1. 未来掲示板デザイン
プロジェクト
地域をよりよくするキーポイントとしての掲示板への
期待

2. WHAT ＷＥ WANT ＴＯ DO
みなとFCのプロジェクトの一つとして、わたしたちは
地域社会の貢献にも繋がるような新たな取り
組みとして、
将来的な掲示板の可能性をテーマに活動しています。
これまでに、実際に赤坂の街を歩き回り、町内会の掲示板の
位置把握と状態を確認・調査してまりました。掲示板を有効活用
するべく、今後も取り組んで行きたいと思っています。
みなとFUTURE CENTER（=みなとFC）と
は
港区の地域・街を少しでも良くしたい！という目的のもと、ローカルの目
線から活動しています。
フューチャー・センターという場は、市民参加を中心としたさまざまな諸問題
に取り組むための機会を作ってくれる場としてヨーロッパ諸国で注目されてい
ます。わたしたちは東京の街に、その画期的な機会と出会いの場、さらに問題
解決の場として機能してくれるところを目指して、試験的に現在４つのプロ
ジェクトを滑走させています。
そのひとつに〘未来掲示板デザイン・プロジェクト〙があります。

3. ◆問題意識
当初は情報の供給源としての役割を務めていた掲示板ですが、
スマートフォンに代表される携帯電話の普及などにより
その役割はめまぐるしく変化してきたことが挙げられると思いま
す。
なにか目的がない限り、気に止めることもなった
何気なく存在している について、
いまいちど見直し検討するべき時がきたのではないかと思います。
このプロジェクトでは、掲示板、とくに町内会の掲示板のあり方
について考えなおし、今後の可能性を見つけていきたいと思いま
す。

4. ◆掲示板をみてみよ
う！
この写真は赤坂にある掲示板です。
なにかお気付きはありますでしょう
か。
考えられる点を挙げてみました。
◯ 殆どなにも貼られていない!？
◯ 掲示板のそもそもの目的は？
◯ 誰が？何のために？掲示板を
利用しているのだろうか？
◯ 有効活用されているのだろう
か？
※これは赤坂新町五丁目の町会掲示板です。

5. ◆港区と町会の違いと
は？

6. ◆町会の掲示板☆調査
衰退傾向にある町会の掲示板を、どうにかしたいと思い、
実際に赤坂を対象のフィールドとして調査しました！！

7. 町会掲示板

9. ◆フィールド調査をしてみて＜発見点・気付いたこと
＞
《管理面》
赤坂には1丁目から８丁目まで、それぞれ町会が存在し、
各々で管理体制が異なることが分かった。
《予算面》
町会別によるお金のかけ方に違いがある。
ガラス窓がついている掲示板もあれば、
長年使用している形跡のある掲示板など、形態もさまざま。
場所性、町会ごとに活用度合いが異なっている。
町会ごとに掲示板に対するモチベーションの違いがある。
町会の掲示板の全体的な衰退

10. ◆掲示板の根本論
①地域の安心・安全の守り神
②防災機能としての存在
③広報の場としての告知板

11. ◆分析と今後
◆問題点（考えられる項目） ◆今後のヴィジョン
①管理・維持がしにくい ①町内会をサポートするチームの結
成 →イメージ：社会人
サークル
②掲示板に掲載する内容とし
て伝えるべき情報がない ②活用法の可能性として、一般市民
の作品の展示などを組み入れる。
③掲示記載のルールが厳しい
③掲載する内容の規制の緩和をはか
④維持する労力に見合うだけ る。
の掲示板の必要性の衰退
④デザイン・コンセプト・広報など
に力を入れ、掲示板の活性化をはか
る。

12. ◆具体的な提案
一例として、掲示板と地域のあり方について以下を挙げさせて頂きます。
◇管理し、継続的に維持を努めてくれるサポーターの募集
◇一般市民の作品展示
◇広報としての媒体
◆まとめ
町内会とその地域の住民である私達、そしてその間を仲介して
くれる媒体としての掲示板についてみてきました。
これからの地域のあり方とそのつながりについて考えるとき、
掲示板はひとつの手段、ツールとしても重要なキーポイントにな
るだろうことを 今回あらためて再確認いたしました。
第Ⅱ期においては、新しい地域のあり方を考えていきたいと思い
ます。

13. ◆今後に向けて
みなとフューチャー・センター第Ⅱ期では、
実際に町会長さんにヒアリングを行い、問題点などの意見交換を行い、
掲示板の活性化・有効活用に向けて、
今後も取り組みを行なって参りたいと思います。
お問い合わせ先：
みなとフューチャー・センター〘未来掲示板デザインプロ
ジェクト〙