「世界一のグループウェアを作る」を実現するために、市場動向や世界の潮流について
調べた結果気づいた、以下の2点について説明した資料になります。
“サイボウズの方向性について” 要旨
近い未来に訪れるインターネットと生活者の関係の変化
(アンビエントインターネット)について
インターネットがアンビエントな存在になっていく兆候の中で、
サイボウズが準備して取るべきポジションについて
サイボウズの方向性
世界の傾向(「インターネットの次に来るもの」をベースに)
5.アクセシング/ 6.シェアリング/
8.リミクシング/9.インタラクティング
サイボウズにダイレクトに関係してきそうなもの
これらの兆候が発見できた技術的背景
・常時ネットにアクセスできる環境(Wifi、クラウド、携帯端末、暗号化など)
・利用者の慣れ(デジタルネイティブ化、情報発信のハードル下がった)
・ハードウェア費用の低下(フラットな世界、大量生産とグローバル調達)
脱中央集権化 フリー化
評価経済
インターネット3.0
(目に見えない存在に)
IoTによる
自動化
起こりえること
サイボウズの方向性
インターネットと人間のインタラクションの変化
Office365
ハードウェア
ソフトウェア
サービス
情報
Office365
ハードウェア
ツール
情報
情報はツールと切り離され、ツールは必須の存在ではなくなる。
ソフトとサービスの囲い込み競争はユーザーの情報取得行動にとって不要
現在 近い将来
サイボウズの方向性
アンビエントインターネット時代の兆候
ユーザーはツールに使われたくない。
ツールを跨いで情報を扱えるのがユーザーの理想
ハードウェアが既にユーザーの執事となっている。
Apple、Googleの2強はユーザーがツールを意識しないインター
ネットの世界を作ろうとしている。
ハードウェアがツールの役割を浸食し、ユーザーと情報を引き
合わせる世界では、今までのツールベンダーの役割は無効化さ
れてしまう。
プライベートのスケジュールをなぜ
Garoonに入れなければいけないのだ?
個別にスケジューラー見るの面倒!
仕事の時はGaroon見て、オフは
Googleカレンダー見る?不便!
サイボウズの方向性
アンビエントインターネット時代のツール事業者の生存方法
情報をツールの呪縛から自由にする。
サイボウズ製品が情報を自由に扱うためのハブとして機能させることがツール乗り換えリスクを防ぎ、利用さ
れ続ける理由となる。
スケジュール入力
Googleカレンダー
連携で実現
???
スケジュール入力
??? ???
スケジュール機能 ToDo機能
Outlook
私はスケジュールを管理したいし
ToDoを管理したい。
microformatsで出力すればいけるのでは?
スケジュールはhcalendar
Todoはtask-formats
囲い込まれたデータを全てmicroformats化する
データハブの役割をサイボウズ製品が担えば?
×
×× ××
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スケジュール入力
タスク入力
タスク入力
タスク入力
「チームワークあふれる社会」のためにユーザーデータを再利用しやすくする!
サービスを繋ぐ糊のようなポジションを目指す
人間の本音
サイボウズの方向性
グループウェアサービスの中でこの方向に進んでいるもの
いずれも自身の機能を持ちながらも外部サービスとの連携をもって
Collaboration Hubのコンセプトで開発
Slack Intrexx Jive
SLACK
連携させるニーズの高いサービス
CHATWORK
Google Doc
チャット系
ドキュメント Office365
ストレージ Dropbox BOX
BI分析 GAnalytics Site Catalyst Tableau Power BI
などなど
サイボウズの方向性
必要な準備(中期)
「世界一のグループウェア」になるためにはサービスを繋ぐ糊
としての位置を目指す。特に海外サービスデータの外部取り込みや
サイボウズのデータエクスポートがカギとなるのでは。
Cybozu.comで
実現
Garoon,Office
で実現
自社開発と外部連携
の共存作戦
「身の回りのデータコラボレーションを行うハブ」

サイボウズの方向性