講演者：ソラミツ 鶴見利章氏 2023年4月18日開催 Hyperledger Tokyo Meetupで講演

1. Hyperledger Meetup Tokyo
4⽉18⽇
@WeWork品川
ソラミツ株式会社 事業開発部
SEシニアマネージャー 鶴⾒利章
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Hyperledger Iroha とは?
Linux Foundationのオープンソース「Hyperledger Project」で
⽇本初採⽤
されたブロックチェーン・プラットフォーム
特徴、データモデル、事例をご紹介します。

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Hyperledger Iroha の特徴
あらかじめ⽤意された機能（API）を使⽤することにより、
開発期間の短縮・導⼊コスト削減・セキュリティ強化を実現

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Hyperledger Iroha のデータモデル（1）
コードを記載せず、あらかじめ定義されたコマンドを利⽤し、通貨、決済、ポイント、本⼈確認、
証券取引、契約管理、トレーサビリティ等の様々なサービス提供が可能。
品質の確保と開発期間短縮・コスト削減に効果がある。
Account
CreateAccount
AddSignatory
RemoveSignatory
SetAccountQuorum
SetAccountDetail
Permissions/Role
CreateRole
AppendRole
DetachRole
GrantPermission
RevokePermission
Assets
CreateAsset
AddAssetQuantity
SubtractAssetQuantity
TransferAsset
Domains
CreateDomain
Peers
AddPeer
RemovePeer

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Hyperledger Iroha のデータモデル（2）
Hyperledger Burrow統合によるスマートコントラクト
Iroha 1.2
• block_storeのDB対応
• Hyperledger/Ursa統合
• マルチハッシュ対応
• Hyperledger Burrow統合
• ToriiのTLS対応
• Rootパーミッション対応
• トランザクションDescriptionサイズのカスタマイズ
• reuse_stateオプション追加
• wait_for_new_blocksオプション追加
• vcpkgによるビルド
Iroha 1.3
• block_storeのRocksDB対応
• RocksDBへのマイグレーションツール
• Burrow統合の拡張
• metricsオプション追加
• vcpkgによるビルド⽅法の改善
Iroha 1.4
• metricsオプションのRocksDB対応
• healthcheckオプション追加
• syncing_nodeオプション追加
• exit_after_initオプション追加（WSVの再インデックス）
Iroha 1.5
• Burrow統合のRocksDB対応
• マルチシグネチャの性能改善

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Hyperledger Iroha の各種事例（1）
⽇本政府ODA(政府開発援助)として、ラオス中銀とJICAがCBDC検討のMOU(契約書)を締結。
ラオス中銀とソラミツは2023年2⽉より、CBDCの実証実験を開始→本番に向けての検討が進⾏中。

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Hyperledger Iroha の各種事例（1-2）

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Hyperledger Iroha の各種事例（2）
Irohaを活⽤したトレーサビリティシステムの実証実験を2022年から開始。
ブロックチェーン技術により、製品の回収・再利⽤などによる素材の循環を可視化・透明化。
消費者を含むステークホルダーが、循環型社会に参加し、資源の持続性・循環した社会の実現を⽬指す。
• 2019年に、回収ペットボトルを再利⽤するリ
サイクルポリエステル繊維事業ブランド『＆
＋』(アンドプラス)
• リサイクル⼯程に要したエネルギー量や、環境
負荷の低減を⾒える化
• 消費者のリサイクル活動への参画を促す
• 将来は樹脂やフィルムなど、全ての主要ポリマ
ーを対象に

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Hyperledger Iroha の各種事例（3）
その他30を超える⾃治体、⾦融機関などが導⼊を検討中 磐梯町、豊能町、福井県、和歌⼭市はDigital Platformerが開発
TTコイン、湖⻄市、⻄条市は、TTデジタル・プラットフォームが開発

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どうもありがとうございました