3. 本日の講演内容
1. 日本の森林と林業の概要
① 資源としての森林(日本国土に対する森林、森林の区分け:針葉樹・広葉樹)
② 森林の課題:現状(境界、資源量、種類、形質)が分からない
③ 課題解決への制度的取組:森林経営管理制度と森林環境譲与税
2. 森林資源量を調査する手法
① 従来手法:森林簿、毎木調査
② 森林調査の効率化:リモートセンシグ技術
③ 衛星画像:Sentinel-2(無料)、WorldView3(有償)
④ 航空レーザ、ドローンレーザ、ドローン空撮(RGB、Multispectral、赤外線)
⑤ 地上レーザ:TLS、バックパックレーザ(採算性を評価する:量から質の推定)
3. 森林系管理制度を実施するためのステップ
① 広域調査による林業施業の可否・優先度判定
② 広域調査により決定された森林領域の健全度、施業時期の判定
③ 森林施業実施判定林の経営林・環境林の判定(その後施業を実施)
4. 今後の課題
① 森林吸収CO2クレジットの算定
② 持続的森林経営へ向けて多様な森林へを実現する技術