研修で学んだことを纏めました。

1. 苦手な人をなくす！
スタイル別コミュニケーション
mLC講座 受講纏め

2. 講座の狙い
相手のコミュニケーションスタイルに合わせた、
相手から受け入れられやすいコミュニケーションの取り方を学ぶ

3. 受講動機
社内外のコミュニケーションで、苦手とする人に出会った。
→相手の口調に押されて、自分の意見が言えなくなった。
⇒しかもそこで犯したミスが致命的なものになりかねないものもあった。
その時の経験から、どんな相手でもある程度のコミュニケーションが必要と実感。
→しかし、どういった対策をとればいいのかが不透明。
その時に、今回の講座を見つけ、受講を決意
→苦手な相手とのコミュニケーションの取り方に加え、
自分がどんなコミュニケーションタイプを好むのかを調べたいと思った。

4. そもそも
• 人は、どうして「苦手な人」と感じるのか
→相手のことを理解できないから(相手の言動は、コミュニケーションスタイルに起因)
⇒相手のことを理解すれば、苦手な人とならなくなる
• 相手のコミュニケーションスタイルを知る
→自分が気にしている言動も、相手にとっては何気なくやっていることかも
⇒そこまで気にしなくてもよかったかもしれない
• より、いい関係を作るためには
→相手のコミュニケーションスタイルに合わせた行動をとることが大事！
⇒人は、自分のコミュニケーションスタイルに合わせて適切な行動をとってくれる人を受け入れやすい

5. こんなことありませんか？
受け入れられない行動をとる
⇒対応性が低い
対応性…自分の行動が相手に受け入れられている度合い
対応性が高くなるほど、相手に受け入れられやすくなる
＝コミュニケーションスキルが高い人は、対応性が高い
そもそも、話しづらそう
この人と、話が合わないな
自分のことしか考えてないな
こっちのことは全く知らないんだなetc...

6. 対応性を高めるための4つの要素
①見た目の印象に違和感がないか
×
②分かりやすい話や説明ができているか
×
③仕事に真剣に粘り強く取り組んでいるか
×
④その場の状況を読み取って、適切な対応をしているか
＝対応性の高さ⇔コミュニケーションスキルの高さ
実現のために…
①自分の対応性を知る
②相手が何を好むのか知る
③相手の好みに合わせ、どんな対応が効果的かを知る
敵を知り、己を知れば百戦危うからず
⇒ソーシャルスタイル理論

7. ソーシャルスタイルとは
ソーシャル・スタイル
→行動学×統計学の研究を基に、人の特有の行動傾向を分析し、分類したもの
⇒人の行動パターンを大きく4つに分けたもの
「自己主張度」「感情表現度」の2つの尺度で決まる
ソーシャルスタイルの特徴と好む傾向を理解すれば
相手との良好なコミュニケーションを作るのに役立てられる！

8. 4つのソーシャル・スタイルの行動傾向
冷静で自立心が強い
負けず嫌いで競争心が旺盛
成果にこだわる
時間に厳しい
無駄がなくペースが速い
データや論理性を重視する
控えめでビジネスライク
納得すると協力的
慎重で綿密に計画し粘り強い
時間に厳しい
じっくりと進める
形式や論理を重視する
気さくで話好き
気持ちや考えを素直に表す
負けず嫌いで周囲に認められたがる
時間にあまり厳しくない
気分が乗れば仕事は速い
人の意見に左右されない
親しみやすく話好き
協力的な態度
依存心が強い
時間にあまり厳しくない
スローペース
相手の主張を受け入れる
感情表現を抑える
感情を表す
意
見
を
主
張
す
る
意
見
を
聞
く
ドライビングアナリティカル
エミアブル エクスプレッシブ
自己主張度
感
情
表
現
度

9. スタイル別 信頼関係をつくるための対応例
• 最初に面談や会議などの目的を明確に告げる
• 無駄な話をせず、本題にすぐ入る
• 真面目な表情で、ゆっくりとしたペースで礼儀正しく話す
• データや資料を使って、具体的に詳しく説明する
• 相手が資料を見る時間や質問する時間をつくる
• 相手が重視する考えや方針を聞き出す
• 相手の発言の意図を確認しながら話を進める
• メモを取ることで正確に把握していることを伝える
アナリティカル
• 最初に面談や会議などの目的を明確に告げる
• 無駄な話をせず本題に入り、具体的な要件から話す
• 真面目な表情で、はきはきとした口調で話す
• データ、事実に基づき論理的に話す
• 相手の意見やどのようにしたいのかを確認し、指示する
• 話しすぎないようにし、相手に主導権を与える
• 自分が役に立つことを示す(実績、経験、素早い対応など)
• メモを取り、最後に相手の意見を纏め、確認をする
ドライビング
• 本題とは関係ない世間話などから話を始める
• 相手が関心のありそうな話題を選び熱心に聞く
• 相手に合わせて、明るく快活に話す
• 声は大きく、やや早口で、身振り手振りも使う
• 共感し、大きく相槌を打つ。相手の気持ちを盛り上げる
• 相手に自由に話してもらう
• 相手の目標や希望を聞き出し、それを支持する
• いきなり詳しい説明をしない
エクスプレッシブ
• 本題とは関係ない世間話などから話を始める
• 相手に関心を示し、相手の個人的なことや話を
興味を持って聞く
• 個人的な話をし、自己開示する
• ゆっくり、丁寧に、笑顔を絶やさず、穏やかに話す
• 話をリードし、相手の話に共感を示し、じっくり聞く
• 相手の目標や考え、こだわりを明らかにするよう努める
• 親身に対応する姿勢を示し、何度も会う機会をつくる
エミアブル

10. まとめ
• 苦手な人と感じるのは、その人との対応性が低いから
• 対応性を高めるには、自分と相手のコミュニケーションスタイルを把握し、
適切な対応を取ることが大事
• 人のコミュニケーションの特徴をソーシャルスタイル理論を用い
4タイプにカテゴライズを実施
• それぞれのタイプの特徴や対応例を参考にした意識、行動が
自身の対応性向上につなげることができる。