ブログメディアにおけるData APIの活用について
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Wonder2 Inc. のオウンドメディア wonderdriving.comにおけるMovable Type Data APIの活用とData API 2.0への対応
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- 2. 本日の内容 S 自己紹介（個人、会社） S wonderdriving.comとは S Data APIとwonderdriving.com S 人気記事ランキングスクリプト S アセット登録スクリプト S Data API 2.0対応 S 今後 2
- 3. S 発表者 自己紹介 3
- 4. 上野初仁 a.k.a. @uehatsu S twitter : @uehatsu S 現 Wonder2 Inc. エンジニア S UNIX, Apache, MySQL, Perl, PHP, JavaScript, Rails, Objective-C, Swift, etc. S フルスタックエンジニアという名の何でも屋 （自分で言うなと、、、） S 元 Six Apart エンジニア S 2003 - 2011 S TypePad（現 lekumo）チーム S Movable Type チーム 4
- 5. 趣味 S コンピュータ全般 S DTM S TM Networkカバー OED C4U (Crazy for you) http://youtu.be/og0W4Mp3QC0 S Perfumeカバー チョコレイト・ディスコ http://youtu.be/393kJwne88E S soundcloud https://soundcloud.com/uehatsu 5
- 6. SA時代に自分の残した物 S Movable Type 開発者向けガイド https://github.com/movabletype/Documentation/wiki S プラグイン開発ガイド S MTMLガイド S 今でも自分で良く使います S プラグイン開発ガイドは、関根元和さん（CHEEBOWさ ん）の「Movable Typeプラグイン開発入門」をMT5の流儀 （config.yamlなど）に対応、拡張させたドキュメント S MT6でも使えます、PSGI周りとか書き足したいなぁ、、、 6
- 8. ワンダーツー株式会社 会社概要 S 代表者 S 代表取締役 野間恒毅 S 設立 S 2011/04/25 S 資本金 S 300万円 S 主な事業内容 S システム開発、Movable Type 開発・カスタマイズ、スマート フォンアプリ開発、メディア事業、コンサルティング S 加盟団体 S ProNet Japan (Six Apart Co. Ltd.) 8
- 13. iPhoneアプリ レーダーマップ S 位置がわかるだけのシン プルなiPhoneアプリ S ID不要、登録不要 S 匿名利用 S その他にもiPhoneアプリ 受託開発も行っています 13
- 15. ワンダー・ドライビングとは S スーパーカーからラジコン、ミニ四駆、美女まで男の子 の夢もりだくさん「ワンドラ」 S 車、バイク、ラジコン、ミニ四駆、ボート、ガジェット、 美女、などホビー全般についてのオウンドメディア S 弊社野間やゲストブロガーの方々による更新 S 特にミニ四駆、ラジコン、車のショーレポートなどのコン テンツが人気 15
- 16. ワンドラがSA導入事例に 紹介されました S Six Apart社の導入事例にワンドラが紹介されました。 http://www.sixapart.jp/business/wonder2.html 16
- 18. Data APIを積極導入する 事になったきっかけ S ワンドラ リニューアルのタイミングがMT6発表とほぼ同 タイミングだったこと S リニューアル時にPVランキングのウィジェットデザイン がデザイン会社からアップされたが、この時点で未実装 だった 18
- 19. 旧PVランキングページ S デザインリニューアル前のPVランキングページ S Apache生ログを集計するスクリプトを日に１回程度実行し、 インクルードするHTMLを生成していた S 処理時間が長時間かかり、実行間隔が長いためデータの即 時性がなかった S 別途Google Analyticsでアクセス解析をしていたが誤差が大 きかった → リニューアル後は別の方法で作成することに 19
- 20. 新PVランキングページ S 新デザインになってからしばらくはPVランキングページ はありませんでした S 新デザイン移行時にMT6にアップグレード S 弊社野間から「上野さんPVランキングページ作るスクリプ ト作って」と話があり、半分冗談で「じゃMT6のData API で作りましょうか、GAの集計機能あるし」と言ったら、そ のまま企画が通る S さくっとツール作成 S 紆余曲折はありましたが、技術的な話は後ほど、、、 20
- 22. 人気記事ランキング 一覧 S 1位〜30位 S サムネール S 投稿日 S 順位 S タイトル 22
- 24. ２つのスクリプト S サイドバーと一覧を作成しているスクリプトは別 S 作成時間を優先させたため共通化せず S 実行間隔 S 2つのスクリプトとも5分間隔 S それぞれインクルードファイルを出力し保存 S インクルードファイルをSSIを使って各ページに挿入 24
- 25. Data APIにアクセスするため の共通関数 S _request()関数を作成 S $content = _request( $method, $api_url, $params, $token ); S $method : ‘POST’, ‘GET’ S $api_url : ‘http://foo.com/mt/mt-data-api.cgi/v1/... S $params : 例）{ username => $user, password => $pass, clientID => ‘aaaa’ } S $token : accessToken S $content : Data APIからのレスポンスをMT::Util::from_json() した戻り値 S my $token = $content->{accessToken}; 25
- 26. _request() ver.1の中身 sub _request { my ( $method, $url, $params, $accessToken ) = @_; if ( $method eq 'GET' ) { $url .= '?' . join( '&', map{ $_ . '=' . $params->{$_}} keys %$params ); } my $request = HTTP::Request->new($method, $url); if ( $accessToken ) { $request->header('X-MT-Authorization' => "MTAuth accessToken=$accessToken"); } if ( $method eq 'POST' ) { $request->content( join( '&', map{ $_ . '=' . $params->{$_}} keys %$params ) ); } my $ua = MT->new_ua; my $res = $ua->request( $request ); unless ( $res->is_success ) { if ( $res->code == 500 ) { my $content = MT::Util::from_json( $res->content ); my $message = $content->{error}->{message}; $message =~ s/x{([0-9a-z]+)}/chr(hex($1))/ge; die $message; } else { die $res->as_string; } } return MT::Util::from_json( $res->content ); } 26
- 27. スクリプトの動作 S authentication S カテゴリー一覧の取得 S PV一覧の取得 S エントリーの取得 S サムネールURLの取得（サムネールの作成） S HTMLの生成 27
- 28. PV一覧の取得 S api_url : http://foo.com/mt/mt-data- api/v1/${blog_id}/stats/path/pageviews S startDate, endDate : YYYY-MM-DD, 昨日〜今日に設定 S limit : 今回は200 S レスポンスの中に{item}として結果が格納されている S $item->{archiveType}で結果の内容が分かる S 今回は個別アーカイブ’Individual’のみを対象とした S 個別アーカイブのエントリーidは$item->{entry}->{id} 28
- 29. サムネールURLの取得 S サムネールURLを取得するAPIは存在しないため自作 S DataAPIAssetInfoプラグイン S エンドポイント(/sites/:site_id/assets/:asset_id/info )を追加 S thumb_width, thumb_height, thumb_square, thumb_scale S アクセスがあると指定のあったAssetのサムネールを作成 S 実際にはMTテンプレートのビルドが走る S <mt:Asset id="$asset_id"><mt:AssetThumbnailURL width="$width" height="$height" square="$square" /></mt:Asset> 29
- 30. アセットが登録されていない エントリーがたくさん S エントリーアセットが未登録の物はデフォルト画像（ワ ンドラロゴ）が表示される S リニューアル前はアセットに画像を登録していなかった S flickrに画像をアップし、そこでタグを生成して貼り付けて いたため、アセットに登録していなかった S ランキングは古いエントリーが出る事が多かったためロゴ 画像がずらっと並ぶ残念なことに S 「過去画像アセットに登録できたらいいですねー」「じゃ 作って」「（えっ？！）」で作成する事に 30
- 32. アセット登録スクリプト S アセット登録をするだけならData APIを利用する必要は 無いけど、、、 S 外部ファイル（flickr画像）をMTにアップロードしてアセッ トとして登録 S そのアセットをエントリーアセットとして登録 S デザインの関係でカスタムフィールド画像も同時に登録し たい →トータルで考えてData APIで作るのが早そう 32
- 33. スクリプトの動作 S authentication S エントリーの取得（複数エントリーを一括取得） S 本文、追記をHTML::TagParserで解析しimgタグを抽出 S imgタグのsrcがflickrの物だったらダウンロード S Data APIを使って画像をアセットとしてアップロード S エントリーアセットとして登録 S カスタムフィールド画像として登録 33
- 34. ファイルアップロード用に _request()関数を変更 S request作成にHTTP::Request::CommonのGETとPOST を利用するように変更 S $params = { path => $upload_path, file => [ $save_path ], autoRenameIfExists => 1 }; S path : ${WEB_ROOT}からのアップロード先のパス S file : ダウンロード済みのflickr画像の保存先パス、[ ]で囲む S autoRenameIfExists => 1 : 既に存在していた場合自動でリ ネームした上でアップロード $request = POST( $url, Content_Type => 'form-data', Content => $params ); 34
- 35. エントリーアセット として登録 S アセットをエントリーに紐付ける機能がないため自作 S DataAPIAssetInfoプラグインを拡張 S /sites/:site_id/assets/:asset_id/set_entry S my $params = { entry_id => $entry_id }; S これを MT::ObjectAsset->get_by_key()でobject_assetを取 得しsave 35
- 36. アセットを登録するコード S 本来ならentry_idの存在チェックなどする必要がありま すが、ある物としてコードを書いています。 my $object_asset = MT::ObjectAsset->get_by_key({ asset_id => $asset->id, blog_id => $blog->id, object_ds => 'entry', object_id => $app->param('entry_id'), }); $object_asset->save(); 36
- 37. カスタムフィールド画像 の設定コード my $field = "<form mt:asset-id="$asset_id" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="$asset- >{url}">$asset->{filename}</a></form>"; my $params = { __method => 'PUT', entry => MT::Util::to_json( { customFields => [ { basename => 'cfmainimage', value => $field, } ], }, ), }; my $content = _request( 'POST', $api_url, $params, $token ); 37
- 39. config.yaml 抜粋 39 applications: data_api: endpoints: - id: get_asset_information route: /sites/:site_id/assets/:asset_id/info verb: GET version: 1 handler: $DataAPIAssetInfo::DataAPIAssetInfo::EndPoint::Asset::get_asset_info requires_login: 1 - id: set_entry_asset route: /sites/:site_id/assets/:asset_id/set_entry verb: GET version: 1 handler: $DataAPIAssetInfo::DataAPIAssetInfo::EndPoint::Asset::set_entry_asset requires_login: 1
- 40. DataAPIAssetInfo::EndPoint::Asset 40 sub set_entry_asset { my ($app, $endpoint) = @_; return $app->error(403) unless $app->can_do('upload'); return $app->error(403) unless $app->param('entry_id'); my ( $blog, $asset ) = context_objects(@_) or return; run_permission_filter( $app, 'data_api_view_permission_filter', 'asset', $asset->id, obj_promise($blog)) or return; my $object_asset = MT::ObjectAsset->get_by_key({ asset_id => $asset->id, blog_id => $blog->id, object_ds => 'entry', object_id => $app->param('entry_id'), }); $object_asset->save(); return $asset; }
- 42. 大幅なリファクタリング S 共通化できるコードをプラグイン化 S ２つに分かれていたランキング作成スクリプトを１つに S accessTokenが必要なエンドポイントの場合は自動的にtokenを取得するよう実装 S blog_idを複数渡せるように変更 S @blog_ids = [ 3, 4 ] : で複数回Data APIにアクセスし、ブログにまたがって結果を集 計できるように拡張 S カテゴリーアーカイブのパスをgetCategoryのarchiveLinkから取得するように変更 S サムネールの作成、エントリーアセットの登録をv2で拡張されたgetThumbnail, updateEntryの機能を使うように変更 42
- 43. 複数ブログ対応 S ひとまずgetBlogとPageviewsForPathのみ対応 S blog_idが配列で複数指定された場合 S 内部オブジェクトW2DataAPI::Blogs, W2DataAPI::Pageviewsに結果を格納し、まとめて返す S Blogsの結果はgetBlogを配列にしたもの S Pageviewsの結果はblog_idごとにマージし{items}を {pageviews}でソートしたもの（ブログを横断してランキング を取得） 43
- 44. カテゴリーアーカイブパス S v1ではカテゴリーの情報にパスが含まれていなかったた め、basenameからパスを生成する必要があった S カテゴリーbasenameの生成方法によって所作が変わるため、 コードの一般化が難しい S v2ではカテゴリーに{archiveLink}が追加された S １つのカテゴリーアーカイブに対して一意のURLが取得で きるようになった 44
- 45. サムネールの作成 S エンドポイントgetThumbnailが追加された （あれ、v2のドキュメントgetThubmnailになってる？） S /v2/sites/:site_id/assets/:asset_id/thumbnail S params => width, height, scale, square S 独自拡張のエンドポイントをやめ、こちらに書き換え 45
- 46. エントリーアセットの登録 S updateEntryでアセットの紐付けができるようになった S こちらも独自拡張をやめた（APIへのアクセス回数も 減った） 46 my $entry_params = { entry => MT::Util::to_json( { customFields => [ { basename => 'cfmainimage', value => $field, } ], assets => [ { id => $asset_id } ], } ), };
- 47. S 今後 47
- 48. 今後の目標 完全プラグイン化 S 現在、スクリプトをcronでまわしている S スクリプトの配置がハードルが高い S MTクラウドでは利用出来ない S 完全プラグイン化 S print()でHTMLタグを出力している部分をMTテンプレート 化 S cronスクリプトを廃止しタスク化 S 諸々の設定を管理画面のプラグイン設定から変更可能に 48