知らなくても困らないニッポン、シリーズ第2回宮城編の資料です。 宮城って穀物が三国志してるよね、っていうお話。

1. 知らなくても困らない
ニッポン Vol.2 宮城編
Everything you always wanted to know about Yamanashi!
Presented by
老舗食堂 aikawa

2. 本日のテーマは2つ
・穀物三国志
・2人のシロウ

3. ではスタートです！

4. 郷土料理は偏りがち。
小麦なうどん県、
日本酒が有名な米どころの県
などなど。
※多少の偏見ありｗ

5. だが宮城は違う！

6. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）

7. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）
それぞれに
名物があるのが
宮城のユニークさ！

8. ということで一つ目のキーワード
穀物三国志

9. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）
→ ずんだ餅
→ 餅文化
→ 油麩、うーめん

10. まずは米文化から

11. 宮城は
餅文化である

12. 餅はハレの日の食べ物
宮城にはお祝い事のたびに
餅を食べる文化が残る。

13. 農作業開始シーズンにすること

14. 農作業開始シーズンにすること
餅を食べる
（農はだての餅）

15. 麦を播く時にすること

16. 麦を播く時にすること
餅を食べる
（播きあげ餅）

17. 収穫をねぎらう時にすること

18. 収穫をねぎらう時にすること
餅を食べる
（庭ばらいもち）

19. 今もお祝い事があれば餅。
お正月の餅のバリエーションも
沢山あります。
https://foodkingdom.pref.miyagi.jp/shunsyokuzai/pdf/mochi.pdf

20. 宮城餅文化の特異点

21. ハレの日以外の
日常食としても食べられてきた

22. けえでえもち
（ケモチ、ケエモチ）
＝
食いたいもち
グデモチ
＝
食いたいときに
搗く餅
ハレの日以外に食べる餅に、特別な言葉が与えられている
（フォークターム＝民族語彙として残っているのが特徴的）

23. 宮城の珍しいお餅たち
※この文化は仙台藩発のもので、
岩手県一関市も近い餅文化を持っています。

24. ゴンボッパ餅
蕎麦のつなぎにも使われているゴン
ボッパを、ヨモギのように使う
https://blog.goo.ne.jp/sougofall/e/731
315ca2227e54bded6fe20dd156575
ナンバン餅
唐辛子と砂糖で合えた餅
https://www.thm.pref.miyagi.jp/wp-
content/uploads/2019/09/miyagi_mo
chishoku.pdf
アメ餅
温めた水飴にくぐらせ、
きな粉をかけた餅
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/5014_%E9%A3%
B4%E9%A4%85%EF%BC%88%E5%AE%AE%E5%9F%8
E%E3%81%AE%E6%AD%A3%E6%9C%88%E3%81%AE
%E9%A4%85%EF%BC%89.html

25. 保存系のお餅も面白い
https://www.thm.pref.miyagi.jp/wp-
content/uploads/2019/09/miyagi_mochishoku.pdf
ホシ餅、シミ餅といった保存用の餅も複数存在。
（が、ウェブに画像がないほどマイナーみたい）

26. この餅のお話は、
「宮城の餅食文化」
を参考にしました。
この報告書、めちゃく
ちゃ面白いです。
https://www.thm.pref.miyagi.jp/wp-
content/uploads/2019/09/miyagi_mochishoku.pdf

27. そもそも仙台はなぜ米どころ？
なぜ、餅文化？

28. そもそも仙台はなぜ米どころ？
なぜ、餅文化？
Yes!
郷土の食べ物は、
戦国武将と、
大体何かしら関係ある！

29. 晩年
世情が落ち着いてからは、もっぱら領国の開発に力を入れ、の
ちに貞山堀と呼ばれる運河を整備した。北上川水系の流域を整
理し開拓、現代まで続く穀倉地帯とした。
（中略）
これにより北上川流域水運を通じ石巻から海路江戸へ米を移出
する体制が整う。寛永9年（1632年）より仙台米が江戸に輸出
され、最盛期には「今江戸三分一は奥州米なり」と『煙霞綺
談』に記述されるほどになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E9%81%94%E6
%94%BF%E5%AE%97

30. で、宮城の餅と言えば、
ですよね

31. ずんだ餅

32. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）
→ ずんだ餅
→ 餅文化
→ 油麩、うーめん
ここから大豆の話へ

33. そもそもズンダとは？

34. そもそもズンダとは？
すりつぶした枝豆（未成熟の青い大豆）を餡に用いる
餅菓子で、南東北、特に宮城県を中心にした地域の郷
土菓子。
他にじんだ（ん）餅、ずんだん餅、ぬた餅（以上東北
地方）、ばんだい餅（栃木県）などとも呼ばれる。東
北方言では「ずんだもづ」「ぬだもづ」などと発音さ
れる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9A%E3%82%93%E3%81%A0%E9%A4%85

35. 何でズンダって呼ばれる？
語源は複数の説あり。
有力なのは2説。
「豆打餅説」と「陣太刀餅説」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9A%E3%82%93%E3%81%A0%E9%A4%85

36. 豆打餅説 陣太刀餅説
豆を打って作るそ
の製法から名前が
来たとする説。
ずだもち、と呼ん
でいたのが
ズンダと変化した。
戦の陣内において
太刀で豆を切り刻
んだ「じんだちも
ち」が訛ってズン
ダと変化した。

37. 豆打餅説 陣太刀餅説
豆を打って作るそ
の製法から名前が
来たとする説。
ずだもち、と呼ん
でいたのが
ズンダと変化した。
戦の陣内において
太刀で豆を切り刻
んだ「じんだちも
ち」が訛ってズン
ダと変化した。
どっちの説が正しいか分からない。
けれど、一つの共通点が。

38. 「ずだ」だか「じんだ」か知らんけ
ど、
「ずんだと儂が名付けた」説
が何故かあるｗ

39. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）
→ ずんだ餅
→ 餅文化
→ 油麩、うーめん
ラスト！

40. 既に資料が40Pなので、
ここから駆け足気味です。

42. このフランスパン的なやつ is 油麩
名前の通り麩を油で揚げたもの。
精進料理の流れで生まれた。

43. 最近はB級グルメ油麩丼が流行ってる。
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/800580/

44. 最近はB級グルメ油麩丼が流行ってる。
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/800580/
油麩丼セット買ってあります。
時間あったら作って食べま
しょー。

45. 次、うーめん
温麺と書いて、うーめんと読む

46. うーめん＝400年の歴史を持つ食べ物。
温麺と書いて、うーめんと読む。
油を使わない消化のよい麺として開発された。
日本一短い素麺で、約9センチ。
（通常の乾麺そばで24センチぐらい）

47. ■白石温麺の誕生
いまから約400年前、白石の城下町にいた大畑屋の鈴木浅右衛門（のちに味
右衛門（みえもん）を襲名）という青年により白石温麺は誕生しました。当
時、浅右衛門は胃腸が弱く病弱な父親・久左衛門のため「消化が良く父が元
気になる食べ物はないか」と、毎日方々を探し回っていました。
ある日、旅の僧から、油を使わず消化に良い麺の製法を授かります。浅右衛
門は、早速麺作りを開始し、苦心の末この麺を作り上げました。膳に盛った
麺を勧めると、食べやすくまことに美味しい麺に父親の食欲は増し、病状も
回復していったそうです。
■人を思いやる「温かい心」から温麺と名付けられた
大畑屋の鈴木浅右衛門が作った麺は、評判を呼び、白石の武将片倉小十郎に
も献上されました。
味もさることながら、誕生秘話に感銘を受けた小十郎は、「人を思いやる温
かい心を持つ麺」という意味を込め、この麺を「温麺」と名付けました。ま
た、この功績により、浅右衛門は「味右衛門」と名乗ることを許されたと言
われています。
http://www.u-men.co.jp/shiroishi_u-men/

48. 戻ります

49. ということで一つ目のキーワード
穀物三国志

50. 【宮城県といえば】
・大豆収穫高 日本2位 （1位は北海道）
・お米収穫高 日本5位 （1位は新潟県）
・小麦収穫高 日本19位 （1位は北海道）
→ ずんだ餅
→ 餅文化
→ 油麩、うーめん

51. 2つ目のキーワード
2人のシロウ

52. 仙台四郎 佐野啓四郎

53. 仙台四郎 佐野啓四郎
仙台四郎は明治時代に実在した人物で、この四郎さんが
立ち寄る店が皆繁盛した事から、「福の神」と言われる
ようになりました。（上の写真はとても幸せそうな笑顔
をしていますが、３０歳頃の写真といわれています）
仙台四郎は本名を芳賀四郎といい、江戸末期に鉄砲職人
の家庭に４番目の子として生まれました。生家は裕福
だったのですが、いわゆる「智恵おくれ」だったため
「しろばか（四郎馬鹿）」と呼ばれていたそうです。
牛タン焼きの生みの親、佐野啓四郎
佐野啓四郎は、山形県西里村（現河北町）の農
家の二男として生まれた。東京で料理の修業を
していた二十代の頃（昭和十年頃）、フランス
人のシェフからシチューなどに使う牛タンの味
を教わり、日本人好みの味付けに工夫を重ねた。

54. 時間切れなので
この先は次回！

55. 本日のテーマ振り返り
・穀物三国志
・2人のシロウ