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計算化学実習講座:第二回
- 5. イオンとかラジカル、ハイスピン状態は
どうやって計算するの?
• 陽イオン、負イオンの場合 +1, -1 を指定する。
– 通常、原子を指定したら電子の数は自動で決まる。
– もちろん、2価の陽イオンなら+2 3価の負イオンなら-3など
とする。
• もう一つの関門: 全スピンS の指定が必要!!
– ほぼ、不対電子の数に等しい:厳密にはかなり違いますw
– 一重項(不対電子なし)、二重項(不対電子1コ)、三重
項(不対電子2コ)、四重項(不対電子3コ) etc etc…
– スピン多重度とも呼ばれる
– 次のスライドに早見表
- 12. CPUのコア数の調べ方(II)
3. CPUの型番からインターネット検索をする
– 今回は “Core i7 3615QM コア数”
– インテルのサイトで,一次情報を調べましょう
– http://ark.intel.com/ja/products/64900/Intel-Core-i7-3615QM-Processor-6M-Cache-up-to-3_30-GHz
4. 4コアだと解ります
これを指定すると計算
のスピードは最大4倍
程度高速になります
大抵は3〜3.5倍くらい?
- 33. 分子軌道を見る:その意味
• 本来分子軌道というものは存在しない!
– 解釈の方法の一つ
• 原子の電子構造の理解の仕方
– Hartree-Fock近似:「一つの電子が平均場の中を運動する」とい
う描像価電子軌道の電子が反応に関与する
– C: (1s)2(2s)2(2p)2
– 価電子軌道の電子が反応に関与する
• 分子の電子構造に理解の仕方
– 基本的に原子と同じように考える
– Hartree-Fock近似は分子でもうまくゆく
– H2O:(1A1)2(2A1)2(1B2)2(3A1)2(1B1)2
– HOMO/LUMO 価電子軌道の電子が反応に関与
福井謙一
1981ノーベル賞
ちょっと難しいです。詳しくは他の講座
で勉強しましょう…