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三竿郁夫
ペット(PET)ボトルから綿づくり
混ぜればゴミ
2020年11月10日
おもしろ環境教室
分ければ資源
し げん
かんきょうきょうしつ
協力: 木村峰男・持田典秋・中村信武・廣瀬忠一郎
わた
ま わ
みさお いくお
きむら みねお もちだ つねあき
1
この教室は、地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所「令
和2年度神奈川県研究者・技術者等学校派遣事業 」によるものです。
なかむら のぶたけ ひろせ ちゅういちろう
2
< お話とクイズ >
1.ペットボトル(プラスティック)を捨てるとゴミになる
2.ペットボトルをリサイクルすると資源になる。
< 実験とわたづくり >
3. プラスティックの分別
4. 綿づくり実験
す
ぶんべつ
わた じっけん
し げん
じっけん
ゴミはいろいろなところに!
3
死んだクジラの胃(い)から
プラスティックコップやレジ袋
プラスティック魚網(ぎょもう)に
からまったカメ
海の動物(どうぶつ)たちが!!!
4
海のゴミの話
5
今日の主役(しゅやく)
ペットボトルを見てみよう
6
シール(ラベル )
ペットボトルは、どうなっている?
ふた(キャップ)
透明ボトル
(とうめい)
中身
食品用、水で洗えるもの
(水、ジュース、お酒、しょうゆ、牛乳など)
ボトルは”びん・容器”
7
イヌ、ネコのペットじゃないよ
ペット(PET)は石油から作られるプラスティックのひとつ
ポリエチレンテレフタレート
Poly Ethylene Terephthalate
ペットボトルは、PETで作られた容器
ペット = PET
よう き
ペットって何?
よう き
ペットボトルは便利だから
べん り
ペットボトルはどうして便利なの?
考えてみよう
最近の日本の消費量 400億本/年
1人1日約1本
しょう ひ りょう
クイズ
A) 5本くらい
B) 10本くらい
C) 30本くらい
ペットボトルガラスビン
ガラスビンはペットボトルの何本分の重さ?
9
ペットボトルは軽い?
ガラスのビンは、200〜300グラム
はか
10
ペットボトルの重さ
?
はか
測ってみよう
何グラムかな?
ペットボトルは他にも特徴が
11
出典:PETボトル協議会
「PETボトルとわたしたち」
燃やしても水素と
炭酸ガスになるだけ
おなじ容量のガラスビンの
1/10くらいのおもさ
とく ちょう
飲んだ後、捨ててる?
12
捨てたペットボトルはどこへ行く?
最近の日本の消費量 400億本/年
1人1日約1本
しょう ひ りょう
便利なペットボトル
考えてみよう
いろいろなものをたくさん買っている
大量消費
たい りょう しょう ひ
13
私たちの生活とゴミ
服食べ物 電気製品
でんきせいひん
飲み物
大量廃棄
残した食べ物 使った容器
ちょっと古い衣服
たい りょう はい き
14
私たちの生活とゴミ
どんどん捨てている
まだ使えそうな電気製品
現代の人間社会の問題・地球の問題
大量生産
(たいりょうせいさん)
大量消費
(たいりょうしょうひ)
大量廃棄
(たいりょうはいき)
げんだい にんげん しゃかい
15
私たちの生活とゴミ
資源(しげん)が減る ゴミがふえる
ち きゅう
2019年:環境省
約4千3百万トン
(東京ドーム115杯分)
日本の生活ゴミ
16
17
伊勢原市の生活ごみ
3万トン/年
家庭、学校からのごみ
日本全国の生活ごみ
約4千3百万トン
家庭、学校等からのゴミ
1人1日あたり約700g〜1kg!
私たちの生活ごみ
1kgはリンゴいくつの重さ?
クイズ
A)
B)
C)
18
測ってみよう
りんごは、?グラム
はか
19
りんごの重さ
コロナ感染症対策でもプラスティックが大量に使われている
かんせんしょうたいさく
マスク 注射器
防護服 仕切り板
ぼうごふく
ちゅうしゃき
し き いた
20
病院のゴミ
クイズ
A) 10%
B) 38%
C) 46%
日本のゴミのうち、プラスチックは何%かな?
ヒント: この3つは、プラスチックか食べ物か紙
21
日本の生活ゴミ
海のゴミ
どれがプラスティックかな?
22
世界中でプラスティックのゴミが
川や海に捨(す)てられている
23
海のゴミ
日本の一般廃棄物の内訳(容積)
2018年度 環境省
食べ物など
37.6%
日本の生活ゴミの中身
(4千3百万トン)
なか み
ペットボトル含む
ふく
24
ペットボトルは400年なくならない!
25
海のプラスティックゴミ
海のプラスティックゴミと
世界の魚が同じ量に !!!
World Economic Forum(2016)
2050年
11億トン
2014年
3億トン
26
海のプラスティックゴミ
プラスティックは増えるばかりで減らないから
ゴミを資源に
27
「3R」 って何?
( 資源を大切にし、ゴミを減らすためやること)
クイズ
し げん たい せつ
へ
28
ゴミになるもの
をへらす
再び資源(しげん)として
利用(りよう)する
くりかえし
使う
3つのR
Reduce
ReuseRecycle
資源を大切にし、ゴミを減らすには
リサイクル リユース
リデュース
29
30
ペットボトルのリサイクル
ペットボトルは、便利で、
リサイクルの優等生
(ゆうとうせい)
PET
ペットボトルは溶かすとPETに
もどるのでリサイクルしやすい
ペットボトル
ペットボトルのリサイクル
31
商品化
プラスティック製品
繊維製品
溶かす
しょうひんか
せんい
32
Ⅰ
Ⅱ Ⅲ
出典:PETボトルリサイクル推進協議会「だいすきPETボトル」
リサイクルの仕組み
分別排出
(ぶんべつはいしゅつ)
分別収集
(ぶんべつしゅうしゅう)
再商品化
(さいしょうひんか)
PETボトルリサイクル
推進協議会
(すいしんきょうぎかい)
消費者
(しょうひしゃ)
区市町村
(くしちょうそん)
事業者
(じぎょうしゃ)
ペットボトルのリサイクル
し く
Ⅰ分別排出
ペットボトルを分ける
ペットボトルをきれいにして出す
33
色つきボトル
34
シール(ラベル )
ペットボトルのリサイクルマーク
ふた(キャップ)
透明ボトル
(とうめい)
ペットボトルのマークを探(さが)そう
どのマークがついている?
1. ペットボトルのフタ(キャップ)を取る。
2. シール(ラベル)をはがす。
キャップ
ラベル
ペットボトルの分別
ぶんべつ
35
1
2
ゴミ袋へ
36
出典:PETボトルリサイクル推進協議会「PETボトル年次報告書2016」
各地でペットボトルを集め異物を除き、
PETのかたまりにしてリサイクル事業者に運ぶ
Ⅱ分別収集
PETのかたまりにする
ペットボトルを集める 異物を取り除く
リサイクル事業者
いぶつ のぞきかくち
PETペール
PETフレーク とけたPETフレーク
Ⅲ 再商品化
ペットボトルのかたまり ボトルをきざむ PETフレークを溶かす
3. ペットボトル(PET)の
真ん中をハサミで
切って二つに分ける
ペットボトルの分別実験の準備
ぶんべつ じっけん
38
4. ペットボトルの上側を、
ハサミで小さく切ってフ
レーク を作る (1cmくら
い)
ペットボトルの分別実験の準備
ぶんべつ じっけん
39
切る
これをフレーク(小片)と呼ぶ
5. ①下半分のカップと
②袋に入れたフレーク
を理科室に持っていく
ペットボトルの分別実験の準備
ぶんべつ じっけん
40
① ②
41
出典:PETボトルリサイクル推進協議会「PETボトル年次報告書2018」
PETペール
PETフレーク とけたPETフレーク
繊維・綿・衣類シート成型品ボトル
Ⅲ 再商品化
ペットボトルのかたまり ボトルをきざむ PETフレークを溶かす
こんな商品ができる
最近の日本の消費量 400億本/年
1人1日約1本
大量のペットボトルをリサイクル
42
日本のリサイクル率 約85%
世界のトップクラスだよ
日本全国の生活ゴミ
約4千3百万トン/年
リサイクル量
9百万トン
(約20%)
焼却・埋め立て量
3千4百万トン
(約80%)
まだまだリサイクルが少ない
日本と伊勢原市のゴミのリサイクル
伊勢原市の生活ごみ
3万3千トン/年
リサイクル量
5千トン
(約21%)
43
焼却・埋め立て量
2万8千トン
しょうきゃく うめたて
44
出典:PETボトルリサイクル推進協議会「PETボトル年次報告書2018」
日本のペットボトルのリサイクル率は高い
ペットボトルのリサイクル率
日本
ヨーロッパ
アメリカ
日本のペットボトルのリサイクル率は85%
日本のリサイクル率はどうして高い?
考えてみよう
46
Ⅱ Ⅲ
PETボトルのリサイクル率の高いわけ
分別排出
(ぶんべつはいしゅつ)
分別収集
(ぶんべつしゅうしゅう)
再商品化
(さいしょうひんか)
Ⅰ
私たち消費者
市区町村 事業者
私たちが分別排出をしっかりやっている
リサイクルの仕組みができている
使ったペットボトルを資源に!
47
リサイクル率:85%
ちょっと休憩
48
きゅう けい
プラスティック分別実験
ぶん べつ じっ けん
49
実験の準備
50
じゅんび
準備したもの
ふくろ なか
袋の中
じゅん びじっ けん
① ②
③ ④
6. ①ペットボトルの下側(器)に③の袋のなかのプラス
ティックフレーク(小片) をを入れる
7. その器に水を入れる。
8. 浮いたもの(青いもの)をスプーンで取り出す
いろいろなプラスティック
浮いたもの
PP:ポリプロピレン
沈んだもの
PS:ポリスチレン
PET
ペットボトルの分別実験
ぶんべつ じっけん
51
水
9. 水の中に食塩(しお)を入れてかき混ぜる
10. 浮くものと沈むものにわかれる、浮いたもの(白い物)を
スプーンで取り出す。
11. 水を捨てて沈んだ もの(透明のもの:PET)を取り出す。
沈んだもの
ペット(PET)
(ペットフレーク)
浮いたもの
PS:ポリスチレン
沈んだもの
PS:ポリスチレン
PET
塩水
ペットボトルの分別実験
ぶんべつ じっけん
52
ここまでできたかな?
ペットボトルの分別実験
ぶんべつ じっけん
53
沈んだもの
PET
(ペットフレーク)
浮いたもの
PS:ポリスチレン
PP : ポリプロピレン
分別実験おわり
⑤
どうして浮くものと沈むものがあるのかな?
考えてみよう
う しず
54
プラスチックと水の重さ比較
種類 比重・密度(g/cm³)
ポリプロピレン (PP) 0.90~0.91
ポリスチレン (PS) 1.05~1.07
ペット (PET) 1.38~1.40
重さが違うプラスティックを分ける方法
比重分離の原理
水 : 1.0
食塩水(10%): 1.07
ひ じゅう ぶん り げん り
おも ちが ほう ほう
おも ひかく
しゅ るい
しょくえんすい
ひじゅう みつど
55
綿づくり実験
じっ けん
56
綿づくり実験の準備
57
じゅん びじっ けん
1. 透明のペットフレークを先生が集める
②
⑤
⑥
実験の準備
58
じゅん び
綿を作る装置
じっ けん
そう ち
2. 先生が集めたPETフ
レークを”綿つくり装置
“のビール缶の中に入
れる。
ここからは、先生が実験する
ペットボトルから綿をつくる実験
3. ランプに火をつけ、
ビール缶を回す。
59
⑥
PETフレーク
PETフレークを溶かす
4.PETフレーク
が溶ける
2.PETフレーク
入れる
溶けたPETフレーク
ペットボトルから綿をつくる実験
じっ けん
60
3. 火をつけて回
転させる
3.4. 火をつけて回転させ
ると
溶けたPETを綿にする
PET綿
5. 溶けたPETが糸になり
出て綿になる
溶けたPETフレーク
ペットボトルから綿をつくる実験
じっ けん
61
綿 綿
切ったペットフレーク と作った綿を持って帰ろう
62
切った
ペットフレーク
作った綿
綿って何?
63
今日作るのは、プラスティックからできる繊維 (人工綿)
繊維(せんい)? ==>細い糸のようなもの (綿?)
繊
維
・綿
・衣
類
動物(羊・うさぎ・蚕ほか)から
作る植物(綿花・麻ほか)から作る
石油から作る
天然繊維
化学繊維
人工綿
わた
てんねん せんい
かがく せんい
綿花 (めんか)
天然綿
使ったペットボトルを資源に!
64
リサイクル率:85%
5. できた綿をみんなで分けて、袋に入れて持っ
て帰る
綿ができた
65
< 今日勉強したこと >
 ペットボトル(プラスティック)を捨てるとゴミになる
 ペットボトルをリサイクルすると資源になる
 日本は、85%のペットボトルをリサイクルしている
 地球をまもるために、ゴミを減らしリサイクルでき
るように協力しよう
ゴミになるもの
をへらす
再び資源(しげん)として
利用(りよう)する
くりかえし
使う
大事な言葉:3つのRとリサイクル
Reduce
ReuseRecycle
資源を大切にし、ゴミを減らすため
循環型(じゅんかんがた)社会を目指す
リサイクル リユース
リデュース
66
67
リサイクルのために
私たちができることは
混ぜればゴミ 分ければ資源
比々多小との前打ち合わせ事項 (10月21日)
• 時間割 : 1時間目 (クラス1 講義), 2時間目(クラス1 実験, クラス2 講義)
3時間目(クラス2 実験, クラス3 講義), 4時間目(クラス3 実験)
• 支援者 : 4名 (DF: 木村氏, BE: 持田氏、中村氏、廣瀬氏)
• 進め方 : 生徒はペットボトル・ハサミを持参。講義中にPETカップとPETフレー
ク を準備
• 学校側の準備 : TV, HDMIケーブル, 理科教室のPC、電子秤
• 生徒の準備 : 500CC柔らかいPETボトルとハサミ
• 講師の準備 : 説明Powerpoint, 家庭用メッセージ, 講師用PC, 綿づくり装置x2,
プラスティックミックスフレーク, プラスティック商品サンプル、綿づくり用PETフ
レーク、出来上がった綿, 浮いたもの沈んだもの回収箱、生徒用ジッパー袋
• TVとPCの準備 : 講義用PC(三竿) , 理科室用PC(森先生)
• ゴミ袋の準備 : 学校側で準備していただく (蓋用、ラベル用, PETの残骸)
• 理科室の配置: ページ67参照
68
理科室の配置
69
水道
水道
水道
水道
水道
水道
白板
P
C
講
師
4人
4人
4人 4人
4人
4人 3人
3人3人
3人
綿づ
くり
綿づ
くり

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Editor's Notes

  1. ①軽い  同じ容量のガラスびんに比べて、約1/7~1/10くらいの重さ。  買い物時の持ち運びに便利  冷蔵庫からの出し入れやコップに注ぐ時も楽  工場から全国のお店に運ぶ時の燃料が節約できる ②強くて丈夫  落としても割れない  炭酸飲料のボトルとして使っても破裂にくく安心 ③何度でも栓ができる  衛生的でこぼれないので、持ち運びに便利 ④透明で美しい  飲み物などのおいしさが引き立つ  量や中身が一目でわかって便利  水や空気を通さないので、長く中身の品質が保たれる ⑤加工しやすい  用途に合わせたり、デザイン性を活かした形、サイズが揃っている ⑥リサイクルできる  科学的に分解してPET樹脂に戻し、再びPETボトルを作ったり、繊維製品や  シート製品などに再利用できる
  2. ①軽い  同じ容量のガラスびんに比べて、約1/7~1/10くらいの重さ。  買い物時の持ち運びに便利  冷蔵庫からの出し入れやコップに注ぐ時も楽  工場から全国のお店に運ぶ時の燃料が節約できる ②強くて丈夫  落としても割れない  炭酸飲料のボトルとして使っても破裂にくく安心 ③何度でも栓ができる  衛生的でこぼれないので、持ち運びに便利 ④透明で美しい  飲み物などのおいしさが引き立つ  量や中身が一目でわかって便利  水や空気を通さないので、長く中身の品質が保たれる ⑤加工しやすい  用途に合わせたり、デザイン性を活かした形、サイズが揃っている ⑥リサイクルできる  科学的に分解してPET樹脂に戻し、再びPETボトルを作ったり、繊維製品や  シート製品などに再利用できる
  3. ゴミ問題では ①腐りにくいものが増えている(プラスチックもその1つ) ②有毒、危険物 ③焼却して有毒ガスを出す ④埋立地も満杯になってきている ⑤違法廃棄
  4. 1kg;リンゴ(約200g)5個分くらい、
  5. ・大部分のプラスチックは強度を増したり、対候性を強めたりするために  化学物質を加えているので、再生原料として使えない  その典型がPVC ・もともと、PETは繊維原料  ポリエステル繊維、テトロンが代表選手  世界の繊維の中で最大の量、;天然繊維の綿、麻、毛をはるかに越える量  世界のPET繊維生産量;6200万t(2015)   PETボトル生産量推定;         20g/平均ボトル?×4,800億本=約1,000万t?(2016)
  6. リサイクルとは、捨ててしまえばゴミになるものを、再び資源として利用するシステムです。「容器包装リサイクル法」では、家庭から出るゴミの中で、PETボトルをはじめ、空き缶、空き瓶、その他の紙やプラスチックなどのリサイクルが義務付けられている。
  7. リサイクルとは、捨ててしまえばゴミになるものを、再び資源として利用するシステムです。「容器包装リサイクル法」では、家庭から出るゴミの中で、PETボトルをはじめ、空き缶、空き瓶、その他の紙やプラスチックなどのリサイクルが義務付けられている。 PETボトルのリサイルは、 ①キャップを外し、ラベルは出来るだけはがして、 ②中を軽くすすぎ、 ③そのままで運ぶとかさばるので、横方向につぶして、 ④市町村のPETボトル収集日に出そう。(スライドクリック) ⑤ゴミなどの異物を除き、 ⑥圧縮梱包された状態(ベールという)で、リサイクル工場に運ばれる。 ⑥細かくくだかれ、洗われてフレークと呼ばれる再生樹脂になる。
  8. リサイクルとは、捨ててしまえばゴミになるものを、再び資源として利用するシステムです。「容器包装リサイクル法」では、家庭から出るゴミの中で、PETボトルをはじめ、空き缶、空き瓶、その他の紙やプラスチックなどのリサイクルが義務付けられている。 PETボトルのリサイルは、 ①キャップを外し、ラベルは出来るだけはがして、 ②中を軽くすすぎ、 ③そのままで運ぶとかさばるので、横方向につぶして、 ④市町村のPETボトル収集日に出そう。(スライドクリック) ⑤ゴミなどの異物を除き、 ⑥圧縮梱包された状態(ベールという)で、リサイクル工場に運ばれる。 ⑥細かくくだかれ、洗われてフレークと呼ばれる再生樹脂になる。
  9. リサイクルとは、捨ててしまえばゴミになるものを、再び資源として利用するシステムです。「容器包装リサイクル法」では、家庭から出るゴミの中で、PETボトルをはじめ、空き缶、空き瓶、その他の紙やプラスチックなどのリサイクルが義務付けられている。 PETボトルのリサイルは、 ①キャップを外し、ラベルは出来るだけはがして、 ②中を軽くすすぎ、 ③そのままで運ぶとかさばるので、横方向につぶして、 ④市町村のPETボトル収集日に出そう。(スライドクリック) ⑤ゴミなどの異物を除き、 ⑥圧縮梱包された状態(ベールという)で、リサイクル工場に運ばれる。 ⑥細かくくだかれ、洗われてフレークと呼ばれる再生樹脂になる。
  10. 食べものの廃棄量;2800万トン;その内まだ食べられる量;630万トン (おにぎり2個分くらい)
  11. 2006年度からのリサイクル率の推移をみると、おおむね80%以上、多くは、85%以上をキープしている。 一方、アメリカのリサイクル率は2015年度で21.7%、欧州のリサイクル率は41.2%で、日本のリサイクル率は世界最高水準を維持している。
  12. ①軽い  同じ容量のガラスびんに比べて、約1/7~1/10くらいの重さ。  買い物時の持ち運びに便利  冷蔵庫からの出し入れやコップに注ぐ時も楽  工場から全国のお店に運ぶ時の燃料が節約できる ②強くて丈夫  落としても割れない  炭酸飲料のボトルとして使っても破裂にくく安心 ③何度でも栓ができる  衛生的でこぼれないので、持ち運びに便利 ④透明で美しい  飲み物などのおいしさが引き立つ  量や中身が一目でわかって便利  水や空気を通さないので、長く中身の品質が保たれる ⑤加工しやすい  用途に合わせたり、デザイン性を活かした形、サイズが揃っている ⑥リサイクルできる  科学的に分解してPET樹脂に戻し、再びPETボトルを作ったり、繊維製品や  シート製品などに再利用できる
  13. リサイクルとは、捨ててしまえばゴミになるものを、再び資源として利用するシステムです。「容器包装リサイクル法」では、家庭から出るゴミの中で、PETボトルをはじめ、空き缶、空き瓶、その他の紙やプラスチックなどのリサイクルが義務付けられている。