Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

190127tsuji

71 views

Published on

1月27日@新宮商工会議所にて行われたシンポジウム「熊野で若者をどう育てるか」
和歌山県発達障害者支援センターポラリス所長辻幸代さま資料

Published in: Education
  • Be the first to comment

  • Be the first to like this

190127tsuji

  1. 1. 「子ども達の将来の自立に向けて 」 平成 31 年 1 月 27 日 ( 日 ) 於:新宮商工会議所 和歌山県発達障害者支援センター ポラリ ス センター長  辻 幸代
  2. 2. 発達障害とは ※ 脳の機能障害が原因 典型的な自閉 症 アスペルガー症候群 高機能自閉症 自閉 スペクトラ ム症 学習障害( LD ) 注意欠如多動 症( ADHD ) 学習面の問題 行動面の問題社会性の問題 知的障害
  3. 3. 自閉スペクトラム症( ASD ) - 主 症 状 -   社会的コミュニケーション・対人的相互反応の持続的な 欠陥    相手の心情や意図を理解しにくい    非言語的コミュニケーションを用いない    理解の力と表現の力がアンバランス    周りの人と適切に社会的関係をもつことが難しい   行動・興味・活動の限定された反復的な様式   興味や関心のかたよりがあり、こだわりの原因に   見えているもの、経験したことに頼って行動する   見通しが持ちにくく変化が苦手、繰り返しを好む     感覚刺激に対する過敏さ / 鈍感さ ■ ■
  4. 4. その他の特性 表現や基準があいまいだと伝わらない 優先順位が付けられない 同時に二つ以上の事は対処できない 不器用 臨機応変に対応できない 暗黙の了解(職場のルール)はわからない ■ ■ ■ ■ ■ ■
  5. 5. 注意欠如多動症(ADHD) を け けることができない注意 向 続 障害 3つのタイプ   不注意:すぐ気が散る ・ よく物をなくす         毎日の日課がきちんとできない    多動性:じっとしていない ・ 席を離れる         異様にはしゃぐ ・ よくしゃべる   衝動性:思いついたままに後先考えずに行動する          順番を待てない ■ ■ ■
  6. 6. 学習障害(LD)  知的な能力に遅れはないが、読み・書 き・計算のうちいずれかに極端な苦手が ある。  読み・書き・計算に加えて聞く・話す・ 推論すること・協調運動の苦手を含む場 合もある。  一つが苦手ということもあれば、複数が 苦手ということもある。    ■ ■ ■
  7. 7. 学齢期に重視すること 学校という社会で学ぶことは多い • 年齢に応じて支援のあり方を計画的に変えること が重要    年齢相応の経験、達成感、自己有用感    知的水準に見合った学習保障    仲間作り、適切な自己理解 • 医療・教育・福祉 ( できれば家族・本人も)の連 携により相乗効果が期待できる→チームで一貫し た対応を    バラバラにアドバイスを受けることで親も教 師も    混乱する
  8. 8. 思春期に重視すること 社会に出てから役立つ適応能力を育て る • 仲間作り・居場所作り • 自己有用感を育てる • 適切な自己理解 • 感情表現コントロールスキルを育てる • 適切なストレス発散方法や余暇を持つ
  9. 9. 将来の自立を見越した支援
  10. 10. 自立とは • 地域で自分らしく豊かに暮らしていくた めに必要な力は、障害があってもなくて も同じ • 自力とサポートのバランス 自     立 要 支 援 度 自   力 サ ポ ー ト
  11. 11. • 自尊心と自己有用感    情緒の安定、新しいことに挑戦する意欲 • 助言を受け入れることができる    助けてもらって良かったという経験があれば    人を信頼できる • 相談する力    困ったときは「助けて」「手伝って」と言える • 楽しめる余暇・趣味がある    自分らしく豊かな暮らし、働き続けることと深く関 係 11 自立に必要な力とは
  12. 12.   …自立に必要な力は…自立に必要な力は    ナチュラルサポート から ナチュラルサポート から コンサルサポートコンサルサポート    そしてオーダーサポートへそしてオーダーサポートへ 支援 経験 年 齢 スキル 配慮 自 立 度 年齢とともに、欲しい支援や配慮を引き出せ るスキルの獲得が進めば自立度を高めます
  13. 13. コンサルサポート 「欲しい支援や配慮を引き出せるスキル」 を育てるには • どんな支援が欲しいかわかっていないと引き 出せない    支援の見える化、ある時とない時を比較 • どうすれば支援がもらえるのか具体的な方法 がわからない    わかりやすい場面で練習→実践・応用 • 誰から教わるか・・・本人の受け入れやすい 学び方    先生から、友達から、マニュアルからe tc . 13
  14. 14. 具体的な指導方法
  15. 15. 発達障害者支援の基本姿勢 安心・安全・信頼 配慮が必要な障害特性は基本知識として   知っておく まずは、「わかる」を支援する 具体的な情報提供(視覚化) 情報提供の工夫  一度に伝える量、ペース、タイミング、表 情、肯定的な 伝え方 情報、刺激の整理(構造化)
  16. 16. 視覚的に情報を提供する • ことばのみの指示   意味理解の困難   最後まで集中していられない   その時はわかっても忘れて(消えて)しまう • 視覚情報を加えることで   意味理解を助け、勘違いを防ぐ   一目で情報を得ることができ、記憶を助ける   忘れても思い出すことを助ける 間違いを減 らし、指摘 を受けるこ とが減る
  17. 17. できない?やらない?訳を探る • 言われていることがわからない • どうすればいいかわからない • 障害特性が原因でできない      具体的な指導、成功体験、自信が必要 • 納得できない • やらなくても大して困らないという誤学習 • 失敗が怖くてやれない • 出来たら更にハードルを上げられるのが嫌      本人が納得できるよう伝える、      思い込みや考え方の転換が必要 どうすれば良い か わからないタイ プ 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  18. 18.   予定(スケジュール)を わかりやすく 本日の予定    ①小テスト(P71の下)  ②ファイル3枚  ③BTBと実験方法について  ④実験 *急がないと実験の途中でチャイムが鳴りま す   協力よろしく!! どうすれば良いか わからないタイプ 静かに、すばや ここだよ ! 注目
  19. 19.  やり方をわかりやすくする ほうきで集める ぞうきんがけ 着替えの手順 ちょうちょ結 び どうすれば良いか わからないタイプ 服たたみ
  20. 20. •口頭指示だけでは判 断することがむずかし い 消えない判断基準を提示 する •時間の意識がむずかし い スケジュール表と時計を使用 どうすれば良いか わからないタイプ  あいまいな基準を     わかりやすくする
  21. 21.     具体的で肯定的な表現   × 『遅刻をしない』   ○『遅れるときは○○に電話をする』  ○『夜 11 までに寝る』   × 『雑談をしない』    ○『ゲームの話は休憩時間にする』   × 『勉強をがんばる』    ○『ノートを写す』 否定文は肯定文に あいまいな表現は 避け、具体的に どうすれば良いか わからないタイプ
  22. 22. 納得できる理屈・方法を 見つける • 本人の言い分、感情をしっかり聞き取る • 言い訳や屁理屈の中に本音を見つける • なぜうまくいかなかったのか、特性をふまえ て原因を掘り下げる    状況の読み間違い?    相手の意図や感情がわからない?    解決方法がわからない?    行動や感情をコントロールできない? 原因に応じて必要な情報をわかるように伝える 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  23. 23. 『ケンカをしました』という訴えに 聞き取りをして状況を整理します 他の方法はなかったか考えます ポイント‼ 会話を視覚化する 出来事のきっかけを明確に 出来事の流れを整理する 事実と本人の思いを受け止める メリット‼ 記憶を呼び覚ましやすい 勘違いを避ける 自分や他者の感情を学べる わかったことが記憶に残りやす い 監修:服巻智子 ASD ヴィレッジ出版 状況、相手の意図や感情の 読み間違い→コミック会話 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  24. 24.      解決方法がわからない      →見通しを持たせる • 嫌でもやらなければいけないことに は、オリジナルの理由付けをする • 「今」と「将 来」を具体的に結びつ ける プ ロ グ ラ マー に な り た い パ ソ コ ン を し た い ア ル フ ァ ベ ッ ト 数 式 、 漢 字 、 英 語 が 必 要 国 語 、 算 数 、 英 語 の 勉 強 学 校 で 授 業 を 受 け る 1 時 間 目 か ら 授 業 に 出 る 学 者 に な り た い 高 校 生 は 大 学 受 験 中 学 生 は 高 校 受 験 小 学 生 は 自 立 練 習 自 炊 、 洗 濯 、 掃 除 を 自 分 で す る 一 人 暮 ら し 和 歌 山 県 外 の 大 学 有 名 理 系 大 学 に 進 学 掃 除 ・ 給 食 当 番 を す る 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  25. 25. 解決方法がわからない →見通しを持たせる • 自分で選択できるように導く *決め手は人それぞれ・必要な情報を用意する ゲームをした い したいだけす る 時間を決めて する 日を決めてす る 学校に 行けない 学校に行ける 毎日ゲームで きる 学校に行ける 決めた日は したいだけで きる 5 年 1 組で勉強 ・ 35 人学級 ・宿題はみんなと同じ ・全ての授業を5-1 で なかよし学級で勉強 ・ 3 人学級 ・宿題はみんなと別 ・算国理社はなかよし で 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  26. 26. できごと 感情 考え 行動 不安や怒り など 「私ばっかり」 「失敗するに決まってる」 「みんな私を嫌っている」 動けなくなる 攻撃する 逃げる   暴れる など できごと 悪循環のループ 同じ事が起こる もっと悪いことが起こ る 誤解される など 行動や感情のコントロール → 認知行動療法 安心や喜び など 「大したことじゃない」 「失敗しても次がある」 「応援してくれる人がいる」 やってみる 相談してみる 「大丈夫」と言う  深呼吸する など 違う結果になる 信頼される など 自分流の理由で 納得できないタイ プ
  27. 27. 27 まとめ   まとめ    1 発達障害は環境との相互作用で障害にも なり個性にもなる 2 特性を知り、特性に合った支援を早期に 始めることが大切 3 身につけるべきことはどの子も同じ 4 教え方に工夫が必要     一番困っているのは本人     どうすればいいのか具体的に示して 5 発達障害のバリアフリーは正しい理解と 自立に必要な力を身につける教育 

×