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• 社内システムの構成 BEFORE / AFTER
• カスタマイズ
• 将来への投資
• ハマリ ポイント
3. OFFICE 365 およびAD/AD FS導入のきっかけ
• 既存の社内システムの老朽化・陳腐化・煩雑化。
• 既存の社内システムの運用方法では運用工数が多すぎる。
• OSS中心の構成には限界があった。
• アイデンティティ管理を一元化し、Office 365だけでなく、SalesforceやGoogle
Appsなども統合可能であると判断したため。
• 社内環境のユーザ数が100人、端末が150台近くなった。
• 顧客が開発ベンダへ求めるセキュリティ要件を満たすため。
5. 社内システムの構成 BEFORE / AFTER
• 端末管理・アイデンティティ管理は Active Directoryで行う。
• AD FSでオンプレミスとクラウドサービスの連携を行う。
• Active Directory は拠点間でレプリケーション。
• 認証をLAN内で行わせるため。
• AD FSプロキシは1拠点のみ。
6. カスタマイズ- EXCHANGE
• 予定表へのアクセスポリシの変更
• 会議室の予定表のアイテムは、詳細情報まで各ユーザが閲覧できる。
Set-MailboxFolderPermission –Identity “会議室A:¥予定表”
-User “規定” -AccessRights Reviewer
• 各ユーザの予定表は互いに勝手に編集できる。
Set-MailboxFolderPermission –Identity “someuser@consoto.com:¥予定表”
-User “規定” -AccessRights Editor
注意点:
• 予定表フォルダ名が「予定表」のユーザもいれば「Calendar」のユーザもいる!
• ライセンスを付与して、最初にOutlook Web Appにアクセスすると、フォルダ名が
「Calendar」など英語表記になる。 http://support.microsoft.com/kb/230273/ja
7. カスタマイズ - EXCHANGE
• Mac版Outlookで他のユーザの予定表をイン
ポートする
• インポートしたいユーザの「予定表」
フォルダのアクセス許可項目のカスタマ
イズが必要。
「その他」の「フォルダーの表示」に
チェックを入れる。
8. カスタマイズ – SHARE POINT
• プロジェクトポータルによるツールの提供
• プロジェクト管理業務を定義し、それに必要なリストやライブラリを設計
した。
• プロジェクトポータルをテンプレート化し、プロジェクトの立ち上げコス
トを低減化した。(旧システムを思い出してください)
• 新たに、業務アプリケーションを提供した。
人事や経理向けツールなど、アクセスを制御する必要のあるものはActive
Directoryのセキュリティグループによって制御している。
Active Directoryのユーザおよびセキュリティグループは、Microsoft Online Serviceのディ
レクトリサービスに同期され、さらにSharePointで利用可能となる。
9. カスタマイズ - LYNC
• Exchange Onlineの配布グループにてチームを作成した。
• 最小チーム構成に至るチーム名とそのメンバーをExchange Onlineの配布
グループで構成し、グループメンバーの一括インポートを可能とした。
• パートナー企業とのLyncの接続を行った。
• パブリックIMとの接続を許可した。
• すでに顧客やパートナー企業とWindows Live Messengerでメッセージング
していた経緯があった。
10. 将来への投資
• AD FSに対応した他のSaaS型アプリケーションを追加できる。
• 当社のエンジニアのシステム構成技術向上が見込める。
• アイデンティティ管理とサービス、オンプレミスとクラウドの役割分
担・責任分界点を考慮した構成を行う上での勉強材料となる。
11. ハマリ ポイント
• Office 365 における各種「有効化」
• Active Directoryとの同期機能のアクティブ化に54時間要した。
• LyncのパブリックIM接続のアクティブ化に5日間要した。
• 同期を前提とした後続の作業を実施する場合には注意が必要。余裕をもって予め有効化
しておきましょう。
• ネットワーク構成は会社それぞれ。その上にADやAD FSを構築するには、やはりローレベルなネッ
トワークのメンテナンスは必須。
• MacでのOffice 365対応
• Lyncの接続設定に追加が必要。
• 機能面でWindows版Officeに劣る。
• Exchange Onlineの予定表で重複した施設予約を取って返ってくる「重複してるよ」メール
• 記述されている予約の時間がUTCである。稼働しているサーバの時計がUTCの為。