1. 比較！ スパイラル開発 ウォーターフォール開発 アジャイル開発 川上晃史

3. 開発対象を多数の小さな機能に分割し、反復 ( イテレーション ) と呼ばれる短い期間単位を採用することでリスクを最小化し、 1 つのイテレーションで 1 機能を開発する（⇒反復型開発）。反復のサイクルを継続して行い、 1 つずつ機能を追加開発してゆく手法。

4. agile ：俊敏な

6. 場合によっては、 1 つの反復内で開発すると計画していたソフトウェア機能を、必ずしも期間内で充分に実現できるとは限らないが、各反復が終了するごとに、機能追加された新しいソフトウェア ( ビルド ) をリリースすることを目指す。 多く文書を書くことよりも、プロジェクト関係者間で必要な時に即座に直接顔を合わせて意思疎通を行うべき。

9. 『前工程に間違いがない』ことを前提または期待しているのが大きな点であり、ウォーターフォール開発プロジェクトが成功するためには、過去に同じようなプロジェクトで一度失敗している必要があると言われている。

12. ソフトウェア開発に付き物の要求仕様の変更などに対応しやすい。

13. 設計工程が伸びて実装に費やせる期間が短くなるということが起きにくい。

14. 1 周するまでの開発手順はウォーターフォール型モデルと何ら変わりなく、スパイラル型モデルはウォーターフォール型の「拡張」と言える。

16. -> プロジェクトで変更が必要となった場合、プロジェクトチームは即座に変更に対応する。 将来起こりうる変更について、正確に文書化することは難しく、 長期的予測になるほど、予測の不確実性は大きくなる。

17. 計画重視の開発手法では、適応的手法とは対照的に、詳細な開発計画を立てることに主眼をおく。

18. -> 開発プロセスの全期間にわたって、注意点と作業を正確に計画することができるが、計画重視手法のチームにとっては、プロジェクト中に生じた変更に対応することは、苦手である。すでに完了した作業のいくつかは無駄になり、別途やり直すことになる。

20. 仕様の修正や再設計を考慮したモデルなので、ウォーターフォールモデルと比べて顧客の要求と最終実装が乖離しない。ただし、プロトタイプの作成に時間を要する分開発効率が低くなるほか、どの段階でプロトタイプから最終実装に格上げするかの判断が難しい。

21. ウォーターフォールモデルが勝る点は、コストと時間を大幅に削減できること。ウォーターフォールを使用すべきかどうかは、顧客ニーズをどの程度深く理解できているかがポイント。

22. スパイラル型開発をすれば品質の良いソフトウェアが出来るが、それなりに手間もかかる。両者を天秤にかけて、何回開発サイクルを繰り返せばいいかを考える。

23. 1 回でよいと判断出来たなら、それはすなわちウォーターフォール型開発モデルである。

25. 一部のアジャイル開発チームでは、小規模なウォーターフォールモデルを採用する。 この場合、反復ごとに完全なウォーターフォールのサイクルを繰り返す。

26. アジャイルソフトウェア開発は、 10 人以下の小規模なチームが 1 か所で作業を行うプロジェクトの場合に有効であると、説明されることが多い。 また、予測困難な要件や頻繁に変更される要件に直面するチームにとって、有効な手法であると指摘される。