防災への備えについての資料を掲載致します。

1. 産業医 小出 龍郎
防災への備え

2. 職場の備え

3. 工場防災
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4. オフィス防災
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5. 家族防災
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6. 職場で地震が起きたら
地震発生∼発生直後
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7. 職場で地震が起きたら
発生数分∼数時間後
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8. 職場で地震が起きたら
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9. 安全に帰宅しよう
１）身の安全を確保
※二次災害から身を守るため帰宅困難者用の施設
で混乱が収まるのを待つ
２）家族の安否を確認
※あらかじめ決めた方法で安否を確認
災害伝言ダイヤル等複数の方法で連絡する
３）正確な情報を把握
※ラジオやインターネット、テレビ等から情報収
集
デマやチェーンメールに惑わされない
４）帰宅ルートを確認、必要な備品を準備
※帰宅用の安全ルートを確認
飲料水、携行食を準備
５）情報収集をしながら無理せず帰宅
※状況は刻々と変化する 9

10. ○○会社 災害に関するＢＣＰ（事業継続計画）
BCP（事業継続計画）
BCPはBusiness Continuity Planの略で、災害や事故
など不測の事態を想定して、事業継続の視点から対
応策をまとめたもの。
危機発生の際、重要業務への影響を最小限に抑え、
仮に中断しても可及的速やかに復旧・再開できるよ
うにあらかじめ策定しておく行動計画のことです。
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11. ＢＣＰ基本方針
●社員とその家族の生命・安全を確保する
●事業を継続して、企業としての責任を果たす
●地域社会と協調・連携し、地域住民の生活安定に
貢献する
▲人命の尊重
社員とその家族、周辺地域の安全確保が最優先
▲平時からの訓練
不測事態発生時の事業継続及び復旧手順書作成して計画的な訓練
▲業務の復旧
社会的責任から継続業務を特定し再開への対策を実施
▲社会貢献
地域社会に貢献する意識を社員全体で共有し自発的に行動する
ことができるよう努める
行動指針
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12. 安全確保
初期消火 情報収集 避難 応急手当
社員の安否確認 施設の被害情報収集 関係先への連絡等
ＢＣＰ発動の決
定
被害が小さく目標時間内復旧可
被害が大きく目標時間内に復旧不
可
ＢＣＰ発動しな
い
ＢＣＰ発動
就業時間（内）大規模災害発生後の対応フォロー
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13. ①自分、家族や近隣の方々の安全を最優先
②災害の情報収集
④出社
③安否状況を確認
就業時間（外）大規模災害発生後の対応フォロー
※大規模災害の場合は自分自身や家族、近隣の方の生命を第一に考える
※テレビ、ラジオ、携帯電話等で災害情報を収集
とくに地震の場合は津波情報が重要
※安否確認システムを利用する
※自分自身や家族等の安全を確保したうえで出社します
出社できない場合は所属長の支持を仰ぎます
（一例）
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14. 救命の基本

15. ＝薬品＝
●かぜ薬
●解熱・鎮痛剤
●胃腸薬
●整腸薬
●便秘薬
●浣腸剤
●かゆみ止め
●消毒剤
●湿布剤
●消炎剤
(化膿止めなど)
●目薬
＝救急用品＝
●包帯
●三角巾
●ばんそうこう
●サージカルテープ
●滅菌ガーゼ
●脱脂綿
●綿棒
●ハサミ
●ピンセット
●毛抜き
●体温計
○糖尿病、高血圧、喘息などの慢性疾患で薬を飲んでいる人は、その薬の種類、量を把握す
る。
○事業所内健康管理室（個人情報順守）、自分自身、家族で薬の情報を管理しておきましょ
う。
○お薬手帳の活用（携帯電話等にお薬情報を保管）
備えておきたい薬品 ・ 救急用品
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16. 最低限 えたいグッズ
３日分程度の
水と食料
※保存期間確認
ヘルメット
マスク
軍手 タオル
カッパ
衛生用品
ティッシュ 歯磨き
携帯トイレ
生理用品
懐中電灯
ラジオ
予備電池
マッチ
ナイフ
ろうそく
ビニール袋
●赤ちゃん用品
●ホイッスル
●個人備品（眼鏡、コンタクト、常備
薬）
●身分証明書
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17. 倒れている人を発見したら
①意脚かめる識、呼吸を確かめる
②胸部圧迫、AEDを使用
③出血を確かめる
大規模災害時には救急車は来ない
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18. 救急手当
①意識、呼吸を確かめる
呼びかけてみる
外観のチェック
反応が無ければ気道確保
協力者に援助を求める
気道確保
仰向けに寝かせ、片方の手で額
を押え、、もう片方の人差し指
と中指で顎を上に持ち上げます。
口に中に異物がある場合は、取
り除けるなら除去します
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19. 救急手当
②胸部圧迫
１）患者は堅い所に寝かせる
胸に圧迫を与えるので、床面が柔らかいと効果は半減しま
す
患者の下に板などを入れる
２）圧迫する場所を探す
肋骨の縁に沿って指を中央へずらし、両側肋骨縁の合流点
を
みつけ、くぼみに足側の手の中指をあて人差し指を胸骨上
に
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20. 救急手当
②胸部圧迫
３）垂直に押す
肘をまっすぐに伸ばし、胸骨を垂直に押します
この場合、腕力に頼らず体重をかけます
※人口呼吸と組み合わせる時は人口呼吸２回を行ったら胸部圧迫
を３０回行います。呼吸が回復したら中止
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21. 救急手当
②ＡＥＤを使用
４）ＡＥＤ（自動体外式除細動器）
使い方は簡単
①電源を入れる
②電極パッドを患者の胸部に張る
③ＡＥＤが自動的に心電図を解析する（患者に触れない）
④音声メッセージにより「電気ショック」の指示でボタンを
押す
電気ショック（除細動）で心臓のリズムを回復させま
す
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22. 救急手当
②胸部圧迫・ＡＥＤを使用
ＡＥＤマーク
公共施設等に設置されており、設置場所には
マーク表示があります
こんな点に
注意
１歳未満の乳児には使用しない
１歳以上８歳未満の小児に対しては、小児用
パッドを使用しますが、ない場合は大人用で代
用します
ショック実施後に呼吸が戻っても、ＡＥＤの電
源を切ったりパッドをはがさないで救急隊の到
着を待ちます 22

23. 救急手当
多量の出血
１）圧迫して出血を止める
傷口に直接ガーゼやハンカチを
あて、手で強く抑えます
２）手や足の出血の場合、その部分
を
心臓より高い位置にします。
❤
●心臓の拍動に合わせて吹き出すよ
うな出血は動脈が切れている可能
性があります
●上記の方法で止血できない場合は
傷口より心臓に近い部分で脈の触
れる所を圧迫します 23

24. 救急手当
骨折したら
１）まず安静な体位を
骨折部分の下に枕や毛布をいれ楽
な姿勢をとる
２）患部の固定
副木（傘、定規、割がし棒、板等）
を当
て骨折部分の上下の関節も固定する
３）安静にして病院へ
骨折の疑い
●動かすと強い痛みがある ●患部に腫れがあり押すと痛む ●変形している
●自分で動けない ●顔色が悪く寒がって震える
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25. 救急手当
ねんざ、脱臼、突き指
１）患部を冷やす
２０分くらい水、氷水、寒湿布で患
部を
冷やす
２）患部に布等を厚めにあてて伸縮包帯
や
サポータで間接に負担をかけないよう
軽く固定する
３）整形外科受診
こんな点に
注意
脱臼は素人がはめようとしない
ねんざと骨折は素人では判断できない
ねんざは自然な状態で固定して突き指は伸ばし
た状態で副木をあてて軽く包帯を巻く 25

26. 救急手当
アキレス を切ったら
１）腹ばいにする
２）固定する
つま先を伸ばした状態で副木を当てて固定する
３）安静にして病院へ
立ったり歩かせたりしないで病院へ
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27. 救急手当
やけどをしたら
１）流水で冷やす
●できるだけ早くやけど部分を１０∼２０分間流水で冷
やす
●痛みがあればさらに冷やし続ける
●服の上からやけどをした場合は服の上から冷やす
●皮膚と服が癒着していた場合は無理にはがさない
ポイント
冷却時間は痛みを抑える点では長時間でも
構わないが、体温が低下し震えが来てしま
うようなことは避けましょう
あわててドライアイスで冷やすと逆に凍傷
をおこします
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28. ２）装飾品をはずす
●手や指に火傷をした場合は後で腫れてくるので
指輪や腕時計、ブレスレットなどは必ずはずします
救急手当
やけどをしたら
３）ガーゼをまく
●冷やした後は、清潔なガーゼや
布などで軽く包み
医療機関へ搬送します
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29. 救急手当
やけどをしたら
こんな点に
注意
水泡をつぶさない 薬を塗らない
●水泡ができた時には針でつぶした
り皮をむきとらない
●つぶすと感染症をおこし治療が長
引きます
●冷やした後は自分で薬を塗らない
●アロエや味 を禁物
化膿する恐れがあります
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30. 救急手当
頭を強く打ったら
１）意識を確認する
※意識がない場合は気道確保
２）意識があれば安静にする
※意識があれば毛布や布団を下にして
頭を高めに寝かせる
３）出血があれば止める
※傷口をガーゼやハンカチで止血
４）こぶがあるときは冷やす
※出血がなくこぶがある場合は氷嚢等で冷やす
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31. 救急手当
頭を強く打ったら
こんな点に
注意
●頭を打った時一番怖いのは
頭蓋内出血
脳挫傷
※症状は徐々に出てくるので異常がなくても数時間は安静にし、過激な
運動（活動）は２∼３日禁止
●呼んでもつねっても反応がない ●失禁している ●頭痛、吐き気、嘔吐
●意識があるが反応がおかしい ●体のどこかにしびれやマヒがある
●けがをした時の記憶がない ●目や鼻、口から血や水のような液体が出る
すぐ病院 31

32. 救急手当
胸を強く打ったら
１）衣類を緩め楽な姿勢に
※意識がない場合は気道確保
２）静かに呼吸をさせる
※なるべく声を出させない
３）呼吸や脈、その他の症状を観察
する
４）出血があれば止血をする
※ガーゼなどで傷口を止血
５）打撲した場所を冷やす
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33. 救急手当
胸を強く打ったら
こんな点に
注意
●呼吸のたび胸が痛む時はろっ骨の骨折の可能性があります
●顔色が極端に変色し、呼吸が苦しい、冷や汗をかく、意識が
はっきりしない等のショック状態がある場合、せき込んだり、
血たんが、でる場合は胸膜損傷していることも考えられる
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34. 救急手当
腹を強く打ったら
１）衣類を緩め楽な姿勢に
※両膝の下にまくらや毛布を挟み
ひざを曲げて腹部の
緊張を解きます
２）呼吸や脈をみる
３）吐き気があれば顔を横にする
こんな点に
注意
●食べ物や飲み物は与えない
●冷や汗、吐き気、腹が固く張っている
気を失う等の場合は肺や胸膜が損傷
している可能性があり病院へ搬送 34

35. ●長時間下敷きになっていた時
クラッシュ症候群
瓦礫等で長時間圧迫されると筋肉が壊死
し毒性物質が発生します。
救出され圧迫から解放されることで毒性
物質が一気に血液によって全身に運ばれ
臓器に指名的な障害を及ぼすクラッシュ
症候群になる事があります
こんな点に
注意
●２時間以上重量物に挟まれる
●挟まれた部分がパンパンに張れる
●挟まれた部分の感覚がない、動かない
●茶褐色に変色している
■大量の水を飲ませる（毒性物質の濃度を下げる）
■透析治療の受けられる病院へ搬送 35

36. ●長時間同じ姿勢で脚を動かさない時
別名：エコノミー症候群
※避難生活のため、車等の狭い場所で長時間脚を動かさない
と脚に血栓（血のかたまり）ができる。
※ふくらはぎの深部静脈にできた血栓が
壊れて肺の血管に詰まって呼吸困難か
ら最悪の場合死にいたることもある
ロングフライト血栓症
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37. 企業形態に合った対策がもっとも重要
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