stripe-rubyでサブスクリプションを実装して得た知見

stripe-rubyで
サブスクリプションを
実装して得た知見
2019/04/26(金) JP_Stripes (Stripe ユーザーグループ）
Tokyo Vol.12 -- プレミアムキャッシュレスフライデーナイト
@isao_x

概要（1/3）
直近の案件でstripe-rubyを使って定期支払いを実
装してみました。

概要（2/3）
ググって出てくる実装例は簡易的なものが多く、商
用利用に耐えうるものはあまり見当たらなかった
ので、そのへんを考えて設計・実装したお話しま
す。

概要（3/3）
※この会場に来ているStripe経験者の方は既にご
存知の内容かもしれません。
もっといい方法を知っている方は教えていただける
と嬉しいです。

話すこと⭕
・サブスクリプション仕様
・どこにデータを持つか？
・DBで保持するデータ
・モデルの構造

話さないこと❌
・なぜStripeを選んだか
・Stripeでサブスクリプションを実装する際の前提
知識
・処理の流れ

話す人
いさお @isao_x
フリーランスエンジニア
ネットワーク→Web→アプリ
Kotlin, Vue.js, Rails, Laravel...

プロダクト要件
・toC会員制iOS/Androidアプリケーション * 3
・無料会員/有料会員がある（無料会員は機能が
制限され、有料会員はすべての機能が使える）
・訳あってWebで課金できるようにした

技術スタック
・Ruby 2.5.0
・Ruby on Rails 5.2.0
・stripe/stripe-ruby 4.12.0
・.erbテンプレート / checkout.js

サブスクリプション仕様（1/3）
・商品：月額有料会員
・プラン：[通常の月額有料会員, キャンペーンによ
る初月無料の月額有料会員]
・定期支払い：1購入につき1プラン1商品

・プランおよび商品はアプリケーションの管理画面
から管理者が作成する
（ユーザーの操作によってアプリケーション側で新
たに作成されることはない、Stripe管理画面からも
作成しない）

・1ユーザーにつき、顧客は1件しか作成されない
・顧客は購入済み且つ有効期限内の商品を再度
購入することはできない（異なるプランであっても）

どこにデータを持つか？（1/3）
・基本方針として、すべての実データ（Value）を
Stripeで保持する
・アプリケーション側ではStripeにリクエストする際
に必要なID（Key）のみをRDBに保持する

・基本方針として、すべての実データ（Value）を
Stripeで保持する
-> セキュリティリスクを自社で負わない

・アプリケーション側ではStripeにリクエストする際
に必要なID（Key）のみをRDBに保持する
-> Stripe APIの仕様上、IDで指定する必要がある
ため（全件取得もできるが、）

Stripe APIの仕様
・各リソースをID指定で1件取得
・各リソースを全件取得（リソースごとに絞り込みの
オプションが用意されている）

DBで保持するデータ（1/5）
・顧客：stripe_customers
・定期支払い商品：stripe_products
・定期支払い：stripe_subscriptions
・定期支払いアイテム：stripe_subscription_items

Stripe顧客テーブル

Stripe商品テーブル

Stripe定期支払いテーブル

Stripe定期支払いアイテムテーブル

モデルクラス
・顧客：StripeCustomer
・定期支払い商品：StripeProduct
・定期支払い：StripeSubscription
・定期支払いアイテム：StripeSubscriptionItem

モデルクラス > インナークラス
・StripeCustomer > StripeSideCustomer
・StripeProduct > StripeSideProduct
・StripeSubscription > StripeSideSubscription

さいごに..（1/3）
はじめてのStripeの実装で私が悩んだところは主にこ
の辺です。
LTの枠では伝えきれなかったことなどたくさんあるの
で、この後の懇親会やSNSでお話できたら良いなと思
います。

さいごに..（2/3）
Stripeは開発体験がとても良く、また使いたいし、他の
開発者にもおすすめしたいです！！

さいごに..（3/3）
ご静聴ありがとうございました！！！！

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