インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都で使用したスライドです。京都のことを調べるための基本的な参考図書の紹介、雑誌記事、新聞記事の探し方、レファレンス協同データベースの紹介をしています。

1. 地域のことを調べよう！
2014.02.22
インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都
京都府立図書館 是住 久美子

2. 自己紹介
是住久美子
京都市左京区、岡崎地域
にある京都府立図書館の
司書です。
京都府立図書館
1873(M6)年
「集書院」開設。
全国初の公立の公開図書閲覧施設
1898(M31)年
京都御苑内に「京都府立図書館」を開設
1909(M42)年
岡崎の地に開館
2001(H13)年
新館開館
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3. Wikipedia Town
本日のイベント
国立国会図書館が所蔵する雑誌のうち
「まち歩きオープンデータソン」
約21,350誌の記事・論文の情報が検索できる雑誌記事データ
（「wikipediaタウン」＋「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」）
ベース。記事の本文は見れません。
Wikipediaの内容に関する三大方針
「中立的な観点」
「検証可能性」
「独自研究は載せない」
信頼できる情報源を元に編集することが重要
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4. どこで情報を手に入れるか
図書館や資料館では、信頼できる情報を
数多く収集・保存し、提供しています。
専門のスタッフ（司書・学芸員）が常駐
し、調べ物のお手伝い（レファレンス
サービス）を行っています。
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5. 京都について調べる（基本編）
とりあえず、
引くならコレ！
「京都大事典」（淡交社 1984年）
京都市とその周辺（宇治市・向日市・長岡京市・
八幡市・大山崎町・久御山町）を対象に、主要な
事項を五十音順に配列して解説を付したもの。
約7,200項目を掲載
「京都大事典 府域編」もあり。
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6. 京都について調べる（基本編）
地名から
引くならコレ！
「京都市の地名 日本歴史地名大系 27」
（平凡社 1979年）
地名がわかっている場合は、巻末の索引を利用
して
その土地の情報を得ます。
土地の由来・歴史がくわしく紹介。
関連する人物の記述などいろいろと豊富な情報
が掲載されています。
土地に関連する古文書の紹介もあります。
「京都府の地名
日本歴史地名体系28」もあり。
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7. 京都について調べる（基本編）
地名から
引くならコレも
「京都府 角川日本地名大辞典
上巻 26-1、下巻 26-2」
（角川書店1982年）
上巻は、総説・地名篇。
府内の地名が五十音順に記載。
近代以降はこちらが強いです。
下巻は、地誌編・資料編。市町村別（京都市内
は区別）に現況や沿革等が記載。
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8. 京都について調べる（基本編）
神社やお寺を調
べるならコレ！
「京都・山城寺院神社大事典」
（平凡社1997年）
古代から近世の山城国、平安京造営後は京・
京都と呼ばれるようになった地域の、寺院・
神社が、現存・廃絶を問わずに掲載。
「京都府の地名」「京都市の地名」の関係項
目を基礎に、増補、修正、加筆されたものです。
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9. 京都について調べる（基本編）
人名から調べる
ならコレ！
「京都市姓氏歴史人物大辞典
角川日本姓氏歴史人物大辞典 26 」
（角川書店1997年）
古代から近現代まで、京都を舞台に歴史的に活躍
した人物、あるいは姓氏が、約8,000項目掲載。
巻末の付録資料編には「文献所見近世町人一覧」
があります。江戸時代に刊行された京の名所案内
や買物案内、覚書に記載された人物の名が、職業
別に分類して列挙されています。
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10. 京都について調べる（基本編）
京都の通史と
いえばコレ！
「京都の歴史 全10巻」京都市編
（学芸書林）
京都市の市史編さん所が昭和43年から
51年にかけて刊行した京都の通史で、
記載の対象は昭和46年まで。
1巻から9巻が通史編。
10巻は「索引年表」となっており、京都
の年表と各巻の索引を兼ねています。
10

11. 京都について調べる（基本編）
行政区毎に
見たい時は
コレ！
「史料京都の歴史 全16巻」
京都市編（平凡社）
「京都の歴史」の「資料編」。
第1巻は「概説」、第２巻から第5巻
は京都市全域を対象に分野別に編集、
第6巻以降は行政区別に編集されてい
ます。
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12. より上級を目指す人は
京都に関する資料は、京都府立総合資料
館が重点的に収集しています。
全国でここにしかない書籍や
古文書・行政文書なども閲覧できます。
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13. 雑誌記事・論文を探す
https://ndlopac.ndl.go.jp/
国立国会図書館が所蔵する雑誌のうち約21,350誌の記事・論
文の情報が検索できる雑誌記事データベース。登録利用者に
なると、Webから郵送複写の申込み可能。
図書館を窓口にして、記事・論文の
複写（コピー）を取り寄せることが
できます！
http://ci.nii.ac.jp/
国立情報学研究所が運営する、学協会刊行物・大学研究紀要・
国立国会図書館雑誌記事索引DBなど、学術論文情報を検索の
対象とする論文データベース。一部の記事の全文が見れる。
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14. 新聞記事を探す
明治以降の新聞を原紙、縮刷版、マイクロフィルム、
CD/DVD-ROMやデータベースで閲覧できます。
５大紙（読売、朝日、毎日、日経、産経）と京都新聞は
データベースやCD-ROMから、「キーワード」などで
記事を検索することができます。
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15. レファレンス事例を探す
http://crd.ndl.go.jp/reference/
国立国会図書館と全国500以上の図書館が協同で
運営しているレファレンスサービスのデータベース。
レファレンス事例や調べ方マニュアル等を掲載。
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16. レファレンス協同データベース
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17. レファレンス協同データベース
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18. 著作権について
スタート
① 「著作物」かどうか
思想又は感情を創作的に表現したものであっ
て、文芸、芸術、美術又は音楽の範囲に属す
るもの。
NO
※客観的な事実や事象は人の精神的活動が
生み出したものではないので、それ自体では
著作物ではない。
保た
護だ
等し
を、自
別人由
に権
考・利
えプ用
るラ可
必イ
要バ能
あシ
りー
YES
18

19. 著作権について
②保護の対象となる著作物かどうか
憲法その他の法令、告示・訓令・通達等、判決等、こ
れらを国等が編集・翻訳したものは著作権の対象と
はならない。
YES
NO
保た
護だ
等し
を、自
別人由
に権
考・利
えプ用
るラ可
必イ
要バ能
あシ
りー
19

20. 著作権について
③著作権の存続期間が満了しているか
原則：著作者の死後50年まで
例外：公表後50年まで
（無名･周知変名･団体）
公表後70年まで（映画）
YES
※昭和32年までに公表された写真は自由利用可。
保た
護だ
等し
を、自
別人由
に権
考・利
えプ用
るラ可
必イ
要バ能
あシ
りー
NO
20

21. 著作権について
③ 「権利制限規定」が適用できるか
著作権法第32条第1項（引用）など
YES
NO
原則：著作権者からの許諾が必要
保た
護だ
等し
を、自
別人由
に権
考・利
えプ用
るラ可
必イ
要バ能
あシ
りー
例外：出版物等に自由利用を認める旨の表示がある場合
「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」など
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22. 引用について
自分の著作物の中に別の著作物を
取り込む場合に適用される。
以下の要件をクリアする必要がある
・主従関係
・明瞭区分性
・出所の表示
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23. 終わり
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