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花王の企業分析
- 1. “よきモノづくり”で豊かな生活文化を！ 花王新規事業戦略 ～ハウスクリーニング事業の提案～ ©HRInstitute ２０１５年１２月１６日 中京大学 経済学部 メンバー ・白鳥 航 ・高橋 賢司 ・髙山 大地 ・武井 紗祐里 ・田邉 立士 ・ 張 千喆 ・永井 隼人 ・中野 雄斗
- 2. 中野 雄斗 趣味：ボーリング,読書 高橋 賢司 趣味:お勉強 白鳥 航 趣味:スポーツ観戦 【メンバー紹介】 ©HRInstitute 田邉 立士 趣味:スポーツ観戦 張 千喆 趣味:旅行 武井 紗祐里 趣味:ピアノ 音楽＆映画鑑賞 永井 隼人 趣味:映画鑑賞 髙山 大地 趣味:サーフィン
- 4. １－１．花王株式会社の概要 花王株式会社（Kao Corporation） 「消費者や顧客の立場にたった”よきモノづくり” 世界の人々の豊かな生活文化の実現に貢献」 創 業 ：1887年6月（明治20年） 設 立 ：1940年5月（昭和15年） 資 本 金 ：854億円 従 業 員 総 数：6,664人 連 結 売 上 高：1兆4,017億円 連結営業利益 ：1,333億円 ©HRInstitute ※¹楽天証券HP（株式会社花王の概要） 2015年12月11日
- 5. １－２．花王が展開する四つの事業 ビューティケア事業 化粧品、ヘアケア製品 ヘアスタイリング剤、カラー剤、パーマ剤 ヒューマンヘルスケア事業 入浴剤、オーラルケア製品、サニタリー製品 ヘアトニック、健康機能飲料 ファブリック&ホームケア事業 食器用洗剤、住居用洗剤 ケミカル事業 カルコール（配合原料、合成原料） エマール（界面活性剤） マイティ（コンクリート用減水剤） ©HRInstitute
- 6. １－３．花王株式会社の強み トイレタリーのシェアは国内トップ 化粧品は国内二位の人気 原料からの一貫生産 独自の物流・販売システム所有 花王グループ会社 世界71社 • アジア・オセアニア：42社 • 中南米：5社 • ヨーロッパ・アフリカ：24社 ① 信 頼 感 ©HRInstitute ② 人 気 ④ コ ス ト ダ ウ ン ③ 高 品 質 ⑤ グローバル展 開
- 9. １－６．新規事業で活かすことができる強み １.消費者ニーズの理解 消費者の現場で実際に起きていることを理解し 社内の各部門が連携しながら、商品開発を進めている お客様のご意見・ご感想は商品の開発・改良はもとより 各部門のさまざまな事業活動に反映している ２.花王独自の技術 原材料から一貫生産で生まれる高品質の商品 調達・生産・物流・販売等の機能を相互に連携させた 独自のサプライチェーン・マネジメントによるコストダ ウン 自社の洗剤は国内外ですでに 絶大なシェアを誇っており大きな信頼を得ている ３.大々的な広告戦略 資金が潤沢で広告宣伝費は国内企業２位 ©HRInstitute
- 11. １－８．おそうじ本舗の概要 長谷川興産株式会社株式会社 設 立 ：2011年10月（平成23年） 資 本 金 ：5,000万円 事 業 内 容：おそうじ本舗（ハウスクリーニング事業） その他（介護、子育て、人材、フード） おそうじ本舗（フランチャイズチェーン事業） ：ハウスクリーニング 事 業 内 容：店舗・オフィス・空室クリーニング ：物販・レンタルサービス ©HRInstitute
- 12. １－９．花王＆おそうじ本舗の「長所」と 「短所」 長所 短所 • 多様なバリエーションを持つ ハウスクリーニングの展 • ハウスクリーニング事業の 土台が出来上がっている • 知名度が低い • 評判が悪い 長所 短所 • 日本大手のブランド企業 • 洗剤は高性能で 国内外で高いシェアと信頼 • ハウスクリーニング事業の 人材、道具、ノウハウがな • ０からのスタート おそうじ本舗 花王 花王×おそうじ本舗は、互いの短所ほ補完することが可能！！
- 13. ◆ ハウスクリーニング事業の全体概要 １－１０．新規事業の環境分析 ～ハウスクリーニング事業 分析～ ©HRInstitute 0 20 40 0 5000 10000 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 単身高齢者の動向 単身世帯（人数） 男 単身世帯（人数） 女 単身世帯（人数） 計 単身世帯に占める高齢者（％） 男 単身世帯に占める高齢者（％） 女 【ハウスクリーニングの事業概要】 •市場規模：905億円（H18年） •事業所数：8227事業所（H20年） •上位3社による市場の占有率：約30% 【ハウスクリーニングのサービス内容】 • マンション、アパートなどの空き室清掃 • 一般在宅家庭の清掃 etc. 「NPO法人日本ハウスクリーニング協会」よ り引用 内閣府「高齢社会白書」データより 作成 826 867 905 940 972 1000 0 200 400 600 800 1000 1200 （ 単 位 ： 億 円 ） 市場規模推移 「NPO法人日本ハウスクリーニング協会」より引 用作成 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 （ 単 位 ： 万 世 帯 ） 共働き世帯などの推移 男性雇用者と無業の妻からなる世帯 雇用者の共働き世帯 「独立行政法人労働政策研究・研修機構」より引用 作成
- 15. ©HRInstitute 1－11．クリーニング事業に関わる分析 ① PEST分析 分析項目 トレンド キーワード（ワンメッセージ） Politics （政治動向） １億総活躍政策 共働き世帯の増加 Economics （経済動向） 新興国の経済発展 生活習慣の変化 Society （社会動向） 高齢化の進行 単身高齢者の増加 Technology （技術動向） 花王が一年間に多くの製品を 作成可能にする高い技術力 花王の開発力 ハウスクリーニングの需要増加の見込みにも、花王は対応でき る！！
- 17. 1－13．環境分析まとめ 【花王×おそうじ本舗】のコラボ事業により 新規事業における互いの短所を補完しあう ハウスクリーニングを低価格で提供し 家庭に身近なものに感じてもらう 顧客満足度にこだわり、お客様の不満を解消 自社のミッションである“よきモノづくり”で 安心・安全の住みやすい街作りを実現 日本～世界の衛生問題の改善に貢献する！！ これを可能にするために… ©HRInstitute
- 22. ビックカメラとユニクロのコラボレーション 集客力の強化 ・女性は衣料品、男性はデジタル家電と関心分離の傾向があるが 両者に同時にアプローチが実現できる 販促費の削減 ・店舗のプロモーションに必要な費用は 2社で負担するため、1社の負担が軽くなる 購買意欲の促進 ・ユニクロの製品を着たマネキンがビックカメラの製品を使用することで 目的外だった商品に対して購買意欲をかき立たせることが可能 ©HRInstitute ＜新規事業の課題解決等に活かせるポイント＞ ①コスト減・コストシェア ②新規顧客の獲得 ③新境地の開拓 ２－２．ベストプラクティス分析
- 23. ２－３．目標設定 1年後 3年後 5年後 定量目標 ＊売上高300億円/年 ＊10000件/日 ＊平均単価8000円/件 ＊売上高700億円/年 ＊20,000件/日 ＊平均単価1万/件 ＊売上高2000億円/年 ＊40,000件/日 ＊平均単価1.5万/件 定性目標 ＊消費者への浸透 ＊都市部にリピーター確保 ＊スペシャリストの育成 ＊法人向けの事業拡大 ＊全国にリピーター確保 ＊海外事業の社員育成 ＊新興国へ進出 ＊現地での信頼を得る ＊現地労働者の育成 ビジョンを 一言でいうと 土台作り 国内シェアNo. 海外進出 ©HRInstitute
- 25. 戦略オプション（選択肢） 戦略テーマ オプションＡ オプションB オプションC 商品戦略 全体清掃・部分清掃 各プランにより価格か ら 選択可能なサービス 24時間対応の 日常・定期清掃を提供 利用者の希望に 合わせたサービスを提 供 価格戦略 低価格部分清掃 or 高価格全体清掃 時間帯に応じた 価格設定 自社の技術×コラボ企業の ノウハウを生かした 良質で低価格なサービス エリア戦略 都市（オフィス 街） 都市（施設） 全国展開 ターゲット戦 略 企業 施設 （博物館、美術館 etc） 一般家庭 戦略タイトル 様々な企業が利用 しやすい清掃サー ビス コンビニエンスな 清掃提供 「手軽」に利用でき 「満足」なサービスの 実現 ３－１．戦略オプション策定 ©HRInstitute
- 28. ３－３．新規事業での三箇条 一、低価格 • 少量で大きな効果を発揮する住居用洗剤を開発 • 花王従来のサプライチェーンマネジメントでコスト削減 ©HRInstitute 一、高品質 一、安心を提供する • 徹底した社員研修でサービスの質を常に高く保つ • 洗剤にコーティング性を持たせ、以後のおそうじを楽チ ンに♪ • 掃除の質だけでなく、お客様との会話を大事にする • スタッフへの安心感が、高い顧客満足度を実現する 価格面の不満を解消！ 技術面の不満を解消！ 会社への不安を解消！
- 29. 個別戦略 個別対策 背景 内容 キーワード ターゲット戦 略 高齢化社会や 共働き世帯の増加 生活が不自由な単身高齢者や 時間がない共働き世帯に 快適な生活環境を提供する 利用者の生活を助ける ベネフィットを提供 エリア戦略 目標は 「国内No.1シェア」 ①都市部で事業を展開し 消費者への浸透を測る ②地方にも事業を展開し 国内No.1シェアを獲得 る ・ 消費者への浸透 ・ 国内No.1シェア 商品戦略 スタッフによって 評判や技術に差がある 人材育成に力を入れて 社員全員が高品質のサービスを 提供できる体制つくり ・スタッフの底上げ ・利用者の期待に応え る 価格戦略 サービスに対して 価格を割高に感じる 利用者が多い ・少量で高性能な洗剤を開発し 材料費を抑えてサービスを低価格に ・定期契約でサービスを割安に提供 し さらにリピーターも獲得する ・材料費をおさえる 低価格なサービス ・定期契約は 両者ともにＷｉｎＷｉ ｎ ３－４．個別戦略策定 ©HRInstitute
- 31. 引用＆参考にした出典元の情報 ©HRInstitute 花王株式会社ＨＰ • http://www.kao.com/jp/ 長谷川ホールディングスグループ株式会社ＨＰ • http://www.hasegawa-hd.com/ おそうじ本舗ＨＰ • http://www.osoujihonpo.com/ NPO法人 日本ハウスクリーニング協会ＨＰ • http://www.jhca.or.jp/ ビックカメラＨＰ • http://www.biccamera.com/bc/top/CSfTop.jsp 独立行政法人労働政策研究・研修機構ＨＰ • http://db.jil.go.jp/ 最終閲覧日：2016年1月13日
Editor's Notes
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- 集客力の強化 2社以上の企業が資金を出して広告宣伝活動などを行えるので、一社当たりの負担が少なくなる。あるいは、一社だけでは実現しえない規模の広告を制作することが可能だ。 販促費の削減 ビックロの例に見られるように、コラボ相手が既に獲得している固定客を、新たに自社の顧客として見込める。 購買意欲の促進 ビックロでは何かこれまでと違ったブレイクスルーになるようなことをしてみたかったとのこと．ブランドイメージがある程度固まっている企業でこのようなことを試みると、人々はその意外性に注目する。