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目次
I. 研修概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p 2
u 研修目的
u 参加メンバー
u 研修日程
u 訪問先
II. 参加メンバーの感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p5
u 地区ローターアクト委員長 横山俊夫
u 地区ローターアクト副委員長 三根山貞夫
u 保土ヶ谷ロータリークラブ 野崎貴彦
u 地区ローターアクト代表 山本祐輝
u 地区ローターアクト幹事 植栗淳子
u 地区ローターアクト会計 手塚大介
u 地区ローターアクト直前代表 下村高司
u 海外研修 実行委員長 水野梨紗
u 横浜南ローターアクトクラブ 吉田もも
今井 明
大久保彩音
岡本真理子
u 横浜ローターアクトクラブ 深谷春奈
u 新横浜ローターアクトクラブ 横塚崇弘
犬井理恵
u ベイフロント横浜ローターアクトクラブ
ジョアナ ビショップ
III. 会計報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p22
IV.Photo gallery ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p23
2
I. 研修概要
【目的】
・今まで研修先としていた台湾から場所を変えることで世界の RAC、他地区の RAC に新しく目
を向けるきっかけとする。そして各々が所属する RAC の意義・活動を見つめ直すきっかけとす
る。
・海外の RA C との共同奉仕プロジェクトを企画することにより、異文化間での企画力・実行力を
養い、交流を深める。
・訪問地域の文化・社会を理解すると共に、それを肌で感じる。
【地区ダーゲットへの想い】
Never Stop Dreaming 想いをカタチに
今年の地区ターゲットには、各自が初心に立ち返り、「自分はなぜローターアクトを続けているの
か」=「想い」を再確認する一年にしたい、そして、その想いをアクト活動を通じてカタチにして
いってほしい、という想いをこめています。とはいえ、そのようなターゲットを掲げたからといっ
て、急に初心に立ち返って、ゼロベースで考え直すというのは、難しいものです。そこで、アクタ
ーの皆さんが立ち止まって考え直すきっかけを作るために、種々の地区行事を企画しています。
そういった地区行事の一つがこの海外研修であったわけですが、海外研修は「想いをカタチにして
いる世界の仲間を知ろう」ということを一つのテーマとしました。新横浜ローターアクトのみなさ
んが複数の国を研修先候補として検討してくれましたが、中でも活発な活動をしていたのがフィリ
ピンでした。ここならば、各自が自分のアクト活動を見つめなおすヒントが得られるのではないか、
と思いました。実際、この報告書に参加者みなさんが研修を通じて得た体験、発見、感動が綴られ
ているところを見るに、フィリピンを研修先として選んで良かったと感じています。研修に参加出
来なかったアクターの皆さんも、ぜひこの報告書を通じてこの体験を共有し、自分のアクト活動を
見つめなおすきっかけを得てもらえばと強く願っております。
(2015-16 年度 地区代表 山本 祐輝)
【研修テーマへの想い】
Fellowship Through Service ∼奉仕を通じての親睦∼
この度、新横浜 RAC が初のホスト、研修先を台湾から初めて違う場所に変更すると聞き、何を
基準に進めようか非常に悩みました。ただ、せっかく地区の予算を頂いて、片道何時間もかけて行
くのに、文化交流だけでは終わらせたくない。言葉の壁を懸念しないでたくさんの人に参加してほ
しい。そして一緒に作業をして心を通わせたい-------という小さな、強い想いが私にはありました。
そこで、ターゲットにもあるように原点を見つめなおす、という想いから、ローターアクトの標語
を用いさせていただきました。
(海外研修実行委員長 水野 梨紗)
3
国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ
海外研修 参加者
地区 RA 委員会 委員長 横山 俊夫 (川崎大師 RC)
地区 RA 委員会 副委員長 三根山 貞夫 (保土ヶ谷 RC)
野崎 貴彦 (保土ヶ谷 RC)
地区ローターアクト 代表 山本 祐輝 (横浜東 RAC)
幹事 植栗 淳子 (横浜南 RAC)
会計 手塚 大介 (ベイフロント横浜 RAC)
パスト代表 下村 高司 (横浜南 RAC)
横浜南 RAC 会長 吉田 もも
今井 明
大久保 彩音
岡本 真理子
横浜 RAC 深谷 春奈
新横浜 RAC 会長 横塚 崇弘
実行委員長 水野 梨紗
犬井 理恵
ベイフロント横浜 RAC ビショップ・ジョアナ(Bishop Joana)
4
国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ
海外研修 日程表
DAY 1 (11/21 Sat)
12:30 羽田空港 集合
02:50 羽田空港 発
07:00 ニノイ・アキノ空港着。現地アクターと合流
バスにてホテルへ
12:00 ホテル(Court Median Hotel & Suites) 着、チェックイン
12:30 バスにて昼食をとりながら Bataan 地方へ
14:00 MAAP 到着。Welcome Ceremony および学内見学・植樹
17:30 サマット山にて記念碑を見学
20:00 夕食
23:00 解散
DAY 2 (11/22 Sun)
08:00 ホテル出発。ジープニーで老人ホームへ。
09:00 老人ホーム到着。
施設内の人と交流や配膳、歌とダンスのプレゼントやお土産の贈呈、
塗り絵遊びやバースデーパーティーの参加
昼食
12:30 ジープニーで AETA 族の村へ。
14:30 村到着。Jollibee を配り、子供達とゲームや大縄を通して交流
16:30 ホテルへ移動
17:00 ホテル到着/自由時間
18:00 ハーバーポイントでショッピング
20:00 ⃝⃝にて夕食。 KAMAYAN の体験/Good-bye Party およびバーナー交換
23:30 解散
DAY 3 (11/23 MON)
7:00 ホテル出発
12:00 空港到着
14:50 ニノイアキノ空港出発
20:00 成田空港到着/ 解散
5
国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ
海外研修 訪問先
訪問先:国際ロータリー第 3790 地区 フィリピン
代表 Troy Hammond (Freeport Zone Subic Bay RAC)
[[About RID 3790]]
Clubs ▷▷▷ 45clubs
Members ▶▶▶ about 700 rotaractors
	
 
マニラからバスで4時間。RID3790 地区は
11 の州におよぶ広い地区。2011 年には第8
回 APRRC を Subic Bay にて開催した経験を
もつ。私たちが訪れたスービック地区は、ルソ
ン島のザンバレス州にあり、1991 年にアメリ
カ海軍のスービック海軍基地がフィリピンに
返還された場所である。米軍統治時代の名残と
して全地域が7つのガードで完全にガードさ
れていて、身分証の提示が求められ、治安が非
常に良い地区である。
6
II. 参加メンバーの感想
地区ローターアクト委員会 委員長
横山俊夫 (川崎大師ロータリークラブ)
2015年11月21日∼23日 地区RAとしては初めての研修先である、
国際ロータリー第3790地区 スービック フィリピン(首都マニラより北西に車で3,5時間)
へ地区RA山本祐輝代表一行、アクター13名とロータリアン3名同行、海外研修を実施いたしま
した。出発前日まで、APECフィリピン開催のため、搭乗予定便が変更、深夜の3時出発となり
ましたが、全員元気に搭乗。マニラニノイ・アキノ空港では、今回の研修にあたり大変お骨折りを
頂きました、第3800地区 Valenzuela West RC ROSE FUNAKI President にお出迎えして頂
き、車で一路スービックの宿泊先まで移動、到着して直ぐに Bataan のMAAPへ記念植樹のため
移動(車で2時間)、帰路途中で Mt. Samat(1942年に日本軍と米比軍との激戦地となったバ
ターン半島にあるサマット山に立つ十字架の塔)に立ち寄るが、あいにく夕方5時を回っていたの
で、塔の中には入れなかったが、神聖な場所に過去の激戦を思う。
翌日は(RAC SFZ)のアクターの同行で朝7時30分出発し、地域ボランティアが運営す
る老人ホームへ慰問。午後は(RAC Olongapo)のアクターも同行し、Satitio Nasood(貧
困家族の集落)に於いて、日本の伝統ゲームなどをして子供たちと触れ合い、楽しいひと時を過ご
した。
最終日も朝7時30分出発し、一路空港へ(ノンストップで4、5時間)
この3日間はともかく移動時間がかなりかかり息つく暇もなく、アクターのみんなも(私も)少々疲
れたかも。
しかし、今回の海外研修では、国が違う事での言語・文化・食などの違いもありますが、日本の
アクターとフィリピンアクターは共に行動する事により、生活習慣の違いを肌で感じた良い体験と
なり、更なる国際理解と交流に繋がると思います。同行した私自身も、初めて訪れたフィリピンで
は良い体験をさせて頂きました。何より、海外研修実行委員長を務めていただきました、水野梨紗
(新横浜RAC)さんは、現地に着くまで不安のスタートだったでしょう。しかし、大きく成長し
て帰国され大役ご苦労様でした。
終わりに、事故・怪我・体調不良も無く、無事に帰国した事、ご同行頂きました三根山副委員長、
野崎さん有難う御座いました。
7
地区ローターアクト委員会 副委員長
三根山 貞夫 (保土ヶ谷ロータリークラブ)
「海外研修はフィリピンを計画しています」海外研修を担当する新横浜RACの水野さんに聞いた
とき、『本気?』って思った。「メールの問いかけにレスポンスが良くて」計画が素晴らしくて、結
果が伴わない・・・かの国の日常が頭を過ぎる。
8月11日から2泊3日で予定の行程を巡ってみた。スービックの提唱クラブの例会ホテルに
「会場のご予約はいただいておりません」ホテルのフロントはセキュレタリー(幹事と思う)を探
してくれたのだが、連絡がつかず途方に暮れる。スービックに2つのロータリークラブがあっての
ようだ、私の事前の情報収集の拙さを露呈する。鶴見北クラブに舟木会員がおられてフィリピンに
詳しいよ」小耳にはさんだ。8月20日鶴見北クラブにメーキャップして 「RAのフィリピン研
修にご助力ください」「家内がマニラ首都圏のバレンスエラ西クラブの会長に就いておりまして、
当クラブでは今日から代表団が訪問します」9月3日に再度メーキャップ、舟木会員も横浜保土ヶ
谷クラブへお見えいただいた。11月7日の結団式に至って、バスはバレンスエラ西RC会長の
ROSE FUNAKI さんがバレンスエラ西のガバナーを通してスービックのガバナー・提唱RCに手
配のお願いがしてあるという。「バスがあれば何とかなる」励ました。
さて、フィリピンに電話「あなた10月に台風で家が流されたって言ってたね。RACでスービ
ックに行くからRAの皆さんに体験を話してくれる」「分かった」もしもの時のセカンドプランを
用意した(使わなくて済んだ)。全てが上出来だった。「フィリピンが好きになりました」言っても
らって、なんかうれしかった。
予定したスケジュールで
①街角マネーチェンジヤーでの換金体験(ROSE FUNAKI が時間を見越して用意されていた)
②サマット山平和祈念館見学(到着が遅れて外観だけ)
③トライシクル(補助席付きオートバイ)体験
④ココナッツやフルーツの試食体験
はできなかったけど、次もある。それに勝る研修ができたと思う。
鶴見北クラブの舟木さん、バレンスエラ西クラブの ROSE FUNAKI さん ありがとうございま
した。
8
保土ヶ谷ロータリークラブ
野崎 貴彦
11 月 21 日∼23 日までの 3 日間、国際ロータリー2590 地区の提唱するローターアクトクラブ
のフィリピン海外研修に付き添いとして参加させていただきました。
私自身、ローターアクトに関しては所属する横浜保土ヶ谷ロータリークラブにて数年前より立ち
上げの話があった(結果的に成就せず)関係で少しだけ知っていたにすぎず、殆どその活動につい
て理解していない状態でしたが、地区副委員長の三根山さんに誘われ、東南アジア方面への渡航が
嫌いでもないこともあり、軽い気持ちで参加させていただきました。
参加して、いかに自分にローターアクトに対する認識が足りなかったかを感じさせられました。
もともとアクトをインターの延長程度にしか位置付けていなかったからです。今回参加した 13 名
のローターアクターはその一人ひとりが共通の目標に向かって自主性を持ってまとまっており、指
導教諭のいるインターとは全く趣を異にしていました。
渡航に至るまで、受け入れ側のローターアクトと思うように連絡が取れず苦労したとの下話は聞
いておりましたが、最終的には現地ローターアクトのコーディネートにより、特に事故もなく見事
に思い出深い 3 日間の一大行事を成功させることができました。何から何まで自分たちで一から
作り上げていく様子を見て、インターに比べはるかに大人であることを認識すると同時に、一筋縄
でいかないからこそローターアクトの活動に醍醐味があるものと理解しました。
付き添いのロータリアンは、アクト休止中の川崎大師、アクトが立ち上がらなかった横浜保土ヶ
谷クラブと、いずれもアクトの動いていないクラブからの参加となったのが皮肉ではありますが、
特段年配者から何をするまでもなく、アクト自身が動いていく様子を頼もしく見ることができまし
た。
海外研修企画は年 1 回開催されていると聞きました。学生・社会人混在故か、なかなか立ち上
がりの難しいローターアクト---保土ヶ谷で立上げ不調を目の当たりにしたのでなおさら---ですが、
この企画を前面に出して活動の目玉にすることにより、よりメンバーを呼びやすくなるのではない
かとも感じました。
9
2015-16 年度 地区代表
山本 祐輝(横浜東ローターアクトクラブ)
『波乱の海外研修』
今回、フィリピンを海外研修の地に選んだのは、新横浜 RAC の皆さんが海外研修の候補地を探して
くださる中で、この 3790 地区が最も積極的に当地区のアクトを迎えようとしてくれたためでした。
あまりのレスポンスの速さ、積極性に、一抹の不安を覚えながらも、早速候補地がきまったことに安
堵しました。
それから出発までの 4 か月余り、当初のレスポンスの速さとは打って変わって、具体的な日程が遅々
として決まらないことに、ストレスというか、胃が痛くなりました(笑)我々が今まで海外研修で交
流を深めてきた台湾が全く異文化と思えないぐらい、フィリピンは異文化というか、これまで自分が
接してきたことのない感覚を持っている国だと感じました。
しかし、出発までは苦労が絶えなかったものの、現地に到着してみると、非常に熱い歓待を受け、よ
く手配された行程に驚きました。これをもう少し早く共有してくれたならば、我々も色々と準備する
ことも出来たのでは、という思いもありましたが、そういった面も含めて海外研修の醍醐味と思いま
す。
今回、私のカウンターパートとして、研修の準備段階から連絡を取り合い、現地では 1 日目のアテ
ンドまでしてくれたのは、3790 地区 RA 代表の Troy Harmond でした。彼いわく、3790 地区には
約 45 の RAC があり、地区内会員数も 700 人を数えます。同じローターアクト代表という立場であ
りながら、5 クラブ 80 名弱を束ねる 2590 地区の代表とは、まったく状況が異なり、刺激を受けまし
た。このように同じローターアクター同士のコミュニケーションの中で気づかされることが、参加者
の皆さんにも多々あったのではないかと思います。
APRRC など、ローターアクトにはグローバルを体感する機会が設けられていますが、やはり、自分た
ちで企画し、現地 RA と連携しながら旅程を組むという海外研修は、他人に用意されたイベントに参加
するのを上回る苦労がある分、それゆえの達成感、充実感があります。
最後になりますが、今回の海外研修の成功は、水野実行委員長をはじめとした新横浜 RAC の皆さんの
協力や、横山 RA 委員長、三根山 RA 副委員長の尽力の賜物に他なりません。厚く御礼申し上げます。
そして、今回参加していただいた皆さまには、出発直前まで内容が決まらない中で不安を抱かせて
しまったことをお詫びするとともに、それにも関わらず、アグレッシブな姿勢で現地で学び、交流し、
楽しんでくださったことに、感謝しております。今後も、毎年とはいかないまでも、世界に広がるロ
ーターアクトの可能性を存分に味わうことができる海外研修を 2590 地区の地区行事として継続して
いくことができたら良いと思います。
10
2015-16 年度 海外研修実行委員長
水野 梨紗 (新横浜ローターアクトクラブ)
『Stay hungry. Stay foolish.』
海外研修は私の今までの人生の中でも大きな挑戦でした。半年前、直前会長幹事会で、今年度の海外研修
は台湾から場所を変えること。ホストクラブが運営を担うことを知りました。そして、実行委員長を務めさ
せて頂くことに……。正直、昨年度の"アクトの日"に続いて、参加したことのない行事の実行委員長を2年
連続で仰せつかるのは非常に辛かったです。しかし、地区として新しい挑戦、私にとっても(英語力を含め
て)、かなり大きな挑戦に携わらせて頂くことにとてもワクワクしました。
訪問先を決めてから、日程やワークの調整を向こうの代表としていましたが、「OK!」という軽い返事しか
来ない、不安な日々が続きました。出発1ヶ月前でも、確かな予定がない状態が続き、毎日がとてもストレ
スでした。出発1週間前に、やっとあちらの RC の方が動いてくださり、日程表を送ってくました。しかし、
私が作っていた日程表からは変更点が多く、自分の力不足さに非常に落ち込みました。さらに直前に APEC
の影響でフライト変更になり、よりハードなスケジュールになる始末……。飛行機に乗るまで、不安と絶望
がいっぱいで、研修が憂鬱で仕方なかったです。
いざ腹をくくって、飛行機に乗り、マニラに着くと、熱烈な歓迎。。。今までの準備とのギャップに驚き
も、3日間がとても楽しみなものになりました。MAAP や老人ホーム, AETA 族との触れ合い…日本では絶
対に経験のできないこと。一般のツアーでも体験し難いこと。RA で行かなければ、フィリピンの RA がい
なければ、できない体験が盛りだくさんな3日間でした。一方で、AETA 族には食事を与えることや一緒に
遊ぶことしかできず、ゴミなどがそのまま焚き火で焼かれているのを目の当たりにして、奉仕活動の難しさ
を感じました。奉仕活動をするにあたって、「魚を釣ってあげるのではなく、魚の釣り方を教えなければ意
味がない」とよく言います。私たちは、結局魚を釣ってあげる行動をしてしまったのではないかと思いまし
た。
今回、初めて海外研修に参加させていただきましたが、世界に RA はたくさんあり、ロータリーファミリ
ーに秘められている可能性を身をもって感じました。言語の壁があっても、一緒に活動することで、心が通
じ合う、まさに「奉仕を通じての親睦」が出来たと思います。そして、今回の研修を企画から携わらせてい
ただき、大きなことは成し遂げることが出来ませんでしたが、追い求めていれば何かしら得るものがあるこ
とを学びました。そして、自分が愚かだと認めること。助けを求めること。すると、周りに助けてくれる人
がたくさんいることを学びました。最後になってしまいましたが、このようなチャンスを与えてくださり、
たくさんの負担をかけてしまった地区役員の皆様、いつも支えてくれた新横メンバー、超過密スケジュール
で不安な内容でも参加してくれたメンバー、日々ご支援してくださっているロータリアンの皆様…感謝をし
てもしきれません。私がこれからも活動をし、社会に貢献できる人間へと成長していくことが皆様への恩返
しと信じ、これからも精進して参りたいと思います。たくさんのお力添え、本当にありがとうございました。
11
2015-16 年度 地区幹事
植栗 淳子 (横浜南ローターアクトクラブ)
『新たな体験・出会いに感謝!』
今回個人的な目的として、同じ活動をしている仲間との交流をするべく参加しました。彼らは
どのような活動をしていて、どんな人たちがいるのか。また、その国の文化を肌で感じたいと思い
ました。
初日は朝早いというのに、アクターとロータリアンが空港で出迎えてくれました。生花を使った
手作りの首飾りは、準備していてくれたのだと感動しました。
今回の大きな活動は、2 日目の老人ホーム、孤児院の訪問です。
主観的ですが、フィリピンは戦争の歴史的イメージが強く、今回訪れた老人ホームでは日本人と聞
くだけで嫌がられるのではないかと少し不安がありました。しかし実際は笑顔を見せてくれ、言葉
は通じなくとも喜んでくれている様子がうかがえました。またフィリピンは、アジアで唯一のキリ
スト教の国でもあり、老人ホームにいたシスターたちにも興味ひかれました。
老人ホームに続き、孤児院も、フィリピンのアクターが定期的に支援している活動だということで
した。時間をかけて訪れた村は、子どもたちが大勢いて、とても賑やかなところでした。行くだけ
でやっとのような場所に、継続して活動している彼らは素晴らしいなと感じました。他国アクター
の活動に参加して刺激をもらいました。こういった活動もあるのだと新たな発見です。
短い時間でしたが、帰るのが惜しいほどの濃い 2 泊 3 日でした。このように感じられるのも、や
はりローターアクトの魅力の一つです。水野実行委員長はじめ、ホストクラブの新横浜 RAC、ご
支援いただいたロータリアンのみなさん、そして受け入れてくれた 3720 地区のみなさんに改め
て感謝したいです。
これからも海外研修が継続・発展していくことを願います。
サラマッポ!
12
2015-16 年度 地区会計
手塚 大介 (ベイフロント横浜ローターアクト)
『初めてのフィリピンとロータリーファミリー』
ローターアクトの活動に参加し 3 年目になりますが、私にとって初めての海外研修となりまし
た。従来、当地区は台湾の RAC と交流していると聞いていますが、年度初めに地区役員で打ち合
わせた際に、山本代表の違う地区とも交流したいとの意向に賛同し、今年度はいつもとは違う海外
研修をすることになりました。研修先がフィリピンに決まった時はさすがに台湾との距離の違い、
また治安・衛生面的にもあまり良好とは言えない国でもあり驚きましたが、初めてのフィリピンで
これもアクトでしか経験のできない旅先であろうと、楽しみでもありました。
準備段階では山本代表と実行委員長の水野さんに任せきりで、二人が現地アクターとスムーズに
コミュニケーションを取れていない中、自分は英語力不足もあり何も手助けすることもできず、非
常に歯がゆく、申し訳ない思いをしました。お二人とも本当にお疲れさまです。ただいざ現地に赴
くと、現地ローターアクターがかなりの準備をしていてくれており、心配していた治安や衛生面の
ことは全く気にすることなく研修の行程を終えることができました。現地アクターには結局何から
何までやってもらうこととなってしまい、もっと能動的に地区で海外研修の内容を決められたらと
思いますが、ただこれもロータリーファミリーに所属しているからこそとも思います。ロータリー
ファミリーに所属しているからこそ、世界中どこでも何も情報がない中でも、現地のロータリーフ
ァミリーを頼って研修を行うことができるという、いわば世界中どこにでも信頼のおける知り合い
をすぐ作ることができるというアドバンテージがあるという、あらためてこの組織の偉大さを実感
しました。また、フィリピンでのローターアクトの活動に参加してみると老人ホームや小数部族へ
の慈善活動等とても活発に行われおり、このような活動がロータリーの社会的信頼性・知名度の向
上に一役買っているということが実感できました。日本でのアクトの活動はまだまだ認知度が低い
と感じることが多く、このような一つ一つの活動に色々思うことはあれど、やはり何もやらないよ
りも、地道な活動で社会的信頼性を積み重ねていくことが重要かと思います。
最後に、初めて海外のロータリーファミリーと交流しましたが、さっそく Facebook で大量に
つながり、すでに私の Facebook のトップページは英語だらけになってしまいました。これから
もこの組織での活動で、世界中のつながりを増やしていけたらと思います。
13
2015-16 年度 直前代表
下村 高司 (横浜南ローターアクトクラブ)
『縄 1 本で、世界はかわる、なんてね。』
大縄跳び、が、好きです。
高校の体育祭で、とことん朝練した甲斐あって、優勝した時のことを思い出します。
というお話。
僕らが、普段、無意識に、当たり前にしていることってたくさんあります。
それに、無意識に、やっていないこともたくさんあります。
そして、意識していても、気づけなかったり、見過ごしていたりする。
その当たり前のことが、やったことの無い人、知らない人、やろうと思ってもできない人にとって
は、大きな感動になります。
ただ 1 本の縄も、その感動のひとつです。
もしかしたら、あの日以降、彼らは縄をつくって、遊んでいるかもしれない。
ひょっとすると、もっと楽しい遊び方を見出しているかもしれない。
新しい出会いは、感動を生む。
感動が生まれると、世界がちょっとかわる。
そうやって、ちょっとずつだけどいい方向へかえていきたいもんだね。かえていこうよ。
僕らができる奉仕活動って、もっとたくさんある、はず、なんだよなあ、きっと。
いつでも「その先」を考えていたい。考えようよ。
ありがとう。おつかれさまでした。
14
横浜南ローターアクトクラブ 会長
吉田 もも
『まんぷくフィリピン』
今回の海外研修の舞台はフィリピン・マニラから車で3時間程いったところにあるスービックと
いう港町でした。経済特別区に指定されており、緑が多くて空気が綺麗でした。この町は免税とい
うこともありお得に買い物ができるそうです。しかしまだまだ観光業はそんなに盛んではいないよ
うです。そのため、インターネットでもそれほど情報がなく、それなりに不安でしたがそんなモヤ
モヤは海外研修初日にはもう忘れていました。無理もないですが、少し心配しすぎていました。
現地のローターアクターは早朝にも関わらず空港で出迎えてくれました。そして一人一人に小さ
なブーケのついた首飾りをかけて歓迎してくれました。そんな沢山のおもてなしを滞在中に沢山感
じることができました。笑ってしまうほどご飯を用意してくれていて・・それらはどれも癖がなく
て美味しかったです。
一日に5食程、ご飯をいただいたかと思います(笑)
一日目は移動と胃もたれでへとへとでしたが、二日目は主に奉仕活動を行いました。
フィリピンのアクターと共に老人ホームと AETA 族の集落に訪問しました。フィリピンのアクタ
ー は ど ち ら に も 定 期 的 に 訪 ね 、 ご 飯 を 提 供 し た り 一 緒 に 遊 ん だ り し て い る そ う で す 。
老人ホームは開放的な空間で質素な造りでした。ご飯を準備した後、塗り絵をしたり、入居者の皆
さんとお話を楽しみました。といっても英語を話せる方は少なく、身振り手振りや現地アクターを
交えて交流をはかりました。私の隣にいたおばあちゃんは、ニコニコしながら
「Thank you, Thank you」と言ってまっすぐに見つめてくれたのが印象的でした。
たっぷり交流したあと、皆さんに別れを告げ、続いて AETA 族の集落へ・・
(一番試練であった到着までの道のりは省略します・・「修行」でした。
到着すると待ってましたと言わんばかりに、沢山の家族と犬が迎えてくれました。景品をかけたゲ
ームをしましたが、皆必死に参加していました。とても天気が良かったので外で大繩もしました。
子供も大人も交じって跳んでいましたが、すぐに大繩のルールを理解して楽しんでいました。そし
て皆、運動能力がとても高く驚きました。集落は入り組んでいて、開放的ではないので、大きい広
場で自由に遊ばせてあげたいなと思いました。支援だけでは、なかなか難しいと思うので、AETA
族が元の自給自足の生活に1日も早く近づいていけることを願っています。
今回の訪問はどちらも、刺激的でとても貴重な体験をさせてもらいました。単発ではなくこれか
らもなんらかの形で交流を続けられたら嬉しいです。
海外研修に係るすべての皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。
15
横浜南ローターアクトクラブ
今井 明
『海外研修に参加して』
私のローターアクト生活において、海外研修に参加するのは 2 回目でした。初めての海外研修は台湾の台北エリア
の 3520 地区。ここの地区とは相互で海外研修受け入れを行っていて、お互いの人柄も知る仲になっています。今年
は新たな国へ赴くということで、フィリピンのマニラから北部全体をエリアとする 3790 地区へ。マニラからバスで
約 3 時間のスービックを拠点に活動する RAC と中心に活動をするということでした。
私自身フィリピンに行くのは初めてで、衛生環境や食事、人柄、また APEC 開催直後に行くということで不安と期
待が入り混じっていました。 しかし、早朝の空港に到着した私たちを、現地のロータリアンとローターアクターが
生花の首飾りで歓迎し、朝食にとバスの中で食べれるようサンドイッチを用意していただき、温かいおもてなしのお
陰で気づくと不安は消えていました。移動も多く、あっという間の 3 日間でしたが、特に印象深いのは 2 日目にフィ
リピンの先住民アエタ族を訪れたことでした。
最初は孤児院に行くと聞かされていて、しかも途中から山道を歩かなければ行けない所にあるとのこと・・・。何
故そんな所に孤児院があるのか、もしかしたら山にある貧困の村の子供だけを集めた施設でもあるのか・・?と不思
議に思いながら山道を歩き、到着したのがアエタ族の住む集落でした。一緒に行った現地のアクターは毎週日曜日に
来て feeding、子供たちに食事や、クレヨン、おもちゃ等を提供しいているそうです。この日私達も、フィリピンで
人気のファーストフード『jollibee』のお弁当と、日本から持ってきたマカダミアのチョコレート、ハエ取り紙をプレ
ゼントし、そのお返しにとアエタ族の子供たちは歌を歌ってくれました。
この提供するという行為は、アエタ族が抱える貧困問題を根本的に解決できないのではないか、日本に帰ってから
アエタ族について調べてみました。彼らは、1991 年に起きたピナトゥボ山の大噴火により山の豊富な資源と住む場
所を失い、自給自足の生活が難しくなったそうです。その後 NGO 等の手が入り、マンゴーの植樹で山の浄化が行わ
れたりもしていますが、まだまだ差別や貧困、インフラなど抱える問題は多いということでした。今回私たちが行っ
たこと『提供』という行為は、微力ながら未来ある子供たちに栄養を与え、健やかに成長することへの一助になれば
幸いです。
ただ、私の語学力不足でアエタ族の状況を現地で理解できないまま活動をしていたことが悔やまれます。他にも
3790 地区ならではのローターアクトの体制や活動について、情報交換を今一つ出来ず、語学の大切さを再認識する
こととなりました。
この 3 日間は普通の旅行では経験できないことばかりで、ロータリーファミリーだからこそできる海外研修を皆さ
んと共に経験させていただいたことを感謝いたします。3790 地区のロータリアン、ローターアクター、そして水野
実行委員長はじめ、地区役員のみなさん、ロータリアン、同行したアクターに感謝いたします。ありがとうございま
した!そしてお疲れ様でした!
16
横浜南ローターアクトクラブ
大久保 彩音
「フィリピン研修旅行を振り返って」
ローターアクトでは初めての海外研修となった今回、このような機会を提供してくださいました全ての方々にこの
場をお借りし、心から御礼を申し上げます。
今回の旅行は、フィリピンの Subic(以下、スービック)というマニラ市よりバスで 3∼4 時間ほど離れたところ
が目的地でした。この場所は、ルソン島中西部のサンバレス州オロンガポ市に位置しており、元は米軍基地がありま
した。私がこの研修旅行に参加した動機は 2 つあります。1 つは、フィリピンは行ったことがなく単純に行きたいと
思ったこと、2 つめは、他国のローターアクターと会いたいと思ったことです。
3 日間の現地滞在は、1 日 1 日が印象深く、とても内容の濃い日々でした。1 日目で最も印象に残ったことは、第
二次世界大戦中の日本軍と米軍の闘いを描いた十字架があるサマット山に登ったことです。戦時中の日本が行った行
為を考えると、負の感情が存在しても不思議はありません。しかし、現地アクターはそのような感情を見せることは
なく、とても暖かく接してくださいました。過去は過去で、現在の関係を築いていくことはできると、私自身この時
強く感じました。
次に、2 日目の中で、印象に残ったのは、AETA(以下、アエタ)族の村を訪問したことです。このアエタ族は、コ
ミュニティ単位で生活しており、その暮らしは、家がトタンで作られていたり、水道などの生活インフラ、そして街
並みがしっかり整備されていませんでした。それらが整備されている日本から見れば、貧しいという部類に入るので
はないかと思います。その村では、食べ物や文房具、おもちゃなどを届け、村の人々と遊んで交流をしました。ここ
で感じたことは、ただモノを寄付することが支援になるのかということです。そのように感じた理由は、今回持って
行った食事やおもちゃのゴミが周囲に散乱している状態を見たことでした。ただ、モノを渡すことだけが、本当の意
味で人を豊かにするのか、真に彼らが生活していく力を身に付けるためには知識を伝えることも重要だと思いました。
また、この 3 日間を通して、現地のローターアクトについても、日本とフィリピンの違いを感じました。日本でロー
ターアクトは、学びの場であることに重点が置かれています。対して、フィリピンではローターアクトの活動は実践
の場だと考えられていると感じました。どちらも重要ですが、ただ、1 つ言えることは、私自身に足りないものは実
践の機会を積極的に作り、活動できていないということです。今回、フィリピンのローターアクターを通じて、自分
自身のローターアクトの活動を振り返ることができました。
この研修旅行を通して、良かった点は、人は過去を乗り越えることができるということを実感できたこと、そして
ローターアクトとしての自分を振り返ることができたということです。一方で、後悔した点は、スービックの歴史や
地図をもっと調べておけばよかったと思ったことでした。サマット山についてだけでも、どのような場所なのか知っ
ているだけで、実際に訪れた際に、アウトプットがもっと深くできたと思いました。
今後このような機会がある時は、その場所についてしっかり自分自身で学んだ上で、アウトプットができるように
していきたいと感じました。
17
横浜南ローターアクトクラブ
岡本 真理子
『ACTION!』
私の人生で 2 回目となる海外。
今回の RAC の海外研修はきっと他では経験することの出来ないとても貴重な 3 日間でし
た。
この研修で私が一番に感じたことは「言葉の壁」でした。
高校までの授業でしか英語に触れていなかったので現地の方々が一生懸命話しかけてくれ
ているのに上手く理解することが出来なかったり、自分の気持ちを伝えたくてもなかなか
思うようには届かないもどかしさは帰国した今でも忘れません。
そして世界共通語と言われている英語は私ももっと勉強して話せるようになりたいと強く
思うようになりました。
最初から最後の最後まで私達を温かく歓迎してくれた現地の RAC の方々。
文化や言葉は違えど少しでも誰かの為に行動したいというそれぞれの想いや熱意は同じな
んだなと私は感じました。
RAC に入会したばかりで初めの大きな行事である海外研修に皆さんと一緒に
行くことが出来たこの 3 日間は、ただの 3 日間ではない学ぶことの多い中身の濃い充実し
た時間でもあり、アクトソング同様「世界は広し」まさにこの言葉を感じた日々でした。
たくさんの人の協力があったからこそこのような素晴らしい経験が出来たということに感
謝し今後の活動にも繋げていけたらと思います。
18
横浜ローターアクトクラブ
深谷 春菜
『フィリピン研修で得た気づき』
フィリピン研修を通じて印象に残っているのは主に以下の 3 点です。
①フィリピンのアクターのプレゼンテーション能力の高さ
到着初日の歓迎セレモニーや、社会的弱者の方のためのホームへ訪問など、種々スピーチを行う場面がありました
が、どのアクターも堂々と振る舞っているのが印象的でした。英語が流暢であるからというよりも、彼ら自身からみ
なぎるプレゼン力といったものを感じました。フィリピンの国民性もあるかとは思いますが、それに加えて、おそら
く自分たちの活動に各々が自信を持っているということに起因しているのではないかと思いました。ひとつひとつ「良
いこと・良い例会」を積み重ねているからこそ、自身が持て、上手にプレゼンテーションができるのではと感じ、ア
クト活動や日常生活においても日々の積み重ねの大切さに気付けたように思います。
②フィリピン人のホスピタリティ
フィリピンの人はとにかく笑顔が素敵でした。どんな人もあまり壁を作らずに接してくれ、色々な意見交換ができ
たと感じます。移動に際しても空港への送迎、移動手段の手配、食事の手配といった色々な点でフィリピン流の「お
もてなし」の心を見せていただいたと思います。日本とフィリピンの国事情も違うことから、彼らが日本を訪れるこ
とになった際に同じようにおもてなしをすることは難しいような気もしますが、心から友好の気持ちを持ってこれか
らの関係深化につなげていきたいと感じました。
③日本とフィリピンの目に見える違い
当然のことですが、日本の当たり前が海外フィリピンでは通用しないということを痛感しました。マニラ市街は非
常に発展しており、交通量の多さや立派な商業施設を見ると、日本の都心よりもはるかに活気づいているように思え
ました。しかしながら、少し車を走らせるとスラムのような地域が広がっていたり、物乞いをする子どもが車両に近
づいてくる、といったようなこともありました。また、2 日目に訪問したホームには身寄りのないお年寄りや障がい
者の方、同日に訪問したアイタ族のコミュニティの人々といった社会的に弱い立場の方々が正当に社会に受容され、
安全に暮らすことはまだ難しいように思いました。まさに発展の途上にあり、貧富の差を大きく抱えている国でした。
日本も同様に貧富の差や少子高齢化といった諸問題を抱えているものの、発展の順番(日本の方が発展の成熟度合い
が高い)もあり、まだまだ日本とフィリピンの社会水準には差があるように感じました。しかし、彼らの笑顔や楽し
そうな姿を見ると、日本よりもはるかに精神的に豊かな生活をしているのではないかとも感じました。
以上が、本研修を通じて最も印象に残った点です。国内外のローターアクトとの交流を通じて、新たな学びができ
たことは非常に有益な経験となるとともに、ローターアクトの魅力を再発見できる貴重な機会となりました。
この研修の機会を与えてくれた国際ロータリー第 2590 地区のロータリアン、ローターアクト各位、特に実行委員長
として数々の企画・調整を担ってくださいました新横浜RACの水野さんにお礼を申し上げたいと思います。
19
新横浜ローターアクトクラブ 会長
横塚崇弘
『ローターアクトの可能性』
今回の海外研修は新横浜 RAC がホストでありました。この大仕事を引き受けたのは5、6月の事前会長
幹事会のことでした。幾つか研修先の候補があったうち、フィリピンに決めたのは新横浜の Facebook ペ
ージへのメッセージでした。昨年このメッセージをくれたフィリピンアクターの Xela Marie Cruz さんと
連絡をとり、現在の 3590 地区代表 Troy にスムーズに繋がることができました。この時の繋がりがドンド
ンと広がっていく感覚から、私は「ローターアクトってすごい!」と、かなり興奮したことを覚えています。
研修先が決まった後に企画を進めていく上では、言語の違いによる難しさのうえ、文化の違いで進めにくい
ところもあったと思いますが、具体的な内容はほぼ実行委員長の水野さん主導で頑張って進めてくれました。
不安の中の進行だったと思いますが、海外研修を終えた今では自分自身、とても良い経験をさせてもらえた
と感じています。水野さん、どうもありがとう。
現地での経験は今でも「もう一度あそこに戻りたいな」と思うほど、とても心に残ることばかりでした。
フィリピンのローターアクターは個性豊かでフレンドリーで、だけどどことなく日本人にも似ている気がし
て(ちょっとシャイなところとか)、とても話しやすかったです。思ってもみないほどの歓迎の中で、様々
な歌を歌ってもらったり、下手な英語でうまく対応できないでいると助けてもらえたり、心温まるようなコ
ミュニケーションをしてもらえました。普段、日本での生活の中では、何かを生産することに捉われてしま
い、相手のことを忘れてしまいがちですが、やっぱりそういうことが大事なのだと改めて思いました。
そしてフィリピンの奉仕活動は、私の想像を全く裏切ることなく、絵に描いたような奉仕活動でありまし
た。老人ホームでおばあちゃんの手を握ってお話をしたこと、子供たちと手をつなぎ 高い高い をしてあそ
んだこと、アエタ族の村に行き、フィーディングをしたり、日本のお菓子をあげ、日本の遊びを一緒にした
こと、そのどれもが純粋に楽しく、無邪気な子供たちの笑顔が印象的でした。一方で、村民に対してバラン
スの良い栄養を摂取してもらうためにフィーディングをしても、そのゴミが村の中に無造作に捨てられてし
まうということも見受けられました。ただ食べ物を与えるだけでなく、ゴミをひとつにまとめて衛生面も担
保し、彼らが自活していける仕組みを長い目で作っていく奉仕活動が必要なんだと思いました。
海外研修に実際に参加してみて、頭の中で考えることと実際に自分の足で外に出てみること、その二つを
両軸として持つことの重要性を実感したように思います。すなわち理想を頭の中で考えていても、現実の中
ではそれができないことがたくさんあるのだということです。ただ、文化や言語、法律、経済など様々な仕
組みの違いがあっても、奉仕の精神を元につながりを持ち、何か世界に対して良いことをしたいというロー
タリーとその仲間がいるということは、非常に大きなことだと思います。私がその一員として今、活動がで
きることに今強く誇りと感謝を感じています。お世話になった皆様、ありがとうございました。
20
新横浜ローターアクトクラブ
犬井理恵
『はじめての海外研修』
ローターアクトに加入して初めて海外研修に参加させて頂きました。他国のローターアクターと
の交流はかねてよりの願望でしたが、スペイン留学中に参加申し込みをした現地 RAC の例会はサ
ッカーの試合で流会となり、今度こそ他国のアクターに会えるとワクワクしていました。また、新
横浜 RAC がホストということで企画の段階から何回かのミーティングにも参加させて頂きました。
地区イベントを限られた時間の中で企画、実行していくことが想像以上に大変なことであることも
分かりました。直前にプログラムが変更される等、想定外のサプライズも数多くありましたが、全
体としてはとても有意義な時間を過ごすことが出来たと感じています。
深夜出発で、現地到着後にはびっしりとスケジュールが組まれていたので体力が持つのか不安に
思っていましたが、目白押しのイベント群も歓迎ムードの中であっという間に過ぎ去り、疲れを感
じる時間もありませんでした。辛かったことといえば、フィリピンではゲストに空腹を感じさせる
ことは非礼に当たるようで、どこへ行っても食事が用意されていたことです。日本人としては大量
に残すことが非礼と考えてしまうので、文化の相違に苦しめられました。一番印象に残ったことは、
フィリピンの先住民であるアイタ族訪問です。D3790 では日曜日に山の中で生活する彼らを訪れ、
食べ物を運んだり勉強を教えたりしているそうです。今回は、食べ物だけでなく日本から持って行
った紙風船等も渡し、一緒にゲームを楽しみました。もう少し長く一緒に過ごし、より深い交流を
確立できれば良かったと悔やまれます。しかし、その他にも色々な場所を訪れ、現地ローターアク
ターと共に多くの人と触れ合えたことは、決して一般のツアーでは味わうことのできない貴重な経
験であったと思います。
D3790 のアクターは、クラブを超えてすごく仲が良く、多くのイベントを一緒に行っているそ
うです。クラブ毎の構成メンバーも多く、日本の RAC も人数を増やしてもっと色々なことをやっ
ていけたらより良いと思いました。三日という短い期間でしたが、中身は非常に濃密で、機会があ
ればまたフィリピンのアクターと交流を図りたいと思います。最後になりましたが、快く歓迎して
くださった D3790 の皆さんを始め、中心となって企画、実行して下さった D2590 の地区役員の
方々、引率のロータリアンの方々、そして一緒に楽しいひと時を過ごしてくださった参加者の方々
に感謝致します。ありがとうございました。
21
ベイフロント横浜ローターアクトクラブ
ジョアナ ビショップ
『Dear Rotaract』
First of all, I want to thank all my team mates here in rotary for having a great experience
that never be forget and here are the activities that has been done for those three days
Day 1 Nov.21, 2015
I've met all my team mates and became my all new friends most of them where Japanese
and some are Filipinos.
I wonder how hard it will take of being a Rotarian it might be hard for us but I am sure it
would be fun by terms of helping other people especially those unfortunate kids.
We had our first lunch at MAAP ad I have been surprised by their warm welcome they
gave a salute on us and they've our us inside the MAAP.
We've also had a tour in Mt.Samat and I have been blessed for seeing such a wonderful
place we've also felt the cool and fresh air from there.
Day 2Nov.22, 2015
Gift giving project at home for the aged in Olongapo city
I'm so happy when we meet the elders hope that I can see them again if there s a chance
It was sad but at the same time I am happy to see them when they are having fun with
themselves by coloring the books and singing. Then we had the feeding program at Subic
area Sitio nasood the most unforgettable moment of my life where I ve meet those very
cute joyful and kind children, Even they only have such a simple life they were still happy
and contented even it was really hard for them in terms of water, electrical and medicine
shortage most especially food shortage
But behind of all those hindrance they were still happy and helpful people I will never
forget them
Day3 Nov.23,2015
Unfortunately we didn't make it at the mall of Asia because of heavy traffic. I hope next
time we can be able to make it.
And I am looking forward in going back from those places that we had been to visit them
again and to see again all the trees that we had planted inside the MAAP.
22
III. 会計報告
収入 支出
地区予算 ¥571,949 航空券代 ¥1,151,300
ロータリアン登録料 ¥229,000 ホテル代 ¥250,022
ローターアクト登録料 ¥861,000 現地交通費 ¥2,114
保険料 ¥56,400
交流パーティー費用 ¥98,127
報告書等作成費用* ¥61,430
お礼・お土産代 ¥22,772
その他諸費用 ¥19,784
合計 ¥1,661,949 合計 ¥1,661,949
*報告書作成費用は、当報告書であるため見積もり時の値段を記載
現地バスの手配や保険など	
 
ロータリアンの方々・アクトの仲間たちに
たくさんお力添えを頂きました。	
 
ありがとうございました!!
羽田空港
ニノイアキノ空港
11/21 Sat.
23
DAY
1
Ⅳ.Photo Garally
Route
&
Activity
MAAP
バターン
サマット山
夕食
フィリピンのニノイ・アキノ空港に到
着する。到着時間は朝の7時くらい。
3790 地区の代表 Troy を含め、フィリ
ピンのアクターが花飾りを作ってお出
迎えをしてくれた。
羽田空港を出発する。この時は夜中
の2時を回っている。みんな眠い中
での出発であった。
MAAP (Maritime Academy of Asia
and the Pacific) にて植樹をおこなっ
た。MAAP は日本の企業やロータリー
が出資をし、フィリピンの船乗りの
育成をしている教育機関だ。
大きな十字架の上には当時の戦争の
様子が彫刻で描かれている。残念な
がら時間の関係で中には入れなかっ
たが、現代のローターアクトを介し
て友好関係を築けた瞬間だった。
バターンのサマット山に現地アク
ターと共に登る。山の頂上に大きな
十字架と記念館がある。バターンは
第二次世界大戦でも南方戦線で有名
な場所。
夕食はホテル近くのライブ会場のあ
るところでフィリピンのアクターと
共にとった。この写真のたまごはバ
ロットという食べ物で、孵化直前の
卵を茹でたものである。
ホテル
コートメリディアン
ジープニー
11/22 Sun.
08:00 12:30
24
DAY
2
Route
&
Activity
老人ホーム
ジープニーという乗り物。舗装道路は
もちろん、荒れた道でもグイグイと進
む。外観のデザインはジープニーによっ
て千差万別であった。
老人ホームに到着する。老人ホームに
は10名程度の入居者がいらっしゃっ
た。みなさんとじっくりとお話をした
り、塗り絵など日本から持ってきたプ
レゼントで一緒に遊ぶことができた。
全体の集合写真。多くのアクターと打
ち解けることが出来た。この時、おや
つ(といっても日本でいう普通の昼食)
そして昼食を食べて日本のアクターは
超満腹状態であった。
ホテルコートメリディアンの正面に
て。プール付きのホテルでとても居
心地がよかった。
ジープニーの中。室内がすごく狭い。
頭をぶつけ内容に気をつけないとい
けない。またエアコンが効かないの
で、窓を開けるが土埃で死にそうに
なる。
老人ホームでは、日本とフィリピン
のアクター同士で交流会も行った。
フィリピンのアクターからは歌をプ
レゼントしてもらい、私たちは妖怪
ウォッチ(!)を踊った!
老人ホーム
アエタ族村
11/22 Sun.
12:30 16:30
25
DAY
2
Route
&
Activity
ホテル
コートメリディアン
カルチュラルゲームというミニゲー
ムを子供達と行った。運動会で行う
障害物競争のようなであった。アク
ター同士でも行ったが、子供のよう
に楽しんでいた!
アエタ族の村に到着。まず子供達が
合唱のプレゼントをしてくれる。村
は木造りや簡単な石造りの家と広場
があるくらいだけど、子供達の顔は
輝いていた。
ゲームも楽しみ、フィーディングな
ど、今までの経験することのなかっ
たことを経験することが出来た。各
アクターは今回の海外研修で学ぶこ
とが大きかったようだ。
アエタ族の子供達に、日本から持って
きたおもちゃをプレゼントした。子供
達は大はしゃぎで、おもちゃが取り合
いになってしまう状況であった・・・!
ジープニーを乗り継ぎアエタ族の村に
向かう。人里離れた山奥にあり、水や
フィーディング用の食料を運ぶのも一
苦労。
日本のおもちゃで遊ぶ子供達。とても
珍しいらしく、飽きることなくずーっ
とそれらで遊んでいた!
ハーバーポイント
11/22 Sun.
18:00 22:00
26
DAY
2
Route
&
Activity
ホテル
コートメリディアン
Seafood
Seafood
of
Island
日本のアクターとフィリピンのアク
ター同士の交流パーティをおこなった。
こちらはフィリピンの伝統料理で、お
めでたい席で素手で食べるとのこと。
日本のアクターとフィリピンのアクター
同士でバナー交換を行った。日本からは
リピン側は情報が伝わっておらず、それ
ぞれ思い思いの品をもらった。
交流パーティーのあと、近くの酒場にて
小一時間ほど最後の交流を行う。そこで
は燃えるシャンパンタワーを体験できた
り、フィリピンの若者同士で行うゲーム
などを教えて貰った。
村から帰還し、お土産購入のために
ショッピングモールへ。フリーポー
トゾーンには、日本と同じような
ショッピングモールがある。
レストランでは、交流をさらに深め
ることができた。すでにだいぶ仲良
くなれていたので、フィリピンのこ
とやお互いのことの話で盛り上がっ
た。(手塚さんのモテッぷりがすごかった。)
交流パーティー最後の一枚。今回の
海外研修でも佳境に入る。お互い
APRRC や他の機会にまた会おうとい
う誓いを立てた。
ニノイアキノ空港
11/23 Mon.
27
DAY
3
Route
&
Activity
ホテル
コートメリディアン
成田空港
オロンガッポとマニラを結ぶ高速バス。
中は日本の高速バスと変わらない。高
速道路は日本が建設したらしく、仕組
みも形もよく似ていた。また日本産の
車もよく走っていた。
ニノイアキノ空港まで来てくれたフィ
リピンアクターたち。最後まで笑顔で
話してくれる。
到着後はバラバラになるため、ニノイ
アキノ空港で解散する。3日間の弾丸
ツアーだったけれど、多くのものを得
た海外研修であった。
最終日の朝。あとはもう日本に帰国
するだけなのだが、朝早い中見送り
に来てくれたフィリピンのアクター
たち。
マニラ近郊の街並み。大きなビルは
マニラ付近にしかなく、それを外れ
ると商店や露店が立ち並び、人が密
集している風景が続く。交通事故は
日常茶飯事とのこと。
3日間でとても仲良くなったため
か、別れるのがとても名残惜しい。
『また会おうね』とお互いに言い合っ
た!
29
編集後記
長かったけどあっという間だった海外研修。一つのプロジェクトを通してたくさんの人に出会い、
たくさんの人のお力添えを頂きました。特に横塚さんには表紙など、お世話になりっぱなしでした。
ありがとうございました。
当地区初であるフィリピンでの渡航がこのような形で残せて良かったです。
これからも素敵な海外研修が続きますように。
(水野梨紗)
編集責任者:水野梨紗
発行責任者:山本祐輝
発行日:2016/2/6
国際ロータリー2590 地区
ローターアクト
地区役員 / 地区ローターアクト委員
Copyright © 2016 Rotary International district of 2590
30

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海外研修報告書

  • 1.
  • 2. 2 目次 I. 研修概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p 2 u 研修目的 u 参加メンバー u 研修日程 u 訪問先 II. 参加メンバーの感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p5 u 地区ローターアクト委員長 横山俊夫 u 地区ローターアクト副委員長 三根山貞夫 u 保土ヶ谷ロータリークラブ 野崎貴彦 u 地区ローターアクト代表 山本祐輝 u 地区ローターアクト幹事 植栗淳子 u 地区ローターアクト会計 手塚大介 u 地区ローターアクト直前代表 下村高司 u 海外研修 実行委員長 水野梨紗 u 横浜南ローターアクトクラブ 吉田もも 今井 明 大久保彩音 岡本真理子 u 横浜ローターアクトクラブ 深谷春奈 u 新横浜ローターアクトクラブ 横塚崇弘 犬井理恵 u ベイフロント横浜ローターアクトクラブ ジョアナ ビショップ III. 会計報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p22 IV.Photo gallery ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p23
  • 3. 2 I. 研修概要 【目的】 ・今まで研修先としていた台湾から場所を変えることで世界の RAC、他地区の RAC に新しく目 を向けるきっかけとする。そして各々が所属する RAC の意義・活動を見つめ直すきっかけとす る。 ・海外の RA C との共同奉仕プロジェクトを企画することにより、異文化間での企画力・実行力を 養い、交流を深める。 ・訪問地域の文化・社会を理解すると共に、それを肌で感じる。 【地区ダーゲットへの想い】 Never Stop Dreaming 想いをカタチに 今年の地区ターゲットには、各自が初心に立ち返り、「自分はなぜローターアクトを続けているの か」=「想い」を再確認する一年にしたい、そして、その想いをアクト活動を通じてカタチにして いってほしい、という想いをこめています。とはいえ、そのようなターゲットを掲げたからといっ て、急に初心に立ち返って、ゼロベースで考え直すというのは、難しいものです。そこで、アクタ ーの皆さんが立ち止まって考え直すきっかけを作るために、種々の地区行事を企画しています。 そういった地区行事の一つがこの海外研修であったわけですが、海外研修は「想いをカタチにして いる世界の仲間を知ろう」ということを一つのテーマとしました。新横浜ローターアクトのみなさ んが複数の国を研修先候補として検討してくれましたが、中でも活発な活動をしていたのがフィリ ピンでした。ここならば、各自が自分のアクト活動を見つめなおすヒントが得られるのではないか、 と思いました。実際、この報告書に参加者みなさんが研修を通じて得た体験、発見、感動が綴られ ているところを見るに、フィリピンを研修先として選んで良かったと感じています。研修に参加出 来なかったアクターの皆さんも、ぜひこの報告書を通じてこの体験を共有し、自分のアクト活動を 見つめなおすきっかけを得てもらえばと強く願っております。 (2015-16 年度 地区代表 山本 祐輝) 【研修テーマへの想い】 Fellowship Through Service ∼奉仕を通じての親睦∼ この度、新横浜 RAC が初のホスト、研修先を台湾から初めて違う場所に変更すると聞き、何を 基準に進めようか非常に悩みました。ただ、せっかく地区の予算を頂いて、片道何時間もかけて行 くのに、文化交流だけでは終わらせたくない。言葉の壁を懸念しないでたくさんの人に参加してほ しい。そして一緒に作業をして心を通わせたい-------という小さな、強い想いが私にはありました。 そこで、ターゲットにもあるように原点を見つめなおす、という想いから、ローターアクトの標語 を用いさせていただきました。 (海外研修実行委員長 水野 梨紗)
  • 4. 3 国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ 海外研修 参加者 地区 RA 委員会 委員長 横山 俊夫 (川崎大師 RC) 地区 RA 委員会 副委員長 三根山 貞夫 (保土ヶ谷 RC) 野崎 貴彦 (保土ヶ谷 RC) 地区ローターアクト 代表 山本 祐輝 (横浜東 RAC) 幹事 植栗 淳子 (横浜南 RAC) 会計 手塚 大介 (ベイフロント横浜 RAC) パスト代表 下村 高司 (横浜南 RAC) 横浜南 RAC 会長 吉田 もも 今井 明 大久保 彩音 岡本 真理子 横浜 RAC 深谷 春奈 新横浜 RAC 会長 横塚 崇弘 実行委員長 水野 梨紗 犬井 理恵 ベイフロント横浜 RAC ビショップ・ジョアナ(Bishop Joana)
  • 5. 4 国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ 海外研修 日程表 DAY 1 (11/21 Sat) 12:30 羽田空港 集合 02:50 羽田空港 発 07:00 ニノイ・アキノ空港着。現地アクターと合流 バスにてホテルへ 12:00 ホテル(Court Median Hotel & Suites) 着、チェックイン 12:30 バスにて昼食をとりながら Bataan 地方へ 14:00 MAAP 到着。Welcome Ceremony および学内見学・植樹 17:30 サマット山にて記念碑を見学 20:00 夕食 23:00 解散 DAY 2 (11/22 Sun) 08:00 ホテル出発。ジープニーで老人ホームへ。 09:00 老人ホーム到着。 施設内の人と交流や配膳、歌とダンスのプレゼントやお土産の贈呈、 塗り絵遊びやバースデーパーティーの参加 昼食 12:30 ジープニーで AETA 族の村へ。 14:30 村到着。Jollibee を配り、子供達とゲームや大縄を通して交流 16:30 ホテルへ移動 17:00 ホテル到着/自由時間 18:00 ハーバーポイントでショッピング 20:00 ⃝⃝にて夕食。 KAMAYAN の体験/Good-bye Party およびバーナー交換 23:30 解散 DAY 3 (11/23 MON) 7:00 ホテル出発 12:00 空港到着 14:50 ニノイアキノ空港出発 20:00 成田空港到着/ 解散
  • 6. 5 国際ロータリー第 2590 地区 2015-16 年度ローターアクトクラブ 海外研修 訪問先 訪問先:国際ロータリー第 3790 地区 フィリピン 代表 Troy Hammond (Freeport Zone Subic Bay RAC) [[About RID 3790]] Clubs ▷▷▷ 45clubs Members ▶▶▶ about 700 rotaractors マニラからバスで4時間。RID3790 地区は 11 の州におよぶ広い地区。2011 年には第8 回 APRRC を Subic Bay にて開催した経験を もつ。私たちが訪れたスービック地区は、ルソ ン島のザンバレス州にあり、1991 年にアメリ カ海軍のスービック海軍基地がフィリピンに 返還された場所である。米軍統治時代の名残と して全地域が7つのガードで完全にガードさ れていて、身分証の提示が求められ、治安が非 常に良い地区である。
  • 7. 6 II. 参加メンバーの感想 地区ローターアクト委員会 委員長 横山俊夫 (川崎大師ロータリークラブ) 2015年11月21日∼23日 地区RAとしては初めての研修先である、 国際ロータリー第3790地区 スービック フィリピン(首都マニラより北西に車で3,5時間) へ地区RA山本祐輝代表一行、アクター13名とロータリアン3名同行、海外研修を実施いたしま した。出発前日まで、APECフィリピン開催のため、搭乗予定便が変更、深夜の3時出発となり ましたが、全員元気に搭乗。マニラニノイ・アキノ空港では、今回の研修にあたり大変お骨折りを 頂きました、第3800地区 Valenzuela West RC ROSE FUNAKI President にお出迎えして頂 き、車で一路スービックの宿泊先まで移動、到着して直ぐに Bataan のMAAPへ記念植樹のため 移動(車で2時間)、帰路途中で Mt. Samat(1942年に日本軍と米比軍との激戦地となったバ ターン半島にあるサマット山に立つ十字架の塔)に立ち寄るが、あいにく夕方5時を回っていたの で、塔の中には入れなかったが、神聖な場所に過去の激戦を思う。 翌日は(RAC SFZ)のアクターの同行で朝7時30分出発し、地域ボランティアが運営す る老人ホームへ慰問。午後は(RAC Olongapo)のアクターも同行し、Satitio Nasood(貧 困家族の集落)に於いて、日本の伝統ゲームなどをして子供たちと触れ合い、楽しいひと時を過ご した。 最終日も朝7時30分出発し、一路空港へ(ノンストップで4、5時間) この3日間はともかく移動時間がかなりかかり息つく暇もなく、アクターのみんなも(私も)少々疲 れたかも。 しかし、今回の海外研修では、国が違う事での言語・文化・食などの違いもありますが、日本の アクターとフィリピンアクターは共に行動する事により、生活習慣の違いを肌で感じた良い体験と なり、更なる国際理解と交流に繋がると思います。同行した私自身も、初めて訪れたフィリピンで は良い体験をさせて頂きました。何より、海外研修実行委員長を務めていただきました、水野梨紗 (新横浜RAC)さんは、現地に着くまで不安のスタートだったでしょう。しかし、大きく成長し て帰国され大役ご苦労様でした。 終わりに、事故・怪我・体調不良も無く、無事に帰国した事、ご同行頂きました三根山副委員長、 野崎さん有難う御座いました。
  • 8. 7 地区ローターアクト委員会 副委員長 三根山 貞夫 (保土ヶ谷ロータリークラブ) 「海外研修はフィリピンを計画しています」海外研修を担当する新横浜RACの水野さんに聞いた とき、『本気?』って思った。「メールの問いかけにレスポンスが良くて」計画が素晴らしくて、結 果が伴わない・・・かの国の日常が頭を過ぎる。 8月11日から2泊3日で予定の行程を巡ってみた。スービックの提唱クラブの例会ホテルに 「会場のご予約はいただいておりません」ホテルのフロントはセキュレタリー(幹事と思う)を探 してくれたのだが、連絡がつかず途方に暮れる。スービックに2つのロータリークラブがあっての ようだ、私の事前の情報収集の拙さを露呈する。鶴見北クラブに舟木会員がおられてフィリピンに 詳しいよ」小耳にはさんだ。8月20日鶴見北クラブにメーキャップして 「RAのフィリピン研 修にご助力ください」「家内がマニラ首都圏のバレンスエラ西クラブの会長に就いておりまして、 当クラブでは今日から代表団が訪問します」9月3日に再度メーキャップ、舟木会員も横浜保土ヶ 谷クラブへお見えいただいた。11月7日の結団式に至って、バスはバレンスエラ西RC会長の ROSE FUNAKI さんがバレンスエラ西のガバナーを通してスービックのガバナー・提唱RCに手 配のお願いがしてあるという。「バスがあれば何とかなる」励ました。 さて、フィリピンに電話「あなた10月に台風で家が流されたって言ってたね。RACでスービ ックに行くからRAの皆さんに体験を話してくれる」「分かった」もしもの時のセカンドプランを 用意した(使わなくて済んだ)。全てが上出来だった。「フィリピンが好きになりました」言っても らって、なんかうれしかった。 予定したスケジュールで ①街角マネーチェンジヤーでの換金体験(ROSE FUNAKI が時間を見越して用意されていた) ②サマット山平和祈念館見学(到着が遅れて外観だけ) ③トライシクル(補助席付きオートバイ)体験 ④ココナッツやフルーツの試食体験 はできなかったけど、次もある。それに勝る研修ができたと思う。 鶴見北クラブの舟木さん、バレンスエラ西クラブの ROSE FUNAKI さん ありがとうございま した。
  • 9. 8 保土ヶ谷ロータリークラブ 野崎 貴彦 11 月 21 日∼23 日までの 3 日間、国際ロータリー2590 地区の提唱するローターアクトクラブ のフィリピン海外研修に付き添いとして参加させていただきました。 私自身、ローターアクトに関しては所属する横浜保土ヶ谷ロータリークラブにて数年前より立ち 上げの話があった(結果的に成就せず)関係で少しだけ知っていたにすぎず、殆どその活動につい て理解していない状態でしたが、地区副委員長の三根山さんに誘われ、東南アジア方面への渡航が 嫌いでもないこともあり、軽い気持ちで参加させていただきました。 参加して、いかに自分にローターアクトに対する認識が足りなかったかを感じさせられました。 もともとアクトをインターの延長程度にしか位置付けていなかったからです。今回参加した 13 名 のローターアクターはその一人ひとりが共通の目標に向かって自主性を持ってまとまっており、指 導教諭のいるインターとは全く趣を異にしていました。 渡航に至るまで、受け入れ側のローターアクトと思うように連絡が取れず苦労したとの下話は聞 いておりましたが、最終的には現地ローターアクトのコーディネートにより、特に事故もなく見事 に思い出深い 3 日間の一大行事を成功させることができました。何から何まで自分たちで一から 作り上げていく様子を見て、インターに比べはるかに大人であることを認識すると同時に、一筋縄 でいかないからこそローターアクトの活動に醍醐味があるものと理解しました。 付き添いのロータリアンは、アクト休止中の川崎大師、アクトが立ち上がらなかった横浜保土ヶ 谷クラブと、いずれもアクトの動いていないクラブからの参加となったのが皮肉ではありますが、 特段年配者から何をするまでもなく、アクト自身が動いていく様子を頼もしく見ることができまし た。 海外研修企画は年 1 回開催されていると聞きました。学生・社会人混在故か、なかなか立ち上 がりの難しいローターアクト---保土ヶ谷で立上げ不調を目の当たりにしたのでなおさら---ですが、 この企画を前面に出して活動の目玉にすることにより、よりメンバーを呼びやすくなるのではない かとも感じました。
  • 10. 9 2015-16 年度 地区代表 山本 祐輝(横浜東ローターアクトクラブ) 『波乱の海外研修』 今回、フィリピンを海外研修の地に選んだのは、新横浜 RAC の皆さんが海外研修の候補地を探して くださる中で、この 3790 地区が最も積極的に当地区のアクトを迎えようとしてくれたためでした。 あまりのレスポンスの速さ、積極性に、一抹の不安を覚えながらも、早速候補地がきまったことに安 堵しました。 それから出発までの 4 か月余り、当初のレスポンスの速さとは打って変わって、具体的な日程が遅々 として決まらないことに、ストレスというか、胃が痛くなりました(笑)我々が今まで海外研修で交 流を深めてきた台湾が全く異文化と思えないぐらい、フィリピンは異文化というか、これまで自分が 接してきたことのない感覚を持っている国だと感じました。 しかし、出発までは苦労が絶えなかったものの、現地に到着してみると、非常に熱い歓待を受け、よ く手配された行程に驚きました。これをもう少し早く共有してくれたならば、我々も色々と準備する ことも出来たのでは、という思いもありましたが、そういった面も含めて海外研修の醍醐味と思いま す。 今回、私のカウンターパートとして、研修の準備段階から連絡を取り合い、現地では 1 日目のアテ ンドまでしてくれたのは、3790 地区 RA 代表の Troy Harmond でした。彼いわく、3790 地区には 約 45 の RAC があり、地区内会員数も 700 人を数えます。同じローターアクト代表という立場であ りながら、5 クラブ 80 名弱を束ねる 2590 地区の代表とは、まったく状況が異なり、刺激を受けまし た。このように同じローターアクター同士のコミュニケーションの中で気づかされることが、参加者 の皆さんにも多々あったのではないかと思います。 APRRC など、ローターアクトにはグローバルを体感する機会が設けられていますが、やはり、自分た ちで企画し、現地 RA と連携しながら旅程を組むという海外研修は、他人に用意されたイベントに参加 するのを上回る苦労がある分、それゆえの達成感、充実感があります。 最後になりますが、今回の海外研修の成功は、水野実行委員長をはじめとした新横浜 RAC の皆さんの 協力や、横山 RA 委員長、三根山 RA 副委員長の尽力の賜物に他なりません。厚く御礼申し上げます。 そして、今回参加していただいた皆さまには、出発直前まで内容が決まらない中で不安を抱かせて しまったことをお詫びするとともに、それにも関わらず、アグレッシブな姿勢で現地で学び、交流し、 楽しんでくださったことに、感謝しております。今後も、毎年とはいかないまでも、世界に広がるロ ーターアクトの可能性を存分に味わうことができる海外研修を 2590 地区の地区行事として継続して いくことができたら良いと思います。
  • 11. 10 2015-16 年度 海外研修実行委員長 水野 梨紗 (新横浜ローターアクトクラブ) 『Stay hungry. Stay foolish.』 海外研修は私の今までの人生の中でも大きな挑戦でした。半年前、直前会長幹事会で、今年度の海外研修 は台湾から場所を変えること。ホストクラブが運営を担うことを知りました。そして、実行委員長を務めさ せて頂くことに……。正直、昨年度の"アクトの日"に続いて、参加したことのない行事の実行委員長を2年 連続で仰せつかるのは非常に辛かったです。しかし、地区として新しい挑戦、私にとっても(英語力を含め て)、かなり大きな挑戦に携わらせて頂くことにとてもワクワクしました。 訪問先を決めてから、日程やワークの調整を向こうの代表としていましたが、「OK!」という軽い返事しか 来ない、不安な日々が続きました。出発1ヶ月前でも、確かな予定がない状態が続き、毎日がとてもストレ スでした。出発1週間前に、やっとあちらの RC の方が動いてくださり、日程表を送ってくました。しかし、 私が作っていた日程表からは変更点が多く、自分の力不足さに非常に落ち込みました。さらに直前に APEC の影響でフライト変更になり、よりハードなスケジュールになる始末……。飛行機に乗るまで、不安と絶望 がいっぱいで、研修が憂鬱で仕方なかったです。 いざ腹をくくって、飛行機に乗り、マニラに着くと、熱烈な歓迎。。。今までの準備とのギャップに驚き も、3日間がとても楽しみなものになりました。MAAP や老人ホーム, AETA 族との触れ合い…日本では絶 対に経験のできないこと。一般のツアーでも体験し難いこと。RA で行かなければ、フィリピンの RA がい なければ、できない体験が盛りだくさんな3日間でした。一方で、AETA 族には食事を与えることや一緒に 遊ぶことしかできず、ゴミなどがそのまま焚き火で焼かれているのを目の当たりにして、奉仕活動の難しさ を感じました。奉仕活動をするにあたって、「魚を釣ってあげるのではなく、魚の釣り方を教えなければ意 味がない」とよく言います。私たちは、結局魚を釣ってあげる行動をしてしまったのではないかと思いまし た。 今回、初めて海外研修に参加させていただきましたが、世界に RA はたくさんあり、ロータリーファミリ ーに秘められている可能性を身をもって感じました。言語の壁があっても、一緒に活動することで、心が通 じ合う、まさに「奉仕を通じての親睦」が出来たと思います。そして、今回の研修を企画から携わらせてい ただき、大きなことは成し遂げることが出来ませんでしたが、追い求めていれば何かしら得るものがあるこ とを学びました。そして、自分が愚かだと認めること。助けを求めること。すると、周りに助けてくれる人 がたくさんいることを学びました。最後になってしまいましたが、このようなチャンスを与えてくださり、 たくさんの負担をかけてしまった地区役員の皆様、いつも支えてくれた新横メンバー、超過密スケジュール で不安な内容でも参加してくれたメンバー、日々ご支援してくださっているロータリアンの皆様…感謝をし てもしきれません。私がこれからも活動をし、社会に貢献できる人間へと成長していくことが皆様への恩返 しと信じ、これからも精進して参りたいと思います。たくさんのお力添え、本当にありがとうございました。
  • 12. 11 2015-16 年度 地区幹事 植栗 淳子 (横浜南ローターアクトクラブ) 『新たな体験・出会いに感謝!』 今回個人的な目的として、同じ活動をしている仲間との交流をするべく参加しました。彼らは どのような活動をしていて、どんな人たちがいるのか。また、その国の文化を肌で感じたいと思い ました。 初日は朝早いというのに、アクターとロータリアンが空港で出迎えてくれました。生花を使った 手作りの首飾りは、準備していてくれたのだと感動しました。 今回の大きな活動は、2 日目の老人ホーム、孤児院の訪問です。 主観的ですが、フィリピンは戦争の歴史的イメージが強く、今回訪れた老人ホームでは日本人と聞 くだけで嫌がられるのではないかと少し不安がありました。しかし実際は笑顔を見せてくれ、言葉 は通じなくとも喜んでくれている様子がうかがえました。またフィリピンは、アジアで唯一のキリ スト教の国でもあり、老人ホームにいたシスターたちにも興味ひかれました。 老人ホームに続き、孤児院も、フィリピンのアクターが定期的に支援している活動だということで した。時間をかけて訪れた村は、子どもたちが大勢いて、とても賑やかなところでした。行くだけ でやっとのような場所に、継続して活動している彼らは素晴らしいなと感じました。他国アクター の活動に参加して刺激をもらいました。こういった活動もあるのだと新たな発見です。 短い時間でしたが、帰るのが惜しいほどの濃い 2 泊 3 日でした。このように感じられるのも、や はりローターアクトの魅力の一つです。水野実行委員長はじめ、ホストクラブの新横浜 RAC、ご 支援いただいたロータリアンのみなさん、そして受け入れてくれた 3720 地区のみなさんに改め て感謝したいです。 これからも海外研修が継続・発展していくことを願います。 サラマッポ!
  • 13. 12 2015-16 年度 地区会計 手塚 大介 (ベイフロント横浜ローターアクト) 『初めてのフィリピンとロータリーファミリー』 ローターアクトの活動に参加し 3 年目になりますが、私にとって初めての海外研修となりまし た。従来、当地区は台湾の RAC と交流していると聞いていますが、年度初めに地区役員で打ち合 わせた際に、山本代表の違う地区とも交流したいとの意向に賛同し、今年度はいつもとは違う海外 研修をすることになりました。研修先がフィリピンに決まった時はさすがに台湾との距離の違い、 また治安・衛生面的にもあまり良好とは言えない国でもあり驚きましたが、初めてのフィリピンで これもアクトでしか経験のできない旅先であろうと、楽しみでもありました。 準備段階では山本代表と実行委員長の水野さんに任せきりで、二人が現地アクターとスムーズに コミュニケーションを取れていない中、自分は英語力不足もあり何も手助けすることもできず、非 常に歯がゆく、申し訳ない思いをしました。お二人とも本当にお疲れさまです。ただいざ現地に赴 くと、現地ローターアクターがかなりの準備をしていてくれており、心配していた治安や衛生面の ことは全く気にすることなく研修の行程を終えることができました。現地アクターには結局何から 何までやってもらうこととなってしまい、もっと能動的に地区で海外研修の内容を決められたらと 思いますが、ただこれもロータリーファミリーに所属しているからこそとも思います。ロータリー ファミリーに所属しているからこそ、世界中どこでも何も情報がない中でも、現地のロータリーフ ァミリーを頼って研修を行うことができるという、いわば世界中どこにでも信頼のおける知り合い をすぐ作ることができるというアドバンテージがあるという、あらためてこの組織の偉大さを実感 しました。また、フィリピンでのローターアクトの活動に参加してみると老人ホームや小数部族へ の慈善活動等とても活発に行われおり、このような活動がロータリーの社会的信頼性・知名度の向 上に一役買っているということが実感できました。日本でのアクトの活動はまだまだ認知度が低い と感じることが多く、このような一つ一つの活動に色々思うことはあれど、やはり何もやらないよ りも、地道な活動で社会的信頼性を積み重ねていくことが重要かと思います。 最後に、初めて海外のロータリーファミリーと交流しましたが、さっそく Facebook で大量に つながり、すでに私の Facebook のトップページは英語だらけになってしまいました。これから もこの組織での活動で、世界中のつながりを増やしていけたらと思います。
  • 14. 13 2015-16 年度 直前代表 下村 高司 (横浜南ローターアクトクラブ) 『縄 1 本で、世界はかわる、なんてね。』 大縄跳び、が、好きです。 高校の体育祭で、とことん朝練した甲斐あって、優勝した時のことを思い出します。 というお話。 僕らが、普段、無意識に、当たり前にしていることってたくさんあります。 それに、無意識に、やっていないこともたくさんあります。 そして、意識していても、気づけなかったり、見過ごしていたりする。 その当たり前のことが、やったことの無い人、知らない人、やろうと思ってもできない人にとって は、大きな感動になります。 ただ 1 本の縄も、その感動のひとつです。 もしかしたら、あの日以降、彼らは縄をつくって、遊んでいるかもしれない。 ひょっとすると、もっと楽しい遊び方を見出しているかもしれない。 新しい出会いは、感動を生む。 感動が生まれると、世界がちょっとかわる。 そうやって、ちょっとずつだけどいい方向へかえていきたいもんだね。かえていこうよ。 僕らができる奉仕活動って、もっとたくさんある、はず、なんだよなあ、きっと。 いつでも「その先」を考えていたい。考えようよ。 ありがとう。おつかれさまでした。
  • 15. 14 横浜南ローターアクトクラブ 会長 吉田 もも 『まんぷくフィリピン』 今回の海外研修の舞台はフィリピン・マニラから車で3時間程いったところにあるスービックと いう港町でした。経済特別区に指定されており、緑が多くて空気が綺麗でした。この町は免税とい うこともありお得に買い物ができるそうです。しかしまだまだ観光業はそんなに盛んではいないよ うです。そのため、インターネットでもそれほど情報がなく、それなりに不安でしたがそんなモヤ モヤは海外研修初日にはもう忘れていました。無理もないですが、少し心配しすぎていました。 現地のローターアクターは早朝にも関わらず空港で出迎えてくれました。そして一人一人に小さ なブーケのついた首飾りをかけて歓迎してくれました。そんな沢山のおもてなしを滞在中に沢山感 じることができました。笑ってしまうほどご飯を用意してくれていて・・それらはどれも癖がなく て美味しかったです。 一日に5食程、ご飯をいただいたかと思います(笑) 一日目は移動と胃もたれでへとへとでしたが、二日目は主に奉仕活動を行いました。 フィリピンのアクターと共に老人ホームと AETA 族の集落に訪問しました。フィリピンのアクタ ー は ど ち ら に も 定 期 的 に 訪 ね 、 ご 飯 を 提 供 し た り 一 緒 に 遊 ん だ り し て い る そ う で す 。 老人ホームは開放的な空間で質素な造りでした。ご飯を準備した後、塗り絵をしたり、入居者の皆 さんとお話を楽しみました。といっても英語を話せる方は少なく、身振り手振りや現地アクターを 交えて交流をはかりました。私の隣にいたおばあちゃんは、ニコニコしながら 「Thank you, Thank you」と言ってまっすぐに見つめてくれたのが印象的でした。 たっぷり交流したあと、皆さんに別れを告げ、続いて AETA 族の集落へ・・ (一番試練であった到着までの道のりは省略します・・「修行」でした。 到着すると待ってましたと言わんばかりに、沢山の家族と犬が迎えてくれました。景品をかけたゲ ームをしましたが、皆必死に参加していました。とても天気が良かったので外で大繩もしました。 子供も大人も交じって跳んでいましたが、すぐに大繩のルールを理解して楽しんでいました。そし て皆、運動能力がとても高く驚きました。集落は入り組んでいて、開放的ではないので、大きい広 場で自由に遊ばせてあげたいなと思いました。支援だけでは、なかなか難しいと思うので、AETA 族が元の自給自足の生活に1日も早く近づいていけることを願っています。 今回の訪問はどちらも、刺激的でとても貴重な体験をさせてもらいました。単発ではなくこれか らもなんらかの形で交流を続けられたら嬉しいです。 海外研修に係るすべての皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。
  • 16. 15 横浜南ローターアクトクラブ 今井 明 『海外研修に参加して』 私のローターアクト生活において、海外研修に参加するのは 2 回目でした。初めての海外研修は台湾の台北エリア の 3520 地区。ここの地区とは相互で海外研修受け入れを行っていて、お互いの人柄も知る仲になっています。今年 は新たな国へ赴くということで、フィリピンのマニラから北部全体をエリアとする 3790 地区へ。マニラからバスで 約 3 時間のスービックを拠点に活動する RAC と中心に活動をするということでした。 私自身フィリピンに行くのは初めてで、衛生環境や食事、人柄、また APEC 開催直後に行くということで不安と期 待が入り混じっていました。 しかし、早朝の空港に到着した私たちを、現地のロータリアンとローターアクターが 生花の首飾りで歓迎し、朝食にとバスの中で食べれるようサンドイッチを用意していただき、温かいおもてなしのお 陰で気づくと不安は消えていました。移動も多く、あっという間の 3 日間でしたが、特に印象深いのは 2 日目にフィ リピンの先住民アエタ族を訪れたことでした。 最初は孤児院に行くと聞かされていて、しかも途中から山道を歩かなければ行けない所にあるとのこと・・・。何 故そんな所に孤児院があるのか、もしかしたら山にある貧困の村の子供だけを集めた施設でもあるのか・・?と不思 議に思いながら山道を歩き、到着したのがアエタ族の住む集落でした。一緒に行った現地のアクターは毎週日曜日に 来て feeding、子供たちに食事や、クレヨン、おもちゃ等を提供しいているそうです。この日私達も、フィリピンで 人気のファーストフード『jollibee』のお弁当と、日本から持ってきたマカダミアのチョコレート、ハエ取り紙をプレ ゼントし、そのお返しにとアエタ族の子供たちは歌を歌ってくれました。 この提供するという行為は、アエタ族が抱える貧困問題を根本的に解決できないのではないか、日本に帰ってから アエタ族について調べてみました。彼らは、1991 年に起きたピナトゥボ山の大噴火により山の豊富な資源と住む場 所を失い、自給自足の生活が難しくなったそうです。その後 NGO 等の手が入り、マンゴーの植樹で山の浄化が行わ れたりもしていますが、まだまだ差別や貧困、インフラなど抱える問題は多いということでした。今回私たちが行っ たこと『提供』という行為は、微力ながら未来ある子供たちに栄養を与え、健やかに成長することへの一助になれば 幸いです。 ただ、私の語学力不足でアエタ族の状況を現地で理解できないまま活動をしていたことが悔やまれます。他にも 3790 地区ならではのローターアクトの体制や活動について、情報交換を今一つ出来ず、語学の大切さを再認識する こととなりました。 この 3 日間は普通の旅行では経験できないことばかりで、ロータリーファミリーだからこそできる海外研修を皆さ んと共に経験させていただいたことを感謝いたします。3790 地区のロータリアン、ローターアクター、そして水野 実行委員長はじめ、地区役員のみなさん、ロータリアン、同行したアクターに感謝いたします。ありがとうございま した!そしてお疲れ様でした!
  • 17. 16 横浜南ローターアクトクラブ 大久保 彩音 「フィリピン研修旅行を振り返って」 ローターアクトでは初めての海外研修となった今回、このような機会を提供してくださいました全ての方々にこの 場をお借りし、心から御礼を申し上げます。 今回の旅行は、フィリピンの Subic(以下、スービック)というマニラ市よりバスで 3∼4 時間ほど離れたところ が目的地でした。この場所は、ルソン島中西部のサンバレス州オロンガポ市に位置しており、元は米軍基地がありま した。私がこの研修旅行に参加した動機は 2 つあります。1 つは、フィリピンは行ったことがなく単純に行きたいと 思ったこと、2 つめは、他国のローターアクターと会いたいと思ったことです。 3 日間の現地滞在は、1 日 1 日が印象深く、とても内容の濃い日々でした。1 日目で最も印象に残ったことは、第 二次世界大戦中の日本軍と米軍の闘いを描いた十字架があるサマット山に登ったことです。戦時中の日本が行った行 為を考えると、負の感情が存在しても不思議はありません。しかし、現地アクターはそのような感情を見せることは なく、とても暖かく接してくださいました。過去は過去で、現在の関係を築いていくことはできると、私自身この時 強く感じました。 次に、2 日目の中で、印象に残ったのは、AETA(以下、アエタ)族の村を訪問したことです。このアエタ族は、コ ミュニティ単位で生活しており、その暮らしは、家がトタンで作られていたり、水道などの生活インフラ、そして街 並みがしっかり整備されていませんでした。それらが整備されている日本から見れば、貧しいという部類に入るので はないかと思います。その村では、食べ物や文房具、おもちゃなどを届け、村の人々と遊んで交流をしました。ここ で感じたことは、ただモノを寄付することが支援になるのかということです。そのように感じた理由は、今回持って 行った食事やおもちゃのゴミが周囲に散乱している状態を見たことでした。ただ、モノを渡すことだけが、本当の意 味で人を豊かにするのか、真に彼らが生活していく力を身に付けるためには知識を伝えることも重要だと思いました。 また、この 3 日間を通して、現地のローターアクトについても、日本とフィリピンの違いを感じました。日本でロー ターアクトは、学びの場であることに重点が置かれています。対して、フィリピンではローターアクトの活動は実践 の場だと考えられていると感じました。どちらも重要ですが、ただ、1 つ言えることは、私自身に足りないものは実 践の機会を積極的に作り、活動できていないということです。今回、フィリピンのローターアクターを通じて、自分 自身のローターアクトの活動を振り返ることができました。 この研修旅行を通して、良かった点は、人は過去を乗り越えることができるということを実感できたこと、そして ローターアクトとしての自分を振り返ることができたということです。一方で、後悔した点は、スービックの歴史や 地図をもっと調べておけばよかったと思ったことでした。サマット山についてだけでも、どのような場所なのか知っ ているだけで、実際に訪れた際に、アウトプットがもっと深くできたと思いました。 今後このような機会がある時は、その場所についてしっかり自分自身で学んだ上で、アウトプットができるように していきたいと感じました。
  • 18. 17 横浜南ローターアクトクラブ 岡本 真理子 『ACTION!』 私の人生で 2 回目となる海外。 今回の RAC の海外研修はきっと他では経験することの出来ないとても貴重な 3 日間でし た。 この研修で私が一番に感じたことは「言葉の壁」でした。 高校までの授業でしか英語に触れていなかったので現地の方々が一生懸命話しかけてくれ ているのに上手く理解することが出来なかったり、自分の気持ちを伝えたくてもなかなか 思うようには届かないもどかしさは帰国した今でも忘れません。 そして世界共通語と言われている英語は私ももっと勉強して話せるようになりたいと強く 思うようになりました。 最初から最後の最後まで私達を温かく歓迎してくれた現地の RAC の方々。 文化や言葉は違えど少しでも誰かの為に行動したいというそれぞれの想いや熱意は同じな んだなと私は感じました。 RAC に入会したばかりで初めの大きな行事である海外研修に皆さんと一緒に 行くことが出来たこの 3 日間は、ただの 3 日間ではない学ぶことの多い中身の濃い充実し た時間でもあり、アクトソング同様「世界は広し」まさにこの言葉を感じた日々でした。 たくさんの人の協力があったからこそこのような素晴らしい経験が出来たということに感 謝し今後の活動にも繋げていけたらと思います。
  • 19. 18 横浜ローターアクトクラブ 深谷 春菜 『フィリピン研修で得た気づき』 フィリピン研修を通じて印象に残っているのは主に以下の 3 点です。 ①フィリピンのアクターのプレゼンテーション能力の高さ 到着初日の歓迎セレモニーや、社会的弱者の方のためのホームへ訪問など、種々スピーチを行う場面がありました が、どのアクターも堂々と振る舞っているのが印象的でした。英語が流暢であるからというよりも、彼ら自身からみ なぎるプレゼン力といったものを感じました。フィリピンの国民性もあるかとは思いますが、それに加えて、おそら く自分たちの活動に各々が自信を持っているということに起因しているのではないかと思いました。ひとつひとつ「良 いこと・良い例会」を積み重ねているからこそ、自身が持て、上手にプレゼンテーションができるのではと感じ、ア クト活動や日常生活においても日々の積み重ねの大切さに気付けたように思います。 ②フィリピン人のホスピタリティ フィリピンの人はとにかく笑顔が素敵でした。どんな人もあまり壁を作らずに接してくれ、色々な意見交換ができ たと感じます。移動に際しても空港への送迎、移動手段の手配、食事の手配といった色々な点でフィリピン流の「お もてなし」の心を見せていただいたと思います。日本とフィリピンの国事情も違うことから、彼らが日本を訪れるこ とになった際に同じようにおもてなしをすることは難しいような気もしますが、心から友好の気持ちを持ってこれか らの関係深化につなげていきたいと感じました。 ③日本とフィリピンの目に見える違い 当然のことですが、日本の当たり前が海外フィリピンでは通用しないということを痛感しました。マニラ市街は非 常に発展しており、交通量の多さや立派な商業施設を見ると、日本の都心よりもはるかに活気づいているように思え ました。しかしながら、少し車を走らせるとスラムのような地域が広がっていたり、物乞いをする子どもが車両に近 づいてくる、といったようなこともありました。また、2 日目に訪問したホームには身寄りのないお年寄りや障がい 者の方、同日に訪問したアイタ族のコミュニティの人々といった社会的に弱い立場の方々が正当に社会に受容され、 安全に暮らすことはまだ難しいように思いました。まさに発展の途上にあり、貧富の差を大きく抱えている国でした。 日本も同様に貧富の差や少子高齢化といった諸問題を抱えているものの、発展の順番(日本の方が発展の成熟度合い が高い)もあり、まだまだ日本とフィリピンの社会水準には差があるように感じました。しかし、彼らの笑顔や楽し そうな姿を見ると、日本よりもはるかに精神的に豊かな生活をしているのではないかとも感じました。 以上が、本研修を通じて最も印象に残った点です。国内外のローターアクトとの交流を通じて、新たな学びができ たことは非常に有益な経験となるとともに、ローターアクトの魅力を再発見できる貴重な機会となりました。 この研修の機会を与えてくれた国際ロータリー第 2590 地区のロータリアン、ローターアクト各位、特に実行委員長 として数々の企画・調整を担ってくださいました新横浜RACの水野さんにお礼を申し上げたいと思います。
  • 20. 19 新横浜ローターアクトクラブ 会長 横塚崇弘 『ローターアクトの可能性』 今回の海外研修は新横浜 RAC がホストでありました。この大仕事を引き受けたのは5、6月の事前会長 幹事会のことでした。幾つか研修先の候補があったうち、フィリピンに決めたのは新横浜の Facebook ペ ージへのメッセージでした。昨年このメッセージをくれたフィリピンアクターの Xela Marie Cruz さんと 連絡をとり、現在の 3590 地区代表 Troy にスムーズに繋がることができました。この時の繋がりがドンド ンと広がっていく感覚から、私は「ローターアクトってすごい!」と、かなり興奮したことを覚えています。 研修先が決まった後に企画を進めていく上では、言語の違いによる難しさのうえ、文化の違いで進めにくい ところもあったと思いますが、具体的な内容はほぼ実行委員長の水野さん主導で頑張って進めてくれました。 不安の中の進行だったと思いますが、海外研修を終えた今では自分自身、とても良い経験をさせてもらえた と感じています。水野さん、どうもありがとう。 現地での経験は今でも「もう一度あそこに戻りたいな」と思うほど、とても心に残ることばかりでした。 フィリピンのローターアクターは個性豊かでフレンドリーで、だけどどことなく日本人にも似ている気がし て(ちょっとシャイなところとか)、とても話しやすかったです。思ってもみないほどの歓迎の中で、様々 な歌を歌ってもらったり、下手な英語でうまく対応できないでいると助けてもらえたり、心温まるようなコ ミュニケーションをしてもらえました。普段、日本での生活の中では、何かを生産することに捉われてしま い、相手のことを忘れてしまいがちですが、やっぱりそういうことが大事なのだと改めて思いました。 そしてフィリピンの奉仕活動は、私の想像を全く裏切ることなく、絵に描いたような奉仕活動でありまし た。老人ホームでおばあちゃんの手を握ってお話をしたこと、子供たちと手をつなぎ 高い高い をしてあそ んだこと、アエタ族の村に行き、フィーディングをしたり、日本のお菓子をあげ、日本の遊びを一緒にした こと、そのどれもが純粋に楽しく、無邪気な子供たちの笑顔が印象的でした。一方で、村民に対してバラン スの良い栄養を摂取してもらうためにフィーディングをしても、そのゴミが村の中に無造作に捨てられてし まうということも見受けられました。ただ食べ物を与えるだけでなく、ゴミをひとつにまとめて衛生面も担 保し、彼らが自活していける仕組みを長い目で作っていく奉仕活動が必要なんだと思いました。 海外研修に実際に参加してみて、頭の中で考えることと実際に自分の足で外に出てみること、その二つを 両軸として持つことの重要性を実感したように思います。すなわち理想を頭の中で考えていても、現実の中 ではそれができないことがたくさんあるのだということです。ただ、文化や言語、法律、経済など様々な仕 組みの違いがあっても、奉仕の精神を元につながりを持ち、何か世界に対して良いことをしたいというロー タリーとその仲間がいるということは、非常に大きなことだと思います。私がその一員として今、活動がで きることに今強く誇りと感謝を感じています。お世話になった皆様、ありがとうございました。
  • 21. 20 新横浜ローターアクトクラブ 犬井理恵 『はじめての海外研修』 ローターアクトに加入して初めて海外研修に参加させて頂きました。他国のローターアクターと の交流はかねてよりの願望でしたが、スペイン留学中に参加申し込みをした現地 RAC の例会はサ ッカーの試合で流会となり、今度こそ他国のアクターに会えるとワクワクしていました。また、新 横浜 RAC がホストということで企画の段階から何回かのミーティングにも参加させて頂きました。 地区イベントを限られた時間の中で企画、実行していくことが想像以上に大変なことであることも 分かりました。直前にプログラムが変更される等、想定外のサプライズも数多くありましたが、全 体としてはとても有意義な時間を過ごすことが出来たと感じています。 深夜出発で、現地到着後にはびっしりとスケジュールが組まれていたので体力が持つのか不安に 思っていましたが、目白押しのイベント群も歓迎ムードの中であっという間に過ぎ去り、疲れを感 じる時間もありませんでした。辛かったことといえば、フィリピンではゲストに空腹を感じさせる ことは非礼に当たるようで、どこへ行っても食事が用意されていたことです。日本人としては大量 に残すことが非礼と考えてしまうので、文化の相違に苦しめられました。一番印象に残ったことは、 フィリピンの先住民であるアイタ族訪問です。D3790 では日曜日に山の中で生活する彼らを訪れ、 食べ物を運んだり勉強を教えたりしているそうです。今回は、食べ物だけでなく日本から持って行 った紙風船等も渡し、一緒にゲームを楽しみました。もう少し長く一緒に過ごし、より深い交流を 確立できれば良かったと悔やまれます。しかし、その他にも色々な場所を訪れ、現地ローターアク ターと共に多くの人と触れ合えたことは、決して一般のツアーでは味わうことのできない貴重な経 験であったと思います。 D3790 のアクターは、クラブを超えてすごく仲が良く、多くのイベントを一緒に行っているそ うです。クラブ毎の構成メンバーも多く、日本の RAC も人数を増やしてもっと色々なことをやっ ていけたらより良いと思いました。三日という短い期間でしたが、中身は非常に濃密で、機会があ ればまたフィリピンのアクターと交流を図りたいと思います。最後になりましたが、快く歓迎して くださった D3790 の皆さんを始め、中心となって企画、実行して下さった D2590 の地区役員の 方々、引率のロータリアンの方々、そして一緒に楽しいひと時を過ごしてくださった参加者の方々 に感謝致します。ありがとうございました。
  • 22. 21 ベイフロント横浜ローターアクトクラブ ジョアナ ビショップ 『Dear Rotaract』 First of all, I want to thank all my team mates here in rotary for having a great experience that never be forget and here are the activities that has been done for those three days Day 1 Nov.21, 2015 I've met all my team mates and became my all new friends most of them where Japanese and some are Filipinos. I wonder how hard it will take of being a Rotarian it might be hard for us but I am sure it would be fun by terms of helping other people especially those unfortunate kids. We had our first lunch at MAAP ad I have been surprised by their warm welcome they gave a salute on us and they've our us inside the MAAP. We've also had a tour in Mt.Samat and I have been blessed for seeing such a wonderful place we've also felt the cool and fresh air from there. Day 2Nov.22, 2015 Gift giving project at home for the aged in Olongapo city I'm so happy when we meet the elders hope that I can see them again if there s a chance It was sad but at the same time I am happy to see them when they are having fun with themselves by coloring the books and singing. Then we had the feeding program at Subic area Sitio nasood the most unforgettable moment of my life where I ve meet those very cute joyful and kind children, Even they only have such a simple life they were still happy and contented even it was really hard for them in terms of water, electrical and medicine shortage most especially food shortage But behind of all those hindrance they were still happy and helpful people I will never forget them Day3 Nov.23,2015 Unfortunately we didn't make it at the mall of Asia because of heavy traffic. I hope next time we can be able to make it. And I am looking forward in going back from those places that we had been to visit them again and to see again all the trees that we had planted inside the MAAP.
  • 23. 22 III. 会計報告 収入 支出 地区予算 ¥571,949 航空券代 ¥1,151,300 ロータリアン登録料 ¥229,000 ホテル代 ¥250,022 ローターアクト登録料 ¥861,000 現地交通費 ¥2,114 保険料 ¥56,400 交流パーティー費用 ¥98,127 報告書等作成費用* ¥61,430 お礼・お土産代 ¥22,772 その他諸費用 ¥19,784 合計 ¥1,661,949 合計 ¥1,661,949 *報告書作成費用は、当報告書であるため見積もり時の値段を記載 現地バスの手配や保険など ロータリアンの方々・アクトの仲間たちに たくさんお力添えを頂きました。 ありがとうございました!!
  • 24. 羽田空港 ニノイアキノ空港 11/21 Sat. 23 DAY 1 Ⅳ.Photo Garally Route & Activity MAAP バターン サマット山 夕食 フィリピンのニノイ・アキノ空港に到 着する。到着時間は朝の7時くらい。 3790 地区の代表 Troy を含め、フィリ ピンのアクターが花飾りを作ってお出 迎えをしてくれた。 羽田空港を出発する。この時は夜中 の2時を回っている。みんな眠い中 での出発であった。 MAAP (Maritime Academy of Asia and the Pacific) にて植樹をおこなっ た。MAAP は日本の企業やロータリー が出資をし、フィリピンの船乗りの 育成をしている教育機関だ。 大きな十字架の上には当時の戦争の 様子が彫刻で描かれている。残念な がら時間の関係で中には入れなかっ たが、現代のローターアクトを介し て友好関係を築けた瞬間だった。 バターンのサマット山に現地アク ターと共に登る。山の頂上に大きな 十字架と記念館がある。バターンは 第二次世界大戦でも南方戦線で有名 な場所。 夕食はホテル近くのライブ会場のあ るところでフィリピンのアクターと 共にとった。この写真のたまごはバ ロットという食べ物で、孵化直前の 卵を茹でたものである。
  • 25. ホテル コートメリディアン ジープニー 11/22 Sun. 08:00 12:30 24 DAY 2 Route & Activity 老人ホーム ジープニーという乗り物。舗装道路は もちろん、荒れた道でもグイグイと進 む。外観のデザインはジープニーによっ て千差万別であった。 老人ホームに到着する。老人ホームに は10名程度の入居者がいらっしゃっ た。みなさんとじっくりとお話をした り、塗り絵など日本から持ってきたプ レゼントで一緒に遊ぶことができた。 全体の集合写真。多くのアクターと打 ち解けることが出来た。この時、おや つ(といっても日本でいう普通の昼食) そして昼食を食べて日本のアクターは 超満腹状態であった。 ホテルコートメリディアンの正面に て。プール付きのホテルでとても居 心地がよかった。 ジープニーの中。室内がすごく狭い。 頭をぶつけ内容に気をつけないとい けない。またエアコンが効かないの で、窓を開けるが土埃で死にそうに なる。 老人ホームでは、日本とフィリピン のアクター同士で交流会も行った。 フィリピンのアクターからは歌をプ レゼントしてもらい、私たちは妖怪 ウォッチ(!)を踊った!
  • 26. 老人ホーム アエタ族村 11/22 Sun. 12:30 16:30 25 DAY 2 Route & Activity ホテル コートメリディアン カルチュラルゲームというミニゲー ムを子供達と行った。運動会で行う 障害物競争のようなであった。アク ター同士でも行ったが、子供のよう に楽しんでいた! アエタ族の村に到着。まず子供達が 合唱のプレゼントをしてくれる。村 は木造りや簡単な石造りの家と広場 があるくらいだけど、子供達の顔は 輝いていた。 ゲームも楽しみ、フィーディングな ど、今までの経験することのなかっ たことを経験することが出来た。各 アクターは今回の海外研修で学ぶこ とが大きかったようだ。 アエタ族の子供達に、日本から持って きたおもちゃをプレゼントした。子供 達は大はしゃぎで、おもちゃが取り合 いになってしまう状況であった・・・! ジープニーを乗り継ぎアエタ族の村に 向かう。人里離れた山奥にあり、水や フィーディング用の食料を運ぶのも一 苦労。 日本のおもちゃで遊ぶ子供達。とても 珍しいらしく、飽きることなくずーっ とそれらで遊んでいた!
  • 27. ハーバーポイント 11/22 Sun. 18:00 22:00 26 DAY 2 Route & Activity ホテル コートメリディアン Seafood Seafood of Island 日本のアクターとフィリピンのアク ター同士の交流パーティをおこなった。 こちらはフィリピンの伝統料理で、お めでたい席で素手で食べるとのこと。 日本のアクターとフィリピンのアクター 同士でバナー交換を行った。日本からは リピン側は情報が伝わっておらず、それ ぞれ思い思いの品をもらった。 交流パーティーのあと、近くの酒場にて 小一時間ほど最後の交流を行う。そこで は燃えるシャンパンタワーを体験できた り、フィリピンの若者同士で行うゲーム などを教えて貰った。 村から帰還し、お土産購入のために ショッピングモールへ。フリーポー トゾーンには、日本と同じような ショッピングモールがある。 レストランでは、交流をさらに深め ることができた。すでにだいぶ仲良 くなれていたので、フィリピンのこ とやお互いのことの話で盛り上がっ た。(手塚さんのモテッぷりがすごかった。) 交流パーティー最後の一枚。今回の 海外研修でも佳境に入る。お互い APRRC や他の機会にまた会おうとい う誓いを立てた。
  • 28. ニノイアキノ空港 11/23 Mon. 27 DAY 3 Route & Activity ホテル コートメリディアン 成田空港 オロンガッポとマニラを結ぶ高速バス。 中は日本の高速バスと変わらない。高 速道路は日本が建設したらしく、仕組 みも形もよく似ていた。また日本産の 車もよく走っていた。 ニノイアキノ空港まで来てくれたフィ リピンアクターたち。最後まで笑顔で 話してくれる。 到着後はバラバラになるため、ニノイ アキノ空港で解散する。3日間の弾丸 ツアーだったけれど、多くのものを得 た海外研修であった。 最終日の朝。あとはもう日本に帰国 するだけなのだが、朝早い中見送り に来てくれたフィリピンのアクター たち。 マニラ近郊の街並み。大きなビルは マニラ付近にしかなく、それを外れ ると商店や露店が立ち並び、人が密 集している風景が続く。交通事故は 日常茶飯事とのこと。 3日間でとても仲良くなったため か、別れるのがとても名残惜しい。 『また会おうね』とお互いに言い合っ た!
  • 30. 30