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SeaLevel
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海域抽出
➢ ポイント
1. このレシピでは、ASTER GDEMを用いて、海域を抽出す
ることができます。
2. このレシピでは、任意の標高以下の低地を割り出すこと
ができます。これにより、洪水予測等、防災シミュレー
ションにも応用することができます。
➢ 用意するもの
1. インターネットに接続できるPC
2. ASTER GDEM (参考: ASTER GDEM検索・ダウンロード)
3. ASTERデータフォルスカラー画像 (参考: ASTERデータ
フォルスカラー画像作成)
4. QGIS (参考: QGISインストール)
➢ 操作
1. QGISを起動します。
2. ドラッグアンドドロップで、ASTER GDEMをQGIS上に
表示させます。
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今回は、富士山周辺のASTER GDEM (ASTGTM2_N35E138_dem.tifを用いる
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海域抽出
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3. QGIS上段より、ラスタ→ラスタ計算機を選択します。
4. 出力レイヤより、保存するファイル名を作成します。保
存ファイルは、GeoTiffフォーマット(.tif)にします。
5. ラスタバンドより、ASTER GDEMをダブルクリックで選
択し、ラスタ演算式欄に表示させます。
6. 海域は、標高0m以下のため、以下の式をラスタ演算式欄
に作成します。
“ASTGTM2_N35E138_dem@1” <= 0
7. OKボタンをクリックします。
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海域抽出
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8. モノクロのレイヤが表示されます。白い地域(値=1)は海
域です。黒い地域(値=0)は陸域です。
9. QGIS左側のレイヤパネル上にある作成したレイヤをダブ
ルクリックして、プロパティを表示させます。
10.透過性を選択して、追加データなし値に0を入力します。
この場合、陸域を透過させます。
11.OKボタンをクリックします。
GDEMに色付けを行い、
ASTERデータフォルスカ
ラー画像を追加した
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海域抽出
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12.作成したレイヤをベクタ(シェープファイル)に変換します。
(参考: ラスタデータのベクタデータ化)
13.必要に応じて、QGISプロジェクトを保存します。
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海域抽出
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➢ まめちしき (海域抽出)
このレシピでは、海域を抽出する方法を紹介しました。ラス
タ演算式を設定する際、標高値を変更することで、洪水や津
波の影響を調査することができます。
2011年のバンコクでの洪水の様子。オレンジ色の線で囲われている黒い部分が洪水の被害地。
衛星センサ: ASTER
観測日時: 2011年11月1日 03:54:53
数値標高モデル: ASTER GDEM
