UIデザインの基本
- 13. 4.デザインの四原則 ③反復 1/2
反復:同じ構造を意図的に繰り返す
効果① : ユーザーの視覚をそのページに留める
反復のポイント
・整列を行った後に行う
右の例)修正前の時点で既に整列されているので
どこに反復を用いるのかを決めやすい
・視線を誘導したい部分を、反復で挟む
右の例)タイトルと一番下のテキストに反復を用いた
ため、視線がカード内に留まるように
・反復を行うときは、以下の流れで行う
1.特徴的なものをみつける
2.意図的にそれを繰り返し使う
右の例)1.タイトルのフォントが特徴的
2.それを繰り返し使ってみよう
上から一番下の文まで見た後、
視線がカードの外に逸れてしまう
上から一番下の文まで見た後、
視線が反復を用いた要素
(タイトル)に戻る
例)反復のポイントを押さえて、カードデザインを修正
RobinWilliams, The Non-Designer’s Design Book fourth edition,(株)マイナビ出版, 2016
- 21. 5.色の基本 ③色の決め方
基本:背景色・文字の基本色・メインの色・強調の色、の4色で配色する
色を更に増やしたいとき:メインの色/強調の色、のトーンをずらす/類似色を用いる
例) 今回のスライドの配色(基本) 例)今回のスライドから色を更に増やしたいとき
背景色(約70%)
通常白が用いられる。
メインの色/強調の色
を引き立てる色。
メインの色(約25%)
全体を通じたイメージカラー
タイトル/小見出し
などに用いる色
文字の基本色
重要度の低い、
あるいは中低度の
文章/単語に用いる色
強調の色(約5%)
重要度の高い
単語や文章に用いる色
メインカラーの補色を選ぶ
背景色(約70%) メインの色(約12.5%ずつ)
元々の色からトーン(彩度や明度)
をずらした色を用いると調和を
維持できる
※元々の色の類似色を用いてもよい
文字の基本色 強調の色(約2.5%ずつ)
元々の色の類似色を用いると
調和を維持できる
※元々の色からトーンをずらした
色を用いてもよい
WEBクリエーターズマニュアル 配色の基本。メイン・サブ・アクセントカラーを極める!
http://creators-manual.com/main-sub-accent/
- 24. 6. 注意すべき事項 ②ユーザー年齢の違い
ユーザーの年齢層ごとに最適なUIデザインは異なる
年齢ごとのUIにおける注意事項
年少(約3歳~5歳) 年長(約6歳~12歳) 大人(13歳~49歳) シニア(50歳以上)
文字のサイズ 約14pt(19px) 約12pt(16px) 約10pt(13px)
12pt(16px)
~14pt(19px)
行間 不明 文字サイズの50%~100%前後 150%以上
形 各年齢ごとに最適なUIデザインにする
必要がある
(子供は1つの年齢の違いに
敏感なため)
特になし
一目でボタンだとわかる
デザインにする
色
コントラスト比
(背景色:対象色)
4.5:1以上
原田秀司, UIデザインの教科書, (株)翔泳社, 2019.
株式会社イード ニールセン博士のAlertbox 子供向けWebサイトデザイン時のユーザビリティ上の課題
https://u-site.jp/alertbox/20100913_childrens-websites
株式会社アーティス 可読性の高いデザイン作成のポイント(後編:行間&字間&行長)
https://www.asobou.co.jp/blog/web/text-design02