Hinemosを活用したエンタープライズシステム運用

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2015年6月29日
株式会社NTTデータ
高畑知也
Hinemosを活用したエンタープライズシステム運用

本セクションでは
統制された運用管理が求められる企業内のシステムにおいて、
Hinemosを効果的にご活用いただく上で、
Hinemosが提供しているオプションラインナップをご紹介いたします。

Hinemosオプション製品のラインナップ紹介

Hinemosオプション製品のラインナップ紹介
Hinemos
運用
効率化
可視化
マルチ
プラット
フォーム
運用
継続性
脱
属人化
Active
Standby
Hinemosマネージャ
(HA構成)
Hinemosミッションクリティカルオプション
Hinemosクラウド仮想化オプション
Hinemosエンタープライズオプション

Hinemos エンタープライズオプションとは
エンタープライズクラウド仮想化ミッションクリティカル

Hinemos エンタープライズオプションとは
大規模・複雑化する商用システムの
効率的に運用するために必要な
「見える化」と「設定変更の容易化」
を実現するオプション製品です。

オプション製品により提供される機能一覧
・ジョブマップ機能 : ジョブフローを可視化
・ノードマップ機能 : 監視対象を2次元マップで表示
・レポーティング機能 : 監視結果やジョブ実行状況をレポート配信
・ Utility機能 : Excelによる設定内容の一括入出力
Utility
ジョブマップノードマップ
レポーティング

Hinemosジョブマップ機能とは
ジョブ遷移を二次元マップ上に
グラフィカルに表現することで
ジョブの「見える化」を実現します。

(株)セゾン情報システムズのHULFTを用いたファ
イル転送が可能です。
ジョブ遷移の進捗や、次に実行される
ジョブを瞬時に判断する事が可能です。
Hinemosジョブマップ機能 3つの特長
HULFT連携機能
グラフィカルなジョブ遷移
ジョブの前後関係の見える化を図り、
ジョブを効率的に構築する事が可能です。
効率的なジョブ構築

効率的なジョブ構築
ジョブの前後関係を簡単に設定でき、かつ設定した前後関係を
グラフィカルに確認しながら、ジョブの構築ができるため
効率良くジョブ構造を構築することが可能です。

グラフィカルなジョブ遷移
ジョブの実行状態をグラフィカルな画面で確認することができます。
これにより、運用状態のスムーズな把握が可能です。

ファイル転送の強化
ファイル転送ソフトであるHULFTを用いた強力なファイル転送が利用できます。
HinemosクライアントからHinemosとHULFTの両方の設定・転送が可能のため
効率的に運用することができます。
HULFTは(株)セゾン情報システムズのファイル転送ミドルウェアです

Ｈｉｎｅｍｏｓノードマップ機能とは
ノード・スコープを二次元マップ上に
グラフィカルに表現することで
インシデントの「見える化」を実現します。

Hinemosノードマップ機能 3つの特長
ビューの連携による効率的な運用
ノードと関連するインシデントを
一元的に確認できます。
グラフィカルな監視画面
ノードやインシデントを
さらに「見える化」します。
簡単な操作での
運用管理が可能です。
直感的でわかりやすい操作

グラフィカルな監視画面
二次元マップ上にスコープが表示され、背景の色が
監視結果に基づいて変化します。
これにより、システムの状態を直観的に把握することができます

ビューの連携による効率的な運用
マップビューとインシデントの詳細な状況が一画面に表示され
るので、システムの状態を効率的に把握できます。

直観的でわかりやすい操作
ダブルクリック
ダブルクリック
現在のスコープ
二次元マップに表現されたリポジトリを、エクスプローラ風に遷
移でき、事象発生ノードをスムーズに特定できます。

Hinemos Utilityとは
運用管理環境の初期構築や
メンテナンス等の作業を効率化し
継続的な運用改善を促進する
機能です。

Utility機能の3つの特徴
大量の設定データを一括で
登録・世代管理・ドキュメント化
大規模環境の設定データでも楽々運用、
世代管理やドキュメント化まで効率化します。
リソース監視で情報を取得する方法を
要件に合わせて自由に追加・変更できます。
性能情報取得方法の
柔軟なカスタマイズ
MIBインポートによる
わかりやすいSNMPTRAP監視
監視対象機器のMIBファイルをもとに
わかりやすいメッセージで通知します。

大量の設定データを一括で登録・世代管理・ドキュメント化
大規模環境の設定データでも一括登録・変更で効率的な運用が可能です。
設定データの世代管理や、ドキュメント化も容易となります。
Hinemos
マネージャ
X
XML
XMLファイル
Utility機能
Microsoft Excel

性能情報取得方法の柔軟なカスタマイズ
Windows
Linux
VMware
Other
Network
Equipment New Platform
新規定義
ファン回転数
内部温度
消費電力量
既存のプラットフォーム
リソース監視で性能情報を取得する方法を
運用要件に合わせて自由に追加・変更し、カスタマイズできます。

MIBインポートによるわかりやすいSNMPTRAP監視
MIB未登録の機器
Hinemos
マネージャ
新規導入
詳細なTRAP内容を
確認可能
MIB登録済の機器
X
MIB
MIBファイル
MIB登録
監視対象の機器のMIBファイルをHinemosのSNMPTRAP監視に登録することで
MIB定義に基づいたわかりやすいメッセージで監視できます。

レポーティング機能とは
Hinemosで蓄積するさまざまな情報を
稼働状況レポートとして出力し、
利用状況の「見える化」を
実現する機能です。

レポーティング機能の3つの特徴
各種テンプレートで状況把握を容易に
さまざまな分析業務に最適化したテンプレートを組み合わせ
ることで、目的に適したレポートを作成できます。
定期的なレポート作成・配信
レポート作成を定期スケジュールとして登録でき、さらに作成
したレポートをメールで自動的に送付できます。
マルチテナント・マルチユーザに対応
システム単位やシステム内のグループ単位などのICTインフラ
の管理範囲に応じたレポートを作成できます。

各種テンプレートで状況把握を容易に
Hinemosで蓄積している各種情報を効果的に分析するためのレポー
トテンプレートを用意しています。
テンプレートを組み合わせることで、蓄積情報に手を加えることなく、
目的に適したレポートを簡単に作成できます。
テンプレート説明
性能情報
ノード概要各性能情報のカテゴリのうち、代表的なグラフを表示
ノード詳細全ての性能情報のグラフを表示
監視情報
ノード概要イベントの重要度比率や日別件数をグラフで表示
ノード詳細（表）イベントの内容をリストで表示
ノード詳細（グラフ）数値監視（リソース監視を除く）の結果をグラフで表示
ジョブ情報
セッションジョブの起点単位の終了状態をリストで表示
ジョブ詳細ジョブ毎の実行状態をガントチャートで表示
ノード詳細ノード毎のジョブの実行状態をガントチャートで表示
標準テンプレート一覧（2015年6月時点）

定期的なレポート作成・配信
レポート作成を定期スケジュールとして登録できます。さらにメール
通知と連携することで、任意のメールアドレス宛にレポートを自動で
配信することが可能です。
①定期スケジュールによるレポートの自動作成
②作成したレポートをメールにて自動配信
Hinemos
マネージャ
日次、週次、月次など
任意のスケジュールを
登録可能
運用者によるレポート作成が不要となり、さらにメールにより報告業務も
自動化できるため、運用業務の効率化が図れます。

マルチテナント・マルチユーザに対応
Hinemos
マネージャ
Aシステム
Bシステム
Cシステム
レポート作成時に参照する蓄積情報の範囲を、システム単位やシス
テム内のグループ単位で制御することが可能です。
単一Hinemosで複数のシステムを管理している場合でも、システム間の独
立性やセキュリティーを確保したレポートを作成できます。
参照範囲ごとに
独立したレポート
を作成可能

Hinemos クラウド仮想化オプションとは

Hinemos クラウド仮想化オプションとは
パブリッククラウドや仮想化環境の
特有の運用課題を解決し、
オンプレミス環境と同様なイメージで
運用操作・自動化を実現する
オプション製品です。

オプション製品により提供される機能一覧
・クラウド管理機能: パブリッククラウドの運用自動化
・仮想化管理機能: 仮想化環境の運用自動化

クラウド仮想化オプションの3つの特徴
監視管理
課金管理
ジョブ管理
運用自動化
オンプレミス環境クラウドサービス
クラウドリソースの自動管理
サーバ/ストレージのリソースの激しい変化にも
リアルタイムに適応します。
不要にコストがかかっている箇所を簡易
に把握・分析することが出来ます。
従量課金制のコスト管理
ハイブリッドクラウド対応
クラウドやオンプレミスの特徴を活かして
多彩なシステム構成が採用できます。
VMware vSphere

クラウドリソースの自動管理
 クラウドの特徴は「迅速性、柔軟性、拡張性」
サーバ、ストレージなどのリソースを、即時に、必要な量・大きさを
確保できること
 激しく変化するクラウド環境にリアルタイムに適応して、
クラウドを利用することによるスピードを活かした運用管理を実現
管理対象
クラウドサービスクラウドサービス
確保解放

サーバ登録から監視・ジョブまでシームレスに
APサーバ
WEBサーバ
• HTTPレスポンスの監視
• CPU使用率の監視
• コンテンツ更新の定期ジョブ
EC2インスタンス情報の取得
新規EC2情報を管理DBへ登録
自動検知・スコープ割り当て機能を使うことで、全自動で監視・ジョブが実現可能！

ハイブリッドクラウド対応
 クラウドサービスやオンプレミス環境が混在するような
ハイブリッドクラウド環境のコントロールは非常に難しい
 各プラットフォームの特徴を活かして多彩なシステム構成を採用可能
オンプレミス環境
クラウドサービス
システムの
スモールスタート
オンプレミス環境
クラウドサービス
一時的な
リソース確保
安定稼動後に、
コストの高い部
分をオンプレミス
環境へ移行。
一時的にリソー
スを増強して、
オンプレミスと
連携して運用。

マルチクラウド管理
複数のクラウドサービスを一元管理して
Hinemosによるシームレスなマルチクラウド運用を実現
Cloudn
全体管理者システムＡ
管理者
システムＢ
管理者
システムＣ
管理者
ＡＷＳクラウド監視クラウド監視
自動起動・停止
自動バックアップ
クラウドリソース監視
クラウド管理 Enterprise
ログ監視
死活監視
ジョブ管理
Hinemos標準機能
課金配賦
Aシステム Bシステム Cシステム
他にも
他にも

従量課金制のコスト管理
 クラウドの特徴はリソースを使った時間、量だけ課金されること
 メリットを享受するために
 コストがかかっている箇所を簡易に把握・分析して
 必要なリソースを適切な量、時間だけ利用することが可能に

使いすぎを事前に警告
サーバやシステム単位で
利用料金の急激な増加を検知、警告
分析
重大な問題になる前に、早期検知
課金データを常時Hinemosが監視することで、料金請求より前の段
階でサーバやシステムの料金を分析、警告することが可能です

Hinemos ミッションクリティカルオプションとは

Hinemos ミッションクリティカルオプションとは
Hinemosの耐障害性・信頼性を向上し
よりミッションクリティカルな領域でも
高水準の運用継続を可能とする
有償オプション製品です。

Hinemos HAの3つの特徴
Hinemos
マネージャ1系
Hinemos
マネージャ2系監視対象システム
Hinemos
クライアント
Active
Standby
特殊なハードウェアやソフトウェアは不要
必要なものは一般的なIAサーバ2台のみ。
クラスタリングソフトウェアとの組み合わせなどの
検証は一切必要ありません。
システム運用を止めずに障害復旧
障害の発生をユーザへ自動的に通知し、
運用を止めることなくHA構成へ復旧できます。
障害が発生しても自動で運用継続
ハードウェア・ソフトウェア障害が発生しても、
自動的な切り替えにより運用を継続できます。
Hinemosマネージャ
(HA構成)

障害が発生しても自動で運用継続 (1)
監視、ジョブ
万が一障害が発生してしまった場合、
自動的にサーバを切り替えて、システム運用を継続できます
ネットワーク障害
サーバ障害
ディスク障害
プロセス障害
予期せぬハードウェアやソフトウェアの障害が発生した場合、
Hinemos HAはStandbyサーバに自動的に切り替えて、
運用管理業務を継続します。
自動的にサーバ切替

障害が発生しても自動で運用継続 (2)
マネージャサーバ#1 マネージャサーバ#2
Hinemos Manager (JavaVM)
rsyslog
syslog
Cluster Controller (JavaVM)
snmptrap
syslog/snmptrap (TCP)
rsyslog
Cluster Controller (JavaVM)
管理ネットワーク
syslog
snmptrap
転送キュー
2つの物理IPアドレスでsyslog/snmptrapを受信し続けることで、
サーバ切替中の受信情報も漏らすことなく監視できます。
受信済みの
syslog/snmptrap
を常にデータ同期
転送キュー

特殊なハードウェアやソフトウェアは不要 (1)
× クラスタリングソフトウェアの数多くのパラメータ設計が必要
× 高価な共有ディスク装置あるいはディスクミラーリングの仕組みが必要
× 擬似的な障害によるクラスタリング構成の検証が必要
一般的なクラスタリング構成の場合
なぜ切り替わらない？...
スクリプトを確認しなきゃ。
クラスタリングソフトウェアによる一般的なHA構成の場合、
様々な設計や検証が必要なため、導入までに多大な時間・コストが...
サーバの生存確認
クラスタリングソフトの
ハートビート間隔は
どうしよう...
切替の失敗
運用後の障害および復旧は、属人的な切り分け作業が必要です
高価な共有ディスク
装置が必要...
共有ディスク装置

特殊なハードウェアやソフトウェアは不要 (2)
○ Hinemosの特性に最適化されたクラスタリング設定が反映済み
○ 高価な共有ディスク装置・運用が難しいディスクミラーリングの仕組みは不要
○ 多大な時間を要する検証や起動・停止・復旧などの手順の確立は不要
HAオプションであれば
検証済みのHA構成となるため、
Hinemos HAでは動作検証や手順書の作成は不要です。
マニュアルに書いてある
手順で復旧しよう。ログを送って、
切り替わった理由を
窓口に確認してみよう。
運用後の障害および復旧も、サポート窓口へお問い合わせ可能です
必要なものは一般的なIAサーバ2台のみ。
検証は一切必要ありません。

システム運用を止めずに障害復旧
システム運用を継続したまま、
サーバが自動的に切り替わった状態からHA構成へ復旧できます。
システム運用を継続
Standby
として復旧
状態変化を
オペレータへ通知
復旧コマンドを
実行！
データ同期

様々なクラスタリングの仕組みによる違い
Hinemos HA
クラスタリングソフ
ト
仮想化・クラウド
(サーバ自動リブート)
ハードウェア障害 ○ ○ ○
OS障害 ○ ○ ○
ソフトウェア障害 ○
△
(環境に依存)
✕
障害検出時間
○
(1～2分程度)
△
(環境に依存)
✕
(数分～数10分)
ポーリング型監視
の継続性
PING/リソース/プロセスなど
○ ○ ○
トラップ型監視の
継続性
syslog/snmptrapなど
○
(サーバ切替中の
syslog/snmptrapを
監視可能）
△
syslog/snmptrapは
監視不可)
△
syslog/snmptrapは
監視不可)
ジョブの継続性
○
(検証済み)
△
(未検証)
△
(未検証)
導入容易性 ○
✕
(設計および検証が必要)
○
運用容易性 ○
✕
(独自の手順書が必要)
○

Hinemosを活用したエンタープライズシステム運用

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