技術書典の被チェック数を計測してみた

虎の穴　虎の穴　虎の穴　虎の穴　虎の穴　虎の穴
技術書典の被チェック数を計測してみた
虎の穴ラボ株式会社
大場祥哉
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名前　　　　　：大場祥哉
担当業務　　　：ECサイト開発
業務使用の言語：Java、Kotlin
好きなアニメ　：幽☆遊☆白書
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自己紹介

• 被チェック数ってなに？
• なぜ計測しようとしたか
• 被チェック数のSlack通知Botを作った
• Webサービス化するには？
• まとめ
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アジェンダ

被チェック数ってなに？
「技術書典」という技術書同人誌を専門で取り
扱うイベントがある。
前回の技術書典7ではスポンサーとして参加し、
「虎の穴ラボの薄い本。vol.3」を無償頒布。
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https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030777785/

技術書典の公式サイトでは作品情報が公開されて
おり、そこでチェックされた数を指す。
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作品情報

【ユーザー】
サークル名横の「☆マーク」をクリックするとチェック完了。
→サークル配置図でどこを回れば良いかわかる。
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チェック
サークル配置図

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【サークル】
管理画面からチェックされたトータル数を確認出来ます。
・持ち込み数の目安
・期待値がわかる

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なぜ計測しようとしたか
そもそも「とらラボ！」は無料頒布しているので、
被チェック数を計測しても意味が無いのでは・・・？
→被チェック数と実際の頒布数から、どのくらい乖無しているか分析。
次回開催時の持込数の判断材料
無償でお配りしてお
りま〜す💛

◆頒布数予測 
参加来場者数から予測をたてる。 
 
【公式の開催前予想】 
　サークル参加：640サークル 
　当日見込み来場者数：10,000人〜20,000人 
 
最悪ケースを想定して、10,000人 
 
 
  9

10
◆頒布数予測 
無料頒布の場合であれば、10,000人の参加人数に対して
20〜30%であれば頒布可能と仮定。 
 
 
10,000人 * 0.2 = 2,000部 
 

約2週間前開催当日
9月10日:134　→　9月22日: 372
約2週間前の値から 3倍増!!
 
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最終被チェック数：372
計測結果

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■閉会後の発表 
　サークル数：640サークル  
　来場者数：9700人 
 
■実績 
　被チェック数：372 
実際の頒布数：2000 
 
・被チェック数と実頒布数はどのくらい乖離するか？ 
→被チェック数:372に対し、約6倍の2000部は無料頒布可 
※実際は開催して3時間後には全て頒布出来たので更に頒布可能。  
(約6倍)
計測結果

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◆環境
・端末：Windows10 PC
・言語：Kotlin
+ Selenium (ブラウザ自動操作ツール)
+ chromedriver (chromeを動かすドライバ)
※chromeとchromedriverのバージョンを合わせないと動かない。
※自動updateでバージョンが合わなくなるので注意。
Slack通知Bot ~環境~

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◆仕組み
IntelliJでjarファイルを生成
→タスクスケジューラでjarを定期実行
◆処理フロー
・技術書典サイトへ自動ログイン
・被チェック数要素から数値を取得
・Slack通知(Webhook URLにJSONをPOST)
Slack通知Bot ~仕組み~

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chromedriver
Windows PC
被チェック数通知被チェック数取得

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//ログイン処理抜粋
System.setProperty("webdriver.chrome.driver", "./driver/chromedriver")
var driver = ChromeDriver()
driver.get(URL)
val id = driver.findElementById("mat-input-0")
id.sendKeys(USERNAME)
val password = driver.findElementById("mat-input-1")
password.sendKeys(PASSWORD)
val elements = driver.findElements(By.className("mat-raised-button"))
for (element in elements) {
if (element.getAttribute("type") == "submit") {
element.click()
break
}
}
実行結果

◆足りない機能
・技術書典アカウントの登録機能
・アカウント毎に被チェック数を計測/保持
-----
被チェック数：
→任意の情報公開で他サークルの情報が見れる。
-----
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Webサービス化するには？

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まとめ
・Seleniumとchromedriverでログイン処理を自動化し被
チェック数を簡単に取得し、Slack通知出来た。
・無料頒布時の持込数目安は、開催2週間前の被チェッ
ク数から18倍した数。 
※しかし、一度だけの測定値だけでは正確性が低い・・・

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宣伝
・実は技術書典8に向けて新刊を執筆中・・・？！
・当日は「虎の穴ラボ」ブースに遊びに来て下さい！！

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