SlideShare a Scribd company logo
1 of 22
Download to read offline
1© Internet Initiative Japan Inc.
メールシステム基本のき
〜メールの基本的なおさらいと基礎知識〜
株式会社インターネットイニシアティブ
IIJ Technical NIGHT vol.7
2019年5⽉27⽇
ネットワーククラウド本部
アプリケーションサービス部
サービス開発課
⼟川 智昭
2
メールシステム基本のき
所属
ネットワーククラウド本部
アプリケーションサービス部
サービス開発課
名前
⼟川 智昭 (新卒⼊社7年⽬)
業務内容
企業向けメールサービスの運⽤(3年) 開発(4年)
普段の取り組み
Spring Boot, Elasticsearch, Ansible, Docker
MongoDB, MariaDB, Orchestrator, Consul, Drone
サービスの開発やプロダクトの検証をしています
3
メールシステム基本のき
本⽇の内容
1. メールの仕組みについておさらい
1. メール配送でISP(ESP)が役割を担っている箇所
2. メールを理解するための基礎知識
1. ⽤語の説明(MTA, MUA, MDA, etc)
2. MTAのトランザクション, ワークロードについて
3. 現在のメール技術の推移について
3. まとめ
4
メールシステム基本のき
本⽇の講演内容について
• 内容は SMTP や MTA 周りが中⼼のお話になります
• 注:エンドユーザ向けの話はあまり無いかもしれません
• 注:分かりやすさ優先で不正確な説明もありますがご了承
ください
• 広報の⽅に「ロストテクノロジー」と⾔われるメールど真
ん中の話をピックアップしたセッションが3つ続きますが
どうぞよろしくお願いします
5
〜 メールの仕組みについておさらい 〜
5分間
6
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
• ⼀般の⼈が考えるメールの配送のイメージとは?
• メールを送ってから受け取られるまで
宛先:taro@example.com
差出⼈:foo@example.com
件名:〜
本⽂:〜
7
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
②?①? ③?
①メールを送る
②???
③メールが届く
8
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
①
Webメール
スマホアプリ
Outlook, Thunderbird, etc
9
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
①
Webメール
スマホアプリ
Outlook, Thunderbird, etc
STARTTLS SMTP (port 25), SMTPS (port 465)
SMTP Submission (port 587), SMTP AUTH
HTTP(port 80), HTTPS (port 443), HTTP/2
HTTP(port 80), HTTPS (port 443), HTTP/2
⻘⾊が実際のメール配送に携わる箇所
10
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
②
11
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
②
STARTTLS SMTP (port 25)
⻘⾊が実際のメール配送に携わる箇所
〇〇.com
△△.co.jp
□□.ad.jp
12
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
③
Webメール
スマホアプリ
Outlook, Thunderbird, etc
13
メールシステム基本のき
メールの基本をおさらい
③
Webメール
スマホアプリ
Outlook, Thunderbird, etc
STARTTLS POP3(port 110), POP3S(port 995)
STARTTLS IMAP(port 143), IMAPS(port 993)
HTTP(port 80), HTTPS (port 443), HTTP/2
HTTP Push
HTTP(port 80), HTTPS (port 443), HTTP/2
HTTP Push
⻘⾊が実際のメール配送に携わる箇所
14
メールシステム基本のき
• 現在のメールやりとり・姿
• Webサービスやスマートフォンアプリがインタフェー
スの中⼼になりつつある
• 裏側で使われている仕組みを意識せずに使える
• ロストテクノロジー → “インフラ” テクノロジー
• もちろん MUA(メーラー)を使った利⽤割合も⼤きい
• ISPにおけるメール業務はこの裏側部分が中⼼
• 当たり前に届くための道(基盤)の整備をしています
15
〜 メールを理解するための基礎知識 〜
5分間
1. メール⽤語の説明
2. メール配送はトランザクションである
3. 近年のメール関連技術の状況
16
メールシステム基本のき
1. メール⽤語の説明
• MTA(s)
• Mail Transfer Agent(s)
• メール配送を担うプログラムの総称
• Sendmail, Postfix, qmail, Exim 等
• MUA(s)
• Mail User Agent(s)
• メールクライアント、メーラー
• Thunderbird, Outlook, Becky 等
• MDA(s), MSA(s)
• 割愛
• バウンスメール (bounce message)
• 別名 NDR(Non-Delivery Receipt),リターンメール
• 宛先不明時やメールボックス容量超過時等に返される
エラーメールのこと
17
メールシステム基本のき
2. メール配送はトランザクションである
• 障害時にメールが消失しないようにリレーされている
• 1通毎に fsync してのパーシステントが必須
• どのMTA (sendmail, postfix, etc) もやっていることは同様
“EHLO…”
“MAIL FROM: …”
“RCPT TO: …”
“DATA…”
“.”
“QUIT”
“250…”
“250…”
“354…”
“250…”
“EHLO…”
“MAIL FROM: …”
“RCPT TO: …”
“DATA…”
“.”
“QUIT”
“250…”
“250…”
“354…”
“250…”
“250…”“250…”
at least onceat least once
18
メールシステム基本のき
3. メールのエンベロープとヘッダー
• ⼤きく分けて2種類の宛先・差出⼈情報がある
Envelope From: <a@example.com>
Envelope To: <taro@example.com>
From: “Bob” <b@gmail.com>
To: “Taro” <taro@example.com>
Cc: “Jiro” <jiro@example.com>
Envelope From, To
• MTAが実際の配送とバウン
スメールの配送先として使
⽤するアドレス情報
Header From, To
• MUAが画⾯上に表⽰して⾒
せる宛先・差出⼈のアドレ
ス情報
• Header From を書き換える
ことで容易に詐称が可能
• →迷惑メールの温床に
SMTP 全体
DATA part
Header
Body
19
メールシステム基本のき
4. 近年のメール関連技術等の状況
これからメールシステムを引き継ぎ・運⽤する⽅向け
• SPF(RFC7208 2006〜)
• エンベロープFromのドメイン詐称を検証できる
• 対応しないともはやメールが届かないことも
• DKIM(RFC6376 2007〜)
• ヘッダFromのドメイン詐称を検証できる
• DMARC(RFC7489 2015〜)
• 詐称メールに対するポリシーを宣⾔
• 世界中の⾃ドメインの検証状況を知ることができる
• ARC(Internet-Draft 2018〜)
• メーリングリストや転送メールも送信ドメイン認証可
能に
• DANE(RFC7672 2015〜)・MTA-STS(RFC8461 2018〜)
• メール配送時にインターネット上を平⽂ではなくTLS強
制して配送するように宣⾔できる
20
メールシステム基本のき
まとめ
• メールやSMTP関連の話を理解するための基本的なおさら
いについて解説しました
• 15分にまとめるのが難しい
• 資料はインターネット上に豊富にあります
• キーワードを元に正しい情報を参照しましょう
• メールについて0からキャッチアップするのは⼤変
• 多くの送信事業者が⽇々最新の技術動向に気を配って
います
• メールの到達性を保ち、よりセキュアなメールのやり
取りができるように努⼒しています
21
メールシステム基本のき
Appendix.
• 他のメッセージングサービスやチャットツールに置き換え
られていかないのか?
• メールは⾮中央集権で仕様がすべてオープン
• 但し⼀部の企業に集中が進んでいるのは事実
• スパム対策,セキュリティ対策,送信ドメイン認証,
等⼀⽇の⻑あり
• 仕様やAPI,参加者をオープンにすれば、同じ問題
がメッセージングサービスでも起こり得る
• ⽤途による住み分けは今後も進んでいくだろう
• SlackやDiscordもやっぱり便利
22
IIJ-BKLT999-0001

More Related Content

What's hot

ドメイン駆動設計の正しい歩き方
ドメイン駆動設計の正しい歩き方ドメイン駆動設計の正しい歩き方
ドメイン駆動設計の正しい歩き方増田 亨
 
ドメイン駆動設計入門
ドメイン駆動設計入門ドメイン駆動設計入門
ドメイン駆動設計入門Takuya Kitamura
 
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話Koichiro Matsuoka
 
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向ソフトウェアテストの歴史と近年の動向
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向Keizo Tatsumi
 
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)Trainocate Japan, Ltd.
 
ドメイン駆動設計 本格入門
ドメイン駆動設計 本格入門ドメイン駆動設計 本格入門
ドメイン駆動設計 本格入門増田 亨
 
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方Recruit Lifestyle Co., Ltd.
 
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)Koichiro Matsuoka
 
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)A AOKI
 
スクラムの知られざる勘所
スクラムの知られざる勘所スクラムの知られざる勘所
スクラムの知られざる勘所Yoshifumi Tsuda
 
ドメインオブジェクトの設計ガイドライン
ドメインオブジェクトの設計ガイドラインドメインオブジェクトの設計ガイドライン
ドメインオブジェクトの設計ガイドライン増田 亨
 
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2増田 亨
 
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイント
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイントSpringを何となく使ってる人が抑えるべきポイント
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイント土岐 孝平
 
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)Amazon Web Services Japan
 
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界Y Watanabe
 
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由クララオンラインがNetskopeを選んだ理由
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由Kyohei Komatsu
 
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)NTT DATA Technology & Innovation
 
Javaのログ出力: 道具と考え方
Javaのログ出力: 道具と考え方Javaのログ出力: 道具と考え方
Javaのログ出力: 道具と考え方Taku Miyakawa
 
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略Tomoki Kuriyama
 

What's hot (20)

ドメイン駆動設計の正しい歩き方
ドメイン駆動設計の正しい歩き方ドメイン駆動設計の正しい歩き方
ドメイン駆動設計の正しい歩き方
 
ドメイン駆動設計入門
ドメイン駆動設計入門ドメイン駆動設計入門
ドメイン駆動設計入門
 
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
 
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向ソフトウェアテストの歴史と近年の動向
ソフトウェアテストの歴史と近年の動向
 
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)
AWSとオンプレミスを繋ぐときに知っておきたいルーティングの基礎知識(CCSI監修!)
 
ドメイン駆動設計 本格入門
ドメイン駆動設計 本格入門ドメイン駆動設計 本格入門
ドメイン駆動設計 本格入門
 
クラウド入門(AWS編)
クラウド入門(AWS編)クラウド入門(AWS編)
クラウド入門(AWS編)
 
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方
分散トレーシングAWS:X-Rayとの上手い付き合い方
 
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)
境界付けられたコンテキスト 概念編 (ドメイン駆動設計用語解説シリーズ)
 
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)
「実践ドメイン駆動設計」 から理解するDDD (2018年11月)
 
スクラムの知られざる勘所
スクラムの知られざる勘所スクラムの知られざる勘所
スクラムの知られざる勘所
 
ドメインオブジェクトの設計ガイドライン
ドメインオブジェクトの設計ガイドラインドメインオブジェクトの設計ガイドライン
ドメインオブジェクトの設計ガイドライン
 
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2
ドメイン駆動設計(DDD)の実践Part2
 
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイント
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイントSpringを何となく使ってる人が抑えるべきポイント
Springを何となく使ってる人が抑えるべきポイント
 
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)
製造装置データ収集の選択肢 (AWS IoT Deep Dive #5)
 
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界
jooqってなんて読むの? から始めるO/RマッパーとSpringBootの世界
 
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由クララオンラインがNetskopeを選んだ理由
クララオンラインがNetskopeを選んだ理由
 
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)
ChatGPTのデータソースにPostgreSQLを使う[詳細版](オープンデベロッパーズカンファレンス2023 発表資料)
 
Javaのログ出力: 道具と考え方
Javaのログ出力: 道具と考え方Javaのログ出力: 道具と考え方
Javaのログ出力: 道具と考え方
 
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略
緊急Ques - コードのメトリクスに基づくリファクタリング戦略
 

Similar to メールシステムの基本のき

Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service
Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email serviceDevops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service
Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service顕志 北浦
 
メールインフラの生々しい運用
メールインフラの生々しい運用メールインフラの生々しい運用
メールインフラの生々しい運用IIJ
 
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組み
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組みRancher/k8sを利用した運用改善の取り組み
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組みMichitaka Terada
 
ノーツが日本を救う(2002/3/13)
ノーツが日本を救う(2002/3/13)ノーツが日本を救う(2002/3/13)
ノーツが日本を救う(2002/3/13)伸夫 森本
 
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料Kimiya Uno
 
第6回 itil講義資料
第6回 itil講義資料第6回 itil講義資料
第6回 itil講義資料Mugen Fujii
 
Spath for enterprise
Spath for enterpriseSpath for enterprise
Spath for enterpriseKoichiro Sumi
 
170520 DataSpider DevConn Hackathon
170520 DataSpider DevConn Hackathon170520 DataSpider DevConn Hackathon
170520 DataSpider DevConn Hackathonkintone papers
 
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合InnovationSprint2011
 
基調講演「データのグループウェア化」
基調講演「データのグループウェア化」基調講演「データのグループウェア化」
基調講演「データのグループウェア化」Cybozucommunity
 
メールシステムのおはなし #Mailerstudy
メールシステムのおはなし #Mailerstudyメールシステムのおはなし #Mailerstudy
メールシステムのおはなし #MailerstudyYasuhiro Araki, Ph.D
 
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1KazuhiroSato8
 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 Cybozucommunity
 
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)Upwind Technology Inc.
 
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail Softcamp Co., Ltd.
 
Japanese for it bridge engineers
Japanese for it bridge engineersJapanese for it bridge engineers
Japanese for it bridge engineersVu Hung Nguyen
 
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料Takuya Tachibana
 
『ハイブリッドクラウド研究会』創立について
『ハイブリッドクラウド研究会』創立について『ハイブリッドクラウド研究会』創立について
『ハイブリッドクラウド研究会』創立についてMasahiko Ebisuda
 

Similar to メールシステムの基本のき (20)

Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service
Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email serviceDevops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service
Devops days 2018 Effective feedback from OPS case study in Rakuten email service
 
メールインフラの生々しい運用
メールインフラの生々しい運用メールインフラの生々しい運用
メールインフラの生々しい運用
 
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組み
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組みRancher/k8sを利用した運用改善の取り組み
Rancher/k8sを利用した運用改善の取り組み
 
ノーツが日本を救う(2002/3/13)
ノーツが日本を救う(2002/3/13)ノーツが日本を救う(2002/3/13)
ノーツが日本を救う(2002/3/13)
 
SpinnakerとOpenStackの構築
SpinnakerとOpenStackの構築SpinnakerとOpenStackの構築
SpinnakerとOpenStackの構築
 
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料
im共通マスタ連携ツール Accel-KNIGHT 説明資料
 
第6回 itil講義資料
第6回 itil講義資料第6回 itil講義資料
第6回 itil講義資料
 
Spath for enterprise
Spath for enterpriseSpath for enterprise
Spath for enterprise
 
170520 DataSpider DevConn Hackathon
170520 DataSpider DevConn Hackathon170520 DataSpider DevConn Hackathon
170520 DataSpider DevConn Hackathon
 
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
 
基調講演「データのグループウェア化」
基調講演「データのグループウェア化」基調講演「データのグループウェア化」
基調講演「データのグループウェア化」
 
メールシステムのおはなし #Mailerstudy
メールシステムのおはなし #Mailerstudyメールシステムのおはなし #Mailerstudy
メールシステムのおはなし #Mailerstudy
 
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1
Casual learning anomaly_detection_with_machine_learning_no1
 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 
導入ユーザーの70%が「非」情報システム部門 
 
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイントSQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
 
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)
Upwind Technology, Inc. Company Profile(Japanese)
 
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail
SOFTCAMP SHIELDEX SaniTrans Mail
 
Japanese for it bridge engineers
Japanese for it bridge engineersJapanese for it bridge engineers
Japanese for it bridge engineers
 
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料
クラウドサービス利活用セミナー in 青森 発表資料
 
『ハイブリッドクラウド研究会』創立について
『ハイブリッドクラウド研究会』創立について『ハイブリッドクラウド研究会』創立について
『ハイブリッドクラウド研究会』創立について
 

More from IIJ

プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例
プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例
プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例IIJ
 
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料IIJ
 
監視 Overview
監視 Overview監視 Overview
監視 OverviewIIJ
 
HTTPを理解する
HTTPを理解するHTTPを理解する
HTTPを理解するIIJ
 
DevOps Overview
DevOps OverviewDevOps Overview
DevOps OverviewIIJ
 
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学びただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学びIIJ
 
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいことIIJ
 
Super Easy Memory Forensics
Super Easy Memory ForensicsSuper Easy Memory Forensics
Super Easy Memory ForensicsIIJ
 
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談IIJ
 
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?IIJ
 
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策IIJ
 
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装IIJ
 
セキュリティ動向2020
セキュリティ動向2020セキュリティ動向2020
セキュリティ動向2020IIJ
 
バックボーン運用から見るインターネットの実情
バックボーン運用から見るインターネットの実情バックボーン運用から見るインターネットの実情
バックボーン運用から見るインターネットの実情IIJ
 
データセンターのエネルギーコントロールの仕組み
データセンターのエネルギーコントロールの仕組みデータセンターのエネルギーコントロールの仕組み
データセンターのエネルギーコントロールの仕組みIIJ
 
世界のインターネット事情
世界のインターネット事情世界のインターネット事情
世界のインターネット事情IIJ
 
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性IIJ
 
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~IIJ
 
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~IIJ
 
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっています
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっていますIIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっています
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっていますIIJ
 

More from IIJ (20)

プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例
プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例
プロダクトオーナーと開発者が別会社・別組織でも前のめりなチームを生み出す取り組み事例
 
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料
IIJ_デジタルワークプレース事業紹介資料
 
監視 Overview
監視 Overview監視 Overview
監視 Overview
 
HTTPを理解する
HTTPを理解するHTTPを理解する
HTTPを理解する
 
DevOps Overview
DevOps OverviewDevOps Overview
DevOps Overview
 
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学びただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び
ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び
 
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと
上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと
 
Super Easy Memory Forensics
Super Easy Memory ForensicsSuper Easy Memory Forensics
Super Easy Memory Forensics
 
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談
チームみを大切にした 私たちの“受託アジャイル・スクラム”体験談
 
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?
【解説】IKE(IIJ Kubernetes Engine):= Vanilla Kubernetes + 何?
 
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策
コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策
 
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
 
セキュリティ動向2020
セキュリティ動向2020セキュリティ動向2020
セキュリティ動向2020
 
バックボーン運用から見るインターネットの実情
バックボーン運用から見るインターネットの実情バックボーン運用から見るインターネットの実情
バックボーン運用から見るインターネットの実情
 
データセンターのエネルギーコントロールの仕組み
データセンターのエネルギーコントロールの仕組みデータセンターのエネルギーコントロールの仕組み
データセンターのエネルギーコントロールの仕組み
 
世界のインターネット事情
世界のインターネット事情世界のインターネット事情
世界のインターネット事情
 
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性
フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性
 
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~
あ! やせいのEmotetがあらわれた! ~ IIJ C-SOCサービスの分析ルールについて~
 
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~
インシデント調査システムが内製すぎる件~CHAGEのご紹介~
 
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっています
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっていますIIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっています
IIJ Technical DAY 2019 ~ IIJのサーバインフラはここまでやっています
 

メールシステムの基本のき