ひらめき☆マンガ教室5期に聴講生として受講した結果・成果として、以下から始まる資料をつくりました。 5期授業で葉野赤さんが、「マンガを描くことは、じぶんが生きる上でなくてはならないものだ(大意)」と仰っていた事がきっかけです。 このメソッドは、他人とコミュニケーションをとることが苦手だけど、挑戦すると「決めた」ひとに導入してほしいです！

1. 他人と会話した後に「ひとり反省会」を
しないための会話メソッド
ひらめき☆マンガ教室
5期聴講生 さんば

2. 私にとっての「マンガ」→しゃべるときに気を付けるメソッド
「マンガ」の定義＝他者に自分の考えてることや思ってることを伝える方法の一つ
想定読者＝コミュニケーションに苦手意識がある人・思わぬ齟齬がよくある人
さんばにとっての「マンガ」
さんばって誰？なんでメソッドとか言い出したの？
ひらめき☆マンガ教室 5期・6期聴講コース生。いわゆる「マンガ」は描かない。
小学6年生の時に「女子全員から無視される」という事態が発生し、
集団となじめない人類だと発覚。
それ以来、自分なりにコミュニケーション術 PDCAを回し、メソッドを作っている。
5期受講生と話してて、自分なりのメソッドを話したら、それがお前にとっての「マンガ」だといわれ、妙に納得し
た。マンガであるならば、完成させて発表するべき。以上。
そして、その結果として、他人と会った帰り道で「ひとり反省会」をしてしまう人
そもそも

3. 楽しかった、飲み会の帰り道、たとえばこういうことありませんか？
「興味のある話題だったから、熱く語ってしまったけど、うざくなかったかな …？」
「気持ちを伝えたくて、強く言ってしまったけど、怒ってるように受け取られてしまったかな …？」
「楽しく話したつもりだったけど、よく考えたら、相手も楽しくなるように対応できたかな …？」
「ひとり反省会」を始めてしまうと、楽しかったはずの時間も色あせて、
他者とコミュニケーションとるのは難しいな…的なテンションになってしまいます。
楽しかったはずなのに…それは、良くないことです。
資料でわかること

4. そこで、こちらのメソッドが役に立ちます。
このメソッドは
「コミュニケーション齟齬(と思われること)を早めに回収してスッキリする」
ために使用します。
つまり、
後から反省しそうな事、「謝っておけば良かった」と感じそうな事を
「その場で反省して、その場で対策する」ことで、
コミュニケーション齟齬を早めに回収する事ができます。
資料でわかること
→結果：「帰り道で反省する」をしなくなり、
楽しく1日を終えられる。(素敵)

5. ①前提を忘れない
注意点：メソッド運用ルール
ここまでのまとめ：この資料で分かること
具体的なフレーズとその理由
コミュニケーションで大きな齟齬を生まない方法
③失敗にこだわらない
②ユーモアを、会話を楽しむことを忘れない
「ここまでのまとめ」と「ここから語ること」と「注意点」
ここから語ること：メソッド内容

6. ひとことで「コミュニケーション」といっても、ジャンルがあります。
それを、私が、図式化すると以下になります。
大人数
少人数
知らない
知ってる
４象限に
「得意」と「苦手」
「その理由」や「やってしまう事」
を書きこみます。
→これによって、
・自分のコミュニケーションをメタ認知できる
・「苦手」の具体化ができる
・それによって対策を考えやすくなる。
事前準備①：自分の程度を知る
「コミュニケーション」認知マトリクス

7. ちなみに、さんばのマトリクスは以下です。
そもそも、人間関係とか得意じゃない。今も別に得意じゃない。

8. 初見相手の測り方は、 服装やカバン
服 装：ファッション的正しさより、「自分との共通点・相違点」をみる。
＝話題探し＋相手の「示してる」キャラを探る
カバン：大きさとポケットの数を見る。
＝相手の話が混線しやすいか？を確認する。
事前準備②：相手の「キャラ」を測る
服装（例） カバン（例）
大きい・ポケットが多い
→整理とか苦手意識あるかもしれない＝話が混線し
たりするかも
大きい・ポケットが少ない
→整理整頓は苦手意識はなさそう、ただ内にこもるタ
イプかもしれない＝配慮を忘れないで話そう。
小さい・ポケットが多い
→「便利」「コスパ」とか好きそう＝相手の話に圧倒さ
れ過ぎる可能性がある。
小さい・ポケットが少ない
→めちゃ効率が良いタイプか、忘れ物しても気にしな
いタイプか…＝相手の話やペースに全くついていけ
ない可能性がある。
自分が選ばない柄をきてる
自分が選ばない色をきてる
全身黒or白 など
おしゃれ！って感じじゃないけどなんか似合ってる。
おしゃれだけど似合っては、ない。
効率重視の服装。
スマホケースがデカぬいぐるみみたいなやつだから、
癖が強い可能性がある。
アクセサリーつけてる
爪塗ってる
帽子被ってる

9. 前提の設定：話すときの基本姿勢。困ったときは前提に戻ってくる。基準。
相手は「他者」。
私とは違う、尊重すべき考え方を持つ人であり、
私と同じように一生懸命いきているから、失敗したりすることもある
という前提を忘れない。
→他人の良い（うまくいっている）面を、自分と違うこととして捉えて、
他人の悪い（うまくいかない）面を、自分と同じこととして捉える。
会話している相手と比べない。自分を下げない。
違うから話すのが面白い。それ以上のことは考えない。
→へりくだるのではなく、相手を尊重する。相手はへりくだられると反応に困る。
共感と心配を押し付けない。
共感も心配もしょせん「自分の問題」であるので、それを共有できなくて当たり前。
失敗を恐れない、試行錯誤で「自分の方法」を見つける。ただし、失敗したら即回収する。
しょせんコミュニケーションなので、相手次第ではある。

10. 方法：メタ・ツッコミ/メタ発話、留保、付け足し戦法、ノンバーバル
・メタ・ツッコミ/メタ発話
発言や意見の前後に、あえてメタ視点からの発言を加える。
「なにか変なことを言っていると思われる」という心配から発言できない状況、
配慮し過ぎて何言ってるかわからない状況などを避けることができる。
・留保
発言や意見の前に、相手への配慮発言を機械的に入れる。
「発言の結果、相手に嫌な気持ちにさせてしまうのではないかと思っています。」という事を相手に伝える。
相手との認識の齟齬や発言の意図の齟齬を比較的早い段階ですり合わせすることができる。
・付け足し戦法
失言をしてしまったと思ったときに、機械的に謝る。
「失言をしてしまったと思います」という事を相手に伝える。失敗をすぐに清算することで、
「やってしまった！」にとらわれず会話を続けられる。
また、配慮なども後付けしていくことで、相手に「答え」をせかしていないことを伝える。
・ノンバーバル
感情を言語化せず、感嘆詞やしぐさで伝える。
感情の押し付けなどを防ぎながら、感情を共有してる空気だけは出せる。

11. ・「キャラ化」
会話する上で見てほしいキャラクター部分、性格を強調することで、一旦話を先へ進める。
また、自分を落とす言い方をするクセがある場合の、相手に気を遣わせない気持ちのいい自分落とし方法。
★例文：「～～しちゃいがち人間(ボーイ/ガール)なので」「～～お化けなので」「～～ポケモンなので」など。
メタ・ツッコミ/メタ発話
発言や意見の前後に、あえてメタ視点からの発言を加える。
「なにか変なことを言っていると思われる」という心配から発言できない状況、
配慮し過ぎて何言ってるかわからない状況などを避けることができる。
・(お互いが)話を見失ってそうな時
話の要約ができそうなら、
★例文： 「あ！なるほど、それは～～（要約）だったって話ですかね？」
話の要約が無理そうなら、
★例文： 「ごめんなさい、今、話を見失ってまして…～～という事までわかりました」
★例文： 「ほう…なるほど…いま、「なるほど」って言ったけど、ちょっと話がわからなくなっています」
・メタ・ツッコミ
こういう印象に見られてるのでは？という懸念をそのまま、ユーモアでつたえる。
ただしネガティブになりすぎないように、「嫌ですよね」「よくないですよね」みたいな言い方はNG
★例文：「～～。あ、なんか元気に話しすぎちゃってて、大丈夫ですか？うるさいですか？（笑）」
★例文：「～～という感じで、熱く話してて、私は楽しいんですが、大丈夫ですか？（笑）」
・会話しながら、名前を呼ぶ。
相手と同化しないため。と、相手にあなたを見ているよ！（承認）を伝えるため。
★例文： 「さんばは～～なので、でも○○さんは～～なんですね」

12. 留保
発言や意見の前に、相手への配慮発言を機械的に入れる。
「発言の結果、相手に嫌な気持ちにさせてしまうのではないかと思っています。」という事を相手に伝える。
相手との認識の齟齬や発言の意図の齟齬を比較的早い段階ですり合わせすることができる。
・意見を言う前に、留保をつける
心配しながら話すより、懸念を伝えてから、発言したほうが「考えながら話している、配慮している」が伝えられる
★例文：「これを思ったら、失礼かもしれないけど……」
★例文：「今から言う事は語弊があるかもしれないんで、その場合は指摘してください。」
・感情や感想を伝えるときは(原則)主語を自分にして＋メタ視点で言う
自分を主語にすることで、相手に「これは個人見解です」という留保を伝える
★例文：「私はうれしかったです」
★例文：「私が勝手に「やったー！」と思いました。」
★例文：「私は！心配してしまってます。」
★例文：「それは、私が悲しみます…」
・「お気持ち表明」
イラっとしたときは、抑えないで、貯めこまないうちに表明する。
★例文：「～～(嫌なこと/言い方)って聞くと怒っちゃうんで、ごめんなさいですけど～～～～思います(反対意見)」
★例文：「その言い方は嫌な気持ちになっちゃったんで、少し離席させてください。ごめんなさい。」

13. 付け足し戦法
失言をしてしまったと思ったときに、機械的に謝る。「失言をしてしまったと思います」という事が相手に伝える。
失敗をすぐに清算することで、「やってしまった！」にとらわれず会話を続けられる。
また、配慮なども後付けしていくことで、相手に「答え」をせかしていないことを伝える。
・心配するときは最後に楽しい話題をつける。
最後に楽しい話題を話す。なんでもいい。心配している事「だけ」がつたわり、
「解決方法」や「回答」を迫っていると思われないようにする。「またあそうぼうね！」みたいなやつ。
★例文：「いろいろ言いましたが、次会うときには楽しくおしゃべりできると嬉しいです！
最近、勧めてもらった「～～」を読んだので、そのお話したいです～！」
・思ってたより強く話してしまった・失言したと思ったとき、すぐ後から反省や謝罪、留保を口に出す。
やってしまった感を出すと、その後の会話での軌道修正がしやすい。
★例文：「～～だと思いますけどね！ あ！まって！なんか強い言い方してしまった！すみません！」
★例文： 「～～～ですよね！ ……というのは、私個人の意見なので、正確じゃないかもしれません。」

14. ノンバーバル
感情を具体的に言語化せず、感嘆詞やしぐさで伝える。
感情の押し付けなどを防ぎながら、感情を共有してる空気だけは出せる。
・普通の褒め言葉を口に出す。理由に言及しなくてもいい。
理由に言及すると、「そういうことじゃないんで…」という齟齬が発生してお互いしょんぼりする可能性があるので、具体的な話は
求められない限りしない。
★例文：「すごい」「えらい」「がんばってる」「やったね」
・自分のポジティブ感情を口に出す。
思ってても相手にはわからないので、単純に聞いてて楽しくなることは口に出す。
★例文：「美味しい」「楽しい」「嬉しい」
・相手の話を聞くときの相槌は、感嘆詞。
話してる相手が話を進めやすい。
とくに、マイナスの話(嫌だったこと、悲しかったこと)を話しているときは、大きめに相槌する。
ただし、感情を言語化すると齟齬が生まれやすいので、感嘆詞が使える。
★例文：「え～～～！」「やだ～～～」「うそ～～」「やばくない？！」「それは…（無言）」
「あらら」「あら～～」「まじで？」「きゃ～～だね！」など
・ボディランゲージは反応しやすいやつでいいから、感情を顔に大きく出す。
反応のタイミングがわからない場合は、「いつ反応したらいいのかな」とよぎったときにあえてやる。
上記の感嘆詞と一緒に使うとなおよし。
★例：

15. いろいろ書きましたが、大事なことはとにかく以下です。
このメソッドは
「コミュニケーション齟齬(と思われること)を早めに回収してスッキリする」
ために使用します。
つまり、
後から反省しそうな事、「謝っておけば良かった」と感じそうな事を
「その場で反省して、その場で対応する」ことで、
コミュニケーション齟齬を早めに回収する事ができます。
資料でわかること（再掲）
→結果：「帰り道で反省する」をしなくなり、
楽しく1日を終えられる。(素敵！素敵！)