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捨てる会議
全体構成
其の一、開幕
其の二、改革元年
其の三、捨てる会議 【零】
其の四、捨てる会議 【壱】
其の五、捨てる会議 【弐】
其の六、捨てる会議 【参】
其の七、閉幕
何を為すかを明確にする
A案 B案 C案 D案
捨てたもの大切にしたいもの
捨てたもの大切に
したいもの
A
案
B
案
C
案
D
案
前のセッションで済
今回
扱う部分
本セッションの目的
『影響度×実行度を高める』
• 影響度…クリエイティブさ×ロジカルさ
– 本セッションでは解決方法の深堀りを行う
• 解決方法が必要十分であるか
• 適切な課題にアプローチできているか
• 実行度…構想力×資源配分×PDCA
– 本セッションでは「構想力」に焦点を当てる
– 資源配分やPDCAに関しては必要に応じて
地区リプラン後に扱う
このセッションで
扱うものを決定する
選定方法および基準
• 2~4つのものをピックアップする。
• 『捨てる会議その壱』で優先順位付けし
たもの。
• 粒間は戦術や施策だと扱いやすい。
求めるアウトプット
<求めるアウトプット>
–戦術・施策のプロトタイピング
<期待する変化>
1)不安 →わくわく
2)不明確 →明確
3)できない →できる
プロトタイピング(Prototyping)とは、実働するモデル(プロトタイプ)を早期に製作する
手法およびその過程を意味する。その目的は、設計を様々な観点から検証する、機能やアイ
デアを形にすることでユーザーから早めにフィードバックを得るなど、様々である。
ワークショップの説明
1
2
3
アドリブ
ラフスケッチ
6つの帽子
4 企画書作成
ワークショップの説明
【時間】
10分
【目的】
潜在的な価値提案の方向性を素早く描き出し、「宣
伝文句」の形でプロトタイプを作る
【手法】
仮説価値フレームワークに沿って、「宣伝文句」を
作成し、施策の方向性を明確にする。
アドリブ1
ワークショップの説明
2 ラフスケッチ
【時間】
25分
【目的】
価値提案を素早くビジュアル化し、視覚的なイメージを
作る。
【手法】
価値提案またはビジネスモデルを大ざっぱに描いて、ア
イデアの核心部分を表す部分を走り書きする程度の大ま
かなスケッチを使ってイメージを固める。
ワークショップの説明
3 6つの帽子
【時間】
60分
【目的】
効果的なフィールドバックを集め、堂々巡りの議論
を避け、アイデアの長所・短所・改善点を理解する
【手法】
特定の視点を表す色の帽子をかぶっていると仮定し、
異なる種類のフィードバックを迅速に集めます。
ワークショップの説明
4 企画書作成
【時間】
30分
【目的】
今後、素早く実働に切り替えることのできるように
プロトタイピングをドキュメントベースに起こす。
【手法】
企画書フォーマットを参考に、行うことの概要を詰
めていく。
1.アドリブ
このセッションに期待するもの
<目的
>============
潜在的な価値提案の
方向性を素早く描き
出す
<結果
>============
「宣伝文句」の形で
プロトタイプを作る
<概要
>=====================================
=
手軽に価値提案の方向性を書き出す手法です。こ
の手法では、価値をどう生み出すかを具体的に記
述しなければなりません。次の文書の空欄を埋め、
3つから5つの方向性を描いてみましょう。
仮説価値フレームワーク
<対象>
は、
<欲求>
(し)たいが、
<課題>
(ない)ので、
<施策の特徴>
(こと)
に価値がある
ワークショップの説明
1
2
3
アドリブ
ラフスケッチ
6つの帽子
4 企画書作成
済
2.ラフスケッチング
このセッションに期待するもの
<目的
>============
価値提案を素早く ビ
ジュアル化する
<結果
>============
スケッチブックにさ
まざまなプロトタイ
プを描く<概要
>======================================
価値提案またはビジネスモデルを大ざっぱに描いて、
アイデアの核心部分を表すもので、それがどう機能す
るかを描くものではありません。走り書きする程度の
大まかなスケッチを使って、プロトタイピングの初期
に選択肢を探り、議論しましょう。
ラフスケッチの進め方
1)ブレインストーミング(15分)
– きっかけとなる質問や「もしかしたら?」という質問を投げるなど、異なるテ
クニックを使って面白い価値提案の方向性を出来る限りたくさん挙げましょう。
2)描く(10分)
– いくつかのグループに分かれて、それぞれ3つの価値提案のアイデアを出しま
しょう。 フリップチャートにスケッチを描きます。2つか3つかのスケッチ
を描くことで方向性が分散し、堂々巡りの議論を避けることにもつながります。
3)プレゼン(30秒)
– 2~3LCが合同になるように7人程度のチームを組みます。各LCの代表者が、ス
ケッチを売り込みます。30秒を越えないように、アイデアの概要を説明しま
しょう。
4)投票
– 上記のチームの見えるところにスケッチを貼ります。1人2表を持ち、好きなア
イデアへ投票します。プレゼンを行ったメンバーは、投票結果を持ち帰りアイ
デアを再考しましょう。
ワークショップの説明
1
2
3
アドリブ
ナプキンスケッチ
6つの帽子
4 企画書作成
済
済
3.6つの帽子
このセッションに期待するもの
<目的
>============
効果的なフィールド
バックを集め、堂々
巡りの議論を避ける
<結果
>============
アイデアの長所・ 短
所・改善点を理解す
る<概要
>==========================================
ワークショップの参加者が、特定の視点を表す色の帽子を
かぶっていると仮定しましょう。このテクニックを使うこ
とで、異なる種類のフィードバックを迅速に集め、政治的
な理由でアイデアを没することを防ぎます。この方法は、
大人数のグループには特に効果的であり、堂々巡りの議論
による時間の無駄をなくすことに役立ちます。
ワークショップの概観
①プレゼンテーショ
ン
5min
②確認・理解
5min
③批判・悪い点
5min
④評価・良い点
5min
⑤創造・発散
10min
⑥議論・収束
10min
①プレゼンテーション
【時間】5分
【内容】
デザインチームが
アイデアをプレゼンテーションします。
②確認・理解(白い帽子)
【時間】5分
【内容】
事実とデータ;中立的で客観的な視点
「聞き手」はアイデアの中身を確認する質
問をし、理解を深める
③批判・悪い点(黒い帽子)
【時間】5分
【内容】
批判、弱点、危険;リスクを発見する
▼1分で書き出す
なぜそれが悪いのかをポストイットに書き出す。
▼3分でフィールドバックを集める
ファシリテーターが急いでフィールドバックを集め、
次々にホワイトボードに貼り付ける間に、参加者がそれ
を大きな声で読み上げる
・
④評価・良い点(黄色い帽
子)
【時間】5分
【内容】
よい点、長所;なぜそれが役立つか
▼1分で書き出す
なぜそれがいいアイデアかをポストイットに書き出す。
▼3分で集める
ファシリテーターが急いでフィールドバックを集め、
次々にホワイトボードに貼り付ける間に、参加者がそれ
を大きな声で読み上げる
/
⑤創造・発散(緑の帽子)
【時間】10分
【内容】
アイデア、別の選択肢;問題へのソリュー
ション
全員で議論する。参加者は提示されたアイ
デアを改善するための具体策を出す。
⑥議論・収束
【時間】10分
【内容】
プレゼンテーションを行ったチームが、各
パートからのフィールドバックを基にアイ
デアを進化させる
アドバイス
• 確認の質問をする時には、意見を出さな
いように注意しなければなりません。
• アイデアの好き嫌いに関係なく、全員が
必ず役割を全うします。
• 少人数のグループでも、アイデアの成功
と失敗の要因を考えるのに役立ちます。
開始前のアナウンス
1)アイデアの選択
1-2個にアイデアを絞る
プレゼンするアイデアの概要を記入する
2)チーム分け
プレゼンチーム×1-2:2-3人
フィードバックチーム×2-3:2-3人
3)プレゼン準備
プレゼンター:プレゼン準備を行う
フィールドバッカ-:どのチームのアイデアを聞きに行くのかを決める
4)移動
気になるところへ移動
ワークショップ開始する
5)移動
LCごとの席に戻る
LCでシェアする
いざ、始め‼
ワークショップの説明
1
2
3
アドリブ
ナプキンスケッチ
6つの帽子
4 企画書作成
済
済
済
4.企画書作成
このセッションの概要
4 企画書作成
【時間】
30分
【目的】
今後、素早く実働に切り替えることのできるように
プロトタイピングをドキュメントベースに起こす。
【手法】
企画書フォーマットを参考に、行うことの概要を詰
めていく。
企画選定方法
この時間で扱うもの
• 先のワークショップにおいてフィールド
バックを受けたものや議論したものを扱
うのが望ましい。
• 戦術や施策レベルのものをピックアップ
して企画の詳細の時間にするのがいい。
例:企画書フォーマット
背景 (その施策に至る理由や背
景の分析を記入)
(その分析に関しての自分の
考察を記入)
ターゲット
ターゲットの属性
ターゲットの特性
コンセプト メリット具体的な内容
スケジュール 予算
実施者
実施場所
企画名
日付
注意事項
• 使用媒体は企画書である必要はありませ
ん。適宜、必要な媒体で詳細を詰めてく
ださい。
• 実行度や実現までの見通し立てるための
準備の時間として使いましょう。
いざ、始め‼
セッション振り返り
本セッションの目的
『影響度×実行度を高める』
• 影響度…クリエイティブさ×ロジカルさ
– 本セッションでは解決方法の深堀りを行う
• 解決方法がーーか
• 適切な課題にアプローチできているか
• 実行度…構想力×資源配分×PDCA
– 本セッションでは「構想力」に焦点を当てる
– 資源配分やPDCAに関しては必要に応じて
地区リプラン後に扱う
求めるアウトプット
<求めるアウトプット>
–戦術・施策のプロトタイピング
<期待する変化>
1)不安 →わくわく
2)不明確 →明確
3)できない →できる
プロトタイピング(Prototyping)とは、実働するモデル(プロトタイプ)を早期に製作する
手法およびその過程を意味する。その目的は、設計を様々な観点から検証する、機能やアイ
デアを形にすることでユーザーから早めにフィードバックを得るなど、様々である。
ワークショップの説明
1
2
3
アドリブ
ナプキンスケッチ
6つの帽子
4 企画書作成
ワークショップの説明
【時間】
15分
【目的】
潜在的な価値提案の方向性を素早く描き出し、「宣
伝文句」の形でプロトタイプを作る
【手法】
仮説価値フレームワークに沿って、「宣伝文句」を
作成し、施策の方向性を明確にする。
アドリブ1
ワークショップの説明
2 ラフスケッチ
【時間】
25分
【目的】
価値提案を素早くビジュアル化し、視覚的なイメージを
作る。
【手法】
価値提案またはビジネスモデルを大ざっぱに描いて、ア
イデアの核心部分を表す部分を走り書きする程度の大ま
かなスケッチを使ってイメージを固める。
ワークショップの説明
3 6つの帽子
【時間】
65分
【目的】
効果的なフィールドバックを集め、堂々巡りの議論
を避け、アイデアの長所・短所・改善点を理解する
【手法】
特定の視点を表す色の帽子をかぶっていると仮定し、
異なる種類のフィードバックを迅速に集めます。
このセッションの概要
4 企画書作成
【時間】
30分
【目的】
今後、素早く実働に切り替えることのできるように
プロトタイピングをドキュメントベースに起こす。
【手法】
企画書フォーマットを参考に、行うことの概要を詰
めていく。
おわりに
• 今回扱った思考方法を学べ。
–再現性のある枠組みとして使えるように。
–価値提案や課題解決を考え方のベースに。

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