覚の欠如。スポイル(守ってあ げて)きた業界側の責任？ ▸ グローバル市場 デジタルクラウドサービスへの取り組みの大きな遅れ。 ▸ 国際標準と違う音楽出版権の独自慣習の欧米ルールとの調整はどうする？ ▸ ITスタートアップとの連携が薄い（MIDEM、Abbey road reds、Techstar music等との 比較(T_T) ▸ BC技術や人工知能をどう活用するか？前提となる知見の共有が無い
- 28. 質疑応答の時間です！