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13:40開会です。
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主催 消えてたまるか中山間の会
仲田芳人さん
西口和雄さん
キーワード!
「自立」「地域資源」「つなぐ」「移
住」「開く」「農村歴」「独立国」「夢
と現実のギャップを楽しめる人間にな
る」「やるかやらんか」「死ぬ気でか
かってこんかい」「地域の翻訳家にな
る」「世界正福」「宗教観」「非効率」
「現場主義」「合算所得」業を兼ねる」
「0×2×3」「祈り」
手上げ
中山間に住んでる?
農林業に取り組んで
る?
公務員?
地方創生?
とりに行けるものは
とりに行きなさい
業を兼ねる
専業は行政が勝手に分けた。中山間では畑も少し。自分で
採って、加工して、販売している。業を兼ねている。
「6次産業」。これが基本の原型。
都会のサラリーマンは専業。副業出来ない。若者が業を兼ね
るのを勝手に考えてやっている。なにも縛りがなければ勝手
にそうなる。
会社経営の経験があると副業はつくるものになる。しかし、
業を兼ねる鹿の皮のipadケース。78,000円。(15,000円で売ってはダ
メ)
鹿皮は貴族が使う物。丈夫で一生使える。鹿が4頭獲れた。嬉しい反面、殺生のつらさも。業をかねて
生きる
3年間は協力隊。それが終わる。働くは一つの仕事に就職す
ること→しかし、中山間はいろいろな生業が作れる場所。今
は9つの生業。みんなの孫、炭、農林業、キャンプ場、本を
書くなどなど。自営業で元気に暮らせている。「小商い」の
業を兼ねる
みやけさん。航空自衛隊を退職。地元に帰る。
むしょく=六職。農業、林業、漁業、商業、工業、自由業の
6つ。
やすらぎ王国。
「自らが楽しんでいないと人は寄り付かない」
業+x(なにか)。業になにかをもってくる
独立国何10年か前。戦争をしている頃、それぞれが国、思うのは国。
昔は御大がたくさんいた→統一しなければ→「で、どうない
なる?」
同じ方向を向かされている感。「限界集落株式会社」←ツッ
コミどころ満載。コンサルが来て地域を会社にしようという。
地元の人が考えてやらないといけない。で、独立。大きな地
域はできない。「上山」という範囲で国ができれば面白いこ
とができるのでは?→お爺さんお婆さんのOKを取り付ける。
そこで「楽しんでいる」を体で見せつける。夢をもつ。→
独立国備北夏季大学。山内町長。水と塩があるから私たちは大丈夫。
独立してしまうのではないかと思っていたら…FBのメッセー
ジで「連邦国家がいい」と。みんなで一つ国の方向づくり。
それぞれが独立していることが必要。みんなが右向け右では
気持ち悪い。
「酒造り」に注目。獺祭は海外で売れているが一つだけでダ
メ。酒蔵は国の柱だった。しかし、それが潰れている。水を
守る人がいなくなる。田んぼも山も荒れる。水が飲めなくな
る。山で毒をまいたら全員死んでしまう。こんな恐ろしいこ
独立国桃太郎のモモはどこから流れてきたのか?鬼は?どちらも上
流の新見から。ダムのまち。それを乗っ取ればみんな来てく
れる。
あるサッカー選手の発言
「革命でデモもいいが金融封鎖すればいいのではないか?」。
何千万かもつ個人が金融封鎖すればそれで一瞬で終わる。個
人ができる最大限を示すことが革命。ローンで車を買えるの
がおかしい。借金がなくなった途端、頭髪が戻ってきた。
独立国どこまで真面目に、どこまで深く考えるかによる。
しかし、前向きなノリも必要。イメージと現実をどう考える
か。
日本の地域はどこも金太郎飴。同じようになっている。きら
りと光るものがあるのに都会の人に知られていない。魅力あ
る地域は発信力があって伝えている。しかし、元気な人がい
る地域はいいが、いない地域はどうしたらいいのか?がんば
ろうと思う人ばかりでない地域で、民間ベースでどうしたら
独立国元気な人がいる地域はいいが、いない地域はどうしたらいい
のか?がんばろうと思う人ばかりでない地域で、民間ベース
でどうしたらいいのか?
元気がないところはなくなってしまえばいい。現実を考えて
いればそうなる。できると思えばなんでもできる。現実にな
る。しかし、それを考える教育をしていない。現実的でない
ことを考えないようにする教育。それを壊したいと思ってい
る。ボランティアで地域の人と話して事業をつくっていくよ
うなことを少しずつやっている。「学校を作ろう」という話
独立国島根から。
こうした場所に来る行政職員さんはまだやる気がある。
役場の職員をしていた。5年以上いると腐ってしまうと辞め
た。
元気のない地域はどうしたらいいか?→なぜ元気を出さない
のか?自分でしないのか?
「レッサーパンダは遠くを見たいから立ち上がった。」
世界正福正福=正しく幸せになる。
フィリピンの世界遺産の棚田に行ってきた。機械は1台もな
く、すべて手作業。森を作り、みずがずっと落ちるようにす
る。
戦略されなかった地域。宗教がそこにあった。アメリカがそ
れを統治してキリスト教にした。一つの戦略に落とし込まれ
ると不幸せになる。その地域にあった正しい「福」があれば
それでいい。フィリピンはこれから荒れていく。それがわか
るのは日本だけ。アジアなどの世界戦略の中でやっていく。
世界正福新見で棚田を守る。「山を養わなければいけない」。山と田
んぼと暮らしとがセットになる。宗教観が出てくる。
30数年間役場にいる。地元が好き。農業もしている。外から
「住みたい」「農業したい」と入ってくる人もいる。しかし、
受け入れる体制がない。地の人は今までのやり方でやるが、
よそから入った人は不効率に思い、うまくいかなくなる。
世界正福30数年間役場にいる。地元が好き。農業もしている。外から
「住みたい」「農業したい」と入ってくる人もいる。しかし、
受け入れる体制がない。地の人は今までのやり方でやるが、
よそから入った人は不効率に思い、うまくいかなくなる。
外から来た人の哲学や時間との違い。
地域が頼んで入れない。外の人が地域に合わすようにする。
地域で頼むと地域が外の人に合わせようとしてうまくいかな
くなる。
和歌山色川町・原カズオさん。受け入れるのにハードルを高
世界正福上山がブランドとして認知するように発信をし、メディアに
も露出して人を集めてきたが、選ばないといけない。
使い物にならない人はいらない。
人を呼んでくる要素を持っている人は有難い。
なんどか飲んだりして、関係を作ってから上山に来る。
去る者追わず。どんどん入って、切磋琢磨していけば、世界
正福の地域ができていく。
世界正福宿命的土着。選択的土着。
それを受け入れるようになってきた。
あの人いらないと言ってきては人がいなくなってしまう。
寛大に心を開くようになってきた。
一番は、中山間の「時間」を感じてほしい。
それで習慣や人の関係が知れていく。
地域の翻訳家
グリーンツーリズム。全部の現場に出ている。
農業をしている人は寡黙。街から来た人とその人だけでは語
りが発展しない。そこで間で質問をはさむ。農山村の人と街
の人の中間に立って、翻訳をしている。
言葉を地域がいくら持っているか。隠れている言葉を掘り起
こし、切り出してくるかが個性。地域の潜在能力。それが展
望に直結する。言葉を意識的にしていくことは重要。
地域の翻訳家
「農山漁村文化協会」出版社。「季刊地域」「月間日本農
業」等。
地域の翻訳家として「内山節」さんという哲学者。
今、もっとも注目されている人物!
立教大学大学院教授。東京出身。
群馬県上野村に20歳で出会い、都市と農村を行き来している。
農村・共同体などをテーマに。
2/21(土)13~17時
講演会交流会を総合福祉会館で開催。(残り20席)
地域の翻訳家
鏡野町奥津町。20年前に町からボランティアで移住。「緑の
協力隊」の仲介役をしている。自分がしたいことではなく、
田舎の良さをみつけて好きになっていく、辛いことを一生懸
命していくことで地域の人が認めてくださる。好きになって
いくことで見出していける。
チャリティーサンタ。クリスマスイブにサンタになりプレゼ
ントを子どもに届ける。その時の募金を世界の子どもへ寄付。
福島の子を上山に1週間滞在。被災地で生きていかなくては
地域の翻訳家
頑張っている人をつなぐ人。
面白い人=ネタ。おとなはネタになりきれないと子どもたち
にとって面白くない。ネタが面白いことをやっている。その
人と一緒にやるのが大事。それができるのは若い人たち。そ
れができている地域は元気な地域。
これまで副業禁止で首にされたことはない。面白いと言って
いれば応援してくれる。腐っていない人は言いまくっている。
言いまくっていれば追い出されない。言う事がバリアになる。
大人が羽目を外していかないといけない。
死ぬ気で
かかってこんか
い
都会でサラリーマン→協力隊。自分からなんでもやる方では
ない。やらなければいけなくなって、はじめて動く。やりだ
すと火が付く。
怪我をしながらでも、やってみる。事故、けが「ちゃんとし
ろ!」と地元の人に言われる。死ぬ気でなんでもやり、覚え
ていかないといけない。やるからには一生懸命やる。それが
ないと楽しいのか。本気でやる・当事者にならないと充実は
死ぬ気で
かかってこんか
い
山口・萩から木を切りに。チェーンソーも初体験。切倒れた
時の感動はゲームの比ではなく、「おもろい」。死ぬ気でか
かっていけば面白いものが見える。
覚悟の問題。覚悟をもってやっているかどうか。
物理的に危ない。間違いがあってはいけないということで覚
悟をもって仕事している。
死ぬ気で
かかってこんか
い
「死ぬ気」は嫌い。のんびりダラダラとやっている。シャカ
リキにならずにのんびり自然のリズムに合わせてやっていき
たい。
「覚悟」青年会議所(JC)でメンバーに言っている。自分が
楽しいと思うものか?と聞いている。好きなことを一生懸命
思いっきりやって地域に尽くしてほしいと言っている。昨日
死ぬ気で
かかってこんか
い
死にたいわけではなく、緩急がある生き方はストレスがなく
なる。
緩だけではいざという時に力が入らない。他の人から見れば
危ないやり方。自分なりの方法。それを見て学ぶ。自分なり
のやり方をきわきわの中で見つける。今のやり方では日当に
ならない。昔のようにきわきわで木を切っていかないと仕事
にならない。トップセールスになるためにきわきわをしてき
自立その活動自体が自立できているのか?補助金依存ではないか。
3年たったら5年たったらなくなる。お金の切れ目。3年で自
立するスケールを大きくする、そうしたやり方ができていな
い。襟を正してお金を使っていかないといけない。いただい
たお金は倍返し。
経営したらダメというお金がある。稼ぐではなく処理。元気
集落の補助金。何にでも使える。そういうお金が増えるとい
い。書類がうざい。領収書はどうにかするもの。お金は地域
自立赤磐市市議。20年前に東京から移住。米作農家。
補助金は消費させるためにしか出していない。農政など。厳
しいから生活の足しにしてくださいというお金。それで足元
が崩れる。
まちづくりの補助金は害になる。鳥取県日南町、島根県雲南
市。地域協議会をつくると一括で地域交付金を出す仕組み。
これが地域を支えるお金の使い方。基本的にはなるべくお金
を使わないように。「エコメッセ」開催には補助があるが普
段の活動は自己資金。やっぱりマンパワー。不動の志。ぶれ
自立高梁市。好きなことを楽しくがコンセプト。吹屋で新しい踊
りをしている。自分たちは楽しんでいるが、地元の人たちに
は受け入れてもらえていない人もいる。これをなんとかした
い。
吹屋の人と3回くらい飲んだ。やりたいことは一緒。にぎや
かにしたい。昔が良かった。でも、今は「できない」。ここ
を理解しなくてはならない。このジレンマを理解する。ここ
ができないというのが地域に入れば見えてくる。ケンカした
ら顔が見たくなる。でも、見に行くようにした。行くと意外
自立都市でも田舎でも。
異年齢・異地域。異質なものをどうつなぐか。
中山間の人が岡山市に目を向ける。また逆も。
スポンジ化している地域を相互に支えていきたい。
業務連絡
1.駐車券は、3階か1階で手続きを。
2.懇親会の参加申し込みは、阿部さんまで。
3.上山グッズ。会場後ろで販売中です。
佐野さん・設計事務所。出石町のまちづくりに関わる。
使われずに残っている建物「福岡屋醤油店」を保存しよう。
そのための署名を集めている。ぜひ、ご協力を。
地元が島根県津和野。役場に休学してきている学生と地域づ
くりをしている事業がある。それでよくなってきているが、
山奥の地域は手を付けられていない。そういうことに自分が
関われたらいいと思い、そのヒントをみつけに来た。
吉備国際大学・ゼミで高梁をよくする取り組みをしている。
高梁で地域づくり。行き詰ってヒントがほしい。地域が広い。
自分たちが経験したことがないことをすると壁にあたり、そ
れを話して越えて、を繰り返すうちに煮詰まってしまった。
活動する若者がいるなら一緒にやりたい。
地域づくりと学生・若者
お金をかけない7つの方法。
周辺のことを考えれば商店は維持できる。
地域のジャムを売ってあげる等のことをしていれば、地域の
人がそのお店で買ってくれる。
そんな中で、大学生に掃除をしてもらうという方法もある。
関係ができ、商店街で買ってくれる。お手伝いに来てくれる。
地域づくりと学生・若者
吉備国際大学教授・人づくりが仕事。
地域に入っていく人はどうやって育つのか?机の上だけでな
く地域にでる。しかし、地域に出ていくのも難しい。
人材育成。交付金でお金を渡してもうまくいかない。地域に
お金を渡そうとしたら、いらない・使えないとの声。人材が
いないとお金があっても使えない。
教育・人材育成
教育・人材育成
梅ちゃんと大地はどうやって上山に来たのか?
梅ちゃん:Twitterで。地域の勉強をしており、院生の時に
キーワードを探していて出会った。
大地くん:大学で勉強していて現場に出ないとわからない→
現場にでる→現場の楽しさを実感→「死ぬ気で」な案件。
僕らは一人ひとりネタ。わかい・学生もネタ。若者が来て何
かをするだけでも注目を集めるネタになる。それだけでも光
をあてることになる。自分たちがネタであることを理解して
行動する。
新見市地域おこし協力隊:漆職人として岡山市→新見。
津和野が好き。注目を浴びていないところをどうしたらいい
か。
地元の周辺の人が買っていった。そういう人に支えられてい
る。
※主催者へのお願い:自分の所属とコンタクト先を公開して
いい人は主催者サイドで降下してほしい→写真を撮ってFBで
タグ付け。
高梁でやってほしいこと。弥高山で雲海を見ながら美味しい
人材育成・地域おこし協力隊
曲げ加工でオンリーワンの会社。福山にある。日本だけでな
くフィリピンからも。地域は経営。経営者の声を聴くといい。
「今日はショーを観に来た」つもりだった。
出身は吹屋。高梁市川上町。地元に貢献したい気持ちはある
が出て40年もたつとよそ者。64歳の兄は地元でまだまだ
若者。
子どもの頃にいたそれなりの人たちがいまだ現役。健在。
いつか上山に連れていきたい。
地域と経営
経営者をしていたら首をくくりたくなる時もあった。
趣味でヘリコプターを所持している。これを事業にすると収
支があわない。遊びと割り切ってやっている。
上山のイベントで3年ほど前に使い、それからのお付き合い。
里山の風景が好き。山間地のドライブが趣味。
ヘリコプターで岡山県の上空写真を撮っている。
FBに掲載している。ほしい写真があれば言ってください。
吹屋はたくさんある。
地域と経営
空から地域を見ることはない。地域のお婆ちゃんをのせた。
普段と見え方が違う。見え方が違う事を実践していない人は
少ない。
これが人材育成も一緒。若者の中に入り、一瞬同じ目線で見
る。ずっとはできないが、これをすることが人材育成。
お婆ちゃんも同じ。思い浮かぶことがなくなる。飽きる。で
も、視点を変え、やる人を変えればいくらでもアイディアは
出てくる。これが経営。みんなが経営者になれば、変わる。
経営者になる覚悟がない。学生も、卒論だけを書きに上山に
来る子がいる。来る限りは覚悟を持ってこい。学生でも起業
した瞬間から社会人。子どもでも経営者になれる。それをサ
地域と経営
高校の教員をやっている。全国大会に連れて行ったことも、
進路の時も、追い込んで追い込んで、それを越えた時に結果
が出る。
つまり、「死ぬ気になる」。
教育で経営者意識をもっていれば、ある時に戻ってくるかも
しれない。でも、本当の人材育成という事であれば、追い込
まないとできない。こういう場でお互いに愚痴を言ったり、
刺激し合うということが必要。そうでないと人材育成はでき
ない。
「採用基準」。マッキンゼーでは、「社長になったどんな経
教育・人材育成
地域おこし協力隊を3千人送り込む。最悪。ネタがない。
行政の下に数を入れる方向に走っている。わけわからない人を
送り込んでも地域が無茶苦茶になる。地域が入れたい人を選ば
ないといけない。行政が決めてはいけない。
*美作市:地方創生では4千人とも。行政の下っ端。下働きで
あれば協力隊は入れない方がいい。美作では地元と一緒にして
ほしい、3年後には自立という事でやってもらった。特殊な
キャラで先走る。地元からもお叱りの電話もいただいた。行っ
て謝り、まずは地元にと言ってきた。協力隊になりたい人はた
くさんいる。その活かし方は行政にかかっている。やりたいこ
とをどんどんやる。地域を寂しくさせたの自分たち。それを行
地域おこし協力隊
*美作市:地方創生では4千人とも。行政の下っ端。下働きで
あれば協力隊は入れない方がいい。美作では地元と一緒にして
ほしい、3年後には自立という事でやってもらった。特殊な
キャラで先走る。地元からもお叱りの電話もいただいた。行っ
て謝り、まずは地元にと言ってきた。協力隊になりたい人はた
くさんいる。その活かし方は行政にかかっている。やりたいこ
とをどんどんやる。地域を寂しくさせたの自分たち。それを行
政に言う、他所の人を受け入れないではダメ。
自分たちの良いなりになれ、という事はしない方がいい。自分
がこの制度を導入したいと思って入れた。だから、いろんな意
見があったが耐えれた。楽しい・やりたいと思いこんでやるの
地域おこし協力隊
*県庁・予算担当:人数ありきで言っている市町村もある。
ニーズがあるか?と聞いたら、「県が地域に溶け込めるように
研修してから送り込んでくれ」と言われた。そんな要望をして
いる時点でダメ。
地域で変な人が来たという失敗ならどんどんやって、やる気の
ある人がいる地域をどんどん後押しできるような制度をやって
いきたい。
どのような人材を求めるのか?という目標がなくて言葉が独り
歩きしている。人財、人在、人罪。どういう地域を目指すから、
どういう人材が必要だ、というロジックが必要。成功している
例:白川郷はそれを決めて東京で募集。応募が多々あり選考し
地域おこし協力隊・人材育成
地域を活性化してほしい?地域とは?活性化とは?3年間しか
ない中で、それが決まっていないと無理。
広島・役場職員・住民自治組織担当:地域おこし協力隊を入れ
ないのかと議会でも質問が出る。地域が望まない限り、ミッ
ションが決まらない限り入れるべきではない。現場の地域おこ
し協力隊と話をすると、地域が何を望んでいるかわからないと
いう。3年間ではわからない。表に出ている要望が本当に地域
が望んでいるものなのか?怒られても言って、そこで、つぶや
いたことが本当の要望かもしれない。
地域を守っていくのは地域の人。全国で地域おこし協力隊を入
れても自分の地域では入れない。
地域おこし協力隊・地域の人
津山市加茂町知和:町内会で立ち上げたNPO。
法人化が必要でそれがNPOだった。
地域に生まれ、育ち、死ぬ気でいる。地域の人はみんなそう。
行政も、お金も、あてにしてない。それをあてにしては生きて
いけない。自分たちで生きていく。
地域の人がいなくなったのは地域のせいかもしれない、でも、
そこに残っている人は頑張っている人。その集落を見捨てない
でほしい。
「地域」と言っているが自分の地域の大きさでは協力隊も入れ
られない。でも、ほしくない。失敗しても人が来たことが何か
になるかもしれない。大地くんが来たことが後で話になってい
る。
消えてたまるか中山間
地域の人はやっていける。消滅しない。
お婆ちゃんは一人になっても生きていく。
地域に子どもが増えることで笑顔が増えていく。
上山でも、最初は「どうせ帰るんだろう」と思われていた。死
ぬ気でやることで門戸を開いてくれた。
これから高齢者は亡くなっていく。息子や娘がいる。その人た
ちが売買をして地域の土地を産廃業者などに売っていく。水が
あれていく、それを守らないといけない。典型がゴルフ場。高
齢者が元気なうちに巻き込んでいかないと、土地がどうなるか
わからない。
そこに若者が目を光らす。行動力。担い手なので、若者をどん
どん入れていってほしい。地域がくれというところにどんどん
消えてたまるか中山間
小さな拠点。「集落移転も検討」と県議会の答弁で出ている。
農山村・過疎地域は非効率の代表。効率を突き詰めれば地域は
成り立たない。だから、農山村は非効率というところからス
タートしないと地域はなくなってしまう。
過疎地域は国の特別な補助を受けている。地域を守るために特
別な措置をしている。農山村は非効率だからまとめてしまいま
しょうなどと、ダブルスタンダードなことをしてはいけない。
北海道下川町・バイオマスタウン。効率を極める。林業、鉱山。
過去の1/10。山の資源を燃やしてエネルギーに変える。身を
売った。
非効率
北海道下川町・バイオマスタウン。効率を極める。林業、鉱山。
過去の1/10。山の資源を燃やしてエネルギーに変える。身を
売った。ちらかった、いろんな色があるから面白い。移住者ば
かりで味がない。印象に残らない。役所主導の事業。木をきっ
て山ははげ山になってしまう。事業は始めると縮小できない。
田舎は縮小できる。
田舎は人が住んでいたら成り立つ。一銭もなくても成り立つ。
都会の人はお金がないと成り立たないと思っている。お金を稼
ぐことはできる、そうじゃないんじゃないかと思い、上山に来
た。非効率を極める方が毎日が変化して面白い。
非効率
「業を兼ねる」農業というべきではない。産業の業というべき
ではない。
Uターンで帰った時は自分でなんでもした。百姓はなんでもす
る。非効率。経済性の対極にある。農地や林地が見直されてき
た。
地方創生。創生だと復興するようなイメージになる。地方再興
といってほしい。創生というくくりの中で9兆円を出すという
話がある。
コンパクトビレッジ構想。合理化。公平公正をするために地域
の人を集めてサービスをすればいい。コンパクトシティに反対。
農村が身を売っていく残るところもあるだろう。でも、静かに
非効率
「コンパクトシティ」「小さな拠点」「地方中枢拠点都
市」・・・
スポンジ化。戦後70年を見ていると林業は戦後復興期に杉や
ヒノキを植え→米をつくり→圃場整備で国の補助金→自由
化・・・と問題が自動生産され、振り回されてきた。その中に
は非効率はダメだということがあった。コンパクトビレッジが
今言われている。これまではクロール化がよいとされ、都市を
中心に広がってきた。180度路線が変わってきている。きっ
とまた新しい問題が生まれてくる。急所をついた施策ならいい
が、過去へのアンチテーゼや時代の流れで押し切ろうとしてし
まっている。中山間地の問題の核心にもっと本質的な日本のこ
非効率
棚田は非効率。それは癒しにつながる。効率は忙しい。都会で
はローンがつきまとう。日々やることは同じかもしれないが、
天気や四季など変化する中での営みで、食べてほしい人にあげ
て生きていく。それが最先端の生きる道。経産省も官僚は頑
張っているが現場を知らない。行政が税金を使って視察に来る、
それを伝えるが内閣総理大臣に伝わってない。補助金をもらい
バイオマスをやっているところが成功事例と言われている。非
効率を追い求めている人はそれに興味を持たない。安い効率的
なものを買う人がいるからおかしくなる。自分で作ればいい。
自分でやるという事を見ていない。お金で解決してしまってい
る。自分ですると意味が分かる。それを子どもに伝える
非効率
農山村には日常と非日常を分ける坂道がある。
鶏が放し飼いにされている。それを観た人は自然と車のスピー
ドを落とす。立て看板ではない。そうした空間を実現している。
生産者とつながった農業をやらないと生き残っていけない。そ
れがないと農山村は生き残っていけない。ホームドクター。か
かりつけ医。それを農業でする。かかりつけ農家。消費者と直
接やりとりをしていく。
実際に木を切る。そうしたことを知らない。専門の業者に頼む
方が効率的。非効率でも自分でやっていかないと人材育成にな
らない。一人でも生きていける人間にならない。農山村は分業
非効率
効率=便益と費用。経営での「人件費」。人が費用。コスト。
でも、人は費用なのか?と思う。効率が悪いから悪なのか。
お茶わん一杯分のお米=17円。アイスなら一口分。安い。
棚田でつくる米にはたくさんの苦労があるのに安すぎる。日本
のお米の価格を守っているが、海外から安いお米が入ってくる
かもしれない。
「買い物は投票」。
これがいいと思ったものを買う。そうした目をもった消費者が
いないと安全安心も守れない。生産者と消費者が信じあってつ
ながりあっていけるような流れが続くことを願っている。
非効率
農山村の人は話さない。でも都会に伝えないと農山村は守れな
い。
「やばい」というのではなく、「これだけ楽しい」。やりたい
ことが何も考えなくても形になっていく。これは誰でもできる
のではなく、発信しているから。みんなやった方が楽しい。関
西弁はえげつないようだが関西人には優しい。岡山の人は岡山
弁ではなく関東弁が多い。イオンにたくさんいる。面白いのか。
岡山には岡山の良さがある。注文してもなかなか出てこない、
それがいい。怒ってはいけない。可能性がたくさんある。2年
後、上山は皆さんの地域にお金をばらまけるようになる。お金
でなく思い。アッキー、ロックフェラー。誰もできないことを
締め 西口和雄
昔の人の知恵は3つ。
1.小分けにして考える。
2.時間の流れ・経過の中で解決する。
3.条件を変える。
「消えてたまるか中山間 in ●●」を
ぜひ、皆さんの地域で!
締め 仲田芳人

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ふわりんクルージョン2019の石原の資料
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191010KSBおかやま100人カイギ 石原達也
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190707災害支援ネットワークおかやま支援1年合同報告会03
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190707災害支援ネットワークおかやま支援1年合同報告会02
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190515岡山NPOセンター紹介
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岡山県内における平成30年7月豪雨に関する民間支援調査_報告書
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190130wakamono entaku
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Okayama sd gs
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190111chiiki kyodo okayama2018
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150208消えてたまるか中山間 記録(速記ゆえ、誤字脱字ご容赦ください)