OSS開発者としての嗜み 
~ぐれ江戸るしぐさ~ 
nobeans 
OSS Product feat. Gradle
OSSプロダクトの 
利用者/貢献者目線から 
みたGradleのメリット
こんなOSS 
プロダクトは嫌だ
Ant/Mavenの 
インストールが必要 
zip探してダウンロードして展開して~ 
が面倒だったので 
$ apt-get install ant 
してみたら、大量の依存ライブラリが 
ドバドバとインストールされた。 
ちょっとビルドしてみたかっただけな 
のに…orz
そこで 
Gradle Wrapper 
次の2点以外に準備は不用: 
1. Javaがインストールされている 
2. ネットにつながっている 
もちろんグローバル環境は汚しません 
プロジェクト直下にスクリプトが、 
$HOME/.gradle/wrapper 配下に 
DLしたバイナリ等が格納される
どうやってビルド 
を実行すればよい 
かわからない 
Ant/Maven/Gradleは用意したけど、 
さて、なんてコマンドを実行すればいいの?
そこで 
デフォルトタスク 
適切に設定しておけば 
Gradleコマンドを無引数で実行するだけでOK 
// 
build.gradle 
defaultTasks 
'clean', 
'test', 
'dist' 
(例) 
$ 
./gradlew 
→clean, test, distタスクが実行される
ソースを展開したも 
のの次に何をすれば 
よいかわからない 
おい、ドキュメントはどこだ
README.md 
ビルドツールに何使っててもいいからとりあえず 
RequiresとHow To BuildとUsageとか 
最小限の説明ぐらい書きましょう 
そこで 
Web+DBプレスvol.83で特集されたし、 
今ならMarkdownがおすすめ
※未承諾広告 
 Gaiden 
Markdownでまとまったドキュメント書くなら 
使ってみるといいんじゃないかな (震え声 
近々v1.0がでます、たぶん 
https://github.com/kobo/gaiden 
$ gvm install gaiden
v1.0のデフォルトテーマは 
こんな感じ 
Gaiden Wrapperもあるよ
動機 == 私怨 
一週間ぐらい前に、あるOSSツールを試そうとして、よせばいいのにバイ 
ナリzipじゃなくて、ソースコードも読みたいからとGithubからcloneしてビ 
ルドしようとしたら 
READMEにはアプリ名の1行だけしかない 
→どうやってビルドするの? 
→build.xmlがあるからAntかな? 
→めんどいのでapt-getでAntをインストールしてみた 
→ウワアァァァァ 
→build.xmlを読んで適当にタスクを実行したらzipができた 
→あれ、またこれ展開するの? 
→ダウンロードしとけば良かった…orz 
…ということで、このネタを思いつきました
告 
OSSプロダクトを提供している開発者各位におかれ 
ましてはひとつご理解ご協力のほどよろしくお願い 
いたします。 
1. Ant/MavenからGradleへ移行する 
2. Gradle Wrapperは標準装備で 
3. コレやっときゃ間違いない、という一連のタ 
スク呼び出しをデフォルトタスクとして定義 
4. ビルドの仕方だけでもREADME.mdに書く
受託開発でも、gradlew 
コマンドを無引数で実行し 
たら即ビルドできる、とい 
うのは結構価値が高いはず

OSS Product feat. Gradle